Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

グラノーラ・マフィン。

2010-11-29 08:57:10 | 料理
本日の朝食実習は、久しぶりにマフィン開拓。
今週は珍しく今のところモニター課題がないので、取り貯めていたレシピを試してみることに。
今回は、"マーサ・スチュワート"のレシピから参考に洋梨とグラノーラのマフィンを作ってみました。

マフィンは基本的に御用達書ものがおいしく、いつも作っているのでのですが、種類が限られてしまうので、種類が圧倒的に豊富な"マーサ"モノを試してみることにしました。今回は、季節柄"洋梨とグラノーラのマフィン"を作ってみることに。
もちろん、砂糖と油分は極力抑えた我が家仕様に変換してですが。。。。

ボウルに強力粉、薄力粉、全粒粉、ベーキングパウダー、シナモンパウダー、塩を加え混ぜ合わせます。
マーサのレシピでは、全粒粉を使うことが多く、繊維質を含んだ材料がよくレシピに登場するのが特徴です。マーサのレシピでは、砂糖や油分の使用量は御用達書よりたいてい多いのですが、一方でヘルシー材料を多用しているところが面白い。ジャンキーなのかヘルシーなのか、よく疑問に感じるところです。
今回もケーキマフィンではなく、朝食仕様なので、強力粉と薄力粉は等量加え、重さを少し加えました。
全粒粉を使っているのでさらに重めの生地にはなると思いますが。。。

別ボウルに卵、三温糖、ヨーグルト、植物油、グラノーラ、荒微塵に切った梨を加えて混ぜ合わせます。
マーサのレシピでは、溶かしバターを使っていますが、バターはできるだけ使わないようにしているので、植物油に変更しました。今回のレシピでは、珍しくバターの使用量が少ないので、減量せず材料だけ替えて等量の油を加えました。
砂糖は梨の量が多いので規定より30%程度削減。

グラノーラもマーサのレシピの常連です。今回は手元にあったライスフレークとブランフレークを混ぜ合わせて"自家製グラノーラ"として加えました。
洋梨も1個と通常より多めに加えるレシピになっていて、梨の量は具材というより生地ボリュームの半量を占めるほどの多量になりました。粉分量の多いマフィンにしては、1個のカロリーはかなり抑えられると思います。

粉混合物に卵混合物を加え、ゴムベラで全体を大きく混ぜ合わせて生地完成。
材料を全て混ぜるだけなので、いつものマフィンより生地はかなり簡単にできました。

マフィン天板にアルミカップをライナーとして入れ込み、カップ一杯に生地を詰めていきます。

最後にトッピングとして、生地の上からライスフレークをさらに小さじ2ずつ振り掛けました。
本来のレシピではグラノーラに砂糖やバター、小麦粉を加えて"クリスピー・トッピング"とするのですが、ライスフレークに少量砂糖が加えられていることもあり、そのままトッピングとして使うことに。

180℃に予熱したオーブンに入れて15分程度焼きました。
焼き上がりは竹串でチェックして、何も付いてこなければO.K.です。

型から取り出して、網の上で15分ほど荒熱を取って完成。

ナッツを使ったトッピングやバターと小麦粉のクラムトッピングを使うレシピはよくあるのですが、グラノーラをトッピングすると、手軽にサクサクしたクラストになり、見た目もよく、焼き色も付きやすいのでいいアイデアですね。

洋梨がたっぷり入っているので、砂糖の量を抑えても甘みは十分。柔らかさもヨーグルトをたっぷり加えているのでモチッとしていて、Chewyな食感。
食感に比べ、油分も少ないので味は軽いのも特徴。御用達書のようなガッツリとしたおいしさではないですが、味は上出来。
バターや卵を泡立てる手間がないので、かなりスピーディに作れ、焼き時間も少なくて済み、朝食仕様としてはうってつけのマフィンだと思います。

少し小ぶりに作るのがポイントで、味、食感ともに女性向けのマフィンですね。
マーサのレシピもライト仕様では、なかなか使えるかも。
たまには御用達書以外のマフィンもおいしいですね。
次回は"ソノマ"や"Epi"のレシピでマフィン開拓してみようと思います。

このマフィンを作ってみたい方はこちらを参考にしてください。↓
Cpicon グラノーラ・マフィン。 by PCWP

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ヨーグルト・コーヒーケーキ。

2010-11-22 08:57:09 | 料理
今週の課題は、チョッパー。
珍しく料理道具のモニターです。

前回はルクエのスチームケースをいただきましたが、今回は、タッパーウェアーさんの「スピーディーチョッパー」。

カップに食材を入れて、蓋についているひもをひっぱるだけで手のかかるみじん切りもあっという間にできる、手動の"ミニフード・プロセッサー"。
少し前からフードプロセッサーを買い替えたいと思っていたところで、小さいサイズのものが欲しかったところ。
バーミックスのチョッパー容器を持っていますが、容器の刃が洗いにくく、使い勝手が少し悪く、パワーも電動の割りにいまいち。よってフードプロセッサーのミニサイズを買おうかと考えていました。

標準サイズのフードプロセッサーではボウルの容量が大きすぎて、少量の材料がうまく刻めないことが多いのが難点。
朝食やお弁当作りなど少量製作をする際の"ちょっと使い"用やナッツなど包丁切りでは飛び散ったりして刻みにくいものをスピーディに刻みたい時に手軽に利用できそうです。

