Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

豆腐ポンデ・ドーナツ。

2007-03-31 00:01:17 | 料理
昨日はサンタモニカへ遠足でした。
前回のダウンタウン遠足とは違い、天気は快晴。気温も朝はちょっと冷えますが、お昼は25度くらいでちょうどいい感じです。
当初はバスで行く予定でしたが、議論の末、車に分乗していくことになりました。J先生はしぶしぶのようでしたが。。。

昨日製作したドーナツ詰め合わせを持って9時に集合場所のファーストフード店へ。
4台の車に分乗するのですが、私はお昼早帰り組のスペイン人Jさんの車に乗りました。昨日は午後の会話クラスはお休みだったのですが、それを口実に早く帰ることにしていました。サンタモニカはダンナさんともうすでに何回も行っていますし、H先生も早帰り組でしたので、たぶん午後は生徒だけで収集がつかなくなると困るので、先生と行動を共にすることに。

急遽日本人のTさんも早帰り組に転向したので、昨日はTさんに日本語でサンタモニカ案内をしていたようなものでした。
往きはフリーウェーが少し混んでいたので40分ほどかかってサンタモニカのビーチ前に到着。

H先生のクラスの他2台の車のメンバーと共にビーチとピアを散策。
写真を撮りながらぶらぶら歩きました。
肝心のJ先生組の車はMissingで、ビーチでJ先生組の生徒だけに会いました。J先生は生徒だけ下ろして、ベニスビーチに一人で遊びに行ったらしい。いわゆるほったらかしでした。
やはりJ先生の車には乗らなくて良かったです。

ビーチ散策のあと、今度はショッピングモール街へ。私や先生は何度も来ているし、Jさんは家が近所なので庭みたいなもの。特別観光するところでもなく、Jさんはパソコンショップへ、私と先生とTさんはモール街を少し歩いて他の組の生徒と別れたあと、休憩と称してコーヒーショップ持ってきたドーナツをつまみつつ、まったりおしゃべりしてました。

Tさんは一度サンタモニカに来たことがあるようなのですが、ほとんど見て周っていないので、バスでの来方やショッピングモールの位置関係などをガイド。先日、先日行った毛糸屋さんの話に非常に興味があったようで、日本語でずいぶん話していました。

ドーナツの方はかなり油っぽかったのですが、なぜか台湾人系には大ウケ。台湾にも某有名ドーナツ屋さんが進出しているそうで、かなりの人気らしい。作り方を教えて欲しいと熱心にせがまれて来週あたりにまた料理教室をすることになりそうです。

ポンデの方はあっさりしていたのですが、もち粉の分だけ冷めると固くなっていてイマイチだったかも。暖めると柔らかさが回復するのですが、持ち歩きのお菓子にはちょっと不向きで揚げてないところが返って問題になったかもしれません。でも何が口に合うかは国によって様々ですので、なかなか興味深いですね。

ポンデケージョの作り方はいたって簡単。今回は豆腐を使って油なしに作りました。
絹ごし豆腐を水切りせずに砂糖を加え、もち粉と小麦粉を同量、ベーキングパウダー少々を混ぜたものを加えて、耳たぶよりすこし柔らかい目になるまで捏ねて1時間寝かします。

手に水を付けて丸め、8個で1リングになるように数珠繋ぎにするのですが、小さく作って数を増やしたいために5つの玉で1リング。桜の花びらのような形にして、オーブントースターで少し焦げ目がつくまで10分ほど焼いて完成です。

オーブンで焼いてもいいし、油で揚げてもいいようです。出来立てはモチモチしていますが、冷めるとやはり堅くなりますね。
最後味付けのため、蜂蜜をつけてからきな粉砂糖をまぶして甘めに仕上げました。チーズやベーコンを入れるとセイボリーになるようで、朝食パン用に使えるかもしれません。
もう少し作りなれると日本の某ドーナツ屋さんに行く必要はないですね。コストは1/5程度で出来そうですから。

昨日の献立は、オレンジポークソテー、かぼちゃのスープ、ジャガイモとミニトマトのアボガドソース焼きでした。


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オールドファッション・ドーナツ。

2007-03-30 00:01:57 | 料理
昨日はお昼のミニコンサートに一人でお出かけ。

もちろん大学内のコンサートで場所は英会話クラスのとなりの教会。
お昼休み時間のみの小一時間のコンサートで昼食付き。しかもタダ。
一昨日の夜にH先生からメールが来てこのコンサートのことを知りました。

英会話クラスが終わった後、昨日の英語講師でクッキングクラスのL先生とちょっと話込んでしていまい、コンサートには間に合わないと思っていたのですが教会の前を通るとまだ始まっていないよう。自転車を教会の横に止めてやはり参加することにしました。

中に入るとH先生とその韓国人クラスメイト5人ほどがすでに到着していて、その後ろの席にそっと一人座って鑑賞。
やはり中級クラスに入って2週間もたつと、前のクラスメイトとは少し話しにくくなっていますね。コリアンばかりだったのもあるのですが。。。

コンサートがすぐに始まり、3曲構成。1曲目はバイオリンとピアノの協奏曲、クラシックです。2曲目はギターやアコーディオンのグループに変わり、曲もクラッシックではなく、中東的な音楽。ユダヤ系の音楽らしいのですが、ジャンルはよく分かりません。
2曲目は歌姫付きで3曲目は同じ楽団で曲のみ。アンコールもしっかり2曲演奏して予定オーバーの13時すぎに終了。やっとランチタイムです。

