Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

バーリィ・スクエア

2010-07-31 14:04:13 | 料理
今週の課題製作第3弾。
今回は、"押し麦がテーマ。
レシピブログさんと雑誌『すてきな奥さん』のコラボ「愛デアレシピコンテスト」に参加中です。
押し麦は「大麦」の加工品で、「大麦」は"六条大麦"と"二条大麦"の2種類があります。
"六条大麦"は穂の各節に種がみのり、上から見ると六条に見える大麦のことをいい、小粒大麦ともいわれるようです。"麦茶"や"麦飯"の材料として使われることが多いようです。

"押し麦"は、その大麦の外皮を剥いて、蒸気で加熱し、ローラーで平らにしたもので、どこのスーパーでも一番よく売られている雑穀だと思います。

栄養面で「大麦」が優れているのは食物繊維。白米の19倍という豊富さだけでなく、水溶性、不溶性という2種類の繊維をバランスよく含むという点が特徴的です。
押し麦にすると、短時間加熱で食べやすい柔らかさになるため、ご飯に炊き込んで食べるのがスタンダード。

海外では、ご飯を主食としない国では雑穀はお菓子系に使われることが多く、シリアルやバーとしてもよく使われる食材です。

今回は炊いた押し麦ではなく、焼いた押し麦をつかった"スクエア・バー"を作ってみることに。

<材料> (3人分)
 押し麦    3/4カップ
 強力粉    大さじ1
 薄力粉    大さじ2
 黒砂糖     大さじ1
 クルミ    1/4カップ
 重曹     小さじ1/6
 塩      小さじ1/6
 バター     50g
 果物ジャム  大さじ4
 レモン汁   小さじ1
 シナモン(粉) 小さじ1/4


まず下準備として、クルミは荒微塵切りにし、バターを溶かしておきます。


ボウルに押し麦、小麦粉、黒砂糖、刻んだくるみ、重曹、塩を混ぜ合わせます。
小麦粉は強力粉と薄力粉を混ぜましたが、今回はクラムを作らないため、どちらか一方だけでもO.K.。ほとんど違いはでないと思います。

溶かしバターを加えてよく混ぜ合わせます。

焼き型に油を塗って、バターと押し麦の混合物の半量を入れて、ヘラかスプーンの背で型の底に敷き詰めるように押し込みます。
この段階ではバターと押し麦の混合物は粉っぽく、ばらばらした状態ですが、底が見えないように均一にぎゅっと押しつけてならしておくのがこのバー作りのポイントです。

器にジャムとシナモン、レモン汁を加えて、ジャムを扱いやすい粘度に溶き伸ばします。今回は色合い的に断面が層になるようにブルーベリージャムを使いましたが、お好みの果物ジャムで代用できます。

押し麦とバターの混合物の上に薄くジャムを延ばします。

最後に残りの押し麦混合物をジャムの上から被せるようにのせて、同じくスプーンやへらでしっかり押し固めます。

170度に予熱したオーブンに入れて20分焼いて完成。
厚みがあるものを作った場合はもう少し焼いてもいいかもしれません。
今回はタルト型を使い、分量に比べて型が大きかったのでちょっと薄めのスクエアになりました。
クッキーと同様、焼きたては柔らかいので、荒熱が取れるまで型のまま冷まします。

冷めたら、型からそっと取り出して、完全に冷まし、お好みの大きさに切り分けます。
パラついていた生地も焼いて冷めると、固まってしまうので不思議ですね。

見た目はシリアルバーで、ちょっと甘めのカリカリした食感がおいしい。
手作りのバーなので、甘さも程よく、油っぽくなく軽い仕上がりにできました。
簡単に作れるので朝食にも軽食にもなりますね。
押し麦もこんなタイプなら子供でも食べやすいのでは。

フィリングをドライフルーツやコンポートを使ってもおいしいですね。

『すてきな奥さん』コラボ「愛デアレシピコンテスト」参加中☆  



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アセロラ・マシュマロ・クッキーサンド。

2010-07-29 09:19:49 | 料理
今週のモニター第2弾。

今回は、ニチレイの 「アセロラドリンク」。
このドリンクを使って「美レシピ」を作るのが課題です。

梅雨が明けてから連日の猛暑のため、できるだけオーブンなどの長時間加熱を伴うものは避けたいところ。よって冷やして固めるマシュマロを作って、自家製グラハム風クッキーに挟んでみました。
マシュマロは最近、「ギモーヴ」としてちょっとしたブームになっているお菓子ですね。
アメリカではマシュマロを使ったお菓子は結構よく見かけます。日本ではホワイトデーのお菓子という印象が強いですが。。。

このマシュマロ・クッキーサンドにチョコがけすると"ムーン・パイ"というアメリカのテネシー州の名物菓子になり、日本ではエンゼルパイの原型とか。
マシュマロは卵白を使うタイプと使わないタイプの2種類があるのですが、卵白不使用のマシュマロ二挑戦。

