Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

アップル・クロスタータ。

2011-04-28 08:56:58 | 料理
本日の朝食実習は、クロスタータ。
イタリアではジャム・タルトのことをクロスタータというようですが、レシピによっては、フィリングはジャムではなく、生フルーツのこともあるようです。

タルトやパイはあまり得意ではなく、生地がうまく作れないので敬遠していたのですが、"Bon"に載っていた"ルバーブ・ラズベリークロスタルト"がおいしそうだったので、久しぶりに作ってみることに。
気温が上がってくると、バターを使うパイ生地はダレやすく作りにくくなるので、今のうちに作っておくことに。

フィリングはレシピではルバーブを煮込んでジャムにするのですが、さすがにルバーブとはいかず、安価なリンゴを生で使う方式で作ってみました。

<材料>(15cm径1台分)
強力粉  30g
薄力粉  70g
全粒粉  大さじ2
砂糖   小さじ2
塩    小さじ1/4
バター  40g
卵    1/2個
牛乳   小さじ1
リンゴ  1/2個


フードプロセッサーに強力粉、薄力粉、全粒粉、砂糖、塩を加え、軽く混ぜ合わせます。全粒粉を加えることで生地の味がよくなるとのこと。強力粉も混ぜているので、今回はしっかりとしたタルト生地になりそうです。

冷たいバターを粉の上において、フードプロセッサーで荒砂状になるまで切り混ぜます。

別ボウルに卵を割りほぐし、牛乳を混ぜておきます。

荒砂状の粉に卵液を加え、小刻みにフードプロセッサーで切り混ぜて、ダマダマのソボロ状にします。
前回の生地作りで学んだのですが、ここでガーッと混ぜないことが生地作りのコツ。
小刻みにフードプロセッサーを数回だけ動かして大きめのソボロ状になったところで取り出すとサクサクとした生地が仕上がるようです。

ラップの上に生地を取り出して、ラップの上から包み込むように生地をまとめます。

そのままラップにしっかり包んで、冷蔵庫で一晩寝かせておきました。
時間がないときは1.5時間程度でもよいとのこと。
フードプロセッサーでタルト生地を作るととても便利。手も汚れず、短時間に生地を作り上げられます。

翌朝、フィリングの準備から。
リンゴの皮をむいて、一口大の薄切りにします。
煮込んでジャムにしてから使ってもいいですが、時間がないのでそのまま載せて焼くことに。朝食用にしたいので、甘さ控えめにするため、砂糖は絡めず、生のまま載せて焼くことにしました。

生地を冷蔵庫からとりだして、ラップに生地を挟んだ状態で麺棒で2mm程度の厚みになるように円形に延ばします。薄めに延ばした方がサクサクとした食感が楽しめます。意外とこの生地は薄くのばしても破れにくく、延ばしやすいですね。

オーブン皿にオーブンペーパを敷きこみ、タルト生地を載せます。
今回はフリーフォーム型にするので、好みの大きさより一周り大きく生地を伸ばします。

生地の中央部にリンゴを山盛りに載せて端を折り返して、ヒダをつけながら円形に形を整えます。
フリーフォームの場合は、フィリングの量や生地の延ばし具合によって形を自由に決められるので、とても楽。
日本ではあまり採用されない成形法なのですが、アメリカではこの形のタルトやパイは定番。ざっくり作れるのですが、仕上がりが型焼より素朴になるから日本ではウケないのでしょうか。。。

卵を生地表面に塗って200度に予熱したオーブンにいれて20分間焼きました。
生フルーツをフィリングに使うと、焼いている間に水分がでて生地がふやけてしまいがちなのですが、今回はリンゴを大降りに切って砂糖を加えずにそのまま焼きこんだためか、リンゴから水分が出ることなく、生地がべたつかずにうまくカリッと焼きあがりました。
ただタルト生地なので、パイのように層状に膨れることはなく、大きさはほとんど変わりません。
今まで作ったタルトでは、途中で形が崩れたりすることは多く、苦手意識があったのですが、今回は、形も保ってこんがりとよい焼き色がつき、サクサク感も上々。
バターもあまり使わなくて良く、そのわりに柔らかくて延ばしやすい生地でした。

網の上で冷ましてから、切り分けて、カッテージチーズを添えてチョコリキュールをかけて完成。生クリームやアイスクリームを添えるのがアメリカ流ですが。。。

味の方は、生地がおいしい。"Bon"にも生地がおいしいとかいてあったのですが、まさしく、よい生地。作りやすく、味もよく、なかなかよくできた生地です。

リンゴには味を加えなかったので、すこし甘さは控えめですが、朝食用にはこれでよかったです。生クリームを添えれば、リッチ感が増し、フルーツがたっぷり入ってボリュームもでて食べ応え満天。
茶菓子用であれば、もう少し甘さが必要かもしれませんね。

"Bon"のレシピでは特別関心するものは少なかったのですが、このレシピは生地に関してはかなり出来がよいですね。

今回の実習でタルト生地のハードルが少し下がった気がするので、セイボリーなものも夕食用に作ってみたいですね。


cotta プレミアムメンバー


にほんブログ村 料理ブログへ
にほんブログ村 料理ブログ レシピ本料理へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キレイになれる本。

2011-04-26 07:42:10 | お試し商品
今週の課題2つ目。
今回は、初めて本のモニター。
モラタメさんから株式会社メディアファクトリーの"キレイになれる本"4種類。
4種類の本の中から1冊が送られてくるのですが、我が家には「美脚ポーズで魅せ脚ダイエット」が送られてきました。