教会ホールの隣に売店がある廊下で無料昼食。どんなものが出るのか興味深々だったのですが、出前ピザと粉ジュースでした。
それでも20人以上は来ていたので、行列ができて20分ほどで完売。一応全員一度はありつけたようですが、あっという間になくなり、もう少し人数が多ければ後の人の分は足りなくなっていたかも。

私も列の最後の方でしたがなんとか2切れピザをゲット。飲み物は粉ジュースだったので、取らなかったのですが、H先生が気を利かせて持ってきてくれて試飲。一口でアウトでした。こちらで教会系で出されるジュースはたいてい粉ジュース。劇甘で子供の頃に飴につけて食べる粉のお菓子の粉に水を加えたもののような感じで、手は出さないようにしています。
ピザをさっさと一人で食べて、先生たちコリアン組に挨拶だけして帰りました。

木曜はサンタモニカへ遠足。帰ってから早速遠足用おやつ製作開始。
今回は"ドーナツ"と"ポンデケージョ"。
ドーナツもアメリカドーナツの"オールドファッションドーナツ"。食感がカリカリがウリのドーナツで今回はクックパッドのレシピで作ってみることに。
次の日もサクサクのままとの評価でしたので、うまく作れれば当日は早起きしなくて済みますので、昨日のうちにオールドファッションを試作してみることにしました。

マーガリンを柔らかくして、砂糖を加えて少し泡立てて軽くし、卵を加えます。牛乳も少量ここで加えるはずだったのですが、今回は忘れてしまいました。ふるった粉類をサックリと混ぜ合わせてソボロ状になったところでラップに包み冷凍庫で30分休ませます。半分は粉にココアを混ぜてココア生地も同時に製作。
休ませたあと、麺棒で伸ばして、紙コップとペットボトルの蓋でドーナツ型に切り抜いて油で揚げて出来上がり。

揚げ方が悪かったのか見た目がイマイチのなので、きな粉砂糖をプレーンドーナツに振りかけ、ココア生地の方はさらにココアパウダーをまぶしてみました。多少見た目の改善は図れたものの、やや油っぽい。味は悪くないのですが、油なれしていない自分の味覚では出来立てはちょっと重い。
食感はサクサクでいい感じなのですが、これが次の日まで続くかどうか。。。

やはり当日は早起きして"ポンデケージョ"も製作して持っていくことになりそうです。
ドーナツは今まで何度か作っているのですが、揚げる部分で失敗することが多く、ポンデは揚げずに焼いて作ることにします。
製作の様子はまた明日。

昨日の献立は、鶏モモ肉のサワークリーム煮、ラタトィユ風スープ、カリフラワーとブロッコリーのリングイネでした。
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Rugelach。

2007-03-28 00:03:49 | 料理
今週に入りまたまた冬に逆戻っています。
昨日も朝からどんより雲って気温は15度ちょっと。一時は30度近くまで気温が上がっていたのですが、来週から4月というのに冬はまだ完全に抜け切ってないようです。火曜日のクッキングクラスはウォーキングの予定でしたが、天気の様子で室内でゲーム大会をするようです。昨日の午後に急にメールが回ってきたのですが、スナック持参の必要が出てきました。

夕方から急遽お菓子作り。今回は"Rugelach(ルゲラッチ)"。
こちらに住んでいると、いろいろな祝日を見たり聞いたりできるのですが、大半は他の国の祝日。年末にこちらの料理ネットサイトではやたらと"Hanukkah"の文字。何のことだかさっぱりわからなかったのですが、どうもユダヤ人の祝日らしい。
日本でもそうですが、祝日はいわれがありますので、その日に食べる料理や特別な習慣や行事があるのが普通。
このRugelachは"Hanukkah"の日に食べるお菓子だそうです。

レシピ自体は日本にいるときにと図書館で借りた本に載っていたもので、どこのお菓子だとかはいわれなどは書いてありませんでしたが、お茶請け菓子としての紹介されていたものです。
このお菓子は見た目はミニクロワッサン状で、パイクッキーのようなサクサクとした食感がウリのよう。ヨーロピアン系には受けそうな感じのお菓子です。買い物を終えてから急遽作ることになったので、手持ちの材料で短時間に出来そうなところが今回このレシピを採用した一番の決定要因なのですが。。。

先ずは室温に戻した柔らかいバターと砂糖、卵黄を加えてよく混ぜ、サワークリームを混ぜる。次に小麦粉を振るい入れサックリと混ぜ、2等分にしてラップに包み整形できるよう冷凍庫で1時間固めます。レシピでは30分冷蔵庫で休ませるとのことでしたが、かなり柔らかい生地でしたので、冷凍庫で固めました。それでもレシピの倍1時間かかってなんとか整形できる硬さとなりました。

冷凍庫で固めている間にフィリング作り。くるみとレーズンがレシピの材料でしたが、クルミは手持ちにないのでかわりにココナツを代用。レーズンは荒く刻んで砂糖とバター、シナモンを混ぜて完成。
お好みでチョコレートや他の果物、ジャムでもいいかも。