週末二日間は、手土産を持ってお出かけすることになったので、ケーキを2ホール製作することに。ちょうどこのチョッパーの威力を試すべく、刻みナッツがストロイゼルとして必須のサワークリームコーヒーケーキを作ってレシピブログの「スピーディーチョッパーでつくるレシピコンテスト」参加することに。

以前にもサワークリームコーヒーケーキは作ったことがあり、おいしいので、コーヒーケーキの王様だけあって、かなりヘビーな代物。よって今回はサワークリームをすべてヨーグルトに替え、バターの量の減らし、脂肪分を極力抑えたライトな仕様で同様なものを作れないかと試してみることに。

《材料》(6カップバンド型1台分)
・ストロイゼル
 小麦粉          35g
 砂糖           35g
 黒砂糖          40g
 シナモンパウダー    小さじ2
 植物油         大さじ1
 クルミ(お好みのナッツ) 1/3カップ   

・ケーキ
 バター         60g
 卵           2個
 ヨーグルト       3/4カップ
 強力粉         70g
 薄力粉         90g
 砂糖          70g
 ベーキングパウダー   小さじ2
 重曹          小さじ1/4
 塩           小さじ1/6
 チョコチップ      大さじ3


まずは、ストロイゼルを作ります。
スピーディチョッパーにクルミを入れて蓋をし、紐を引っ張って荒微切りにします。
包丁で刻んでもいいですが、飛び散る上に、少量なのに均一に刻むのに時間が意外とかかるので、こういう時はこのチョッパーが便利。

器に小麦粉、砂糖を加えて全体を混ぜ合わせます。
小麦粉は、強力粉でも薄力粉でも余っている方の粉でO.K.。

塊の黒砂糖もチョッパーで刻んで、クルミと共に粉混合物に加えます。シナモンパウダーを加えて全体を混ぜ合わせ、植物油を加えてさらに全体をなじませるように混ぜ合わせます。これでストロイゼル完成。

次にケーキを作ります。
器に卵を割りいれて軽くほぐし、ヨーグルトの半量を加えて混ぜ合わせます。
ヨーグルトがダマ状になりますが、全体に細かく散ったダマ状程度の混ざり具合でも大丈夫です。

別ボウルに強力粉、薄力粉、ベーキングパウダー、重曹、塩、砂糖を加えて混ぜ合わせます。
コーヒーケーキは少し食感を重くした方がおいしいので、強力粉を50%加えた配合にしました。
軽い食感のティーケーキがお好みの場合は薄力粉だけで作ってもいいですね。

そこへ、室温で柔らかくなったバター、ヨーグルトを加えます。
バターとヨーグルトが粉の中でダマになってもそもそと混ざりにくいですが、全体に散った感じになればO.K.。

ヨーグルト・卵液を3回程度に分けて粉混合物へ加え、その都度混ぜ合わせます。
粉気がなくなるまで全体が混ざれば生地完成。

バンド型に油を塗っておきます。

型に生地の1/3量程度を入れて、その上からチョコチッをとストロイゼルの半量を振り掛けます。

残りの生地をストロイゼルにかぶさるように均一に入れて、ゴムベラでならします。
生地がかなり膨れるので型に8分目程度生地が詰まっているのがベスト。

残りのストロイゼルを生地表面に均一に振りかけます。

170度に予熱したオーブンに入れて、45分程度焼きました。

焼き上がりの目安は生地が膨れ上がって、表面がこんがりとキツネ色になり、軽く割れ目ができる程度。竹串を刺して何も付いてこなくなればO.K.です。

オーブンから出して型のまま、30分程度荒熱をとります。

焼きたてはケーキが柔らかいので、冷めてケーキがしっかりと固まってきたら、ひっくり返して型から取り出します。表面のストロイゼルがざらざらと落ちやすいのでアルミホイルなどをかぶせてからひっくり返すといいですね。

ホール状態では岩のような迫力ある仕上がりですが、切りわけるとクグロフのような質感で見た目もよくなりました。
このケーキは、焼きたてより、翌日以降がおいしくなるので、荒熱が取れたらアルミホイルをきっちりかぶせて乾燥しないようにして、一晩室温で寝かせます。

サワークリームで作ったものより油分がかなり減っているので、パサつかないか心配でしたが、油っぽくなく、さっぱりとした生地でパサツキはありませんでした。
モチッとしたリッチ感より、粉の味がしっかりと感じられ、ナッツとシナモンの風味がよく利いていて美味。

表面のストロイゼルはカリカリで中のストロイゼルはしっとりとしていて同じストロイゼルなのですが、食感が2つ味わえるのも面白いところ。

やはりコーヒーケーキの王様は、ライトな仕様にしてもおいしいですね。

ストロイゼルを作るのが少々手間なのですが、このチョッパーを使えば気軽に作れるお菓子になりそうです。

レシピブログの「スピーディーチョッパー」を使ったレシピコンテスト参加中

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焼き芋スコーン。

2010-11-18 07:46:16 | 料理
ここ数年、焼き芋がスーパーで手軽に買えるようになってきました。
去年までは冬場限定だった焼き芋売り場は、今年は夏もずっと据え置かれていて年中買うことができるほど。
でも夏場の値段は冬場の2倍で、大きさは半分と、コストパフォーマンスが良くなかったのですが、ここのところ寒くなってきたこともあり、芋も大きくなってきて、特売で最安値まで値段が下がるようになってきました。

