Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

キューブカレーパン。

2008-01-23 08:57:20 | 料理
10月から続いていた仕事がやっと一段落。
特に今月に入って締め切りに追いまくられていたため、なかなか料理に目を向けることができませんでした。

昨日仕事の方は第一弾終了。まだ別の先生依頼の仕事があるのですが、こちらは時間的に余裕があるので一安心です。

ということで余裕ができると料理の方に力を入れることに。新規メニューは最近作っていなかったので、今回は朝食用カレーパンを作ってみました。

お弁当のいらない日は朝食はパン系になることが多いのですが、食パンを焼いただけだと何だか味気ないのでパンケーキにしたり、フレンチトーストにしたりするもののこちらもマンネリ気味。冷蔵発酵で朝から焼きたてパンを作れるようになったので、先日買ったキューブ型を使って調理パンを作ってみることにしました。

前日の夜にスタンドミキサーでお決まりのパン生地を捏ねました。分量は強力粉120gでかなり少なめ。キューブ型2個分の分量で1回食べ切りサイズです。食パンも同時に作っても良かったのですが、朝焼くことが出来れば、1回分の食べきりで作るだけで十分です。スタンドミキサーと冷蔵発酵のおかげでパンの作りおきをほとんど考えなくて済むようになりました。

冷蔵発酵も慣れてきて、今は気温が低いため機械捏ねの後すぐに冷蔵庫に入れず、少し暖かいところで発酵させてから室温で放置して発酵速度を調整。我が家は暖房がんがんではないため室温でも15度あるかないかというところです。

夜中6時間放置で、早朝は生地分割から。2分割してベンチタイムの間、暖めたオーブンの中で生地を暖めておき、その間にフィリングを作ります。

今回はカレーパンなので、豚ミンチ、玉ねぎ、まいたけ、レンズ豆を炒め、ガラムマサラ、ターメリック、オールスパイス、塩で味付け。カレールーは常備していないのでいつも自家配合のスパイスカレーです。
カレーと言っても具材を炒めて、スパイスをかけただけの簡単フィリングなので10分もあれば完成。

ベンチタイムの終えた生地を麺棒で伸ばし、フィリングをタップり詰めて、キューブ型へ入れて蓋を閉め二次発酵させました。

キューブ型を使わなくても焼きカレーパンとしてもいいのですが、キューブ型になると高さが出て何だかちょっとリッチな感じになりそうでしたので、今回は型詰めにしました。

35分の二次発酵のあと、200度で15分焼き完成。焼いている間に他の朝食メニューの準備。この日は前日のトマトチキンシチューの残りとライスフルーツサラダ、ヨーグルトなど。

今回もちろん蓋をして焼くので今回も中がどうなっているかがちと心配でしたが、焼き上がりはほぼ角がきちんとでてキューブ型になりました。

ちょっと焼きが浅い感じになりましたが、満足のいく仕上がりになりました。フィリングは結構詰めたように思いましたが、パン全体から見るともっと詰めたほうがよかったようですね。まだパンの分量が多い感じでした。

仕事がもう一段落したらさらに料理道具を買い揃えて、さらにメニュー開拓に力を入れたいものですね。
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元御大臣講演会。

2008-01-12 06:28:20 | その他
昨日、またまた講演会に行ってきました。
前回は年末だったのですが、ここ数年講演会というものに行っていなかったのに行く機会ができると続くものですね。

今回は元大臣の竹中平蔵氏。数日前にダンナさんの職場のちらしに入っていた小さな記事を見つけたことがきっかけ。
有名人なのですが、会計大学院の特別講演会だったためか記事の扱いは小さく、本当に元大臣なのか、同姓同名の人かもと疑ったくらいです。

講演は午後5時から。あいにくの雨で講演会だけに午後から参加するのは自転車通勤の身ではちとつらいので、朝雨が降る前にとりあえず出勤。結局講演会へ向かうまでいつもの倍の時間仕事をすることになりました。昨日は在宅ワークにしようと思っていたのですが。。。

午後5時前にダンナさんと会場へ向かうと雨の中意外に人が多く、10分前に会場内に入ると大きなホールが7割方埋まっていて、かなりの盛況ぶり。参加を見ると会計大学院の学生より60代以上の男性が多いように思いました。
みんなどこで情報を仕入れたのでしょうか。。。

開始時間から10分ほど過ぎて会場はほぼ満席。やっと学長や理事長の集団とともに竹中元大臣登場。珍しく見た目はテレビでみた感じそのままの人でした。

ただ話し始めると印象はガラリ。かなりの早口で雄弁。大学教授というしゃべり方ではなく、政治家やキャスターのような感じがしました。前回の某社長の講演会とはまったく違い、話に引き込む力が違いますね。話しなれているという点では前回の講演会も聞き苦しいところはないのですが、今回のものに比べるとテンポが違い、もたもたしていたように思います。話術というか元大臣の話に聞き入ってしまいますね。これもカリスマ性というのかも。同じ1時間の講演会なのに時間の過ぎ方が倍くらい違いました。