冷凍して固めた生地を3mm厚程度の円形に伸ばし、包丁で放射状に12等分。上からフィリングを散らして1つずつを切り離し、クロワッサンの整形の要領で手で丸めて天板にのせました。

200度のオーブンで35分。レシピでは180度で20-25分程度となっていましたが、オーブンの威力がイマイチなのか200度設定でも30分以上かかって何とか焼きあがりました。それでもあまり表面に焦げ色がつかなかったので、もっと高い温度の方が良かったのかも。オーブンだけはまだまだ扱いこなせていませんね。

焼き上がりはほとんどミニクロワッサン。特別泡立てたりしていないのですが、思ったより膨れました。甘みは控えめでバターも織り込んだりしていないのですが、サックリとしていますが、パイよりはやや重く、クッキーよりは食べ応えがある感じです。

サワークリームを使用しているのがこのお菓子の特徴で、これでサックリ感を出しているらしい。サワークリームは日本では結構高く、あまり料理に使うことが普及していませんが、こちらではメジャーな商品です。商品数も多いため値段もピンキリですが、ほぼ日本の半額以下です。サイズも500mL容器で1ドルから売っています。脂肪分が比較的多い商品なので、無脂肪や低脂肪、標準仕様と3種類があり、無脂肪は低カロリーなのですが、味にコクがなくイマイチ。今回は無脂肪を味見に買ってみたものが残っていたのでこれを利用したせいか、味はあっさり目に仕上がったかも。そのわりには酸味が利いていないので、食感だけに寄与している感じでした。
実際のルゲラッチをまだ食べたことがないので、同じにできているかわかりませんが、グルメなJ先生にでも味見してもらって聞いてみようかなと思います。

昨日の献立は、チーズ入りハンバーグ、ベジタブルミルクシチュー、洋ナシのコンポートでした。
洋ナシのコンポートは先週の土曜日に我が家の気まぐれDVDレコーダーがビデオ録画を勝手にしていたものに映っていたレシピで、電子レンジで簡単に作れました。この果物は加熱してもほぼ形が崩れず、扱いやすかったです。アイスクリームをソースにするので冷たくても暖かくても食べられます。こちらには洋ナシだけでも数種類は常時売られていてとても安価です。他にも料理に使えないか今後も検討したいですね。
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アメリカン・クッキング。

2007-03-24 00:40:52 | 料理
火曜日のクッキングクラスは、アメリカンクッキング。
メニューは、フライドチキン、マッシュポテト、レモンケーキ、アラバマティーの4種。内容を聞いただけでも太りそうなメニューなばかりが並んでいます。さすがアメリカンメニューです。

L先生がじきじきに講師になるときはたいてい料理ネットサイの"Allrecipe.com."からメニューを引っ張りだしてきます。
このクラスに参加した当初はL先生は料理の先生で達人かと思っていたのですが、そうではなく、単なるコーディネーター。つまりお世話役なのです。
というのも彼女の料理は典型的初心者料理なのです。つまり、普段あまり料理をせず、趣味レベルで楽しむためのもの。料理について特別な知識がないということです。そのことは以前からうすうすよく分かっていたのですが、今回のクッキングクラスでよくわかりました。

クラスはいつもどおり2グループに分かれて調理開始。
1グループはケーキ担当。ケーキは焼き時間が1時間くらいかかりますので、一番に取り掛からなければなりません。

今回は"フレッシュ・レモンケーキ"。型が前回使った"Bundtcake"型。
まず"イエロー・ケーキミックス"という必殺技が早くも登場。これはアメリカでのお菓子作りの定番"ミックス粉"の1種で小麦粉や砂糖、ベーキングパウダーなどがすべて入ったもので、ホットケーキミックスのケーキバージョン。"イエロー"というところからすると生地の色が黄色に仕上がるように色素が入っているのでしょう。

この魔法の粉に牛乳、卵を加えてハンドミキサーで混ぜ、さらに"レモン味インスタントプリン粉"を加えて生地完成。型に流して焼きます。
プリンミックスをケーキに使うのはすごいアイデアで私には想像もつきませんが。。。

アメリカではすさまじい種類のミックス粉があって、バラエティ豊富。クッキー、ケーキ、プリン、マフィン、マフィン、パン、調味料など一袋で簡単に作れるようになっています。さらにそれをミキシングマシーンで混ぜるのであっという間で手を使うことがなく仕上がることが多々あります。
しかし、ミックス粉を2つ混ぜて作るケーキは、各自の好みで使うのはいいですが、はっきり言って料理教室で教えるレシピではなく、混ぜ混ぜ実習の極みでした。

もう一班はフライドチキン製作。日本ではフライドチキンと言うと、鶏肉に小麦粉をまぶして、油で揚げるものと思いがちですが、今回は蒸し焼きチキン。衣はクラッカー。もちろん日本式のフライドチキンもありますが、先生がローカロリーに気を使ったのかちょっと変わった作り方でした。

袋にプレーンのクラッカーを加え手でバリバリと割り、そこへ小麦粉と"マッシュポテトミックス"と塩コショウを加えて衣の準備完了。
鶏に卵液(卵+牛乳)を直接つけて袋に加え、衣をつけてフライパンで焼きます。