先日、今秋初めて買った焼き芋は見た目はまずまずなものの、まだ味がいまいち。
焼き加減もあるかもしれませんが、水分が足りず、ぱさぱさでやや固め。新芋でないのかも。

ということで、そのまま食べるのをやめて、翌日に朝食用にスコーンにまぜてみました。
今回はマーサのビスケットのレシピを参考にしてみました。

《材 料》 (6個分)
強力粉          35g
薄力糖          60g
三温糖          大さじ1
ベーキングパウダー  小さじ1
重曹           小さじ1/4
塩           小さじ1/4
バター           40g
焼き芋          (小)1本
牛乳         大さじ3
ヨーグルト       大さじ2

まず、サツマイモのピュレを作ります。

焼き芋は冷めて固くなっていたら電子レンジに1分ほどかけて柔らかくし、皮をむいてボウルに入れ、フォークやスプーンの背で潰します。

潰した焼き芋に牛乳を加えて混ぜ合わせ、ピュレ状にします。
焼き芋の水分量によって、加える牛乳の量は調製します。
アメリカには、サツマイモは2種類あり、"Sweet poteto"と"Yam"。"Sweet poteto"と呼ばれる芋は見た目と食感はサツマイモっぽいですが、味と中身はジャガイモ系。中身の色も白く、甘みも少ない。
一方、"Yam"の方は、中身もオレンジ色で甘みがあって見た目はサツマイモっぽいのですが、水分量が多く、ふかすとベタベタになり、どちらも日本のサツマイモとは少し違ったものです。カボチャもまたしかり。
よって、アメリカのカボチャやサツマイモを使うレシピを日本で作る場合は食感や味の違いを少し考慮する必要がありますね。
また、ピュレ状の缶詰を使うレシピも多いので、こちらはさらに日本では見かけないものなおで、特に味やフレーバー、形状などを熟知していないとかなり違ったものになる時があり、特に注意が必要です。

マーサのレシピでは"yam"のピュレ缶を使っているので、かなり水分量が多いピュレであることが予想されます。
よって、ちょっと緩めのピュレにし、使うまで冷蔵庫に入れておきます。

ボウルに強力粉、薄力粉、甜菜糖、ベーキングパウダー、塩、重曹を加え、混ぜ合わせます。
今回も朝食用で、食べ応えのある食感にするために強力粉と薄力粉のミックス仕様。ただし、ふんわりした食感重視なので、薄力粉多めの配合にしてみました。

冷たいバターを粉の上に載せ、粉をまぶしながら包丁で荒く刻み込みます。

バターが小豆粒くらいに細かく切り混ぜられたら、指先でもみこんで荒砂状にします。

バター粉へ冷えたサツマイモのピュレとヨーグルトを加え、ゴムベラで軽く混ぜ合わせます。

まだ混ざりきっていない状態の生地をラップの上に取り出して、ラップの端を持ち上げながら、ラップごと、生地端を折りたたみながら押し固めます。
マーサのレシピでは、バターミルクを使っていますが、今回はヨーグルトで代用しました。

何度か折返してやっとまとまる程度になったら、5cm厚程度の円盤状にまとめます。
混ぜすぎないようにすることがポイントで、まだ粉っぽい状態でも大丈夫。

生地を成形をします。
クッキーカッターを使って生地を切り出してもいいし、包丁で切り分けてもO.K.。
今回は放射状に6個に切り分け三角形にしました。放射状に切ると、切りくずができず、切りくずをまとめる作業が不要で1回で成形が終わるので便利です。

天板の上にセルクルを載せ、切り出したスコーンを詰めます。

ヨーグルト(分量外)を少量スコーンの表面に塗っておきます。

210度に予熱したオーブンに入れて、15分ほど焼いて完成。

サツマイモが入っているので、しっかりとした食感ですが、カチカチにはならず、モチモチとした感じでもない、"Chewy"なスコーンになりました。
ほんのりとしたサツマイモの甘みがあって、そのまま食べるだけでなく、スープや肉料理の付け合せとしてもいいですね。
このスコーンも焼きたてがおいしいので、温かいうちに食べるのがベストです。

サツマイモのおかげでバターや粉が通常のスコーンより少なくて済むのもうれしいところ。
焼き芋が余った際にはぜひどうぞ。

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リンゴとクランベリーのイージーケーキ。

2010-11-17 08:43:36 | 料理
久しぶりに朝食実習報告。

先週末から新作の編み物を始めたため、ブログ停滞気味。特に今回はダブルフックアフガン編みという新しい編み方で編んでいるので、なかなか面白い。

それでも、毎朝何やら粉モノ作っているのですが、ブログの作成時間が編み物時間になっていて、なかなかブログへのモチベーションが上がらないところ。
編み物の様子ははまた、別の機会に報告しますので、今回は、本日作ったちょっと変わった"イージーケーキ"の報告をすることに。

久しぶりに"Epi"からの参考。
今週の"Epi"には、イギリスで有名な料理研究家"Ina Garten"の特集があり、彼女のレシピを作ってみることにしました。
彼女の料理は基本的にフランス料理がベースになっているので、見た目はおいしそうなのですが、かなりヘビーな要素が多く、砂糖、生クリームや油を多用するレシピが多いので、今まで敬遠気味でした。
今回は彼女のレシピからかなり油脂・砂糖を抜いて試しに作ってみることに。

今回のケーキはリンゴとクランベリーを使った簡単なケーキで、耐熱ガラスの器に作ってざっくりすくって盛り付けるスコップケーキ・タイプ。
果物を生のまま底に入れて生地を流しかけるので、コブラ的な要素もあるちょっと代わったケーキのようです。

