Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

ジンジャー・ビールケーキ。

2011-03-28 09:16:53 | 料理
先日のソーダブレッドに続く、"セントパトリック・デー"特集第二弾。
今回は、ギネスケーキ。
今月の17日が"セントパトリック・デー"だったので、10日ほど過ぎてしまいましたが、もう一品、この日にちなんだレシピを作ってみることに。

"ギネス・ケーキ"は、アイルランドの郷土菓子。この地方特産の"ギネスビール"という黒ビールを使ったケーキで、洋酒を使うケーキは、世界各国色々なお菓子がありますが、ビールを使うお菓子は、非常に珍しいのではないでしょうか?

今回は、ギネスビールは手に入らなかったので、先日モニターでもらったビールの飲み残しを再利用することに。よって"ギネスケーキ"とはならないのですが、ビールケーキにはなりますね。。。。

今回は、"Epi"の"ギネスビール・ジンジャーケーキ"を参考に作ってみました。

<材料>(パウンド型小1台分)
ビール       100mL
モラセス      80mL
ベーキングパウダー 小さじ2/3
卵         1個
砂糖        大さじ2
三温糖       大さじ2
植物油       大さじ4
強力粉       50g
薄力粉       50g
ジンジャー(粉)   小さじ2
シナモン(粉)    小さじ3/4
クローブ(粉)    小さじ1/6
ナツメグ(粉)    小さじ1/6
しょうが(生)    1かけ


ボウルに強力粉、薄力粉、ベーキングパウダー、スパイス類を加えて混ぜ合わせておきます。
今回は、ジンジャーケーキなので、しょうがが多めの配合。粉状のジンジャーと生のしょうがのすりおろしのダブル仕様です。
スパイスケーキの場合は、少し甘みを効かせる方がおいしいので、いつもよりレシピからの砂糖の減量具合を減らしました。

別ボウルに卵、植物油、砂糖、三温糖を加えて混ぜ合わせます。

さらにビール、モラセスを混ぜ合わせておきます。
本来は、モラセスとビールを鍋で煮立たせて、重曹を加えて中和させて冷ましてから卵と油を加えるやり方なのですが、ビールは飲み残しのため、もうすでに炭酸が抜けかけているので、そのまま中和させず使うことに。

粉系材料にビール液を加えて混ぜ合わせます。
この生地はかなり水分過剰。シャバシャバの生地で不安になりますが、その分、膨らみも大きくなるので不思議ですね。

焼き型にオーブン紙を敷きこんで、生地を流し入れて170度に予熱したオーブンに入れて、30分焼きました。
水分が多く、焼時間が長めになるのですが、その間、オーブンの扉を開けないようにするのがポイント。
途中で扉を開けてしまうと、膨らんだケーキがしぼんでしまうので、注意が必要です。
しっかりと焼きあがるまで、指をくわえて待ちました。

水っぽい生地でしたが、15分ほどで倍ぐらい膨らんできて、パウンドケーキのように表面が割れてくるほど。
30分経って、全体がしっかりと焼き固まったところで、竹串を刺して焼け具合をチェック。

型から出して、冷ましてから切り分けました。

このケーキも翌日がおいしいケーキの部類なので、焼きたてと冷めてからの食感と味を2回楽しむことが出来ますね。
今回は朝食用に焼いたので、出来立てを食べましたが、残りは明日のお楽しみになりそうです。

もっちりとして、ほろ苦く甘い、ちょっと重いケーキですが、コーヒに合いそうなちょっと大人のケーキですね。
ビールの風味が黒砂糖やモラセスの風味とよく合って、スパイスともうまく調和してました。ジンジャーケーキよりも少し丸みのある味になっていて、ジンジャーケーキが苦手でもこちらなら食べやすいかもしれません。
作り方も混ぜるだけなので、味、作り方共に初心者向けのスパイスケーキと言えるかも。
 
今回は少し焼きが浅かった感がありますので、焼時間は40分くらいあってもいいかもしれませんね。

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ブルトン・アップルケーキ。

2011-03-25 08:52:17 | 料理
今年初めての新研究課題を立ち上げることに。
テーマは、"アップルケーキ"。

アップルケーキもアメリカの典型的な家庭料理の1つで、様々なレシピがあります。
特にアップルケーキは、作り方や見た目が多様なお菓子で、ふわふわなケーキ調やクイックブレッド的なしっかりしたパウンドケーキ的なもの、パンケーキ的な薄パン調のものなど様々。リンゴも摩り下ろして加えたり、ジュースにしたり、生のまま加えたりと加える材料の形態も色々で仕上がりの食感や味も必然的に変わってきます。

よって、様々なアップルケーキを試してみると面白いかも。

今回は第一弾として、"Bite"から"ブルトン・アップルケーキ"を作ってみることにしました。
"ブルトン・アップルケーキ"は、日本語的に言うと、"ブルターニュ風リンゴケーキ"。
フランスのブルターニュ地方風のリンゴケーキということのようで、つまりフランス風リンゴケーキ。
日本では、"ファー・ブルトン"というお菓子がブルターニュ風菓子として有名ですが、アメリカでは、このブルトン・アップルケーキはかなり古典的なリンゴケーキで定着しているみたいです。
アメリカンな目の詰まったカントリーケーキではなく、フランス菓子風に卵を泡立てたスポンジ風のケーキ生地がべースのようです。