衣にマッシュポテトミックスを加えるところがまたまたアメリカ的で加える意味がよく分からないのですが。。。
なぜクラッカーなのか、パン粉にしないのか、味が違うのかなどを質問してもいつも通り、「レシピにのっているから」という失望的答えでした。
なかなか素晴らしい料理教室である。。。。

最初に焼き色をつけるためか、フライパンに5mmほどの深さに油を熱し、焼き付けてから蓋をして焼く方法でした。これも日本ではあまりやらないやり方というか、日本でのタブー的要素がいっぱいです。

先ず鶏を洗ってから卵液を付けたのですが、鶏の水分をふき取らず直接卵液に投入したため、ほとんど鶏に卵液が絡まない。日本式では卵液に漬ける前に粉をはたき、卵液も牛乳で伸ばさずに卵のみを使用するのですが、卵液もまた薄いのでほとんどクラッカー衣がつかない。

究極には熱したフライパンで一気に焼くので、ちょっとこげ気味で中は生。そのあと蒸し焼きにするものの、蓋をして弱火にしても骨付きの巨大な足のため火が通りにくく、蒸し焼きのため衣がふやけてしまします。タブーの極みのような料理で、やはり出来上がりも中はレアのため、試食タイムに電子レンジに駆け込むハメになりました。

鶏を焼いている間にマッシュポテトの製作。マッシュポテトはアメリカの典型的付けあわせでみんな大好きです。先生もこだわりがあるようですが、付けあわせのポテトは本物のジャガイモを茹でて張り切って製作したのですが、肝心のメインの鶏肉にインスタントポテト粉を仕様しています。これってどうなのか。。。メインのフライドチキンの方にもジャガイモをすって加えるなり、マッシュポテトを加えるなりすれば、正統派の一皿になってくるのですが。。。
マッシュポテトはジャガイモの皮をむき、沸騰した湯に入れて茹でるのですが、これも日本とは違い水から茹でない。湯から入れる必要はないのが日本の常識ですが、これもこだわりのようで、茹でる時間まできっちり計っていました。私的には柔らかくなれば何分でもいいじゃんって感じなんですけど。

水気を切ってハンドミキサーでつぶし、バターを溶かした牛乳を加えて滑らかにして、味を調えて完成。これもできたてではなく、作って最後に電子レンジで暖めてから食べました。

焼きあがったケーキにはアメリカケーキにお決まりの"グレーズ"をかけます。いわゆるシロップで砂糖の上掛けでもあります。カロリーも甘さも倍増の原因です。

今回はレモン風味のため、ここで初めて本物のレモン登場。先生の家でなっていたレモンらしく、これを絞って砂糖を加えて液は完成。焼きあがったケーキを型からはずさず、表面にひとかけ。どうやってひっくり返すのだろうかと疑問に思っていたのですが、これは底をカリッとさせるためと、砂糖液をケーキにしみ込ませるためのよう。数分して表面が固まったら、型からはずして上から絵に書いたようにさらに上掛けして完成。

最後にアラバマティーを先生が製作。大なべにお湯を沸かし、ティーパックを掘りこんで煮出し、砂糖をがばっと加えて完成です。横で見ていた日本人の私とMさんは"砂糖を入れないで。。。"って感じで見ていましたけど。やはり結構甘かったです。ティーパックが少なすぎたせいか、香りの薄い色付き砂糖水状態でした。

最後にみんなで試食して終了。今回の料理はある意味とても勉強になりました。どこに問題があるのかを知ることも料理は大事ですし、ミックス粉の使い方も学べて有意義であったと思います。ケーキの味は市販品の味に近かったため、市販品もこういう感じで作っているのかもしれませんね。プリンミックスが生地をしっとりさせているようで、これに何が入っているか今度スーパーで箱の材料表示を確かめてこようと思います。

昨日の献立は、八宝菜、豚肉のから揚げ黒酢ソース、冷奴でした。
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メキシカン・ランチ。

2007-03-23 00:24:20 | 料理
昨日は料理教室のL先生と個別ランチ。
1ヶ月前ほどから企画していたのですが、先生のドタキャン続きで流れに流れて昨日やっと成立しました。
最初は指編みを教える企画でランチ付きにしようと言っていたのですが、天候が夏のようになって来ていましたので、指編み講習は断念してランチだけに行くことにしていました。それでもなんだかんだとキャンセルになり、スプリングブレイクの間に先生からメールが来て急遽日程決定。
ランチ場所も先生に一任しておきましたので、気が楽でした。

ちょうど昨日はL先生が午前中の英会話教室の中級クラスの先生役。毎週水曜日は今期からL先生が英会話のクラスも先生をしているらしく、今回が初参加。火曜日のクッキングクラスと時に英会話教室を中級に移った旨を話していたため、先生は大喜びでした。
月曜と同じく、コーヒーブレイクまでは中級クラス、休憩後の少しクラスに残り、11時30分に上階の初級クラスにJさんと移動。昨日のプロジェクト発表は、韓国人のYさん。彼女は母国では高校の数学の先生です。お題は"韓国式カードゲーム"。ルールを聞いてみると日本の"大富豪"とほぼ同じものですが、カードが専用カード。日本では標準のトランプを使用しますが、韓国では専用のカードになるようです。数字は1から12までで12が最弱。ジョーカーもあって、このカードはオールマイティ、日本と同じルールです。