作り方は"イージーケーキ"の名のごとく、至極簡単。

《材料》(18cm径浅ボウル1個分)
リンゴ            (小)1個
ドライクランベリー     大さじ3
甜菜糖(三温糖)      小さじ2
レモン汁          大さじ1
グランマルニエ(あれば) 大さじ1
シナモン(粉)        小さじ1/2
卵              1個
砂糖            大さじ3
植物油           大さじ2
ヨーグルト         大さじ3
強力粉           35g
薄力粉           35g


リンゴの皮と芯を取り除き、ざく切りにします。大きさはお好みで良いのですが、ジャム的な食感にする場合はみじん切りに、ゴロゴロとリンゴの食感を残したい場合は角切りにします。今回は、ちょっと集めのいちょう切りといったところ。

焼き型となる耐熱ガラスボウルに油も塗らずに、切ったリンゴを入れて、甜菜糖、ドライクランベリー、レモン汁、グランマルニエ、シナモンパウダーを加え混ぜ合わせます。

"Ina"のレシピでは、クランベリーも生でなのですが、今回は"Cotta"さんからのプレゼント商品のドライを使用。柔らかくて酸味も穏やかで大粒のクランベリーです。オレンジ果汁とオレンジの皮を削ったものもレシピには書いてありますが、グランマルニエとレモン汁で代用しました。

卵を卵黄と卵白にわけ、別ボウルに卵白を加えて泡立てます。砂糖を少しずつ加え、ツノが立つまでしっかりとしたメレンゲを作ります。

分けておいた卵黄を加え、さらに泡立て、もったりとリボン状にたれるくらいに泡立てます。
"Ina"のレシピでは卵は泡立てる指示はありませんが、スタンドミキサーで2分ほどパドル攪拌しているので、こちらは手混ぜですが、泡立ててみることに。

さらに植物油とヨーグルトを加えて混ぜ合わせます。
"Ina"のレシピでは溶かしバターとサワークリームを使っていましたが、サワークリームは少量なのでヨーグルトで代用。バターも溶かさなくてよい植物油にして、量もレシピの半分に押さえ、ダブルで油脂分を減らしました。

最後に強力粉と薄力粉を直接卵液に加えて、ゴムベラで全体を大きく混ぜ合わせます。事前に粉を混ぜ合わせる必要もなく、ベーキングパウダーや重曹などの膨張剤を全く加えないので、びっくりです。
朝食用に食べ応えを出すため、今回も強力粉と薄力粉のブレンド。ティーケーキ的にしたい場合は薄力粉のみでもいいかも。
生地は基本的にはスポンジケーキの作り方なので、かなり軽めの生地に仕上がりました。

できた生地をリンゴを入れた器に流し込み、表面をゴムへらで平らにならして、165度に予熱したオーブンに入れて25分間焼きました。
今まで作ったケーキの中では、焼き時間は長い方。生のリンゴが大量に入っているので火を通すのに時間がかかります。

ケーキ生地の表面がふっくらとして表面が割れ、こんがりとキツネ色に色づき、中のリンゴから煮汁が出てふつふつと器に淵から滲み出て沸き立ってきたら焼き上がり。

そのまま5分ほど荒熱をとって、煮汁がケーキ生地に少し吸収されたら食べごろ。
今回のケーキは、熱いうちに食べる方がベスト。

スプーンでざっくりすくって盛り付けます。
"Ina"のお勧めはアイスクリームを添えて食べること。さすがに朝食用にそこまでヘビーにはできませんので、そのままざっくりと盛り付けて完成。
グランマルニエの香りがふんわりと香り、見た目の素朴さの割りとは対照的な感じ。

リンゴから煮汁がかなり出たので、"生地がベタベタになるのでは・・・"と少々危惧しましたが、焼き上がりはふっくらしっとりとなり、ベーキングパウダーを使っていないのに、スポンジ的な厚みのあるケーキとなりました。
アップサイドダウンケーキのひっくり返さない焼きっぱなしバージョンに似ていますが、卵を泡立てているためか、ふっくら感は今回の方が上々。
砂糖も油脂も半量ですが、味はリンゴの甘みが利いていて、食感も煮汁がケーキ生地に吸われてしっとりさを保っていました。

簡単ながらも想像以上においしかったので、"Ina"のレシピもなかなかですね。油脂や砂糖の量を調整すれば、かなり使えるレシピが多いかも。
他のレシピもぜひ試してみたいと思います。

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洋梨のチョコスフレケーキ。

2010-11-12 08:06:29 | 料理
今週の課題第3弾。
レシピブログの「おうちパーティーレシピコンテスト」参加中。
残りのテーマは"デザート"ですので、水切りヨーグルトを使ってスフレ風な柔らかい洋梨ケーキを作ってみました。

小岩井さんのヨーグルトは、他社さんのものに比べて、かなりクリーミー。
水様状でかなりやわらかめのヨーグルト。ドレッシングなど汁系で使うにはいいですが、水分を調整しなければならないケーキなどは、水切りをした方がいいかもしれません。
でも見た目とはちがい、水っぽくなく、コクがあり、酸味が抑えられて上品な味がします。ゆるいマスカルポーネチーズ的なので、料理の隠しコク出しとしていいかも。
今回は、バターを減らし、コクとふんわり感を補うためにヨーグルトを入れてみました。

