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辻と橋







■午前中、洗濯してから、寿広場へ散歩に。きょうは春麗の天候で気分が良かった。ストレッチを行ってから、春の草花の仏の座を一輪摘む。その後、ロッテリアで珈琲を飲みつつ、宮田登著『妖怪の民俗学』を大変面白く読む。辻と橋という空間に関心がある。特に、「辻神」という信仰に関心があり調べている。ここ桶川にも、辻に御幣を設置する風習があり、設置した稲荷神社に聞くと、御幣は神が降りる場所だと言う。辻に設置するのは、交通安全の祈願だと言う。辻という空間は、橋とならんで、特別な意味のある社会空間のようなのだ。民俗学は、民衆の無意識の領域を学問的に扱っており、欧州由来の学問では見えない部分を照射していると感じている。つまり、民衆の無意識も含んだ社会空間論として民俗学を読み替えることができるだろうと踏んでいる。シモーヌ・ヴェイユも、最晩年の手紙で、民話への強い関心を示していた。それは恐らくは、民衆の潜在意識や無意識領域の重要性に着眼したものと思う。午後、詩人のA氏からK出版のパンフレットを二冊受け取る。これで、詩誌esの実務的な部分がさらに一歩進んだ。帰宅後、Zur Ontologie...の翻訳に入る。寿広場で摘んでロッテリアで頼んだ水の中に差しておいた仏の座を一輪挿しに移す。夕方、買い物に出かけ夕食を作る。真鯛のホイル焼きなど。鹿児島のそらまめが非常に美味だった。蕗の薹や菜の花と並んで、そらまめは、食べると春を実感する。夜も、まだ、Zur Ontologie...の翻訳を行う。きょうは、深夜まで粘る予定。





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一日一句(2391)





春の樹のこの確かさをしかと見る






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