まず、アセロラ・マシュマロを作ります。
我が家はハンドミキサーがないので、スタンドミキサーで製作。

スタンドミキサーのボウルにアセロラドリンクと粉ゼラチンを加えて、ゼラチンを5分ほどふやかしておきます。ふやけたら、ミキサーを回して全体を混ぜ合わせておきます。

鍋にグラニュー糖、水あめ、アセロラドリンクを加えます。

中火で煮立たせて、かき混ぜながら温度計で確認し、液温が114度になるまで加熱します。

ミキサーを低速で混ぜながらゼラチン液に砂糖液を細く垂れ流して加えていきます。
徐々に速度を上げて、砂糖液を全て加えたら高速で泡立てます。

最初はクリーム状の液体が10分ほどでもったりとした生クリーム状になります。3倍程度にカサが増えればO.K.。

オーブンペーパーを敷きこんだバットに、マシュマロ生地を流し込み、へらで平らに延ばして均一の厚みにします。
そのまま冷蔵庫で3時間ほど冷やし固めます。

マシュマロを冷やしている間にクッキー作り。
市販のグラハムクッキーで挟むのが定番なのですが、日本のグラハムクッキーは意外に高価。簡単に自作できるので、作ってみることに。
だたし、グラハム粉や全粒粉が手に入らないため、常備してあった小麦ふすまを代用することに。食物繊維たっぷりのクッキーになりそうです。


ボウルに、強力粉、薄力粉、小麦ふすま、重曹、ベーキングパウダー、シナモン、塩を混ぜ合わせます。
クッキーなので、今回は薄力粉を総量の50%とし、全粒粉風にするため、強力粉と小麦ふすまを25%ずつで加えてみました。

別ボウルに室温で柔らかくしたバターと三温糖を加えて、泡だて器でクリーム状にふんわりと泡立てます。

卵を加えて良く混ぜ合わます。

卵液と粉類と合わせてクッキー生地完成。

生地をラップに挟んで3mm厚に延ばして、冷蔵庫で1時間ほど冷やし固めます。

扱いやすく固まったクッキー生地からラップをはがして、包丁で大きめの角切りになるように切り目をつけます。

オーブンペーパーを敷いた天板に載せて170℃に予熱したオーブンで5分間焼きます。
焼きすぎるとカチカチになるので、ほんのり生地周囲が色づいたらオーブンから取り出し、切り目にそって再度包丁で切り離し、網の上で完全に冷まします。

焼きたてのクッキーはかなり柔らかいのですが、冷めるときちんと固まって、しっとりとして表面はカリッとしたクッキーが出来上がりました。

冷やして固まったマシュマロを包丁でクッキーと同じサイズに切り分けておきます。

冷めたクッキーにマシュマロを挟み込み、クッキーの上から軽く押さえて完成。
これをチョコがけすると"ムーンパイ"になりますが、暑さでチョコが溶けると持ち運びに不便なため、今回はこのままクッキーサンドイッチとすることに。

マシュマロにほんのりアセロラ色がついて、上品な極淡ピンク色。
マシュマロだけでももっちりとして柔らかく、プリンのような食感。
市販のマシュマロとは別物でした。
アセロラドリンクの酸味が利いているのか、砂糖だけでつくったのですが、ひどい甘さではなく、卵白が入っていないので、卵臭もなく、上品な味。

グラハム風クッキーとの食感の対比がよく、今まで食べたことのないお菓子ですね。

意外に簡単にマシュマロがうまく作れたので、マシュマロを使う"ロッキーロード"系のお菓子などにも挑戦したいですね。

このマシュマロ・クッキーサンドを作ってみたい方はこちらを参考にしてください。↓
Cpicon アセロラ・マシュマロ・クッキーサンド。 by PCWP



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ピーチ・バックル。

2010-07-27 08:39:45 | 料理
本日はバックル研究。

先日はサクランボのバックルを作ってみましたが、今回はモモのバックル。
前回は御用達書を参考に型を使って焼いてみましたが、今回は、マーサバージョンでももっと省力系。ただし、今回は手混ぜです。
スキレットを使って、生のモモを混ぜ込んで焼いてみました。所要時間約40分。

ボウルに室温で柔らかくしたバターと砂糖を加え、泡だて器で白っぽくクリーム状になるまでよく泡立てます。
日本のモモは、アメリカのモモより糖度が高いので、砂糖はかなり控えめ。バターも規定量より減らしました。

卵を加え、全体をよく混ぜ合わせます。

別ボウルに強力粉、薄力粉、ベーキングパウダー、塩を加えて混ぜ合わせておきます。
今回は強力粉と薄力粉は1:1。

モモは皮をむき、1.5cm角切りにしておきます。

小器にスライスアーモンドと砂糖、シナモンを混ぜ合わせておきます。

卵液を粉類の入ったボウルに注ぎいれて、粉が見えなくなるまでゴムベラで全体を混ぜ合わせます。

角切りにした桃と酢を少量加えて、生地と絡めます。
日本の桃は、アメリカの桃に比べて甘みが強く、酸味が弱いのでベーキングパウダーの起爆剤として酢を少量添加することに。