<材料>(18cmタルト型)
クルミ(むき実)               1/4カップ
砂糖                     大さじ3
バター                     30g
卵                       1個 
ココア・パウダー               小さじ4
薄力粉                     大さじ2
小岩井 生乳100%ヨーグルト(水切り)  大さじ1
洋梨                      (中)1個
ブランデーリキュール(あれば)      小さじ1
アプリコットジャム(あれば)        大さじ2

フードプロセッサーにクルミと砂糖を加え、クルミが粉状態になるまで切り刻みます。
ナッツは今回、クルミを使いましたが、アーモンドでも松の実でもお好みのナッツでO.K.。
薄力粉の分をナッツ粉に置き換えるとさらに風味のよいリッチな仕様に。

粉状になったクルミ・砂糖にココアパウダー、室温で柔らかくなったバター、卵、薄力粉、水切りヨーグルト、ブランデーリキュールを加えて、全体が滑らかになるまで攪拌します。
早くも生地完成。フードプロセッサー内で作るのであっという間にできました。
粉系が少ないので、思ったよりゆるい生地に。

底が取れるタルト型に油を塗っておき、生地を流し込みます。

ゴムベラで型全体に均一に延ばし広げます。

次にトッピングの洋梨の準備。
洋梨を皮をむき、1/4に切って芯をとり、3~5mm程度の縦薄切りにします。

タルト型のチョコ生地の上に円状に少し端重ねながら一枚ずつ並べます。
洋梨は焼くとかなり縮むので、ぎっしり重ねて並べるくらいがちょうどいいかも。

170度のオーブンで15分ほど焼きました。
ココア生地なので、焼き色は分かりにくいですが、ケーキがふっくら一回り膨れ、梨がややあめ色になっていれば、竹串で生地を刺してチェックします。

焼きたてはかなり柔らかい仕上がりですが、串にドロッとした生地が付いてこなければO.K.。
あまり焼きすぎると薄いのでカリカリになってしまうかも。

このケーキは、スフレ系なので焼きたてもおいしい。但し、焼きたてはケーキが柔らかいだけでなく薄いので切り分けが難しい。すくって食べたいくらいのケーキです。

少し表面が冷めて固まったら、アプリコットジャムを少量の水で溶いたものを塗ってツヤだし。
家族用ならジャムは要りませんが、この日は高校時代の友人が来宅するので、そのデザートとして提供予定。よっとちょっとおめかし仕様にしました。

型のまま、さらに冷まして、ジャムとケーキが固まれば、型からそっと出して完成。

洋梨のほんのりとした甘さと柔らかい食感がこのケーキの特徴。小麦粉かナッツを増量すればもっとケーキらしくなったかもしれませんが、この分量でもスフレ的でおいしい。
さらに水切りヨーグルトを添えて食べるとさらにクリーミーなコクが加わり、おいしかったです。

味が珍しかったのか、1ホールの7割弱を友人一人で完食。
いい食べっぷりで、作り手としては嬉しい限りでした。

友人よ、また来てね。

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チーズ・ポテトフィロー。

2010-11-11 07:30:24 | 料理
今週の課題第2弾。
前回に引き続き、「小岩井乳業さん人気商品5点セット」レシピモニターに参加中。
今回は、メイン料理の課題製作。

この2種類のチーズはどちらも"溶けない"のがウリで、一口サイズで焼いても形が崩れずに、表面はこんがり、香ばしいチーズになる焼いて食べるチーズ。
こんがり焼けるチーズは角切りのマイルド風味の一口サイズの白いチーズ

チーズ&ベーコンの方は、新製品でちょっとスモークチーズのような見た目の一口ウインナー状。
チーズのコクとたっぷりベーコンの旨みをあつあつで楽しめるお食事チーズらしい。

今回はこの濃厚風味と溶けないことを生かして、薄切りジャガイモで包んでオーブンで焼いてみました。

<材料>(20cm 4本分)
ジャガイモ               2個
小岩井 こんがり焼けるチーズ      1袋
小岩井 焼いておいしいチーズ&ベーコン 1袋
植物油                大さじ2 
塩、こしょう、パセリ         少々


作り方は、簡単。
ジャガイモは洗って、芽をとり、スライサーで極薄切りにします。
今回は0.5mm厚にスライス。
皮はむいてもいいですが、今回は剥かずにそのまま使いました。

スライスすると変色しやすいので、あとの作業は手早く。

水に取らずに、そのまま1枚ずつ端を少し重ねながら、オーブンペーパーの上に1列に並べていきます。

1列並べたら、さらに最初の列端に少し重ねながらもう一列同様に並べていきます。

計3列作り、その中央に2種類の焼けるチーズを1列に並べていきます。

オーブンペーパーごと持ち上げて右端を1/4ほど折り返しチーズの上に重ねます。
上から軽く押さえてなじませて、オーブンペーパーだけをはがし、もとに戻します。

同様に左端も折り返して、軽く押さえ、オーブンペーパーをはがしてチーズを完全に包み込み、棒状にします。

上から油を少しかけてジャガイモ表面に塗り、170度のオーブンで10分ほど焼きます。
チーズは焼いても溶けないので、ジャガイモに火が通ればO.K.。焼きすぎるとぱりぱりになってしまうので、乾燥し過ぎない程度に焼き付けます。

オーブンから取り出して、盛り付け皿にオーブンペーパーをはがしながら転がしてひっくり返して盛り付けます。
軽く塩、こしょうで調味して、パセリなどハーブなどを添えてもいいですね。
チーズに味と風味がしっかりしているので、調味はほとんど不要です。

