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飴山實を読む(85)

■旧暦9月29日、月曜日、のち

(写真)山林

体脂肪を測れる体重計で測ったところ、標準値を大きく上回った。体が重く感じるし、ストレスも抱えているので、思い切ったスケジュールの見直しをすることにした。仕事は午前中に済ませてしまって、午後は、心身関連に時間を使うというスケジュールである。早寝早起きが前提になるが、睡眠薬を常用する身としては、これがなかなか厳しい。




細道は犬がつけたる草の花
  『花浴び』

■記憶の中の野良犬の姿や秋の山道が思い出されて惹かれた。人と自然の関係の歴史の痕跡を感じる。野良犬は今はいないし、標高1300メーターの飯盛山にも、小型犬を散歩させるハイカーがいる時代だから、こうした句は、現実を表していない、という人々もいるだろう。だが、こうした人々に支持されている句を読むと、前頭葉だけで作られた都市型の俳句であることが多い。新しさを強迫的に追い求め、価値とする意識は、社会全体の市場化・情報化と密接な関係がある。優れた俳句は、背中から未来に入っていく俳句の中にあるのではないだろうか。



Sound and Vision

Bruce Springsteen - The River (on a street in Copenhagen)
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