Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

バタースコッチ・ケーキ。

2009-08-17 07:21:41 | 料理
イギリス旅行前から友人二人ととポットラックランチ会の約束をしていました。
ちょうど旅行から帰ってくる直前に、会場提供者の友人が体調不良となってしまったため、急遽予定変更。

大人二人のおしゃべり会に変更になり、我が家を会場にすることに。
ランチは外で食べようと言うことにしたのですが、ランチ場所をあれこれ探すうちに自分で用意した方が早いような気に。。。

我が家は住宅街にあるので、あまり小洒落たカフェやレストランが少なく、コストパフォーマンスとボリューム、味を思うと何だかため息の出るお店ばかり。
梅田に出て派手にランチを食べるかとも思いましたが、フレンチにするかイタリアンにするかなど、あれこれネットで検索し、考えているとそのうち疲れてきてしまいました。

気分転換に買い物に行くと、売り出しデーだったこともあり、食材が安くて豊富。
近所のちょっとしたランチ代一人分で、結構ボリュームあるものを二人分、数品作れそうと言うことが判明。
結局、食材を買い込んで、自宅で料理することにしました。

まずはデザートのケーキ作りから。
先日、イギリスで買った雑誌"Donna hay"の味を試してみたかったので、"バタースコッチケーキ"を作ってみることにしました。

"Donna hay"は、御用達料理書よりレシピは非常に単純。市販のパイ生地やソースを使って料理をするレシピも多く、思ったより初心者向けの本かも。高級な味というより家庭的なホッとする味の手作り感が出るものが多いかも。

とりあえず、1品作って見れば味のレベルが分かります。と言うことで味が大体想像できそうな"バタースコッチケーキ"を選択。

先ずはレーズンの下準備から。
サルタナレーズンをラム酒につけておきます。他の準備が整うまで15分以上つけておきました。レシピではブランデーなのですが、ブランデーは手元になくラム酒があったので、いきなり変更してしまいましたが。。。

ボウルに強力粉、薄力粉、三温糖、重曹、ベーキングパウダーを加えてよく混ぜ合わせておきます。

一応、砂糖と小麦粉は振るうように指定があったので、今回は振るってから加えました。

オーストラリアの料理雑誌なのですが、小麦粉はアメリカと同じ"all-purapose小麦粉"を指定。呼称は変わって"plain flour"となっていました。
よっていつものとおり、強力粉と薄力粉をブレンド。
重曹の呼称も"Baking soda"ではなく、"Bicarbonate of soda"というケミカル的な名前で書かれているのも面白いですね。
塩が入らないのも今回の特徴ですね。御用達書では塩は少量ですが重要な材料らしくケーキ類には必ず加えることになるのですが、今回はなし。どちらかと言うと日本的なケーキレシピです。

粉系材料に卵、溶かしバター、サワークリーム、漬け込んだラムレーズンを汁ごと加えて泡だて器で混ぜあわせます。御用達書なら別ボウルに液系材料は混ぜてから加えるような書き方になるのですが、今回は"加えよ"としか書かれていないため、直接加えていきました。

泡だて器で全体がなじむまでぐるぐると混ぜて生地完成。めちゃくちゃ簡単です。

型は"Bundt型"を使用。レシピでは10cup分、8~10人前なのですが、もちろんスケールを縮小して3cupのBundt型で作ってみました。

型に油をスプレーして生地を流し込み、160度に予熱したオーブンで30分焼きました。

焼き上がりは竹串で刺してチェック。基本的にはバターケーキと同じ感じなのですが、バターを泡立てないクイックブレッド法なので、非常にお手軽なレシピです。

焼きあがったら型のまま10分間荒熱をとり、それからひっくり返して型からはずして網の上で完全に冷まします。
レシピでは10分間、型の荒熱取りが重要視されていて、型ごと荒熱をとることによりケーキが安定化して固まり、型抜きの際に割れにくくなるとのこと。
見た感じスポンジ生地のような柔らかいクラムには思えませんが。。。。

とりあえずレシピどおり荒熱をとって型からはずし、完全に冷ましました。
この状態で常温保存一晩。ケーキ類の基本は一晩熟成。洋酒とドライフルーツがクラムとなじんで良い味になると思います。

次はバタースコッチソースを作ります。バター、三温糖、生クリームを鍋に入れて、バターが溶けて全体にとろみがついたら完成。
食べるまで冷蔵しておいて、食べる前に温めてかき混ぜて、ケーキにかけてサーブします。

食感はしっかりしていて、味はマイルド。ブラウンシュガーの指定だったので、ライト系の三温糖にしましたが、黒砂糖の方がよかったかも。ブランデーを使って内分少しあっさり目になったのですが、味は可も無く不可もなく。。。。

御用達書のような目の覚める味ではなかったのが、ちょっと残念。
まだ他のレシピをいくつか試さなくては結論を出せませんが、定期購読はすぐにはしなくてよさそうです。

セイボリーのレシピも試すために、ランチに出すパン代わりに翌日"チーズメダリオン"を作りました。
この報告は次回に。



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