この本は、普段着で出来る、カンタン脚痩せメソッドで、朝・昼・夜の1ポーズで脚がみるみる細くなるというダイエット法の紹介本。
最近は様々なダイエット本が出ているようで、食事法だけなく、運動や体操、呼吸法やツボ押しなどあらゆる分野がダイエット法の対象になっているのでなかなか興味深い。

私の足は、筋肉太り足なので、通常のダイエットではなかなか細くならないので、是非試してみようと思います。

体操的なポーズやストレッチが主なので、空き時間やテレビを見ながらなど実践しやすく、お金も道具もいらないのがいいですね。効果があればかなり儲けモノですから。。。

写真も多く、わかりやすい解説なので誰でも親しみやすいのがこの本の特徴ですね。

モラタメさん、メディアファクトリーさん、ありがとう。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チーズ・ポップオーバー。

2011-04-25 08:26:54 | 料理
震災以降ぱったりとモニター生活が止まっていたのですが、先週あたりから少しずつモニター商品が届くようになりました。
こんなところからでも少しずつ震災から復興していることがわかりますね。

今回のモニター商品は、アルミホイル。
レシピブログの「フライパン用ホイルシートでつくるラクラクレシピ」モニターです。
魚焼用で販売されたフライパンアルミシートは、かなり好評だったようで、今回は魚に限定せず、他の料理に使えないかという企画のようですね。

アルミホイルの熱に強い点とオーブンシートの引っ付きにくさを掛け合わせた便利な耐熱シートです。アルミホイルの片面にシリコン樹脂加工してあります。

もともとフライパンを想定して作られたものですが、オーブン料理にもかなり便利。
ベイカーである私的には、こういうシートは非常にうれしい商品。たいてい敷き紙としてオーブンペーパーを常用していますが、オーブンペーパーは紙なので破れやすいし、ぱりぱりと固いので球形など角型以外の型には沿わせにくいという欠点があります。
アルミホイルだと耐久性はあり、柔らかいので形を自由に替えれるのはよいのですが、食材が引っ付きやすいので困り者。油を塗って解消することもあるのですが、もともと引っ付きにくいものであれば、かなり使用範囲が広がります。

今回は、耐熱性と水分の隔離性にとんだこのシートの利点を利用して、"ポップオーバー"を作ってみることに。
"ポップオーバー"は、"ヨークシャープディング"の個別版で、ステーキの付けあわせとしてアメリカではよく用いられるサイドディシュ。
日本ではまだあまりなじみがないのですが、塩味シューみたいなものですね。

シュー生地より作り方は簡単で、本来は"ポップオーバー型"という専用の型をつかって作るのですが、アメリカの料理道具店で毎度買って帰ろうか迷う商品なのですが、その大きさに断念しています。

生地は簡単なのですが、高温で一気に焼き上げないといけないので、生地が焦げやすく引っ付きやすい。代用のマフィン型に油べったり塗ってもこげると後片付けが大変だし、オーブンペーパーではマフィンカップの型には沿わなし、水分を多少通してしまうので使えない。
よって今まであまり作ることがなかったのですが、今回はフライパン用ホイルシートを使って敷き紙としてその威力を試してみることに。

<材料>
牛乳      120cc
強力粉     40g
薄力粉     100g
塩       小さじ1
卵       2個
ピザ用チーズ  大さじ6


鍋に牛乳を入れて弱火にかけて沸騰直前まで温めます。

その間にボウルに卵を割りいれて、泡だて器でよく攪拌します。

卵を混ぜながら、温めた牛乳を少しずつ加え、混ぜ合わせます。
混ぜながら加えないと、牛乳の熱で卵が加熱されてしまいダマになるかも。

卵液に強力粉、薄力粉、塩を振るいながら加え、全体を混ぜ合わせて、クレープ生地のように仕上げます。生地はこれで完成。

フライパン用ホイルシートを大きめの四角に切って6枚用意します。

マフィンカップに敷きこんでおきます。単に型を覆うだけでなく、生地が漏れないようにホイルシート1枚で型にはみ出る程度に敷きこむのがコツ。

型ごとオーブンにいれて200度に予熱しておきます。
ポップオーバーは型を十分に予熱しておくのがポイントの一つ。
ここからは手早い作業が求められます。

型が十分に熱くなったら、注意して取り出し、油を小さじ1/2ずつ各カップに入れていきます。

生地を各カップに均等に注ぎ分けて、ピザ用チーズを大さじ1ずつ各カップに散らします。

手早く注ぎ分けるために計量カップに生地を移してから注ぐと楽。

すぐにオーブンに戻し入れて最低30分間蓋を開けずに焼きこみます。

途中で蓋を開けるとせっかく膨れた生地がしぼんでしまうので注意です。
シュー生地の焼き方と似ているかも。
シュー生地よりも水分が多いので、焼時間はかなりかかります。見た目で膨れてこんがりとしていても中まで焼けていないことが多いので、じっくり時間をかけて焼くのがポイント。

ベイキングパウダーや重曹などを使っていないのに、想像以上に膨れ上がるのがこのパンの面白いところ。

中身はシューのように空洞になると成功。
甘い生地ではなく、チーズが効いた塩味なので、そのまま食べてもおいしい。

フライパン用ホイルシートを使ったので、型から取り出しも楽。型も汚れないので後片付けも楽。期待通りなかなか優秀です。

通常は肉料理の付け合せなのですが、軽いので朝食にも最適。スープとサラダとこのポップオーバーでなかなかお洒落な朝食になりますね。
チーズを使わず、ジャムを塗ったり、サラダを挟んでサンドイッチ風でもおいしいかも。
なかなか便利なフライパン用ホイルシート、これからヘビーユーザーになりそうです。