耐熱スキレットに油を塗って、生地を入れて、全体にゴムベラで均一に広げます。

アーモンド砂糖を生地の表面に均一に散らします。

170度に予熱したオーブンに入れて、表面のアーモンドトッピングがこんがりと色づくまで25分間焼きました。
今回もあまり大きくは膨れませんが、桃が大量に入っているのでボリュームは満点なしあがりです。

前回の御用達書で指摘されていた生の果物の加熱時の水分浸出は問題になりませんでした。桃だったからでしょうか。。。

荒熱を取ってから切り分けて、朝食用に。
生地はべたつくことはなく、ふっくらと柔らかい。
前回のバックルの方が、フードプロセッサーで作っているためか、泡立てが少ないので固い生地になっていると思います。
今回は手混ぜで生地が柔らかいのが印象的でした。

バターの量も減らしていますが、食感には影響はなさそう。バター風味はやや弱いものの、
桃がたっぷり入っているので、そちらの風味が効いていておいしかったです。
砂糖もかなり減らしましたが、それでもまだ甘いくらい。桃が旬で甘いからかも。
チェリーもおいしいですが、桃の方が私好みでした。

バックルに関しては、マーサの方がレシピ的にはいいようです。
作り方はどれも簡単ですが、出来上がりがちょっとずつ違うのが面白いですね。
Epiのレシピでも試してみようかな。

このバックルを作ってみたい方はこちらを参考にしてください。↓
Cpicon ピーチ・バックル。 by PCWP



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カツオとトマトのマリネ蕎麦。

2010-07-23 21:21:30 | 料理
暑い日が続きますが、課題製作続行中。
どんどん送られてくるので、どんどん作っていかなければ。。。

今回は、先日モラタメさんから頂いたGaban社の新しいスパイスドレッシングの試食報告です。
最近はドレッシングを頂くことが多いので、試食する機会が増えたのですが、今回は「和風醤油&バルサミコ酢」味で和風イタリアンなテイスト。
Gabanさんのドレッシングは、パッケージもスタイリッシュで、今回のドレッシングもピンクの太めのボトルでちょっと斬新。

8月中旬ごろの販売でまだ未発売のレアもの。
早速試してみました。
ドレッシングにあわせて和風イタリアンな"カツオとトマトのマリネ蕎麦"。
麺も乾麺ではなく、ちょっと腰のある太く固めの半生麺を使い、パスタ的に仕上げました。


<材料>(二人分)
 蕎麦               2袋
 かつおのたたき           150g
 トマト              2個
 赤玉ねぎ             1/3個
 ベビーリーフ           50g
GABAN®「和風醤油&バルサミコ酢」 大さじ4

かつおは"たたき"を一口大に切って、ボウルに入れて多めのドレッシングとあえておきます。
できれば少し数時間ほど置いておくと味がなじんでおいしくなりますが、しっかりした味のドレッシングなので軽く和えるだけでもO.K.。
赤玉ねぎは薄切りにしておきます。辛味やにおいが気になる方は少し水にさらすか、トマトと一緒にマリネしておいてもいいですね。

茹でた蕎麦を良く冷水で冷やして、ベビーリーフと共にカツオのマリネと軽く和え、器に盛り付け、最後にフレッシュなドレッシングをひとかけして完成。

このドレッシングはバルサミコ酢も珍しい国産。酢といってもバルサミコは風味がまろやかで甘さがあるので、ドレッシングの酸味が穏やかで食べやすい。醤油ベースなので、塩っぽさもなく、出汁酢醤油といった感じで使えますね。

カツオとマリネしておくと、カツオのうまみもドレッシングに溶け込んで、マリネ液はコクと旨みがたっぷり。少し酸味があることで、さっぱりと食べやすく、魚の生臭さもなくなり、たたきのスモーキーさが引き立ちます。

一皿で野菜も魚も穀物も同時に取れるので、夏の食欲のないときでも食べやすい一皿になりました。

おすそ分けセットで2本頂いたのですが、おすそ分けする前に2本我が家で使ってしまいそうです。

モラタメさん、Gabanさん、ありがとう。
味の素GABAN®スパイスドレッシングレシピモニター参加中





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クラシック・ソーダブレッド。

2010-07-20 08:10:38 | 料理
「ルクエ」を使ったパン作り第二弾。
レシピブログのルクエ「スチームケース」パンレシピコンテスト参加中です。

先日は、"アナダマ・ブレッド"を作ってみましたが、初めて作ったため、味は悪くないものの、やや発酵不足で見た目が貧弱なため、もう一品、パンらしいものを作ってみました。

やはりイースト発酵系は夏と言えども苦手なので、クイックブレッド系で作ってみました。
今回は、"ソーダ・ブレッド"。
作り方は、何も具材として加えないプレーンなクラシック・バージョンで生地のおいしさを楽しみます。
今までにも何度か作っている我が家では定番になりつつあるパンです。
イースト発酵させず、重曹で膨らませるので、冬場でも短時間で作れるのが魅力。見た目も味も発酵パンとかなり似たものになり、クイックブレッドの中では比較的イースト系パンに近いパンができるので、食事パンに使え、非常に便利なパンです。