早速作ってみることに。

<材料>(小型パウンド型一台分)
バター        40g
砂糖         30g
卵          1個
ヨーグルト      大さじ2
薄力粉        100g
ベーキングパウダー 小さじ1/2
塩         ひとつまみ
リンゴ       (中)1/2個


リンゴは皮を向いて1/4~1/8に分割して、銀杏切りの薄切りにしておきます。
リンゴの歯ごたえが欲しい場合はやや厚めに。スポンジの柔らかさを堪能したい場合は、薄く小さめにリンゴを切っておきます。
"Bite"でのお勧めでは、使用するリンゴは、酸味の利いたパイ用や菓子用のリンゴではなく、富士などの普通に生食で甘いものが良いらしい。
生地に甘みが少ない分、リンゴの甘さでカバーするようです。

ボウルに室温で柔らかくなったバターと砂糖を加えてふんわりと白っぽくクリーム状になるまでよく泡立てます。

さらに卵黄を加えて混ぜ、ヨーグルトを加えます。

次に、バタークリーム混合物に、薄力粉をふるって一度に加え、ベーキングパウダーを足して、ゴムベラで粉気がなくなるまで大きく混ぜ合わせます。
アメリカンなレシピで粉をふるうのは珍しい手順です。この辺りがやはりフランス風なのかも。

別ボウルに卵白をツノが立つまでしっかりと泡立てます。

生地に卵白の半量をくわえて、全体になじませてから、残りの卵白とリンゴを加えて全体を混ぜ合わせます。

パウンド型にオーブン紙を敷きこんで、生地を流し入れます。
ゴムベラ型全体に均一にならしてから、180度に予熱したオーブンに入れて20分程度、表面がキツネ色になり、ふっくらと膨れるまで焼きました。
このケーキはふんわりさが売り物のなので、薄く焼くよりはやや厚めになるように狭い型で焼く方がお勧めです。

焼き上がりを竹串でチェックして、少し生地が付いてくる程度でオーブンから取り出し、網の上で荒熱を取り、型からはずして完全に冷ましてから切り分けました。

卵白とバターを泡立てているので、さすがにふわふわ。
アメリカのレシピとしてはかなり柔らかい仕上がりのケーキになりました。

甘さは"Bite"よりかなり減らしていますが、生のままリンゴを加えているので、甘い果汁がそのままケーキにしみ込んで、思ったより甘く仕上がり、非常においしい。
家庭的な素朴な見た目ですが、味は上品で、そのわりになぜかホッとするちょっと懐かしい味なところが不思議。
やはりフランス風なので、日本人にはなじみやすいリンゴケーキになりました。

お茶菓子の要素が強いケーキになるので、朝食用にはボリューム、腹持ち感共に不向きかも知れませんが、身近な材料で簡単に短時間に作れるので、家でのおもてなしにはいいかも。

次回は、もう少しアメリカンなアップルケーキを試したいと思います。

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ヌテラ・バナナマフィン。

2011-03-24 09:32:10 | 料理
本日はマフィン研究。
テーマは"Nutella(ヌテラ)"。

ヌテラは、以前にも一度紹介していますが、世界中で売られているイタリア製へーゼルナッツ・チョコペースト。
アメリカで初めて見かけて、日本でも売られているのを知りました。
昨夏の食品見本市で、この商品の輸入元のバイヤーさんとお話する機会がありました。

以前はこの商品も近所のスーパーで手軽に買える商品だったのですが、最近は売られているのを見かけなくなり、そのことを訪ねると、やはり景気の影響か、売り上げが落ち込んで撤退するお店が増えているとのこと。
このペーストは他のチョコペーストよりやや高いため、なかなか売り上げが上がらないらしい。
でもこのペースト、なかなかおいしいので、これ以上販売店舗を減らして欲しくはないのですが。。。。
自前促販キャンペーンではないのですが、これを使ってマフィンを作ってみることに。
パンに塗って食べる以外の食べ方があると、使いやすくなるのではないかと思います。

ちょうど"Bite"でヌテラを使ったブランマフィンのレシピを見つけたので試してみることに。

≪材料≫(6個分)
強力粉  30g
薄力粉  70g
オートミール  80g
ココアパウダー 大さじ1/2
ベーキングパウダー  小さじ1/2
重曹     小さじ1/4
塩      小さじ1/4
植物油    小さじ1
三温糖    大さじ2
卵      1個
バナナ    (小)2本
ヌテラ(Nutella) 小さじ3+小さじ6
ヨーグルト    100cc


ボウルに強力粉、薄力粉、オートミール、ココアパウダー、ベーキングパウダー、重曹、塩を入れて、混ぜ合わせておきます。
"Bite"ではブランを加えていますが、オートミールでも代用できるとのことだったで、オートミールを加えました。
ブランマフィンは少し食感が固く仕上がるので、今回は薄力粉を強力粉より多めに配合しました。


別ボウルにバナナを入れて、フォークでよくつぶします。

さらにヌテラ、植物油、卵、三温糖、ヨーグルトを加えて、全体をよく混ぜ合わせます。
ヌテラは常温では、ちょっと固めのペースト。室温が高い夏などはほどよく柔らかくなりますが、この気温ではまだちょっと固め。フォークでヌテラを細かくつぶすようにしながら全体をよく混ぜ合わせます。