クレハ「キチントさん フライパン用ホイルシート」を使ったラクラクレシピ大募集!


cotta プレミアムメンバー


にほんブログ村 料理ブログへ
にほんブログ村 料理ブログ レシピ本料理へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベストエバー・シナモンバンズ。

2011-04-23 07:35:09 | 料理
本日の朝食実習は、シナモンバンズ。
久しぶりにイースト発酵ものを作ってみることに。
昨日は、ダンナさんが夜会食だったので、晩御飯の仕度が必要なかったため時間に余裕ができ、久しぶりにパン生地を仕込んでみることに。

今回は、"Crev"に紹介されていた"Best Ever Cinnamon Buns"を作ってみました。このレシピは"Pioneer Woman cooks"のレシピだとか。
"Pioneer Woman cooks"も最近ブログでよく作られているレシピ元。
ちょっと"かわいい系"のブログですが、味の方は良いためか、アメリカのハードベイカーにはよく出てくる出典元です。

"Crev"でも今までに作ったシナモンバンズのなかで一番との評価。
味を確かめるべく作ってみることに。

<材料>(6個分)
・生地
牛乳       120cc
砂糖       大さじ2
油        大さじ2
ドライイースト  小さじ2/3
強力粉      100g
薄力粉      40g+大さじ1
塩        小さじ1/4
ベーキングパウダー  小さじ1/4
重曹         小さじ1/6

・フィリング
サラダ油     小さじ2
黒砂糖      大さじ2
シナモン(粉)   小さじ2


鍋かレンジで温めた牛乳に砂糖、油を加え砂糖を溶かします。

少し冷まして人肌程度になったら、ドライイーストを加え、5分ほど予備発酵させます。
今回は、アメリカで買ってきたアクティブタイプのドライイーストなので、予備発酵が必要。日本製のものはほとんど予備発酵がいらないタイプなので、5分放置は不要で次の工程へすぐに移れます。

スタンドミキサーに強力粉、薄力粉40g、塩を加え混ぜ合わせておきます。

予備発酵させたイースト液を加えながら、低速でこねていきます。

粉全体に水分が行き渡り、べたついた生地になったら一度こねるのをやめて、蓋をして温かい場所で30分ほど休ませます。
普通ならもう少しこねてから1次発酵になるのですが、今回の手順ではさらに膨張剤を加えるため、この状態でプレ1次発酵することに。
どんな効果があるのでしょうか。。。

30分休ませている間に起爆剤作り。
器に薄力粉小さじ1とベーキングパウダー、重曹を加え混ぜ合わせておきます。

30分ほど経って、少し生地が膨らみ、つながりが良くなったところで、起爆剤の粉を投入。
再度、スタンドミキサーを動かし、生地に弾力がでて、まとまるまで5分ほどこねます。

ボウルに油を塗って、生地を移し、蓋をして、暖かい場所で2倍以上に膨れるまで1次発酵。
今回は、ここまでを前夜に仕込んでおくことに。
一晩発酵の際は、冷蔵庫にいれて発酵させる方がいいですね。

翌朝、大きく膨らんだ生地を打ち粉をしたまな板に取り出して、麺棒で30cm角程度に伸ばします。

延ばした生地の表面にフィリング用の油を塗り、黒砂糖とシナモンを振り掛けます。
お好みでナッツやレーズンなどを散らしてもおいしいですね。
今回はシンプルに黒砂糖とシナモンだけにしました。
"Pioneer"では、ここでバターを100gと大量に塗りこんでいましたが、我が家仕様にかなり少量の油を薄く塗りました。要するに砂糖やシナモンがくっつけばよいわけですから。。。
生地の端からクルクルとフィリングを巻き込みながら巻いて、生地端をつまんでしっかりと閉じて棒状に成形します。


包丁で6等分に切り分けます。

15cm径のセルクルにオーブンペーパーを敷き、生地の断面を上にして均等に配置します。
まだこの状態では生地と生地の間に隙間があって構いません。

蓋をして温かい場所において30分ほど2次発酵させます。
一回り膨らんで、生地の間がうまり、一つのケーキみたいな状態に。

170度に予熱したオーブンにいれて10分ほど焼きました。
生地に巻き込んだ黒砂糖がとけて、フツフツと泡立ち、全体にキツネ色になればO.K.。

オーブンから出して、型をはずし、網の上で荒熱を取ります。

その間にアイシングを作るのですが、今回はサボってココナツクリームを塗ることに。
ライトな甘さが好みの方は、室温で柔らかくしたクリームチーズやサワークリームを塗ってもいいですね。
甘いのがお好みの方は、粉糖に牛乳を少し入れて練ったものやコンデンスミルクでアイシングするといいですね。