切ると、肉のようにフィリングがごろごろ。
程よい弾力があり、チーズ&ベーコンのスモーク風味がガツンと味を決め、コンガリ焼けるチーズでその味を抑制していて程よく調和。どちらか一つでは、物足りないか、強すぎるですが、2種類のチーズでうまくバランスが取れていい感じ。

ジャガイモから2色のチーズが透けて見えて、見た目もなかなかおしゃれです。
意外に少量のジャガイモで一度にたくさんできるので、大量製作も簡単です。

残る課題はデザート。
洋ナシを使ったものにしようと思ってます。 

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ドライフルーツとナッツのタッシー。

2010-11-10 09:51:45 | 料理
今週の課題は、マスタードとチーズセット。
どちらもブランド品で市販価格は高いものばかり。なかなか嬉しいセットです。

マスタードの方は、もうすでに課題をこなし、レシピを仕上げました。
今回はチーズの課題をすることに。

レシピブログさん企画の小岩井乳業さん人気商品5点セットのレシピモニターで、今回は特にチーズやバター、ヨーグルトなど乳製品5点セットと大盛りです。

その分、課題も厳しく、5点全てを使って、前菜、メイン、デザートの3品を作らなければならず、テーマは、「おうちパーティーレシピ」。

早速、1品目は前菜から作ってみることに。
乳製品は、ワインに合う前菜が作りやすいので、一口で食べられるおつまみを作ってみました。
"タッシー"は、アメリカのお菓子でペカンナッツをつかって作る小焼菓子。

生地はチーズを使って作ることが多く、フィリングをペカンナッツとカスタード。
今回は、生地にモニター品の"ぬるチーズ"を使い、フィリングに"レーズンアンドバター"とドライリンゴを使って女性向けのちょっと甘めのスターターにすることに。

<材料>(5個分)
・生地(クラスト)
 アーモンド              20粒
 小岩井 ぬるチーズ        30g
 バター                25g
 薄力粉               50g

・フィリング
 卵                   1個
 砂糖(甜菜糖)            大さじ2
 練乳                 大さじ1
 小岩井 "レーズンアンドバター"  小さじ2
 ドライ・フルーツ(リンゴ)      15粒
 アーモンド・スライス        大さじ5


まず、生地を作ります。
フードプロセッサーにアーモンドを粒ごと加え、細かく粉状なるまで刻みます。
アーモンドは皮付きのままでもO.K.。クルミでも他のナッツでも代用できます。

粉状になったアーモンドを取り出さず、そのまま"ぬるチーズ"と室温で柔らかくなったバターを加えて混ぜ合わせます。
通常のタッシーはペカンナッツを粉にし、マスカルポーネチーズとバターをボウルで混ぜ合わせて作りますが、今回はすべてフードプロセッサーで作ってみました。チーズも"ぬるチーズ"を使うとすでに柔らかい状態なので、練りこみやすい。風味も塩味がほんのり利いてクリーミーなので、そのままパンなどに塗って食べるだけでなく、料理にも使いやすいですね。

さらに、薄力粉を加え、全体がしっとりとしたソボロ状になるまでフードプロセッサーで切り混ぜて生地完成。

5等分にして、ラップを使って丸めます。

マフィン型に油を塗っておきます。

丸めた生地を型底に一つずつ入れて、ラップを使ってカップ全体に薄く押し延ばしていきます。
生地は適度に柔らかいし、ラップを使うので手にべたつくこともないので、簡単に型に沿わせることができました。

次にフィリングを作ります。
ボウルにレーズン・バター、砂糖、練乳、卵を加え、全体を混ぜ合わせます。
レーズンバターがやや固めななおで、液はダマ状になりますが、その他が混ざっていればO.K.。
砂糖は今回、甜菜糖を使いました。

マフィンカップに等分に卵液を注ぎ、ドライリンゴとアーモンドスライスを散らします。
フィリングの量は、型に8分目くらい。
お好みで他のドライフルーツでも代用可能。アーモンドスライスではなく、他のナッツやチーズなどでもいいですね。

170度に予熱したオーブンに入れて15分間焼きました。
クラストが膨れてマフィン型一杯まで高さが競りあがり、思ったよりボリュームがでました。

キツネ色にこんがりと色づいたところで型ごとオーブンから取り出します。
焼きたてはクラストがまだ柔らかいので、型から出すのは要注意です。
スプーンの柄を使って型とクラストの間に差し込んで切り離し、浮かせるように取り出すのがポイント。

網の上で完全に冷めると手で持てるほどに固まります。

一口でつまめ、リンゴの甘酸っぱさとレーズンバターの風味が利いたフィリングとチーズが入ったさっくりとしたクラスとの食感が美味。
クラストにチーズを使うので、パイ生地とクッキー生地の中間的ですが、室温でもべたつきにくいので扱いやすく、成形しやすいのが特徴。
味も重くなく、チーズの柔らかな風味があり、セイボリーでも甘系でも使えるクラストですね。
砂糖を抜いて肉類を詰めてもいいかも。