卵液に混ぜ合わせておいた粉類を一度に加えて、ゴムベラで粉気がなくなるまで混ぜ合わせます。
通常のマフィン生地より今回は柔らかめの生地に。
今回の作り方は、バターのクリーム化や粉と液の交互混ぜなどのこだわりがない極めて単純な作り方もいいですね。

マフィン型に紙ライナーを敷いて、計量カップで、各カップに生地を均等に詰めていきます。

最後に小さじ1ずつ、ヌテラを各カップの生地中央部に入れて埋め込みます。

180度に予熱したオーブンに入れて20分程度焼きました。

焼き上がりの目安は竹串を刺して生地が付いてこなければO.K.。生地中央部はヌテラのペーストを埋め込んでいるので、今回は中心をはずしてチェック。
通常のマフィンより早めに焼き上がりました。

型から取り出して網の上で荒熱を取って完成。

ブランマフィンは、油分が少ないため、マフィンの中でも固めの食感になるものが多いのですが、バナナが入っているためか、今回は今までのものよりふんわりと柔らかく仕上がりました。砂糖も控えめですが、ヌテラ風味のおかげでバナナの風味が意外によく効いていて甘さも十分。

ブランマフィンのがっしりとした重さがないけれど、オートミールがたっぷりで食物繊維は豊富で、腹持ちはよさそう。バナナマフィンの柔らかさを兼ね備えたおいしいマフィンになりました。

ヌテラもお菓子に使うと意外とおいしいものですね。パンに塗るだけでは、なかなか消費できないスプレッド類も使い方によっては、もっとおいしく活用できそうです。

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カボチャとシナモンのバンズケーキ。

2011-03-22 08:49:53 | 料理
本日の朝食実習は、バンズケーキ。

先月、アメリカで買ってきた"Rapid"タイプのドライイーストを試してみることに。
アメリカでは、ドライイーストはたいてい"Rapid"と"Active"の2種類が売られていることが多く、日本のドライイーストとの違いがどれくらいあるのか、ずっと疑問に思っていました。
今までは、洋書のレシピでイーストの指定があっても、通常のドライイーストを使って作ってきましたが、即席系のパンやケーキは、発酵時間が短いため、通常のイーストよりうまく出来るのではないかと思っていました。やっと手に入れることが出来たので、
早速試してみることに。

今回は、先日作った"クイックジャムブレッド"の姉妹版で、カボチャを生地に練りこんだ"バンズケーキ"。参考は"Bite"のレシピから。

<材料>(15cm角 1枚分)
強力粉   100g
砂糖    大さじ1
塩     ひとつまみ
ドライイースト  小さじ1.5
豆乳(牛乳)    大さじ2
カボチャペースト 大さじ4
植物油      大さじ2
ヨーグルト    大さじ3

・トッピング
三温糖(黒砂糖)  45g
シナモン     小さじ1/2
ナツメグ     ひとつまみ
ナッツ(お好みで) 大さじ3

      
ボウルに強力粉、砂糖、塩、を加えてよく混ぜ合わせておきます。
今回は、シナモンバンズっぽくするために出すために、100%強力粉で作ってみました。

別ボウルにドライイーストと温めた豆乳を加えて混ぜて数分間置いておきます。
日本で今市販されているドライイーストはたいてい予備発酵不要なのですが、アメリカのイーストは予備発酵が基本的に必要。
今回使用した"Rapid"系のイーストも水分に溶かして、数分間の置いておくのが必須の手順。

その間に、別ボウルに蒸しカボチャの皮を取って、ペースト状になるまで潰しておきます。"Bite"では市販の缶詰のパイ・フィリング用カボチャペーストを使っているようですが、今回は茹でたり蒸したカボチャを水分を少し足しながら潰してペースト状にして使いました。

植物油とヨーグルトを加えてよく混ぜ合わせておきます。
"Bite"では、卵を加えているのですが、今回は少量製作のため、卵の代わりにヨーグルトを加えて柔らかさの補充としました。

粉類に予備発酵させたプツプツと泡だったイースト液を加えて混ぜ合わせます。

さらにカボチャペースト液を加えて混ぜ合わせて、粉気がなくなるまで混ぜ合わせます。
前回作った生地よりもかなり固め。カボチャペーストは自家製のため、レシピよりも水分が少なかったかも。それとも前回の生地がかなりゆるかったのか。。。

次に型の準備、今回は、角型セルクルにオーブンペーパーを敷きこんでおきます。

そこへ生地を入れて、底全体にヘラで押し延ばして均一に広げます。

少し温かい場所で15分間、置いて発酵させます。

その三温糖、シナモン、ナツメグ、刻んだナッツをくわえて混ぜ合わせ、植物油を加えて全体がしっとりとするまで混ぜ合わせておきます。
"Bite"ではバターを使っていますが、植物油で代用しています。

15分寝かせた生地は、1次発酵と言うほど膨らんでいませんが、少し柔らかくなって極僅か膨らんだ感じ。

生地の上に混ぜ合わせたトッピングを降りかけて、少しスプーンで抑えながら生地になじませておきます。

オーブンに入れて170℃にセットして焼き始めます。
前回と同様、コールドスタートで、オーブンは予熱不要。
20分ほど焼いて、トッピングの砂糖がフツフツと溶けて泡立ち、生地に弾力が出て全体にこんがりと焼き色がつけば焼き上がりです。
ここでも少し膨らんだかなと言う程度で、パンほど劇的には膨れませんでした。