今回は、「ルクエ」一つで調合から焼成まで全てをこなしてみました。

 <材料>(2人分)
  強力粉   70g
  薄力粉   100g
  砂糖    小さじ2
  重曹    小さじ2/3
  酢     小さじ1
  塩     小さじ1/3
  バター   小さじ1
  ヨーグルト 100cc


ルクエのスチームケースに強力粉、薄力粉、砂糖、重曹、塩を加えて混ぜ合わせます。
パンというと強力粉がベースになるのですが、このパンは重曹だけで膨らませるので、強力粉では重く、目の詰まったパンになりがち。低タンパクな薄力粉を多めに使うことで、軽く仕上げ、強力粉も加えることでふわふわしたパンにならず、食べ応えとかみ応えのある
食事用パンにしました。

室温で柔らかくしたバターを加え、手で粉にもみこんで散らします。パイのように大量ではないので、生地はべとつかず、状態は粉っぽいまま。

ヨーグルトと酢を加え、フォークで全体を混ぜ合わせます。
本来はバターミルクを加えるのですが、ヨーグルトで代用。味はほとんど変わらず、バターミルクより柔らかく仕上がるようです。
酢を加えることで重曹と反応させて、瞬時に強力に膨らませるのでここからの作業は手早く行います。

ヨーグルトに粉がかぶさる程度に数回混ぜ、手で周りの粉を集め、中央部分のヨーグルトに
入れ込むようにして、2~3回生地を押し込みます。

ルクエの中央部に生地をまとめで集めます。まだかなり粉っぽく、手で粉を押し固めるようにしてやっとまとまるくらいでO.K.。
見た目はパンというより、粉の塊のようですが、納得できるまで捏ねたり混ぜてはN.G.。
このパンの成否はここが大きなポイントです。

最後にはさみで生地表面に切れ込みを入れて、200度に予熱したオーブンに入れて、20分間焼きました。

焼き上がりはパンに直接温度計を刺してみて75度以上になっていればO.K.。
粉っぽかった生地がフランスパンのように仕上がるので不思議です。

網の上に移して20分ほど荒熱を取ってから、切り分けます。
焼きたてはまだ中心が生っぽいので、少し冷ますのもポイント。

荒熱を取ったものはふんわりと柔らかいクラムとカリッとしたクラストで非常に美味。
今回もおいしくできました。
イースト発酵のパンより私は好きですね。
去年、イギリスでスーパーで売られていた本場ものを食べましたが、自家製の方がおいしかったです。

パンを焼いている間に即席野菜シチューを作って、簡単ながら豪華な朝食に。
ルクエを使えば、ボウルやオーブンペーパーも使わずできるので、便利ですね。

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ベジ・マニコッティ。

2010-07-18 18:30:44 | 料理
今週の課題製作第一弾。

今回は森永乳業「クラフト 100%パルメザンチーズ」のレシピモニター。
テーマは「パルメザンに合うパスタレシピ」ということで、パスタ料理を製作。
パスタというと、麺をイメージしてしまいがちですが、パスタ料理と言われるジャンルの料理は幅広く、マカロニのようなショートパスタやラザニアのような幅広の生地状を使ったものなど形態がさまざま。
定番の麺系からちょっと目線をはずして、今回はマニコッティを作ってみました。

マニコッティは管状のパスタで巨大なマカロニといった形状のパスタ。日本ではカネロニの方がよく知られているかも。両者の違いは良くわかりませんが、輸入食品店のパスタコーナーではカネロニを見かけることはあります。しかし、どちらにしても近所のスーパーでは見かけることはないですね。

マニコッティは、作るのが面倒なパスタの一つで、パスタを茹でて、フィリングを作り、茹でたパスタに詰めて、ソースを作り、詰め物をしたパスタにソースをかけてグラタンのように焼き上げます。
ソースを作り、パスタを茹でて和えて仕上げる、麺状のパスタより手順が多く、手間がかかります。グラタンとも煮ていますが、ソースとは別にフィリングを作らねばならず、さらにフィリングをパスタに詰めなければならないのが手間。

以前に作った"ソイ・マニコッティ"の手法を応用して今回はフィリングを改善しました。
前回はおからパウダーを加えてフィリングの水分調整剤としたのですが、おからパウダーのざらつきが残るので、今回はパンに変えてみました。本来のマニコッティフィリングはリコッタチーズをベースにするのですが、豆腐で代用し、カロリーとコストをカットし、ボリュームを出しました。前回使用したヨーグルトやサワークリームの代わりにパルメザンチーズを加えてコクを加え、フィリングの水分量を押さえ、しっかりとしたフィリングに仕上げてみました。前回と同様、卵や肉を使わないベジ仕様です。

先ずはパスタの準備から。
前回と同様、手に入りやすいラザニア用パスタでマニコッティの代用をします。
ラザニアパスタを浅皿に入れて湯に数分間つけてふやかし、柔らかくしておきます。