いつも作るクイックブレッド系とは違い、イースト発酵のシナモンバンズは焼きたてが最高。
ふっくらとしていて、甘さも程よく、アメリカンなバンズにしては食感が軽い。
強力粉を多めで作っていますが、モッチリ感がすくないので、市販のアップルロールパンみたいな柔らかさ。
確かに食感は今までで最高のシナモンバンズかも。
御用達書は"gooey"なもっちりと重いシナモンバンズで、これはこれでおいしいのですが、今回のものはあっさりとして女性向き。
甘さや油分は減らしていますが、これでも十分おいしい。
味的には、"Pioneer"はヘビー系かもしれませんが、生地の仕様はいいですね。
他のレシピも試す価値は十分ですね。セイボリー系もぜひ作ってみたいと思います。

cotta プレミアムメンバー


にほんブログ村 料理ブログへ
にほんブログ村 料理ブログ レシピ本料理へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マンゴ・ティーブレッド。

2011-04-21 09:05:52 | 料理
ここ最近、マンゴがよく売られています。
アメリカでよく売られていたのは、グリーン色のアップルマンゴーで巨大なもの。
今よくみかけるのは、黄色の小さめのペリカンマンゴ。
アメリカでは、チャイニーズマンゴーと言われていました。
アップルマンゴーの方が大きいので食べ応えのあるのですが、食べごろがわかりにくいので、黄色いマンゴーの方が当たりはずれが少ないかも。黄色のものは酸味が少し強めなのが特徴です。

マンゴーは未熟でも香りはよいため、味のよいものを選び出すのは難しい代物。
よく熟したものでなければ、実が固くあまりおいしくありません。生のマンゴーがあまり売れないのは、未熟を買う人が多いからではないでしょうか?

今回は売れ残りが特売で出ていた完熟マンゴーを使ってティーブレッドを作ってみました。
参考レシピは"Whole Food Market"のレシピから。
オリジナルにさらに先日のパイナップルやココナツクリームの残りなどトロピカル系残りモノを総ざらえして、ちょっとアレンジしながら作ることに。

<材料>(パウンド型(中)1台分)

マンゴ       1個
強力粉       50g
薄力粉       50g
砂糖        大さじ2
ベーキングパウダー 小さじ1/2
塩         小さじ1/4
重曹        小さじ1/4
バナナ       1/2本
パイナップル    (小)1/8本
ココナツクリーム  大さじ1
ヨーグルト     大さじ1
卵         1個


マンゴ、パイナップルは皮を向き、実をみじん切りにしておきます。
バナナはつぶしておきます。お好みでバナナは増量してもO.K.

ボウルに強力粉、薄力粉、砂糖、ベーキングパウダー、塩、重曹を加え混ぜ合わせておきます。
朝食用に少し重めにしたかったので、強力粉と薄力粉を等量配合にしました。

別ボウルに卵、ココナツクリーム、ヨーグルト、マンゴ、パイナップル、バナナを加えて全体を混ぜ合わせておきます。

オリジナルのレシピでは、マンゴをミキサーで事前にピュレにして置かなければならないのですが、手軽に作るためにマンゴーはみじん切りするだけにしました。
他にも植物油を加え、ココナツは細切りのココナツファインを使っていましたが、油とココナツの代わりに残り物のココナツクリームを使って、ヨーグルトを足して代用。

クリーム液に粉類を加えて粉気がなくなるまでゴムベラで混ぜて生地完成。
泡立ての必要がなく、簡単です。

パウンド型にオーブン紙を敷きこんで、生地を流し込み、ヘラで全体に均一に広げます。

175度に予熱したオーブンにいれて20分間焼きました。

焼き上がりを竹串でチェックして生地がついてこなければ焼き上がり。

型から出して冷ましてから切り分けます。
果物の水分でもともと生地が柔らかめに仕上がるため、このブレッドや少々しっかりめに焼いた方がおいしいかも。

酸味の強い果物とヨーグルトを加えているため、起爆剤は十分。よって膨らみはよく泡立てていないですが、ふんわり、モッチリした仕上がりになりました。

冷めてもモッチリ感のあるクラムで、味はマンゴーの風味がよく効いた酸味が引き締まった味。
私的には酸味のあるクイックブレッドは好みでなかなかの美味。
マンゴーやパイナップルの風味がかなり生きて油を使っていないものの、ふんわりとして食べやすい。
これから徐々に暑くなる季節には少し酸味があっていいかも。
確かにこのブレッドは紅茶向きですね。

cotta プレミアムメンバー


にほんブログ村 料理ブログへ
にほんブログ村 料理ブログ レシピ本料理へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ピニャコラーダ・ケーキ。

2011-04-18 08:37:12 | 料理
本日の朝食実習は、"ピナコラーダ・ケーキ"。
少し温かくなってくると、とたんに南国系の食べ物にシフトしてきます。
先日、だんなさんの実家で食べたパイナップルがおいしかったのですが、ここ最近は生のパイナップルを安価で売っていることがなく、手に入れることができませんでした。
先週末に近所の果物屋さんで久しぶりに手ごろな値段で1本売りされているのをみかけたため、早速購入。パイナップルをつかったお菓子を作ってみることに。

今回のレシピは、"Crev"から。さらにこのケーキは"Smitten Kitchen"というサイトのレシピ。最近は、レシピの出典がネットにもぐりこんでいます。
"Smitten"もなかなかよい料理サイトで、レシピも豊富で写真も手順に沿って豊富。
素朴なクラシック系ですが、作りやすそうなのでかなり参考になりそうです。

"ピニャコラーダ"とは、ラムをベースに、パイナップルジュースとココナッツミルクを砕いた氷と一緒にシェイクして作る南米発祥のロングドリンク。ココナツとパイナップルを使ったケーキなので、この名前なのかも。
ココナツはまだ日本ではあまりなじみのない材料なので、食する機会は少ないですね。ということで、どんな味になるのか作ってみることに。