型からとりだして、荒熱を取って、四角に切り分けて完成。

味は、前回よりシナモンバンズっぽい。前回はフィリングをジャムにしたため、シナモンバンズの味ではなかったのですが、食感も柔らかかった。
今回は、強力粉を使ったこともあり、かなり"Chewy"。
思ったより膨らみが悪かったため、固くなっているのではと思いましたが、イースト発酵のため、きちんと弾力は保っていました。
アメリカンバンズはある程度の歯ごたえがある方がおいしいと思うので、私的にはジャムブレッドよりこちらが好みかも。
ベーキングパウダーを使ったクイックブレッド系のシナモンバンズよりはこちらの方が食感、味ともにかなり本物に近いですね。

15分間の発酵時間でもある程度の柔らかさがでたので、日本のドライイーストよりも発酵力が強い感じはありますね。
"Active"系で作るとまた違った感じに仕上がるのでしょうか?
作れば作るほど試してみたいことが次々とありますね。。。

毎日、朝食は作らねばならないので、色々作ってみて色々考察してみたいと思います。

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オートミール・コーヒーケーキ。

2011-03-16 09:18:50 | 料理
今日は、コーヒーケーキ研究。
昨日は、残業のため買い物にいけず、予定していたバンズケーキの材料を仕入れることができず、急遽予定変更。

今回は、"Bite"のレシピで試してみることに。
今までマーサや御用達書のものが中心に作ってきましたが、"Bite"のレシピでは、フィリングが一風変わっているのが特徴。
今回の参考レシピは"オートミール・レーズンクッキー・コーヒーケーキ"、つまりフィリングはレーズンクッキー調のものになります。

《材料》(15cm丸ケーキ型1台分)
強力粉  75g
薄力粉  75g
オートミール   50g
ベーキングパウダー  小さじ1
塩          小さじ1/4
砂糖         40g
バター        40g
卵          1個
ヨーグルト      50cc
牛乳         50cc

・トッピング
三温糖    大さじ2
シナモン(粉)  小さじ1
レーズン    大さじ1
チョコチップ  大さじ1
その他ドライフルーツ、甘栗など 大さじ2


ボウルに室温で柔らかくしたバターと砂糖を加えてクリーム状になるまで泡立てます。

さらに卵を加えて混ぜ合わせておきます。

別ボウルに強力粉、薄力粉、オートミール、ベーキングパウダー、塩を加えて混ぜ合わせます。

バターと卵の混合物に粉混合物の1/3量を加えて、軽くかき混ぜ、まだ粉っぽい状態で、ヨーグルトと牛乳を半量ずつ加えて、混ぜ合わせます。

ヨーグルト液が全体にちょうど混ざったところで、残りの粉混合物の半量を加えて、軽く混ぜ合わせ、残りのヨーグルトと牛乳を加えて混ぜ合わせます。
"Bite"では、水分はバターミルクを使用。今回は、ヨーグルト100%ではなく、牛乳で割って水分量を増やしました。

最後に残りの粉混合物を加えて、粉気がなくなるまでゴムベラで混ぜ合わせて生地完成。
基本的には、マフィン作りのクリーム法と同じ手法ですね。

本来は、次にフィリングを作ります。
今回は、ちょっと手抜きをして、それぞれの材料をそのまま振り掛けることに。

スプリングフォーム型に油を塗って、底にオーブンペーパーを敷きこみます。

生地の半量を型に流し込み、ゴムベラで型底一面に均一に延ばします。

その上にフィリングとして、三温糖、レーズン、チョコチップ、甘栗、昨日の残りのドライマンゴーのみじん切りを散らします。
"Bite"では、バターと小麦粉とブラウンシュガー、レーズンを混ぜた簡易クッキークラムでフィリングを作るのですが、今回は、買い置きの手元にある半端材料と砂糖を散らしました。

残りの生地をフィリングの上から流し込み、ゴムベラで全体を埋め尽くします。

最後に生地表面にシナモンと砂糖を振り掛けて、クラムトッピングの代わりにしました。

170度に予熱したオーブンに入れて、25分間焼きました。

表面がふっくらと盛り上がり、ざっくりと割れ目ができればO.K.
竹串を刺して何も付いてこないことを確認し、型からはずします。

網の上で、室温に冷まします。
温かいうちに食べてもO.K.ですが、生地が柔らかいので少々切りにくい。
冷めると少し固まるので、断面はきれいかも。

味の方は、マイルドの甘さ。砂糖とバターを減らしていますが、しっとり感は十分でコーヒーケーキ特有のクラムの重さがなく、コーヒーより紅茶に合う感じ。
もう少し甘みはあった方がよかったかもしれませんね。
昨日のソーダブレッドの方が甘かったかも。

バターはこれくらい減らしてもクラムにパサツキもなく、柔らかさも十分。
フィリングは手抜きした分、ちょっと存在感に欠けますが、素朴な感じで軽食系な味でした。
コーヒーケーキに関しては、マーサのものが今のところ、一番おいしいですね。
"Epi"や"101"のコーヒーケーキもそのうち試してみたいと思います。