内容は構造改革の必要性について。大臣時代に手がけた郵政民営化や小泉改革での裏話、バブル以後の日本の経済的実情など、ほとんど素人の私にでも理解できる内容で非常に興味深い話でした。特別な話はあまりなかったように思いますが、竹中氏の話を聞いていると、思わず小泉時代にやってきた改革はすべて正解であるという感じに受け取れてしまいます。テレビのプロパガンダと同様、話がうますぎて引き込まれる怖さを少し感じてしまったのも事実です。普通に聞いているとテレビでコメンテーターが話しているときはそちらの意見に傾いて、こういう講演会で後援者がまったく逆説を唱えるとまたそちらに傾いてしまい、庶民の民意というのはこうやってぐらぐらしてしまいがちなのだなあということを近所の席に座っていたこてこての60代夫婦を見て思ってしまいました。すべての話にうなずいて、納得しているようでしたが、完全に御大臣理論にはまってしまったようです。

竹中氏の言うことは確かに事実に即しているとはいえ、回顧録になっているため、後からつじつまを合わせることはいくらでもできます。予言者があとから歴史上の出来事をあれこれ予言していたというのと同じ。

久しぶりに勉強になるいい話しを聞けて非常に有意義な講演会でした。同時にテレビも講演会も第三者の目で常に見聞きするという難しさを痛感しました。これからも機会があればいろんな講演会や勉強会に出て、ちょっとずつ見聞を広げようと思います。
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ミートローフ。

2008-01-01 08:34:50 | 料理
我が家のお正月は元日からの実家巡礼。
ほぼ一週間、ダンナさんの実家と私の実家で半々をすごすことになっています。
よって家でお節を食べるのは元日の朝のみ。そのあとすぐにだんなさん実家に行って一日宴席になるため朝もお祝い程度に少しお雑煮を口にする程度です。

でもお節は毎年作っています。家で食べるというよりダンナさん実家へ持っていくため重箱に詰めることはなく、ケータリングできるようにパッキングしなければなりません。向こうで皿に盛り付けることになり、内容もケータリングと姑さんの作るものと重ならないように考えなければならないのが常。

今まではどちらかというと京風といった感じでしたが、今回は洋風にすることに。去年ずいぶん鍛えられたポットラック的考え方で作ればお節も洋風でも十分対応可能です。姑とメニューが重ならない分自由に考えられるためかえって都合がよいかもしれません。

ということで今年のお節のメインは"ミートローフ"にしました。これが作りたくてロング型を買ったくらいです。3年前に和風ミートローフの"お宝蒸し"を作りましたが結構好評でしたので、ミートローフもウケるといいですね。

作り方は極一般的。真ん中にゆで卵は入るので見た目も華やかです。
まずはフィリング作り。合びきミンチに卵、塩、こしょう、パン粉、玉ねぎのみじん切り、スパイスを加えます。スパイスはお好みですが、オリジナルのレシピではナツメグになっていました。今回はオールスパイスとにんにく、バジルを使用。
ハンバーグ製作の要領で捏ねていきます。

こんな大量のミンチを捏ねるのは初めて大量製作は我が家では珍しいことですね。500gミンチを使うなどベジ志向の我が家ではかなりの非日常で豪華なことです。

型に薄く油を塗っておき、ベーコンを側面と底面に貼り付けておきます。そこへ捏ねたフィリングを少しずつ詰めていきます。雑につめると空気が入って焼くと隙間ができるだけでなく割れてしまう可能性があるため、ここがこの料理の一番のポイントになります。

半量詰めた段階でゆで卵を並べて押し込み中央に来るように詰め込みます。さらに上から残りのミンチを詰めてゆき、型のふちまできっちり詰めたらベーコンをうえからかぶせて蓋を閉めて完成。蓋を閉めるのがキチキチいっぱいになるくらいにフィリングが詰まりました。

かなり焼いている間に肉汁が出るようで、汁ウケバットにアルミを二重に敷いてその上に型を乗せて200度のオーブンで35分焼きました。

確かに肉汁がベーコンとミンチがからでるため、ウケは必要ですね。アルミを敷いておけば焦げ付いてもバットを洗う手間が半減ですし、アルミで型をかるく包む感じにしたためミンチの水分がオーブン内にはねるのも低減できるので一石二鳥でした。

焼きあがり後、問題の型だし。今回もキューブ型と同様初めての型使用となるため焼きこみがなされていない分型離れがかなり心配でした。
パンにくらべると今回は油が多い料理なので問題はないと思いましたがやや不安。
焼き上がり後早速蓋を開けてご開帳。いい感じに焼けていてするっと型から抜けて一安心でした。

少し休ませてから切ってみると、初回にしてはまずまずの出来上がり。ちょっと卵が中央より下によってしまいましたが、味と全体の仕上がりは満足。何回か作るとうまく作れるようになるでしょう。冷蔵庫で保存しながらサンドイッチにしてみたりとお正月前からちょこちょこ引っ張り出して楽しめました。

今回のお節は他にも黒豆、伊達巻、きんかんの甘煮、4色きんつばなどの伝統系おせちを作り、洋風お節としては、ベーコンと玉ねぎのキッシュ、チーズプチシュー、揚げゴマドーナツ、ぶりのトマトソースオーブン焼き、ハムと野菜のゼリー寄せを作りました。例年より品数は少し少なめになりましたが、オードブル風のお節も目先が変わっていいかもしれませんね。

今年も一年よろしくお願いいたします。
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