彼女の英語は典型的アジア英語発音でとても聞き易いのですが、緊張しすぎる英語。つまり赤面症英語と言った感じ。満面の笑みで必死に涙目で話されると意味は理解はできるのですが、ちょっとこちらも引いてしまいます。まあ、私の英語も適当トークですので人のことは言えませんが。。。。

1回目のゲームが終了した時点で12時を少し超えており、L先生との約束は12時のためここで退散。私の他にもヨーロピアン組はほとんど退散。コリアン組はかなり盛り上がったせいか全員居残りでさらにゲーム続行。そのあとも相当盛り上がっていたようです。
階下ではクラスはL先生が待っていてくれてランチへ行きました。当初の予定では大学近くのカフェバーにいくことになっていたのですが、なぜか急遽メキシコ料理はどうかと尋ねられました。彼女は相当メキシコ料理が好きなようで、前回の料理講習会向けのデモを彼女の家で行ったときも昼食はメキシコ料理を提案され、自宅料理してくれました。今回もマーケットに行くかレストランに行くか聞かれ、レストランを選択。車に乗せてもらって、コリアンタウンの手前のメキシコ料理レストランへ行きました。

その前にお金を引き出したいとのことでATM探し。結局30分くらい車でコリアンタウンのあたりをうろうろしてお目当ての銀行のATMを探しあてました。
13時過ぎにやっとレストランに到着。"バレットパーキング"で、入り口で車を乗り捨てて、鍵を店員に渡し、レストランへ入りました。バレットパーキングは駐車係りが車のお世話を全てしてくれる駐車場で料金は割高ですが、レストランの入り口で車を降りることができ、駐車場所を探さなくてもよく、そこから歩かなくてもよく、帰りも入り口で待っているだけで車を目の前に持ってきてくれます。もちろん車のない我が家では利用することなどありえないのですが、他の人の車でも利用したことがなく、初めて。ちょっとリッチな気分ですね。

中に入るとかなり薄暗かったのですが、メキシコ調の室内でゆったりとした静かな雰囲気でした。
座るとすぐにトルティーヤチップスとサルサが出てきて、オーダーを考えます。先生にお勧めを聞いて私はトルティーヤと肉と野菜の炒め物、フライビーンのコンボを注文。L先生はメキシカンサラダをオーダーしました。

メキシカンサラダは巨大なトルティーヤチップスががカップとなって中に生野菜サラダが詰まり、上に鶏胸肉が乗っているボリューム満点サラダ。私にものはトルティーヤに炒め物の具とワカモーレやチーズなどのトッピングをお好みでして包んで食べるもの。

どちらもボリューム満点で半分食べてあとは持ち帰りにしました。アメリカのレストランでは持ち帰りが容易にできるので助かります。箱をもらってTake Over"し、夕食にダンナさんにもおすそ分けできました。
お勘定とともに一口砂糖菓子が出てきて食事は終了。

食事後はこの6ヶ月間の異国生活体験談をしたり、先生から先日提案のあった"折り紙"講習会の打ち合わせとなりました。
先日L先生からメールでクッキングクラスで今度は"折り紙講習会"をして欲しいと依頼があって、折り紙をいくつか折って見せながら、日程や何を教えるかを決めました。私が折り紙でいつも料理ディスプレイ用の箱を作っているので興味を持ったらしい。半分は他に企画がないので、何でも断らない私を知っている彼女の"困ったときの私頼み"といったところがちょっとあるような気がしますが、まあ、セメスターも最後ですので、何でもやってみればいいと思います。前回の経験あるため今回は相当楽なのですが、打ち合わせはまだ必要になるようで、折り紙を日系マーケット買いに行ったりとまた先生と打ち合わせや買い物にいくことになりそうです。
本当にこのセメスターはティーチングに明け暮れていますね。これも最近は教える醍醐味と後の反響が分かってきて楽しめるようになってきましたが。。。これがクッキングクラスの締めくくりにもなりそうで、今期のティーチング総括となりそうです。

昨日の献立は、蒸し鶏サラダ、メキシカンスープ、ブラウンライス、肉と野菜のトルティーヤでした。
テイクオーバーの品をダンナさんの夕食用にアレンジ。メキシカンスープは先生に作り方を習って作ってみました。
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スイートポテト再考。

2007-03-21 00:01:24 | 料理
1週間のスプリングブレイクが終わり、昨日からまた通常モード再開です。
スプリングブレイク前日にお試し参加した英会話教室の中級クラスに今週からは正式参加となりました。
とは言っても、基礎クラスの20分ティーチングプロジェクトにはまだ参加したいと思っているので、前半は中級、後半は基礎クラスと二つのクラスにまたがって受講することになりそうです。

昨日は中級はレギュラーメンバーが二人、移転組みが二人、新参者二人で計6人。基礎クラスより少ない人数でレギュラーが二人とは基礎クラスの混み具合とは比べ物になりません。やはり人数調整のため移転組計画が出来たのかもしれませんね。まあ、今週は中級で様子を見てみようと思っています。