パスタをふやかしている間にフィリングを作ります。
フードプロセッサーに、水切りした豆腐、食パン、パルメザンチーズ、塩を加え全体がしっとりとまとまるまで切り混ぜます。
味を見て、塩を追加して調味します。

パスタがふやけたら、まな板の上に広げ、フィリングをスプーンですくって、パスタの上に等分に盛っていきます。

フィリングを包むようにパスタを巻き上げます。

グラタン皿にトマトソースを敷き、巻き上げたパスタの巻き終わりを下にしてを並べていきます。

並べたパスタの上からさらにトマトソースをかぶるくらいに載せ、溶けるタイプのチーズを散らしてアルミホイルを被せます。

170度に予熱したオーブンに入れて15分ほど焼き、アルミホイルをとって、チーズが溶けるまで10分ほど焼いて完成。

前回は焼いている間に水分が出て、フィリングのカサがへり、全体のボリュームが減り気味に仕上がりましたが、今回はフィリングから水分がにじみ出ることなく、ボリュームを保ったまま、形よく仕上がりました。

味はフィリングと上掛け両方にチーズを使ったダブルチーズ仕様なので、チーズ風味たっぷりなのですが、フィリングには豆腐とパンでカサをだしているので、油っぽさがなく食べ飽きることがないですね。
前回とはフィリングの食感がかなり違い、前回のクリーミーな食感とは逆のぷりぷりとした歯ごたえ感で食べ応えがありました。フィリングの味が楽しめる一皿ですね。

今回はトマトソースは市販品にトマトケチャップを混ぜ合わせたものを使ったため、コンロで加熱することが必要なく、夏の暑いときでも気軽に作ることができますね。

このベジ・マニコッティを作ってみたい方はこちらを参考にしてください。↓
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アナダマ・ブレッド。

2010-07-17 10:07:39 | 料理
今週は、モニター当選が重なって宿題に追われる毎日。
学生時代の宿題とは違い、こちらの宿題は考えるのも作るのも楽しいので、追われるくらいがうれしい感じですね。

今回は調理道具のモニター当選。以前から欲しかったルクエの"スチームケース"をいただきました。前回にも一度応募したのですが、当選せず、ダンナさん実家へは糖尿病食作り用にとプレゼント購入したことがあるものの、実際自分では使ったことがなく、自分用に購入しようかと迷っていたところです。

大きな箱で到着して、色は鮮やかなレタス色。

市販品と同じ梱包でレシピ集も付いていました。ケースも標準サイズなので\5000円はする代物です。

早速、レシピブログのルクエ「スチームケース」パンレシピコンテストへの出展作品としてずいぶん前にレシピ検討していた"アナダマ・ブレッド"を試作してみることにしました。

"アナダマ・ブレッド"も日本では名前がほとんど知られていないクラシックなアメリカンブレッドでニューイングランドの田舎パンです。コーンミールとモラセスを配合したパンで風味が独特で重くて詰まった素朴さがウリのサンドイッチパンのようです。
問題は、普通のパンより発酵に時間がかかり、仕上がりもコーンミールとモラセスで重くなること。
アメリカでも市販されているものを見つけたことがないので、外観もよくわかりませんが、かなり時短で作ることができるフードプロセッサーを使ったアメリカンローフブレッド法を応用してミニサイズのアナダマ・ブレッドを作ってみることにしました。

 <材 料> (2人分)
 *アナダマ・ブレッド      *スクランブル・エッグ
  コーンフラワー 大さじ1      卵    2個
  強力粉     70g      生クリーム  大さじ1   
  薄力粉     40g      牛乳     大さじ1
  塩       小さじ1      塩    小さじ1/2
  牛乳      60cc
  バター     小さじ2
  モラセス(黒蜜) 小さじ2
  ドライイースト 小さじ2/3
  植物油     小さじ1 

 
まずスチームケースにコーンフラワーと水大さじ3を加え、混ぜ合わせて蓋をして電子レンジに20秒ほどかけて加熱します。コーンフラワーに熱が通ればO.K.。本来はコーンミールで作るのですが、手元にあったコーンフラワーで代用。ちょっと水分が少なかったのかとろみをつける程度ではなく、ペースト状になりました。

計量カップに牛乳。バターを加え、電子レンジで加熱してバターを溶かし、牛乳を温めます。混ぜてバターが溶けたら、モラセスとイーストをさらに加えて混ぜ合わせます。

フードプロセッサーに強力粉、薄力粉、コーンフラワーペースト、塩を加えて数秒間きり混ぜて全体を混ぜ合わせます。

先に混ぜ合わせた牛乳液を加えて、軽くまとまってくるまで数十秒回転させます。途中、ゴムベラで何度かフープロのボウル壁面をこそげてます。

まとまったら、ボウルに移し、手で軽く捏ね合わせてボール状に成形します。

ルクエのスチームケースに油を加え、ボール状の生地を入れて油をまぶしつけながらケース全体にも油を生地で塗り広げます。

そのまま蓋をして暖かい場所で2倍程度になるまで一次発酵させます。

2倍に生地が膨れたら、手でケースいっぱいに生地を押し広げます。
縦方向にくるくると巻き込んで、端を指でつまんで閉じて、ロールケーキ型に成形します。

少し上から押さえて型の長さと同じ位に押し伸ばして、蓋をして一回り大きくなるまで1時間ほど暖かい場所で二次発酵させます。
スチームケースには蓋がついているので、いちいちラップで蓋をしなくてもいいので便利ですね。