まだあと3種類、次は何を作ろうかな。

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パンプキン・チーズケーキ。

2010-11-06 15:20:30 | 料理
本日は私の誕生日。
ここ数年はあまり自分の誕生日が好きではない。
というのもこの日に変に期待をして、変に裏切られるから。
日常となんら変わらない毎年この日なのですが、誕生日というだけで、周りに祝いの言葉や自分中心のイベントなどをつい期待してしまう。
それがなかったり、別件で外出予定をいれられたりすると、"わざわざこの日でなくていいのに…。"となって、苛立ち、がっかりする。
そういう自分に"なぜ期待するのか?"とまだまだ精神修行が足りないのを自覚して、さらに落ち込む…。
この繰り返しがここ数年。迷いの30代なのか、40になるまで悟れないのかも。

今年も数日前に予定が別件で発生し、手土産菓子を作ることに。
今回はパンプキン・チーズケーキを作ってみました。

先ずはボトムから。
本来はチョコレートクッキーを砕いて溶かしバターと混ぜて作るのですが、手元にないので、パンをフードプロセッサーにかけて細かく砕き、ココアパウダーを加えて混ぜ合わせます。

植物油を加えて、しっとりとしたクラムを作りました。

型にオーブン紙を敷き込み、クラムを入れて、スプーンの背でしっかりと底に押し固めます。

170度のオーブンに入れて5分ほど焼いて、冷ましておきます。

その間に、クリームチーズ生地作り。
フードプロセッサーに室温で柔らかくしたクリームチーズを加え、クリーム状になるまで練り混ぜます。

そこへ、蒸して皮をはずしたカボチャ、卵、シナモンパウダー、砂糖、薄力粉を加え全体が均一になるまで混ぜ合わせます。
生地の固さをみて、ヨーグルトを加えて水分量を調整します。

できた生地の1/3量ほどをボウルに取り出し、黒蜜とココアパウダーを加えて混ぜ合わせ、色をつけます。

プレーンなカボチャ・チーズ生地を焼いたボトムの上に流し込みます。

上からココア色のカボチャ生地を流し、ヘラかスプーンを使って、大きく渦巻くように数回切り混ぜてマーブル上にします。

この作業が私的には苦手で、なかなかうまく渦巻き模様ができない。今回もちょっとココア生地が多かったようで、表面全体がココア色になってしまった。

170度に予熱したオーブンに入れて、生地表面が固まるまで15分ほど焼いて、オーブンから取り出します。
ベイクドチーズケーキは完全に固まるまで焼くと焼きすぎ。表面が固まった程度で加熱をやめ、余熱で火を通して、冷やして熟成させて作るのがポイント。

完全に冷めたら、型からはずして袋に入れて冷蔵庫で一晩以上寝かせます。
食べる前に四角に切って完成。
チーズケーキは次の日以降がおいしいので、作りおきをするのがアメリカンチーズケーキの基本です。
日本では作ってすぐ食べるレシピが多いですが、スポンジケーキと同様、ベイクドチーズケーキやNYチーズケーキは一晩寝かせて食べましょう。

作って冷蔵庫で寝かせた後、予定がキャンセルに。。。
今年はさらに精神的に過酷な誕生日です。。。

しかたないので、自宅で少しずつ毎日チーズケーキを食べてます。
カボチャをたっぷり加えたので、チーズ風味は弱いですが、滑らかで油っぽくなくておいしい。
ボトムはちょっとパサついてしまいましたが、ビターな風味がケーキのアクセントとなってくれました。

来年こそ、平常心で誕生日が迎えられますように。。。。

このチーズケーキを作ってみたい方はこちらを参考にしてください。↓
Cpicon パンプキン・チーズケーキ。 by PCWP

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洋梨のアップサイド・ダウンケーキ。

2010-11-02 08:51:06 | 料理
本日の朝食実習は、洋ナシのアップサイド・ダウンケーキ。
もう和梨のシーズンは終わりかけていますが、代わって洋ナシがシーズン・イン。今年は猛暑のせいか、和梨は高かったのですが、洋ナシはどうなることやら。

洋ナシは加熱するとリンゴのような味になるので、生で食べるより、料理につかって食べるのがお勧め。
米欧では、洋ナシはもっと小ぶりでイチジクより一回り大きいタイプが主流。皮色も和梨のような茶色が多く、これを加熱して食べるのが一般的です。

アップサイドダウンケーキは、渡米して初めて存在を知ったお菓子。
アメリカでは家庭菓子の定番で、旬のフルーツを使って年中作ることができます。簡単に作ることができるのですが、日本ではまだレシピもほとんど見かけませんね。
今回は、"マーサ"のレシピを参考に大きなラフランス系洋梨を使って朝食用に作ってみました。

今回は型として耐オーブン製鋳鉄フライパンで作ります。
鋳鉄フライパンにてんさい糖と油を入れ、中火で加熱し、砂糖を溶かします。
白砂糖より、色つきの砂糖の方がカラメル色が出やすいので、甜菜糖を使いました。

その間に、洋ナシを半分に切り、芯を取って、皮付きのまま薄切りにします。

薄切りにした洋梨を砂糖が溶けたフライパンの底一面に敷き詰めます。生の状態では多少あふれるくらいに梨を敷き詰めても大丈夫。加熱するとボリュームが減り、ちょうどよくなります。

そのまま洋梨の底面がカラメル化するまで動かさずに10分ほど加熱します。

洋梨をカラメル化している間に、生地を作ります。
ボウルに薄力粉、全粒粉、ベーキングパウダー、シナモン、重曹を加え、混ぜ合わせておきます。
今回は全粒粉を使うので、生地全体が重くなるので小麦粉は薄力粉を使いました。