火曜日は急に遠足決定。スプリングブレイク前に延期になっていた企画で、ダウンタウンの図書館と市場めぐりです。午後からはクッキングクラスもあるので、午後までゆっくりとは参加できないようですが、とりあえず参加してこようと思います。急遽遠足決定のため、遠足菓子も急遽準備。
全く予想していなかったので、何を作るか考える余裕もないのでもう一度"スイートポテト"を作ることにしました。

今回は前回の反省を踏まえて、本式で作ることに。前回はYamを使用したのですが、水っぽさのために小麦粉やクリームチーズなど余計な材料を入れてよく分からないものになっていたのですが、今回は"Sweet poteto"の方を使用して作ってみることに。スイートポテトはここに来た当初に一度だけサツマイモと間違えて購入したことがありますが、合っているのは名前だけで、見た目も味もちょっと違います。どちらかというと味はジャガイモに近くほとんど甘みはなし。その分水分量もYamに比べて少ないようで、加熱してもベタベタにはなりませんでした。

電子レンジで加熱後、粉吹きもしてもう少し水分を飛ばしてもよかったのですが、 そのままマッシュして卵黄と砂糖、ハーフ&ハーフ、バターを加えて整形。
ハーフ&ハーフは、日本にはないもので、牛乳と生クリームの混合物。つまり半分生クリームで半分牛乳という代物。コーヒーミルクとしてよく使われているようで、牛乳よりコクがあり、生クリームよりカロリー控えめという利点があります。コクが生クリームよりやや少ないため、バターを少し増量して味を調整。

整形は雪クッキー型で作りたかったので、一度試作してみたのですが、型抜きが相当困難で途中断念。出来たものだけを焼いてみて焼き方の試作。

トースターで普通に焼いてみたのですが、やはり水分がまだ多いようで少し時間がかかりました。焼けても中は柔らかいためにこの雪型では手に取ると形が崩れてしまい、スプーンを使った典型的な山形にすることにしました。

サツマイモ生地の半分にココアを加えて2種類の生地を製作し、スプーンで一口大に整形し、オーブンで40分。通常の2倍かかりました。
しっとりとした感じに仕上がったのですが、やはり芋の味がいまひとつ濃くなく、頼りない感じです。こちらの芋ではこれが限界ですね。カボチャの方が良かったかもしれません。

最後にワックスペーパーに包んで、いつものとおり折り箱に入れて完成です。あとは当日何人参加するか。。。
持って行っても食べる場所があるかどうかも疑問ですが、とりあえず持参することにします。

昨日の献立は、鶏のトマト煮、コーンポタージュ、フルーツグラタン、生野菜サラダでした。
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パエリア・パーティ。

2007-03-20 00:20:40 | 料理
昨日はクラスメイトのJさんの家で"パエリア・パーティ"でした。
Jさんはスペイン人男性で奥さんがUSCのポスドク。しかも化学系でダンナさんと似た分野ですが、あちらはコンピューター化学系で、研究室の建物も違います。Jさんは奥さんの研究のためにスペインでの仕事をやめて一緒にこっちに来たようです。
かなりの奥さん奉公な人ですが、英語の勉強も結構まじめ。もともと話せる方なので、私と同じクラスになっているのが変なくらいなのですが。。。

彼の家はサンタモニカの少し手前でUCLAの近く。住所がメールで知らされてきたので、後はバスで来いとのこと。
バスマップとネットで地図を確認してルートは確認済みです。ただ交通事情により時間はかなり読めないので12時に到着予定ですが、10時に家を出ることに。

もちろん早朝より手土産の寿司を2種製作し、先日作成したメレンゲクッキーもなんとか湿気ることなくキープできているので一緒にもっていくことにしました。料理教室以来の寿司製作でしたが、なんとか今回も無事完成。四海巻き1本と茶巾寿司5個できました。
昨日は朝から曇っていて土曜日とは違いかなり肌寒い。早めに家を出た日に限ってバスもほとんど待たずに乗ることができ、道も空いていました。
2回乗り換えて無事、Jさんの家の最寄バス停まで到着。時間は予定より30分ほど早めに到着したので、近くのファーストフード店で時間を潰すことにしました。
こちらのタブーとしては約束時間より早めに到着するのは良くないらしく、5分か10分遅れていくのがベスト。30分ほど時間を潰して12時すぎに迷うことなく無事家を発見し、到着でした。この日はもう一人Jさんの奥さんの研究室仲間の日本人が来る予定で、彼の方はそれから30分ほど遅れてきました。
12時30分からパエリア作りを始めるとのことでしたので、彼の到着を待たずにパエリア製作開始。

先ずはアペタイザー作り。つまり前菜でテーブルにメキシカンチップスは用意してあったのですが、パエリアは1時間半ほど製作時間がかかりますのでその間はビールと前菜とトークで間をしのがなくてはなりません。今回はチョリソーとチーズでした。

チョリソーは日本のイメージでは辛い細めのソーセージですが、スペインのチョリソーはスパイシーではなく、サラミ的でした。結構硬く太いソーセージですが、塩味も強くなく食べやすい味でした。

チーズもスペイン製。羊のチーズでスペイン系スーパーマーケットで買ってきたらしい。さすがLAですね、インド系、日系、韓国系、中華系、メキシコ系などなんでも専門系スーパーがあるものです。
チーズも開封時は少し匂いがしましたが、思ったより強くなく味もまろやかでチーズ初心者でも大丈夫でした。