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マンゴー・チョコソーダブレッド。

2011-03-15 09:09:54 | 料理
日本に知られていないアメリカの祝日の一つが"セント・パトリック・デー"
アイルランド由来の祝日らしく、緑のクローバーがシンボル。
その祝日が今週なので、アメリカの料理サイトでは、現在アイルランド料理の特集が花盛りです。

よって今日の朝食実習は、ソーダブレッド。
アイルランド料理として、最も作りやすく、日本人になじみのある一品かも。
以前から御用達書のレシピで何度も作っていて、私のお気に入りのパンの一つです。
ソーダブレッドも作り方はほとんど同じなのですが、中身の材料が少し異なっていて、大きくは、スイーツ系とセイボリー系に分かれます。

セイボリー系が基本のソーダブレッドで、砂糖、卵、油分は加えず、小麦粉と重曹とヨーグルトなどシンプルな材料で、フィリングはチーズやナッツがベース。スイーツ系は生地に卵やバターを加えたリッチな生地で、チョコやフルーツなどがフィリングになります。
今までセイボリー系のものしか作ったことはなかったので、今回は初めてスイーツ系に挑戦。
"Epi"の"ダークチョコレートとオレンジピールのソーダブレッド"のレシピを手元にあるフィリングに替えて試してみることに。

<材料>(2人分)
強力粉  75g
薄力粉  75g
砂糖   大さじ3
塩   小さじ1/4
ベーキングパウダー 小さじ2/3
重曹   小さじ1/4
バター   大さじ2
チョコチップ  30g
ドライマンゴー  30g
ヨーグルト    1/3カップ


ボウルに強力粉、薄力粉、ベーキングパウダー、重曹、砂糖、塩を加えて混ぜ合わせます。
今回は、強力粉と薄力粉は等量配合にし、重曹よりベーキングパウダーを主力の膨張材にしています。

冷やしたバターは角切りに、ドライマンゴーは細かく刻んでおきます。

冷たいバターを粉混合物に加え、粉をまぶしながら指でバターをひねり潰すように粉に混ぜ込みます。

バターが粉の中で細かく混ざって、荒砂状になったら、チョコレートチップと細かく刻んだマンゴーを加えて混ぜ合わせます。
"Epi"では、市販の砂糖がまぶされたオレンジピールとダークチョコレートを使っていますが、買い置きのドライマンゴーとチョコチップで代用しました。

さらにヨーグルトを加えて、ゴムベラで全体を10回程度底から折りたたむように大きく混ぜ、まだ粉っぽい状態で生地完成。

オーブン紙を敷いた天板に移します。
本来は、卵を少々加えるのですが、今回は少量製作のため、削除。"Epi"ではバターミルクが水分として使われていますが、今回は100%ヨーグルトで対応しました。

ソーダブレッドの一番のポイントは混ぜないこと。
ヨーグルトを加えたとき、全体に水分が行き渡らず、まだ粉っぽく、半まとまりの状態で天板に移し、手で上から押し固めて、強制的に山を作ります。
いつもこれで固まるのだろうかと心配になりますが、なぜかこの状態で焼くとパンになるので不思議。

山のようにこんもりと固めた生地に包丁で大きく切り込みを入れて、170℃に予熱したオーブンに入れて30分間焼きました。

生地を混ぜない分、焼時間は少々長め。ヨーグルトと粉を混ぜ合わせたらすぐに成形して焼くのが2番目のポイントです。

基本的にはほとんど大きさは変わらず、他のパンやクイックブレッドに比べて膨張しないのも特徴。
焼き上がりは表面がカリッとして、少々中が柔らかい程度が目安。竹串を刺して何も付いてこなければ、O.K.です。

網の上で荒熱を取って、少しクラムも固まってきたら、切り分けます。
"Epi"では、完全に冷ましてから切り分けて食べるとの記載でしたが、私は焼き立て派。
ちょっと柔らかめのクラムで切りにくいですが、モチッとして柔らかく、ホカホカのソーダブレッドがおいしい。

今回はスイーツ系でしたが、ドライマンゴーの酸味とチョコの甘さの対比がよく、どっしりと重めで粉の味を味わうソーダブレッドが軽く、柔らかい食感を楽しむものになっていて、美味。
生のフルーツを加えるより、ソーダブレッドは水分が少なめなので、ドライフルーツが合いますね。そのまま食べるより、さらにドライマンゴーの酸味が強くなって、チョコの甘さを引き締め、加熱で風味もUp。

セイボリー系もおいしいですが、やはりリッチ生地はフィリングの味が加わってさらにおいしい。軽食にも、ティータイムにも朝食にもなる万能なクイックブレッドですね。

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ベイクド・クイックドーナツ。

2011-03-09 08:46:08 | 料理
本日の朝食実習は、ドーナツ。
先週行ってきたロサンゼルスで買ってたドーナツ型を使いたくて作ってみることに。
ミニ・ドーナツ用の天板は日本でもみかけるのですが、通常サイズの天板は、通販で売られているのをみかける程度。
やはりドーナツカッターで成形するのが一般的なのですが、天板を使った方が、生地の固さや種類を問わず、確実にきれいな均一の大きさに焼きあがるので、是非ほしかったもの。