オーブンを170度に予熱して、ポットに湯を少量沸かしておきます。
スチームケースの蓋を開けて蓋に入るだけの湯を注ぎいれて、オーブンに入れて20分間焼きました。

スチームケースを使えば、蓋部分に湯を入れられるのでスチーム焼きが簡単に出来て便利。
焼き上がりはパンに直接温度計を刺して85度になっていればO.K.。
焼き上がり後すぐにケースから取り出して網に移し、荒熱をとって切り分けました。

予想通り、膨らみはあまりよくありませんでしたが、外側はカリッとしていてフランスパン的なクラストですが、中はもっちり。蒸しパンのような重い詰まり感はあまりなく、しっとりとしたモラセス風味のほんのりとした甘みがあり、食べ応えのある独特の風合いのパンになりました。生地の味が楽しめるパンですね。
手作りでないとなかなかこういうモラセス風味の重いパンは食べることができませんね。日本のパンにはないどっしりとした生地感のある私が好きなタイプのパンでした。

濃い食事に合いそうなパンなので、カレースープを付け合せて、パンを取り出したルクエケースでそのままスクランブルエッグを電子レンジでつくり、サラダと盛り付けて焼きたてパンと共に早速朝食に。

スクランブルエッグは材料をすべてスチームケースに入れて混ぜ合わせ、蓋をして電子レンジで30秒~1分ほど加熱し、お好みの固さに固まればO.K.。スチームケースで作ると油が不要で引っ付きもなく、後片付けも楽。蓋があるので、加熱中にはねてもレンジ内を汚す心配もないので安心です。

初めてのルクエでのパン作りでしたが、このケースを生かしたパンをもっと作ってみたいですね。アナダマ・ブレッドも発酵が電子レンジで出来ないか試してみて、さらに時短の余地もありそうですね。
ルクエ『スチームケース』おうちで焼きたてパンレシピコンテスト参加中!



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デリ・グランデ。

2010-07-16 08:18:51 | 料理
昨日は、企業向けのフードコンベンションに招待されてインテックス大阪まで行ってきました。
昨年の春の"食博"も同じ会場で開催されて、今回も同じ感じかなと思って参戦してきたのですが、全然違うがっつり商談会。
この様子はまた、次回にしっかりと報告したいと思います。

朝8時から夜6時まで一日中、重いキャリアとカバンを持って歩いて、試食やら企業さんと談話やら、帰りの暑さと雨に降られてよれよれになって帰ってきたのですが、晩御飯は作らねばならない。
私の方は一日口を動かしていたので、お腹はすいていないものの、主婦業にお休みはありません。

こういう時にちょっとあると便利なのが、冷凍食品。
先日、モラタメさんからヤヨイ食品(株)の"デリ グランデ"シリーズのグラタンとドリアをもらったので、夕食の一品として使ってみることにしました。
"デリ グランデ"は惣菜売り場でチルド状態で売られているので、買った直後に電子レンジにかけてすぐに食べることができるのですが、今回は配送の関係上、冷凍で送られてきたので事前に一晩冷蔵庫解凍が必要です。

一昨日にコンベンション参戦でかなり疲れて帰ってくることが予想されたため、昨日の朝、「海老とチーズのグラタン」を冷蔵庫に入れておき、ちょうどよい解凍状態に。

容器は紙でできていて、プラスチックの上蓋をした状態で電子レンジに入れて600Wで2分加熱して出来上がり。

よくあるこの手のお惣菜では、クリームが固まっていたり、味がアミノ酸的なことが多いのですが、このデリグランテはとても口ざわりが滑らかで、プリンのようなクリーミーさ。
全くごろごろした食感の部分がなく、チーズがゴムのように固まっているところもなく、ちょっとカリッとした食感が残り、濃厚感があるものの脂っぽくなく、味もマイルド。アミノ酸的でないのがいいですね。上品な味が楽しめました。

オーブンではなく、電子レンジで温めるだけなのですが、オーブンで焼いたような質感が楽しめて、味も本格的でびっくりなおいしさでした。
メインのポークソテーとあわせて、疲れた日でもちょっとした豪華なイタリアン・ディナーになりました。

ドリアの方もかなり期待できそうですね。
モラタメさん、ヤヨイ食品さんありがとう。




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【ワイン】バナナ・ブレッド(タイプUL)