<材料>(15cm丸ケーキ一台分)
強力粉         70g
薄力粉         70g
ベーキングパウダー 小さじ1/2
塩         小さじ1/4
バター        30g
三温糖       大さじ2
卵          1個
ラム酒       大さじ1
ココナツクリーム  1/2カップ
パイナップル    35g
ヨーグルト     大さじ3


ボウルに強力粉、薄力粉、ベーキングパウダー、塩を加えて混ぜ合わせておきます。
今回は強力粉と薄力粉を等分配合。重めの生地にしましあ。

別ボウルに室温で柔らかくしたバターと三温糖を加え、クリーム状になるまでよく泡立てます。

バタークリームに卵を加えて混ぜ合わせます。

さらにラム酒、ココナツクリームを加えて全体を良く混ぜ合わせます。
この状態ではバターが凝集してダマダマの状態ですが、レシピにもこの状態でO.K.とのこと。
ココナツクリームは、よく売られているココナツミルクとは別物。
ココナツミルク缶をあけると濃厚な固形物状のものが缶の上に分離して浮いていることがあり、これがココナッツクリーム。つまり分離した脂肪分で、これだけを集めたものがココナツクリームとして売られています。

粉状のものやクリーム状と形態は色々ですが、すぐに使えるようにパックに入ったクリーム状のものを輸入食品店で購入しました。
値段も1パック150円程度と意外に安かったです。
味は甘みのないバタークリームのような感じ。生クリームよりはやや重めの食感でした。

粉混合物をクリーム混合物に2回に分けて加えて混ぜ合わせます。
思ったより生地はべたついて重たい生地に。

最後に刻んだ生のパイナップルを加えて生地完成。

スプリングフォーム型にオーブンペーパーを敷きこんで、生地を入れます。

マフィン的な固さの生地なので、ゴムベラで型底に均一に敷きこみ、170度に予熱したオーブンに入れて20分間焼きました。

焼き色は思ったほどつかなかったのですが、水分が少ないので、焼き上がりは早い。
焼き上がりは竹串でチェックしますが、ケーキ表面を触ってみて弾力があればO.K.です。
ある程度生地は膨らんできますが、触った感じは焼きしめたフルーツケーキ並みの固さ。

型から取り出して、網の上で冷ましてからトッピング。
レシピでは、アイシングをするのですが、砂糖をあまり使いたくないので、水切りヨーグルトを塗って代用。見た目を同じような感じになりました。

味の方は、見た目より食感はソフト。モッチリとしているわけではなく、軽めの"Chewy"。ココナツクリームを使っているのでいつもにはない独特の食感なのかも。
脂肪分は多めですが、味には濃厚さがでていないのも面白い。かといってパイナップル風味もそれほど効いていないので、もっと入れてもよかったかも。
甘さも弱いのですが、生地も重くないので朝食に食べるにはほんのり甘い程度でも十分。ヨーグルトのトッピングでさっぱりとしているので、ケーキとして食べるより、軽食系ですね。
味はどちらにしても強くないので、子供向けの朝食にはちょうどよいかも。
このケーキも焼きたてより、熟成タイプなのか。。。

焼きたてにパイナップル汁やラム酒を吸わせてジューシーにすれば、ティーケーキ向きでおいしいかも。
想像していた味とは違ったので、なかなか勉強になりました。
バターや生クリームとはまたちがう油分のココナツクリームの使い方をもう少し勉強したいですね。

今回は、パイナップル、ココナツ共に思ったより風味が出なかったので、分量や使い方をもう少し工夫する余地はありそうですね。

cotta プレミアムメンバー


にほんブログ村 料理ブログへ
にほんブログ村 料理ブログ レシピ本料理へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベイクド・パンプキンドーナツ。

2011-04-15 08:35:51 | 料理
本日の朝食実習は、ドーナツ。
先日からドーナツを食べたいと思っていたのですが、イースト発酵というとなかなか朝イチから作り始めるには時間が足りない。
油っぽいドーナツも朝食としてはちょっとヘビーなので、今回も作りやすいライト系のベーキングパウダーを使った焼きドーナツを作りました。

今回のレシピは、"Bite"に紹介されていたブログの"The Craving Chronicles"(以後"Crav"と略。)。
このブログも色々なサイトや料理本のレシピを再現系で、アレンジ系ではないのですが、写真がきれいで種類が豊富。ジャンルは基本的にアメリカン料理ですが、出典が幅広いのでかなり勉強になりそう。

今回は、この中から"ベイクド・パンプキン・スパイスドーナツ"を作ってみることに。このレシピの出典は"Tasty Kichen"とのこと。マフィン的な作り方ですが、食感がドーナツにかなり近いとの評価です。

<材料>(6個)
強力粉     70g
薄力粉     30g
塩       小さじ1/4
シナモン(粉)  小さじ1/4
ナツメグ(粉)  小さじ1/4
クローブ(粉)  ひとつまみ
植物油     大さじ2
三温糖     大さじ3
卵       1個
カボチャ    (中)1/6個
ヨーグルト   60cc