通販で売られているものは4個取りの天板で2500円くらいするのですが、アメリカで買ってきたものは6個取りで1000円程度とかなり割安。

先日、"101"のレシピでベイクド・ドーナツを作ってみたところなので、今回は違うレシピで作ってみることに。
今回は、"Bite"のレシピで、イースト発酵ではなく、重曹を使った発酵なしのクイックドーナツです。

《材料》(6個分)
強力粉     50g  
薄力粉     70g
重曹     小さじ1/4
三温糖    大さじ2
卵       1個
バター    大さじ1
ヨーグルト  大さじ2
豆乳(牛乳)  大さじ2

・フロスティング
 コンデンスミルク    大さじ2
 砂糖(フロストシュガー) 大さじ2


ボウルに強力粉、薄力粉、重曹を加えて混ぜ合わせます。
今回はイースト発酵しないので、ふんわり感を出すためにに薄力粉を多めの配合にしてみました。

別ボウルに溶かしバター、三温糖、卵を加え混ぜ合わせておきます。
通常のドーナツに比べて、かなり油分が少なめのレシピになっています。

バター混合物と粉混合物の半量をざっくりと混ぜ合わせます。

さらにヨーグルトと豆乳を加えて混ぜ、最後に残りの粉混合物を加えて、粉気がなくなるまで大きく混ぜ合わせます。
"Bite"では、アメリカンドーナツでは定番の材料、バターミルクを使っていましたが、代替としてヨーグルトと豆乳(牛乳)の混合液を加えました。
ベーキングパウダーを使わないので、どの程度膨らんでくれるかちょっと心配なところですが。。。

蓋をして、冷蔵庫で1時間以上休ませます。
前日に作りおきができる生地らしいので、今回は前夜に生地を混ぜ合わせて作っておき、冷蔵庫に入れて翌朝焼き上げることに。

ドーナツ天板に油を塗っておきます。

冷蔵庫から取り出した生地を各ドーナツ天板に詰め、180度に予熱したオーブンに入れて12分程度焼きました。
一晩寝かせても、生地の様子は特に変わらず、ちょっと固めになっているくらい。

思ったより天板が大きく、取手が張り出しているので、いつものミニオーブンではギリギリ入らない。
急遽、大型のレンジオーブンを予熱して焼くことに。

大型オーブンは日本のオーブンレンジなので、温調が効きすぎている分、火力が弱い。
膨らみも遅いし、焼き色もなかなか付かず、ちょっと焼きすぎてしまったかも。

思ったより膨れなかったので、思ったより小さめのドーナツに。
でも形は断然きれい。

オーブンから取り出して、荒熱をとり、フロスティングをすることに。
昨日は、チーズスプレッドを塗って、塩味系だったので、本日は甘めにコンデンスミルクとフロストシュガーにすることにしました。
浅皿にコンデンスミルクとフロストシュガーをそれぞれに入れ、ドーナツ表面に塗りつけて糊代わりにして、フロストシュガーをくっつけます。

今回の"Bite"のレシピは"ミニ・ドーナツ"のレシピだったので、やはり小さく焼く方が美味しい生地なのかもしれません。通常サイズで焼くと、焼き時間がかかる分、生地にパサつきが出やすく、食感がいまいち。
味はフロスティングをして甘さがちょうどになるレシピなので、生地にはほとんど甘みがなく、トッピングによってセイボリー風にもできますね。チーズドーナツもおいしいかも。
でも、食感的にも生地の味も先日作った"101"のイースト発酵のドーナツの方がかなりおいしかったと思います。

天板を使うと確かに見た目がきれいに出来上がるのが判りましたので、今度はイースト発酵で作ってみたいと思います。

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コーンミール・スコーン。

2011-03-08 08:55:43 | 料理
先週、御用達書の姉妹サイトの"レシピ・テスター"に応募しました。

"レシピ・テスター"とは、雑誌やサイトに公開される前のレシピを試してみて、作りやすさや記述の仕方などを検査して報告するというもの。
1ヶ月に1回程度、レシピはe-メールで送られてくるらしく、無償のため、個人の都合によって作れないときはパスしてよいとのこと。
日本にいるので、どれだけ材料が手に入るか、器具が使えるかが未知数ですが、自分が故意に選ばないような料理を作る良い機会になりそうなので、4月からの新しいチャレンジ課題にすることにしました。
報告書は英語になるので、英作文の勉強にもなりそうですが。。。。

少し前からテスターの応募が公示されていたのですが、御用達書の姉妹サイトのため、あまりレシピを試したことがなく、ちょっとためらっていたのですが、サイトのレシピを見てみると、御用達書の内容と同じもの載っていたため、そう差異はないだろうと思い、応募してみることに。

ということで、このサイトのレシピを1品作ってみることにしました。
作ったレシピは、"コーンミール・スコーン"。
以前にもマーサのレシピで作ってみたことがあるのですが、材料や作り方は基本的には同じなので、どう違いがでるか楽しみです。

《材料》(4個分)
強力粉         50g
薄力粉         50g
コーンフラワー     50g
ベーキングパウダー  小さじ1
重曹          小さじ1/6
バター         25g
ヨーグルト       60cc
豆乳          大さじ2
塩           小さじ1/2
コンデンスミルク   小さじ2