2010-07-14 09:06:25 | 料理
御用達書に"ULtimate"と付くタイトルの料理を最近よくみかけます。
我が家ではこれらのレシピを"究極シリーズ"と名づけていて、このシリーズを参考に作ってみることが増えてきました。

究極シリーズは、アメリカでの定番レシピの改訂版で、御用達書でもともと改良したレシピがすでに載せられていて、それはそれで結構おいしくできているのですが、さらに改定を加えて、"究極"と名づけている模様。

前回は"シナモン・バンズ"を試してみましたが、究極とはいかないまでもなかなかおいしかったので、今回は"バナナブレッド"を試してみました。

バナナ・ブレッドは以前にもいくつかのタイプを試していて、私的には最も試作の多い料理かもしれません。
今回のレシピはいかにバナナフレーバーを高めるかを重点においたレシピで、バナナ含有量が高いのが特徴です。手法が面白いので参考にして、バターや砂糖などの量は調整しつつ作ってみました。

バナナ含有量を高めるため、バナナ下準備から。
いきなりこのレシピのポイントとなる部分なのですが、バナナブレッドの風味を高める最良の方法はバナナの量を増やすこと。
単に量を倍増するのは物理的に可能ですが、ケーキの仕上がりがべたついていまうことに。
バナナは水分の多いものというイメージはないのですが、量が入るとなると、バナナと言えども水分量の影響は出てきます。

ということで、今回のレシピではバナナを加熱して水分をバナナから一旦切り離し、濃縮して加えるという手法をとっています。なかなか画期的。

良く熟したバナナの皮を剥いて、ボウルに入れて蓋をして電子レンジで2分ほど加熱します。加熱当初はそれほど水分が出てきませんが、ざるに移して数分置いておくと、どんどん水分が出てきます。

ザルに出てきた水分を器で受けて、貯めておき、バナナの荒熱が取れたら、マッシュして、ボウルに移しておきます。
意外にバナナも水分があるんですね。驚きです。

今までと同様、バナナブレッドに使うバナナは超完熟物であることがお勧め。
多少黒い斑点がある程度ではなく、かなり真っ黒系のバナナが最適です。完熟したバナナを冷凍して貯めておくという手法も使え、冷凍ものを使う場合は、解凍時に水分が出てくるため、電子レンジ加熱は不要とのこと。
今回はストックもないため、超完熟までとはいかないまでも、そこそこ完熟したものを使ってみました。

バナナから出た水分を鍋に移し、弱火にかけて半量程度まで煮詰めます。

煮詰まったら、マッシュしたバナナに加えておきます。

さらに卵、三温糖、溶かしバターを加え全体を良く混ぜます。
バナナブレッドのレシピでは、油分は植物油を加えることが多いのですが、今回は風味をコクするため、バターを使用。
今までのレシピでは必ず加えていたヨーグルトは加えず、その分をバナナで補う形になっています。

別ボウルに強力粉、薄力粉、重曹、塩を加え、混ぜ合わせておきます。
今回はベーキングパウダーを使わず、重曹のみで膨らませるクラシック仕様。
小麦粉は強力粉と薄力粉を1:1にしました。

粉混合物をバナナ混合物に加えて、ゴムベラでサックリと混ぜ合わせます。
水分量は少なめなので、生地は結構固め。流れるような生地ではなく、ぽったりとした感じになりました。

少し粉残りがある程度に混ぜ合わせ、クルミを加えて軽く混ぜて生地は完成。
現在、レシピブログの「カリフォルニアくるみ」レシピコンテスト参加中で、先日もらったカルフォルニア産のクルミをたっぷりと混ぜ込みました。

パウンド型にオーブン紙を敷きこんで、生地を入れて、ゴムベラで全体に延ばし広げます。

今回のレシピでは、生地の表面にもバナナ・トッピングをして、さらに風味を高めます。徹底的にバナナを増量していますね。

バナナを斜め薄切りにして、型に入れた生地の表面の両サイドに重ねながら屋根のように並べます。最後に砂糖を少量振り掛けてオーブンへ。

170度に予熱したオーブンに入れて、25分間焼きました。
重曹だけで焼いたので、劇的な膨らみにはならないものの、中央部が多少盛り上がって、こんがりと焼きあがりました。

竹串で一応焼きあがりをチェックして、型ごと荒熱をとり、型から出して、オーブンペーパーをはがして、完全に冷まします。

本来は1日程度寝かせてから食べるとおいしさが増すのですが、朝食用に焼いたために、荒熱が取れたらすぐに切り分けて食卓へ。

御用達書のレシピよりさらにバターと砂糖の量を減らして、ライトにしあげてあるのですが、それでもバナナたっぷりのため、甘さは充分。
ヨーグルトの酸味がない分、バナナの甘みと風味が強調され、ナッツでコクを補い、おいしい。でもバナナ臭くなない程度のバナナ風味なので、しつこくないのがいいですね。