・ディップ
砂糖      大さじ2
シナモン    小さじ1
蜂蜜      大さじ2


カボチャを皮付きのまま一口大に切り、柔らかくなるまで蒸煮します。
煮物に使った残りカボチャでも甘めなら転用できます。

皮をとって、フォークでよく潰しておきます。
"Crav"では、缶のカボチャペーストを使っていますが、日本にはないので、簡単に水煮して潰して代用。

ボウルに強力粉、薄力粉、ベーキングパウダー、塩、シナモン、ナツメグ、クローブを加えて混ぜ合わせます。
今回は、重いChewyな食感にしたいので、強力粉を多めに配合。オリジナルレシピは、香辛料にオールスパイスも入っていましたが、手持ちにないので省略しました。

別ボウルに卵、三温糖、植物油、マッシュしたカボチャ、ヨーグルトを加え、よく混ぜ合わせます。
"Crav"では牛乳を使っていますが、焼ドーナツは固めに仕上がるので、ヨーグルトで代用して冷めても固くならないようにアレンジ。

粉混合物に卵液を加えて、粉気がなくなるまで混ぜ合わせます。
混ぜすぎないように注意します。
ドーナツ生地にしては、緩め。通常のドーナツのように成形することは不可能で、型に流し込むタイプ。
仕上がりにカボチャがどういう風に効いてくるのかが楽しみです。

ドーナツ用天板に油を塗って、生地を均等に入れていきます。

ドーナツ天板の場合は型に目一杯入れるのがポイント。少ないと膨らみが少なくなるので、上下でアンバランスな形になります。
オリジナルでは、ミニマフィン型を使ってボール型ドーナツにしていましたが、ドーナツ天板をせっかく買ったので、ドーナツ型で作ることに。

170度に予熱したオーブンに入れて、15分間焼きました。

焼き上がりは竹串で一応チェック。色づきが悪いので焼きすぎないこともポイントです。
このドーナツ天板はミニオーブンにぎりぎり入らないので、大型オーブンで焼くため色づきはやや不良。
カボチャの黄色が際立つドーナツになりました。

荒熱を取って、温かい間にディップすることに。

小器に砂糖とシナモンを混ぜ合わせ、シナモンシュガーを作ります。

小皿に蜂蜜を入れ、ドーナツの片面を蜂蜜につけて、シナモンシュガーの器に入れて、ディップしていきます。

蜂蜜ではなく、溶かしバターやジャムでも粘性のある甘めのものなら代用O.K.。
全体にまぶしてもいいですが、今回は片面だけにしました。

味の方は、思ったよりふんわりと柔らかい。
ケーキドーナツようながっつり系をイメージしていたのですが、粉っぽさがないホットケーキ調のかなり軽いドーナツになりました。

カボチャは色ほどに効いていないので、もっといれても良かったかも。水分を減らしてもう少し食感を重くしてもよかったと思います。

でも味も食感も前回の焼ドーナツより随分良好。
前回はちょっとパサついた固めだったのですが、今回はふんわりとした感じで甘さも程よく、スパイスの風味も軽い。
焼ドーナツのレシピとしては、悪くないと思います。

少し温かくなってきたので、そろそろイースト発酵の焼ドーナツにも挑戦したいですね。

cotta プレミアムメンバー


にほんブログ村 料理ブログへ
にほんブログ村 料理ブログ レシピ本料理へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トンプソン・コーヒーケーキ。

2011-04-14 08:17:36 | 料理
本日の朝食実習は、コーヒーケーキ。
"Bite"のレシピから全粒粉を使ったチェリーのコーヒーケーキをアレンジして、トンプソン種のブドウを使って作ってみました。

トンプソン種はシードレスの白ブドウで、皮付きのまま食べられるぶどう。
アメリカではこの種のブドウが年中売られていて、よく食べていました。
種もなく皮のまま食べられるので、水洗いするだけ口に掘り込めるおやつ感覚のくだものです。
日本では、年中手に入るというものではないですが、これからブドウの季節になるためシードレスのブドウが手に入りやすくなってきます。

そのまま食べられるところを利用して、チェリー代わりに使えないかと画策。
今回のコーヒーケーキを作ってみることになりました。

<材料>(15cm角1台分)
バター    30g
砂糖     大さじ4
全粒薄力粉  140g
ベーキングパウダー 小さじ1/2
塩      ひとつまみ
ヨーグルト  50cc
牛乳     50cc
卵      1個 
シードレスぶどう (中)20粒
シナモン(粉)   小さじ1/2


ボウルに室温で柔らかくしたバターと砂糖を加えて、泡だて器で白っぽくふんわりするまでよく泡立てます。
砂糖は"Bite"のレシピの半量、バターも規定より減らしたライト仕様にしています。

クリーム状にしたバターに小麦粉の半量を加えてそぼろ状になるまで混ぜ合わせます。

そぼろ状の小麦粉混合物の半量を器に取りおき、シナモンを加えて混ぜ合わせておきます。
こちらは最後に振り掛けるストロイゼル用。
このレシピでは、ストロイゼルと生地を同時に作れるので、便利です。

残りのそぼろ状の小麦粉にベーキングパウダー、塩を加えて混ぜ合わせます。

さらに、ヨーグルト、牛乳、卵を加えて混ぜ合わせます。
"Bite"では、水分としては、牛乳と卵だけですが、膨張剤の起爆剤として牛乳の半量をヨーグルトに置換しました。