ワインはもう一人の日本人のHさんが持参したカルフォルニアワインで、これも標準的味で飲みやすかったです。
チーズとサラミは切るだけで、トーストを奥さんが製作し、トマトと摺ってオリーブオイルとにんにくを混ぜてトマコンテの出来上がり。

"つまみ"が出来あがったのでようやくパエリア製作開始。刻み物はすでにすませてあるようで、先ずはパエリア鍋を奥さんが洗い、油を多めに入れて加熱開始。先ずは鶏肉と豚肉を加えてよく焼きつけます。意外に彼らのパエリアには牛肉は入れないらしい。パエリアも日本の味噌汁のように家庭の味と作り方があり、各家庭によって作り方も具材も違うようです。

次にパプリカを加えて炒め、水を投入。この水加減がやはりポイントのようですね。パエリア鍋の淵いっぱいに水とサフランと塩、トマト缶を入れ、沸騰させて少し蒸発させていい水加減になったら生米を投入。米はてっきり先に炒めるのかと思っていたのですが、彼の作り方は米は炒めずに沸騰した中に直接入れて煮る方式です。

やり方も2種類あるようで、なかなか奥が深いものですね。日本では炒める方式しかレシピになかったのでいい勉強になりました。
あとは蓋をせずに煮て水分がなくなったら新聞紙で蓋をして数分蒸らして完成。

出来上がるとやはりパエリアの見た目になっていましたね。私が作るといつも混ぜご飯的なのですが。。。
出来上がったパエリアの写真をみんなで撮ってから取り分け開始。月曜日は英会話クラスでJさんの20分ティーチング当番です。トピックはもちろん"パエリアの作り方”。明日も作るのかと聞いたところ、パソコン映像で作り方の紹介をするそうで実際には食べれない。招待してもらってよかったです。月曜の予習にもなりました。

味は全くスパイシーではなく、やさしい味ですが、米はアルデンテで少し芯があり全く粘りはないですね。つまみも含めてすべてスパイシーではないので日本人にはとても食べやすい。味も見た目に比べて薄く、あっさりとしているのが特徴でした。

食事後はパイナップルとコーヒーを飲みながら私のメレンゲ菓子をつまんで、トーク&トーク。今週は英会話もなくほとんど英語を使っていなかったので、1週間分怒涛の英会話でした。日本人のHさんも留学が長く英語はほとんどペラペラ。ドイツにも4年ほどいたらしくドイツ語も話せるマルチリンガルでさらに料理にもかなり興味があるようで、自炊も完璧。奥さんは必要ないような人でした。
16時過ぎに解散して、また1時間半ほどで帰って来れました。
やはり人のおうちでのお呼ばれはまだまだ気を使いますので、夫婦ともども結構疲れました。
でも本場のパエリアの作り方を見て、食べて、話して、楽しい一日でした。
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メレンゲクッキー。

2007-03-18 01:25:03 | 料理
昨日はスプリングブレイク特番のお菓子試作第2弾。
前回は"和風ブッセ"でしたが、今回は"メレンゲクッキー"です。
日曜のJさん向けのお菓子試作が本来の目的ですね。前回のブッセはまだまだ持参品レベルとしては低く、パーティ用には向きません。
いちご大福もアジア系ならばO.K.なのですが、ヨーロピアンにはちょっと問題あるかも。
昨年クリスマスのJさんの誕生日用に作った"薄型クッキー"は好評だったようでやはりサクサク系がいいようです。

一昨日にアメリカ料理雑誌"American Test Kicthen"の"メレンゲクッキー"のページを和訳して、かなりおいしそうに書いてありました。材料も買い足す必要もなく砂糖と卵白だけででき、日持ちもするため、試作を兼ねて作ってみることに。うまく作れればこのまま保存して持っていけますし、ダメなら次を考えなくてはいけません。最悪、ニュージーランド菓子の"パブロバ"というメレンゲ菓子に転用することも視野にいれながらとりあえず製作してみることに。

メレンゲクッキーはとりあえずシンプル。砂糖と卵白だけの材料で泡立てるだけの作業。しかしながら時間だけはかかるお菓子で、雑誌でも単純なお菓子なのにどうしてうまく作れないのかという主題で書かれていました。泡立てと焼き方がポイントで何度も手順を確かめて製作開始。

先ずはメレンゲの製作。ちょうど"クリームパン"を作ったときの卵白が冷凍状態で保存してあったので、それを常温まで解凍。雑誌では常温の卵白で泡立てるのが最初のポイントとして紹介されていました。冷凍卵白も実験的にやってみたことで、解凍したものの水分が分離して泡立てに影響しないかいい試す機会にもなりました。他の和料理書で冷凍卵白の方が泡立てには最適と読んだこともありますが、和書では卵白の泡立ては冷たいほうがよく、卵黄の泡立ては湯煎というイメージがあったのですが、この雑誌では室温がベストとのこと。
泡立ては室温でやってみましたが、支障なく泡立ちました。