器に三温糖、卵、ヨーグルト、植物油、リンゴのすりおろしを加え混ぜ合わせておきます。
卵も泡立て不要で、手軽に作ることができるのも嬉しいですね。

マーサのレシピでは、アップルソースを使うのですが、リンゴのすりおろしで代用。もっと本格的なアップルソースを使いたい場合は、すりおろしたリンゴを煮詰めるとできます。
今回は即席仕様でO.K.です。

卵液に粉混合物を加えて、ゴムベラで粉気がなくなるまで混ぜ合わせて生地完成。

カラメル化した洋梨の上から生地を流し込んで、170度に予熱したオーブンに入れて15分間焼きました。
生地がフライパンの淵から浮き上がってきたら焼き上がりです。
生地はフライパン一杯に膨れて、ホットケーキのような感じに。

竹串で焼き加減をチェックして、焼きあがったらフライパンの淵と生地の間にナイフを入れて1周させてから熱いうちに気をつけて大皿にひっくり返します。
これが文字通りアップサイドダウンケーキの名前の由来です。
冷めてからでは、フライパン底面のカラメルが固まって外れなくなるので、熱いうちにひっくり返して、

荒熱を取って切り分けて完成。
冷まして食べるよりも熱々を食べた方がおいしいケーキです。

梨がいい色にカラメル化して、生地はホットケーキのようなちょっともっちりとした食感。
全粒粉が入っているので、ちょっと重くしっかりとした生地で甘いティーケーキでなく、食事ケーキ的。
朝食にはぴったりでした。

晩秋のアップサイドダウンケーキとなりましたが、冬は定番のリンゴで作ってみたいと思います。

このアップサイドダウンケーキを作ってみたい方はこちらを参考にしてください。↓
Cpicon 梨のアップサイド・ダウンケーキ。 by PCWP

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カマン・ロールキャベツ。

2010-11-01 09:24:13 | 料理
今週の課題第2弾。
今回はカマンベールチーズです。

最近は、チーズが何かと良く当たるのですが、今回はカマンベールチーズ。

プレーンのホールタイプは、今まででも購入することが多いチーズでしたが、今回のモニター商品は、切れているタイプでブラックペッパー入り。
店頭では良く見かけていましたが、どんな形状でどんな味なのかいつも興味がありました。

カマンベールチーズは、クセも臭いも少ない食べやすいチーズ。クリームチーズよりはチーズっぽいのですが、柔らかく塩味が少しきいたセイボリータイプです。
カラメルナッツとパイ包みにして焼くと、めちゃくちゃおいしいのでよく使っていたのですが、最近はちょっとご無沙汰でした。

今回のテーマは、クリスマス料理。この塩味とペッパー風味を生かして、ロールキャベツのフィリングにすることに。トッピングを工夫してクリスマス・カラーを出しました。
チーズを肉代わりにして、卵と肉を排除したライト・ベジ仕様にしてみました。

まず、キャベツの葉を蒸します。
今回は、ちりめんキャベツを使用。なかなか見かけないレアなキャベツですが、ちょっと本格的なフランス料理店のロールキャベツはちりめんキャベツを使っています。
普通のキャベツより緑が内側まで濃く、煮ても煮崩れにくくしっかりした葉のキャベツです。
生で食べるにはちょっと固いかも。葉脈がしっかりしているので、ちりめん模様が特徴的な見栄えのするのも特徴です。

包みやすくするために柔らかくするので、味の抜けにくい蒸し加熱にしました。
キャベツを蒸している間に、フィリングの準備。

器に食パンをちぎって入れ、牛乳を加えて浸しておきます。

フードプロセッサーにマッシュルーム、玉ねぎを加え、荒みじん切りにします。

さらに牛乳に浸したパンと牛乳、塩、コショウ少々を加えまとまるまで、切り混ぜます。

蒸して柔らかくなったキャベツ葉1枚にフィリングを大さじ1ほどを載せ、その中央にカマンベールチーズを埋め込み、包み込みます。

もう一枚のキャベツ葉で再度包み込みます。
包み方は俵型でもボール型でも、フィリングが漏れなければO.K.。爪楊枝止めが入らない包み方がベストです。

鍋にロールキャベツを敷き詰めます。煮込む間にキャベツが動いて煮崩れないように、鍋はロールキャベツがぎっしり詰まる程度の大きさを選ぶのもポイント。

昆布とカップ1の水を加えて煮立たせます。

塩、コショウでお好みに調味して、蓋をして弱火で15分程度蒸し煮にしました。。
ベジ仕様でなければ、チキンスープでも可。トマトソースやクリームソースで煮込んでもおいしいですね。
今回は煮汁を少なくして蒸し煮的に加熱しながらフィリングの旨みを煮汁に逃がさないようにしました。

皿にロールキャベツを盛り付け、上からヨーグルトと角切りにしたトマトを載せて完成。
ちりめんキャベツは加熱しても緑色が濃く残り、トッピングの白いヨーグルトと赤いトマトのトッピングでクリスマスカラーに。

チーズはとろけてフィリングと同化していましたが、旨みはきっちりパンフィリングに吸い込まれ、美味。チーズの風味は弱いので、チーズが苦手な人でも大丈夫ですね。肉も卵も使っていませんが、ボリュームは満点でした。

最初から切れているタイプのチーズなので、少量だけ使いたい場合に便利。
残りのチーズはベイキングに使ってみたいと思っています。

このロールキャベツを作ってみたい方はこちらを参考にしてください。↓
Cpicon カマン・ロールキャベツ。 by PCWP

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