ボウルにコーンミールを加えて、ヨーグルトと豆乳、コンデンスミルクを加えて混ぜ合わせ、コーンミールをふやかします。
最初のこの手順が今回の大きなポイント。
通常、この工程はビスケット作りにはないのですが、コーンミールを吸水させることで、コーンミールが固く、砂状になることを防ぐらしい。
また、コーンミールも荒めのものはダメらしく、今回はコーングリッツではなく、コーンフラワーを使い、粒子の細かいものにしました。

レシピでは、バターミルクと蜂蜜にコーンミールを浸し、バターミルクなければ、牛乳とレモンの混合液に浸すとあるのですが、今回は、ヨーグルトと豆乳の混合液に甘みとしてコンデンスミルクを加えてみました。
もともと粒子が細かいコーンフラワーなので、吸水というよりクリーム化と言う感じになりました。

吸水させている間に、フードプロセッサーに強力粉、薄力粉、ベーキングパウダー、重曹を加え混ぜ合わせます。

冷えた角切りのバターを加え、荒砂状になるまで切り混ぜます。

ボウルに取り出して、吸水させたコーンミール混合物を加え、全体を軽く混ぜ合わせ、ラップの上に移します。

ラップの上から押し固めるように少し生地を捏ねてまとめ、2cm弱の厚さの生地に延ばします。

セルクル型で切り出して、オーブン紙を敷いた天板の上に並べます。

残った生地の切れ端は、また寄せ集めて2cm厚に延ばし、セルクル型で切り出します。

切り出すときのポイントは、型をまっすぐに押し切ること。よくやりがちなひねってねじ切るのは、N.G.とのこと。
焼き上がりのビスケットが不均一に膨らむらしい。これも新しい発見です。
そういえば、いつもねじ切っていた感じがしますね。

220度に予熱したオーブンにいれて5分間焼き、オーブン温度を200度に下げてさらに8分間焼いて完成。

スコーンのように倍に膨らむことはないですが、マーサのレシピよりは膨らんだ感じ。
ちゃんと腹割れしていて、フレーク層状になっていました。
型を一回り小さくして、もう少し厚みのある生地にすれば、レシピ写真のような厚みのあるビスケになったかも。

味の方が、塩味が意外に効いていてセイボリーなビスケット。
見た目にも層状になっているので、フレーク上のサクッとした外側と中はふんわり感のある2つの食感が楽しめました。
バターがかなり少ないので、クラムが詰まるかと思いましたが、ふんわり感があり、外側はサクサクしているので、食感が軽いのも特徴。
ほんのりコーンミールの風味がして、コーンのがっつり感がないもののあっさりとしたスコーンになりました。

甘くないので、食事のサイドメニューにも使えそうですね。
モニターレシピが届くのが楽しみですね。

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トマトジュース・ケーキ。

2011-03-07 08:51:20 | 料理
本日の朝食実習は、"トマトジュース・ケーキ"。

昨年あたりから野菜を使ったお菓子がちょっとブームになっているようですが、日本のレシピを見ていると、あまり野菜を入れる意味がないくらい少量だったり、風味をそぎ落とすような工程が多かったりと、野菜を生かしたレシピが少ないようで、あまり参考にしたり作ってみることはないのですが、アメリカのレシピでは、甘みやスパイスで風味を消すので、そちらを調整することで、野菜をがっちり練りこんだものが作るので、作ってみる方が多いですね。

野菜をたっぷり使ったケーキというと、日米共にキャロットケーキが一般的。
こちらもたいてい砂糖やスパイスを入れすぎて、人参の味がほとんどしないものも多いいので注意が必要ですが。。。

今回のレシピは、"Bite"から。
レシピの中では、トマトを使ったケーキというのは聞いたことがなかったのですが、意外にこのレシピは、クラシックなアメリカンレシピのようで、本来はトマトスープを使って作る家庭のB級グルメケーキらしい。しかもクラシックではトマトジュースではなく、濃縮トマトスープ缶を使うようですが、"Bite"では"V8"というトマトジュースを使って作っています。数年前までは、近所のスーパーでも"V8"ジュースをみかけたことがあるのですが、今は普通のトマトジュースしかなく、ちょうど完熟のトマトがあったので、これをすりおろして生トマトジュースで作ってみることにしました。

<材料>(15×15cm角1枚分)
強力粉         60g
薄力粉         60g
ベーキングパウダー 小さじ1/3
重曹           小さじ1/3
塩            小さじ1/8
バター          20g
砂糖           25g
シナモンパウダー  小さじ2/3
クローブ        小さじ1/8
ナツメグ        小さじ1/8
卵           1個
トマト        (中)1個

・フロスティング
 塗るチーズ     大さじ2


ボウルに強力粉、薄力粉、ベーキングパウダー、重曹、塩を加えて混ぜ合わせます。

別ボウルに室温で柔らかくしたバターと砂糖を加え、クリーム状にふんわりするまで泡立てます。

さらにシナモン、クローブ、ナツメグを加えて混ぜ合わせます。
使用するスパイス類から見ると、かなりキャロットケーキに近い感じですね。

そこへ卵を加えよく混ぜ合わせます。
気温がちょっと低いため、卵を入れると液温が下がり、バターが分離した状態ですが、そのまま進めます。

卵液に小麦粉混合物の半量を加え、混ぜ合わせます。

トマトを荒くすりおろして、生地に加えて混ぜ合わせます。

残りの小麦粉を加えてゴムベラで粉気がなくなるまで混ぜ合わせて、生地完成。
人参ケーキよりすりおろしが楽で生地の作り方は楽ですね。

角型のセルクルにオーブンペーパーを敷きこみ、生地を流し込みます。
一般のケーキ生地よりかなり固め。
小麦粉の量がやや多い配合のケーキで油分が少ないのも特徴。キャロットケーキは油分と砂糖をかなり入れるものが多いので、どんな風に焼きあがるか楽しみです。