残りの小麦粉を加えてゴムベラで全体をサックリと混ぜます。

ブドウは水洗いし、房から一粒ずつにばらしておきます。

生地に加えて大きく混ぜ合わせて生地完成。
コーヒーケーキにしては、今回は少し生地が緩めです。

セルクルの角型にオーブンペーパーを敷きこみ、生地を流し込みます。
ゴムベラで生地を型全体に広げておきます。

取り置いたそぼろ状の小麦粉混合物を生地の上から均等に振り掛けます。

170度に予熱したオーブンにいれて20分間焼きました。

焼き上がりを竹串でチェックして、型のまま10分ほど荒熱をとり、型をはずして網の上で完全冷ましてから四角に切って完成。

この種のケーキ類は焼きたてより冷めてからの方が味がよく、本来の味がわかるのも冷めてからということがよく分かってきました。

焼きたてももちろん柔らかくふんわりしていておいしいのですが、味はやや寝ぼけ気味。生地の味が悪いのではなく、風味や甘みが引き立つのは冷めてからです。
食感も焼きたてより冷めてからの方がややしっかりしてくるので、食べ応えがでてきます。

朝食用となると、焼きたてを食べることが多くなるのですが、仕事から帰ってきてからリフトオーバーのケーキを食べると意外においしいことがほとんどです。
ベーキングパウダーで焼きこんでも、ヨーグルトなどの影響で冷めても固くならないので、本来は前夜に焼いておくのがベストなのかも。

本題に戻って。。。
今回のケーキの味は、少し柔らかめの仕上がりですが、少し酸味のある味。
チェリーを使うより甘みが少ないですが、色がにじまないので、見た目は良好。
ストロイゼルのカリカリ感がよく、別作りになると省きがちなのですが、同時製作なので、きっちり作りやすい。やはりストロイゼルがしっかり載っていると見た目だけでなく、味や食感にアクセントが出て必須ですね。
レーズンとはまた違う生のぶどうの食感と酸味とジューシーさがリッチなコーヒーケーキでした。

cotta プレミアムメンバー


にほんブログ村 料理ブログへ
にほんブログ村 料理ブログ レシピ本料理へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キャロット・カップケーキ。

2011-04-13 07:08:26 | 料理
本日の朝食実習は、キャロットケーキ。
今回は、初登場"Wedenesday Chef"というブログから。
"Bite"のリンクから見つけたブログで、ちょうど"Bite"と"101"の中間的性格。
ナチュラル派というほどでもなく、"Bite"ほどジャンキーでもない。
私のブログと似て、他のレシピ本やサイトの料理を作ってその感想や写真、レシピを載せています。
ジャンルもお菓子だけでなく、スープや肉料理など料理全般のレシピが載っているのですが、シンプルなものが多いので見やすいのも特徴。

今回はこのブログに載っていたキャロットケーキを作ってみることに。
このレシピは、K. DeMasco著の"The Craft of Baking"から取り上げたものらしい。友人に振舞って好評だったとか。

キャロットケーキは今までもいくつかのレシピで作っていますが、今回は人参の量がかなり多いレシピ。
キャロットケーキは油と砂糖をかなり入れるものが多い中で、この2つは控えめなのでまだ良心的レシピかも。
今回は、ローフ型ではなく、マフィン型でカップケーキ状に作ってみました。

<材料>(6個分)
人参  (大)1本
強力粉   50g
薄力粉   100g
シナモン(粉) 小さじ1/2
ナツメグ(粉) 小さじ1/8
塩      小さじ1/3
ベーキングパウダー 小さじ1/3
重曹     小さじ1/6
三温糖    大さじ3
植物油    大さじ3
ヨーグルト  50cc
卵      1個


先ず人参を削ります。日本のレシピではすりおろすタイプが多いのですが、水分が出すぎてしまうため、今回も突きおろし器で削ります。基本的にアメリカで"すりおろし"手順は突きおろしと思っていてもいいかも。
今回はにんじんの重量がかなり多い。あまり多いと生地が重く、べたつきやすいので他の材料とのバランスが取れているかが今回のレシピのポイントかも。

ボウルに強力粉、薄力粉、シナモン、ナツメグ、塩、ベーキングパウダー、重曹を加え、ふるっておきます。
今回は、ふんわりしたケーキにしたいので、薄力粉を多めに配合。香辛料はお決まりのシナモンとナツメグ。
シナモンの量はやや多めかも。
膨張剤はベーキングパウダーと重曹のダブル使用です。

別ボウルに三温糖、油、ヨーグルトを加え混ぜ合わせます。
基本的にキャロットケーキは、バナナブレッドと同じく植物油を使うのが一般的。バターも風味が良いので日本ではよく使われますが、にんじんの風味を引き立てるには、プレーンな油の方が効果的です。

さらに卵を加えて混ぜ合わせます。
卵は少なめで、レシピではサワークリームを使っていましたが、ヨーグルトで代用しました。

卵液を粉混合物に加えて、大きく混ぜ合わせます。

まだ粉気が残るところで、ニンジンを投入。
かなりのニンジン量なので、混ざるか心配になるほど。
できるだけ混ぜる回数を減らすため、大きく底からすくうように生地を混ぜ合わせてニンジンを生地になじませます。
ニンジンが生地に混ざっていくとかなりかさが減るので少々びっくり。

マフィン型に紙ライナーを敷き込んで、生地を各カップの8分目まで入れていきます。
キャロットケーキはライナーを敷くのが基本。生地が型に引っ付きやすく、焦げやすいので直焼きは避けたほうが賢明。

170度に予熱したオーブンで20分間焼きました。
竹串をさして、何も付いてこなければO.K.。

型から取り出して網の上で荒熱をとっておきます。

冷めたらお好みのフロスティングを盛り付けて完成。
今回は、市販のクリームチーズスプレッドを使いました。
生クリームやチョコクリームでもO.K.。
王道はマスカルポーネチーズとホイップクリームを混ぜ合わせたものかな。