重曹だけで膨らませてあるので、蒸しパン的な食感ですが、重すぎるということも詰まりすぎていることもなく、切った断面もふんわり感ありでした。
もともと食べ応えを求めるバナナブレッドなので、いい食感に仕上がっていると思います。
焼きたては、ふんわりとした食感とバナナの強い甘みが効いているので、朝食にはぴったりですが、寝かせるとさらに甘さがマイルドになって、クルミのコクが効いてきて、ワインのおつまみに良くなってきます。

夕食前のウェイティングにワインと共につまむのもお洒落でいいですね。

このバナナブレッドを作ってみたい方はこちらを参考にしてください。↓
Cpicon バナナ・ブレッド(タイプUL) by PCWP

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【お茶&コーヒー】ウォルナッツ・チェリーバックル。

2010-07-10 16:51:40 | 料理
今週の課題は"くるみ"。
レシピブログの「カリフォルニアくるみ」レシピコンテスト参加中。

今回はざっくりとジップロックの袋に入って200g送ってきました。商品の形態でなくやってきたのは初めてです。ちょっとびっくりしましたが。。。

ナッツを使った料理はアメリカ人には好評なためか、サラダからメイン、デザートなど色々な料理に使われています。日本のゴマのような感覚で風味付けから肉の代わりまでさまざまに形を変えて使われていて、レシピも豊富。

今回はくるみを使って"バックル"を作ってみました。
"バックル"とは生のフルーツとバターケーキ生地を混ぜ、カリカリのストロイゼルをトッピングしてオーブンで焼いたアメリカンデザート。

日本ではほとんど知られていないお菓子かもしれませんね。
先日作ったアメリカンチェリーケーキとは逆で生のフルーツを大量に使うのが特徴。
小粒のベリー類を使って作るのが定番のようですが、今回は旬のさくらんぼを使って作ってみることにしました。

毎週、チェリーピッターが大活躍。思ったより使い勝手がよく、さくらんぼやチェリーの種ぬきが簡単に出来るので、メインからデザートまで色々な料理にさくらんぼを使う機会が増えました。チェリーは加熱してもあまりカサが減らないし、肉料理などとも相性がよいので、セイボリーな料理にも使いやすい。小粒のさくらんぼならば格安で手に入り安いので、チェリーを使った料理をする機会が増えましたね。

今週はまずこのお菓子でピッターを使うことになりました。

さくらんぼの軸をとり、ピッターで種を抜いておきます。

フードプロセッサーにクルミを加え、細かくなるまで刻みます。

刻んだクルミの半量をトッピング用に器に取り出しておきます。

残ったクルミに室温で柔らかくしたバターと砂糖、塩を加え、全体が湿った砂状になるまで切り混ぜます。

さらに生クリーム、卵を加え、滑らかになるまで混ぜ合わせます。

強力粉と薄力粉、ベーキングパウダーを加え小刻みに切り混ぜて全体をホットケーキ状の生地に仕上げます。
今回も食感から言えば、薄力粉だけで作りたいところですが、果物の水分流出を考えて前回よりもさらに生地を強化して強力粉:薄力粉=2:1の割合で加えました。

生地をボウルに取り出して種を抜いたさくらんぼを加えて全体を大きく混ぜ合わせます。

耐熱皿に油を塗って混ぜ合わせた生地を流し込み、全体をゴムベラでならしておきます。

残しておいた刻んだクルミを表面に散らしてトッピングとして、180度のオーブンで20分間焼きました。

フードプロセッサーで混ぜただけなので、生地はそれほど大きくは膨れませんでした。焼き上がりは竹串でチェックして型のまま荒熱を取ってから切り分け、生クリームを添えて出来上がり。

前回作ったアメリカンチェリーケーキで御用達書が指摘しているように、生の果物をオーブンに入れて焼くと、大量の水分が出て、それがケーキ生地をベタベタにして失敗していまいがちらしいのですが、今回の生地も水分が多少出ても吸収して、しっかりしたものになるようにクルミ粉と強力粉の割合を増やしてを加えて固めの生地に作りました。

おかげで心配されたチェリーの水分もほとんど問題になることなく、ふんわりと焼きあがりました。
スポンジケーキのようなふわふわ感はないですが、マフィンのような食感で、ごろごろとチェリーが出てくるので、かなりフルーティ。
普通のケーキやマフィンよりかなり果物度が高いので、今までにはないジャンルのケーキですね。生のフルーツを使うので、ジャムケーキのようなべたつく甘さでもなく、風味もフレッシュで食感もみずみずしい。
時間を置くとさらに生地の味がよくなり、クルミの風味が前に出てきて非常に美味。これも焼きたてよりも数時間後がおいしいですね。コーヒーには良く合うケーキだと思います。

フードプロセッサーで混ぜるだけなので、前回のアメリカンチェリーケーキよりも果物の下準備が入らずさらにお手軽。
即席に作れるので、朝食用にも、おやつにも便利。果物の種類を変えれば、また風味が変わって楽しめそうです。

くるみを使った料理は試してみたいものがたくさんあるので、色々使ってみようと思います。

このバックルを作ってみたい方はこちらを参考にしてください。↓
Cpicon ナッツ・チェリーバックル。 by PCWP

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