Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

洋梨のアップサイド・ダウンケーキ。

2010-11-02 08:51:06 | 料理
本日の朝食実習は、洋ナシのアップサイド・ダウンケーキ。
もう和梨のシーズンは終わりかけていますが、代わって洋ナシがシーズン・イン。今年は猛暑のせいか、和梨は高かったのですが、洋ナシはどうなることやら。

洋ナシは加熱するとリンゴのような味になるので、生で食べるより、料理につかって食べるのがお勧め。
米欧では、洋ナシはもっと小ぶりでイチジクより一回り大きいタイプが主流。皮色も和梨のような茶色が多く、これを加熱して食べるのが一般的です。

アップサイドダウンケーキは、渡米して初めて存在を知ったお菓子。
アメリカでは家庭菓子の定番で、旬のフルーツを使って年中作ることができます。簡単に作ることができるのですが、日本ではまだレシピもほとんど見かけませんね。
今回は、"マーサ"のレシピを参考に大きなラフランス系洋梨を使って朝食用に作ってみました。

今回は型として耐オーブン製鋳鉄フライパンで作ります。
鋳鉄フライパンにてんさい糖と油を入れ、中火で加熱し、砂糖を溶かします。
白砂糖より、色つきの砂糖の方がカラメル色が出やすいので、甜菜糖を使いました。

その間に、洋ナシを半分に切り、芯を取って、皮付きのまま薄切りにします。

薄切りにした洋梨を砂糖が溶けたフライパンの底一面に敷き詰めます。生の状態では多少あふれるくらいに梨を敷き詰めても大丈夫。加熱するとボリュームが減り、ちょうどよくなります。

そのまま洋梨の底面がカラメル化するまで動かさずに10分ほど加熱します。

洋梨をカラメル化している間に、生地を作ります。
ボウルに薄力粉、全粒粉、ベーキングパウダー、シナモン、重曹を加え、混ぜ合わせておきます。
今回は全粒粉を使うので、生地全体が重くなるので小麦粉は薄力粉を使いました。

器に三温糖、卵、ヨーグルト、植物油、リンゴのすりおろしを加え混ぜ合わせておきます。
卵も泡立て不要で、手軽に作ることができるのも嬉しいですね。

マーサのレシピでは、アップルソースを使うのですが、リンゴのすりおろしで代用。もっと本格的なアップルソースを使いたい場合は、すりおろしたリンゴを煮詰めるとできます。
今回は即席仕様でO.K.です。

卵液に粉混合物を加えて、ゴムベラで粉気がなくなるまで混ぜ合わせて生地完成。

カラメル化した洋梨の上から生地を流し込んで、170度に予熱したオーブンに入れて15分間焼きました。
生地がフライパンの淵から浮き上がってきたら焼き上がりです。
生地はフライパン一杯に膨れて、ホットケーキのような感じに。

竹串で焼き加減をチェックして、焼きあがったらフライパンの淵と生地の間にナイフを入れて1周させてから熱いうちに気をつけて大皿にひっくり返します。
これが文字通りアップサイドダウンケーキの名前の由来です。
冷めてからでは、フライパン底面のカラメルが固まって外れなくなるので、熱いうちにひっくり返して、

荒熱を取って切り分けて完成。
冷まして食べるよりも熱々を食べた方がおいしいケーキです。

梨がいい色にカラメル化して、生地はホットケーキのようなちょっともっちりとした食感。
全粒粉が入っているので、ちょっと重くしっかりとした生地で甘いティーケーキでなく、食事ケーキ的。
朝食にはぴったりでした。

晩秋のアップサイドダウンケーキとなりましたが、冬は定番のリンゴで作ってみたいと思います。

このアップサイドダウンケーキを作ってみたい方はこちらを参考にしてください。↓
Cpicon 梨のアップサイド・ダウンケーキ。 by PCWP

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