焼きたてはやはりニンジンの水分が多いせいか、少しべたっとしたクラムでしたが、冷めるといいモチモチ感に変わり、食感も向上。
甘いフロスティングでも少しセイボリーなチーズフロスティングでも相性がよく、そのまま単独で食べても美味しい。
すりおろしていませんが、ニンジンの形はほとんどわからなくなっているのが不思議。
ニンジンの甘みがほんのりとして、マフィンよりは軽く、カップケーキよりは食べ応えがある感じ。
今まで作ったものの中では一番ライトな食感かも。

"Wend"のレシピは、他のレシピ本からの抜粋が多いので、もっと幅広くアメリカンな料理が楽しめそうです。

cotta プレミアムメンバー


にほんブログ村 料理ブログへ
にほんブログ村 料理ブログ レシピ本料理へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バナナ・ブレッド(タイプBO)

2011-04-11 08:08:27 | 料理
やっと少し暖かくなって、桜のシーズン到来。
毎年恒例のダンナさん職場のお花見大会が週末にありました。

よってこちらも毎年のことながら、差し入れを作ることに。
ここのところずっと晴れが続いていたのに、お花見の前日から雨。
予報では、土曜日の朝にはやむとのことで、悩ましい限りの天気。

前夜の段階では決行するのか、中止するのか、結局当日の朝9時に判断とのこと。
今年の予定メニューは、太鼓焼と稲荷寿司。
9時では、そこから差し入れを作ってもとても間に合わないので、今回は作成中止にしようかと思ったのですが、予定を大幅に変更して、バナナブレッドだけを朝に作っておくことにしました。
バナナブレッドならば、製作時間も短く、余っても日持ちするし、冷凍も出来るので大量製作してもなんとか自宅で消費できそうです。

今までバナナブレッドは色々なレシピを試してみて、一番研究が進んでいる課題の一つ。今回は、"Bon Appetit"からオークランドのベーカリショップのレシピで作ってみました。

<材料>(ロング缶1本分)
強力粉     100g
薄力粉     100g
シナモン(粉) 小さじ2
重曹     小さじ1
塩      小さじ1/2
バナナ    (中)2本
卵       2個
植物油     100cc
蜂蜜      50cc
ヨーグルト   50cc
てんさい糖  大さじ1


ボウルに強力粉、薄力粉、シナモンパウダー、重曹、塩を加え混ぜ合わせます。
"Bon"のレシピではブラウンシュガーを大量投入するのですが、卵液に方に糖分をくわえるので、削除。バナナも加熱するとかなりの甘みになるので、日本人仕様としては砂糖は不要と判断しました。

別ボウルにバナナ入れて、フォークでよく潰しておきます。

さらに卵、植物油、蜂蜜、ヨーグルトを加え、バナナが全体になじむように良く混ぜ合わせます。

今回は、蜂蜜がなかったので、かわりにゴールデンシロップを使いました。
ゴールデンシロップは、イギリスでよく使われる砂糖シロップで、すっきりとした甘みでコクが少ないのが特徴。さらりとした液状で、蜂蜜ほど粘度が高くなく、料理やお菓子には使いやすく、中華料理のゲッペイに使うために買っておいたものです。
もちろん、メープルシロップや水あめでも代用可能。

また、"Bon"のレシピでは水を加えていましたが、重曹の効きを良くするため、ヨーグルトに変更しました。
自宅仕様で油の量も減らすのですが、今回は持参菓子なので、油はレシピどおりに加えました。

粉混合物と卵液を混ぜて、ゴムベラで全体に粉気がなくなるまで混ぜ合わせて生地完成。

今回の型は、切り分けられる数を出来るだけ多くするため、細長いロング缶を使用。

型のオーブン紙を敷きこみ、生地を流し込んで、ヘラで全体に慣らしました。

生地の上から甜菜糖を振り掛けて、180℃に予熱したオーブンに入れて30分間焼きました。

竹串で焼きあがりをチェックして、型のまま網の上で30分間冷まします。
型から出して、さらに余熱が取れるまで冷ましてから、持ち出す直前に切り分けました。
ちょっと薄めでしたが、20人分作成。

切れ端で味見してみると、かなり美味。
砂糖を入れなかったので甘味に少々不安があったのですが、入れなくて正解。
強い甘みではないですが、バナナの風味を引き立て、粉の味も感じられくどくなくてちょうど良い。
油は規定どおり入れたので、しっとりとしているものの、クラムが重く沈むことなく、軽い仕上がり。外側も砂糖を振り掛けているのでカリッとした歯ざわりの良いクラストになり、クラムとの対比も良好。

糖分以外の面では、このレシピもなかなか良いですね。御用達書では、バナナ量が多く、少し重いクラムのものが多いですが、このレシピでは、全体にライトな風味と食感でお菓子としてより、朝食や軽食向き。

肝心のお花見の方は。。。
バナナブレッドを作っている間はまだ小雨が降っていましたが、9時過ぎに決行と決定。中止だと思いながら作っていたのですが、やはり作っておいて良かったです。

久しぶりに作った新作のバナナブレッドですが、思った以上においしかったので、試作できただけでも大満足でした。


cotta プレミアムメンバー


にほんブログ村 料理ブログへ
にほんブログ村 料理ブログ レシピ本料理へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする