verse, prose, and translation
Delfini Workshop
冬の日:狂句こがらしの巻(3)
2013-03-04 / 芭蕉
■旧暦1月23日、月曜日、
(写真)塩麹に二日漬けこんだチキンに、越前塩を揉み込み、黒胡椒を挽いて、オーブンで焼いたもの。塩麹は、家人が作ったものだが、これがあると、単純な料理も、実に深みが出てくる。上の料理はシンプルだが、素材の旨みを十分に引き出した一品になったと思う。
1月半ばに引いた風邪がやっと抜けた。一ヶ月半かかった。基礎体力の衰えを感じる。風邪をひいている間は、特養に行くことはできなかったので、今日、行ってきた。やはり、一つところに押し込められると、いくら、個室とはいえ、ストレスがたまるようだ。しかも、圧迫骨折を経験しているので、身体のどこかしらが痛む。ストレスは二重にかかる。車いすのまま、館内と庭を一時間程度散歩したら、だいぶ、顔色がよくなった。スタッフの人によると、2月は寒いから、外へは連れ出さなかったらしい。当然の判断と思う。老人は、風邪を引いたら、肺炎などを併発して、下手したら、死んでしまう。
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上の動画は、友人の劇作家・映画監督の島春迦氏が制作した映画のプロモーションビデオであるが、3月14日(木)に、横浜で上映会が開かれる。この映画は、監督の故郷、種子島西方の馬毛島(まげしま)に米軍基地移転問題が発生したことで、制作を決意したという。監督を務めながら、雑務をこなし、小道具も作り、その熱意に、出演者やスタッフのほとんどがノーギャラで協力したという。基地問題や故郷喪失問題、都市と地方の問題といった、3.11以降、一層鮮明になってきた諸問題を射程に入れたアクチュアルな映画になっている。お時間のある方は、ぜひ、ご覧ください。
記
3月14日(木) 午後6時開場 6時半開演
(会場)横浜開港記念館
料金:500円
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久しぶりにブログを書くと、お知らせばかりになるのだが、「陸前高田市図書館ゆめプロジェクト」というのをご存じだろうか。読み終えて不要になった本を買い上げることで、その資金を陸前高田市の図書館再建資金にしようというプロジェクトである。買取は、5冊以上は、自宅へ集荷に来てくれるので、本の断捨離を考えている方々には、なかなか便利と思う。
陸前高田市図書館ゆめプロジェクトofficial site、ここから>>>
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毎週土曜日に更新される非常に面白い連載がある。「息子と僕のアスペルガー物語」がそれである。今週で19回目になるが、どれも非常に面白い。
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才能がありながら、現実に適応する能力が低いために、苦難を強いられる人々。やがて、読むうちに、「現実」の方がおかしいのだという確信に変わっていく。
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有明の主水に酒屋つくらせて 荷兮
かしらの露をふるふあかむま 重五
■あかむま=赤馬。安東次男の考証は、読みにくいので、今回は、参考にしなかった。主水と酒と露と、いずれも、水に関連がある言葉が出て来て、一つの世界を構成しているとも言えるが、展開としては新味に欠ける気がした。
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