170℃のオーブンに入れて15分ほど焼きました。
焼き上がりを竹串でチェックして、何も付いてこなければ焼き上がり。

型からはずして、網の上において冷ましました。

本来は冷ましている間にクリームチーズのフロスティングを作るのですが、今回はし市販の"塗るチーズ"を使ってみることに。
ちょっと塩味が効いたクリーミーなチーズスプレッドですので、甘さ控えめのトマトケーキに合うのではと思いました。
見た目はクリームチーズフロスティングを同じ。。。。

冷ましたケーキの上にチーズスプレッドを塗り広げ、四角に切って完成。

早速試食。。。。
予想以上においしい。トマトの風味は意外になく、とても不思議。
"Bite"の触れ込みどおりで、トマトは"秘密の材料"と言えるほどケーキだけを味わってもトマトを使っているかは判りにくい。
甘みはオリジナルよりかなり減らしているので、スパイスもクドク感じず、甘みもほんのりといった感じで、フロスティングの塩気のあるチーズとの相性もいいですね。

クラムも硬くなるかと心配でしたが、意外にふんわりしていて、食感も問題なし。
かなり美味でした。

キャロットケーキよりもこちらの方が作りやすく、おいしいかも。
今度はクラシックなスープ缶で作ってみたいですね。

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ベイクド・ファッロリゾット。

2011-03-04 08:44:59 | 料理
本日の朝食実習は、リゾット。
久しぶりに粉モノではなく、粒モノです。

今回は、"101"の"ベイクド・ファッロリゾット"を作ってみることに。
ファッロは、イタリアでよく使われる食材で日本では"スペルト小麦"として売られています。

古代小麦で、茶色の大粒の穀物です。
日本の玄米に近い感覚で、風味が強く、食感が少し固いのですが、粗野な味がなんとも言えない美味しさです。玄米好きな方は、この小麦の味が気に入ると思います。

通常は、茹でてサラダにしたり、粉にして、パンやパスタに混ぜるのが一般的な使い方なのですが、今回はリゾットのレシピを見つけたので、早速試してみることに。

ただファッロの量の在庫が少なかったので、先日買ってきた大麦やオートミールを加えて作りました。

《材料》(2人分)
玉ねぎ           (小)1/2個
スペルト小麦(粒)      1/4カップ
大麦(Barley)   1/4カップ
オートミール        1/4カップ
塩              小さじ1/2
トマト水煮(カットタイプ)  カップ1/3
水              カップ1/2
トマトケチャップ      大さじ2
ピザ用チーズ        カップ1/2
パルメザンチーズ      大さじ2

鍋に油を少々加えて、中火で予熱し、玉ねぎのみじん切りと塩を加えて炒めます。

玉ねぎが柔らかくなったら、スペルト小麦、大麦、オートミールを加え、よく炒め合わせます。
日本の米のように穀物は洗ったり、吸水させたりしないので、ここでよく炒めることで、炊き込んだときに早く柔らかくなります。
オートミールは固めのスチールカットタイプを使いました。

トマト水煮と水、トマトケチャップを加えて煮立たせます。
味を見て、塩やコショウでお好みに調味します。
"101"ではトマトソースを使っているのですが、即席トマトソースとして、トマトケチャップは入れず、トマト水煮を加えて水分を減らし、数分長めに煮込むことでトマトソースの代わりにしました。

ピザ用チーズを加えて全体をかき混ぜて火から下ろします。

耐オーブン皿に油を塗っておき、鍋のファッロリゾットを流し込みます。
まだこの状態では、リゾットはスープ状で、穀物も固い状態。

アルミホイルに穴をあけて、皿にかぶせて、180度に予熱したオーブンに入れて20分間焼きました。

鍋で煮込んでも同じように作れると思いますが、オーブンで煮込むと仕上がりの食感は違うかも。
オーブン煮込みの方が火が柔らかく入り、水分が凝縮するので味が濃く、べたつかない仕上がりになると思います。オーブン煮込みは最近のお気に入りです。

一度皿をオーブンから取り出し、アルミホイルをとって、パルメザンチーズを降りかけて、再度オーブンに入れて数分焼いて、表面に焼き色が付けば完成。

ドリアのような見た目ですが、炊いた米から煮込むドリアと違い、生麦からオーブン炊きにして作るので、食感はアルデンテ。べたつきはなく、少しもちっとしているものの、しっかりと歯ごたえが残ります。
シンプルな材料なので、トマト味が濃厚なものの、重くないので、見た目よりあっさりした味でした。

食物繊維たっぷりで腹持ちはよさそう。大皿で焼けばサイドメニューでパーティ料理でも使えそう。見た目よりもヘルシーな一品でした。

"101"のレシピは、自然食が中心のレシピなので、粗野な風味ですが、ホッとする味が多いですね。穀物系のレシピも多いので、順次試していこうと思います。

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