次に砂糖の加え方。これも泡立ての重要ポイントで雑誌の記述はもちろん機械立てでの方法。手で泡立てるなどこの国ではいたしません。我が家はキッチンエイドなどあるわけもなく、いつもどおり手で泡立てました。卵白が少し泡立てからまず少量の砂糖を加え、さらに五分立てくらいから砂糖をひとすくい、泡立てしてさらにひとすく入れしながら少しずつ砂糖を入れていきました。雑誌の方でも2回に分けて入れる指示がされていましたが、入れるときは低速運転でゆっくりと砂糖を加えるように指示。泡立ての見極めは角が立つ程度なのですが、立てすぎると分離してしまうので、その限界点に近づけるかが難しい。この泡の保持のため、雑誌ではクリームターターを少量加えるのですがその代わりに酢を加えてメレンゲ完成。

天板にざっくりスプーンを使ってくるみ大にのせ、半分はチョコチップを混ぜて全部で25個分つくりました。和書ではたいてい搾り出し袋でデコレーション絞りにするのですが、この雑誌のスプーンを使ったざっくり感がとても気に入ったので同じようにスプーンで整形しました。

最後が焼温度。これが最大のポイントでもあり、私にとっても未曾有なところです。メレンゲを焼くというよりは乾かすという感じになるため極低温で長時間焼くように雑誌では指示されていて、200F以下がベスト。200Fで1.5時間、それ以下の"Warm"設定で一日または一晩という記述でしたが、我が家のオーブンは200Fの設定はない。"Warm"か250Fかしかないため、その中間にダイヤルをセットして2時間程度焼いて様子をみました。
2時間では表面は乾いた感じなのですが、敷き紙が底から外れない。無理やり一つはずして試食してみたところカルメラ焼きのような触感でした。口の中でさっと溶けるものの砂糖の塊が口に残ってガムのようになりイマイチ感じ。買い物に行くためにそのままオーブンを切って保温状態のままオーブン内で放置し、帰ってきてからまたオーブンを点けさらに2時間焼きました。合計4時間くらいで完全に乾いたのかオーブンペーパーからクッキーがうまく外れるようになり、冷却開始。

このお菓子は吸湿性が問題ですぐに湿気で歯ごたえがなくなると和書の方では注意書きが必ずついています。洋雑誌の冷却方法はそのままオーブンの余熱で出来るだけ長時間かけてゆっくり冷却すること。和書では取り出して密閉容器に乾燥剤をいれて保存との指示。乾燥剤を先日スーパーなどで探したのですが、見つからないためオーブンの余熱でゆっくり冷却してジッパー付き袋を2重にして保存することに。

保存まではうまく仕上がり、味はかなり上品で家で作ったお菓子のなかではベストな部類です。あとは保存がきくかどうか。
結局製作を8時30分に初めて、保存袋に入れたのが夜20時30分。12時間もかかるお菓子でした。手間はそれほどかからないため、うまく保存も利くようであれば贈答用としてもかなり使えそうです。

なお、今回のメレンゲクッキーの作り方は"COOKPAD"にも投稿してみましたので、分量などの詳細はそちらを参考にしてください。
レシピ メレンゲクッキー by PCWP



昨日の献立は、サモサ、豆腐の冷製スープ、乾燥パパイヤときゅうりのサラダ、海老と豚肉のパッタイでした。
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和風ブッセ。

2007-03-16 00:31:17 | 料理
昨日は"和風ブッセ"を製作。
今週末に英会話教室のクラスメイトのJさん主催のパエリアパーティに行くのですが、そのときの手土産用お菓子をただいま思案中。
Jさんはスペイン人のため、和風のものだと"Sticky"なものを嫌う傾向があるため、選択が難しい。当日は四海巻きと茶巾寿司の寿司セットと日本のビールを持っていく予定なのですが、あとお菓子系もあるとちょうどよいかと思ったのですが、何を作るかが問題。
先日作った"いちご大福"が一番候補なのですが、外側のモチ生地への反応がちょっと心配。
去年のセメスターのときに持っていったチラシ寿司のおにぎりは"Sticky"と言って食べなかったようですが、四海巻きと茶巾寿司はELSのほかのパーティのときに形の面白さから食べていたのを見ています。
確かにいちご大福はアメリカ系にもあまりウケはよくないように思いますので、もう一つの候補である"いちごブッセ"の試作をして見ました。
"ブッセ生地"は卵黄と卵白をそれぞれ砂糖を加えて泡立てて混ぜ合わせ、小麦粉を加えて最後に絞りだして焼く簡単な生地ですが、私的にはこういう生地はちょっと苦手。あわ立てに問題があるせいか焼くとうまく膨らまないのです。
生地を搾り出す系は搾り出す前にある程度ふんわりとしていなければならないのですが、私の場合もうその時点でふんわりしておらずちょっとトロトロ系。天板におくと生地がながれてしまい、高さがもともとないため、焼く前からある程度うまくいっていない予想がつきます。

ロールケーキ生地もこれに似ているところがあって、得意ではないのですが、薄いビスキュイでも支障はないためまだ見た目への影響は少ないのですが、ブッセの場合は生地の高さが豪華さを出しているので重要です。

今回も途中まではうまくいったのですが、焼く前に半分に生地を分け、ココアパウダーを最後に加えた生地はダレてしまいました。プレーンの方はまだ比較的高さを保てる生地状態でしたが、焼いてみるとどちらも一緒。ドラヤキ系な仕上がりになっていました。搾り出し袋がないためにスプーンですくって天板にのせているのですが、これだけが問題とも考えにくく、やはり卵黄のあわ立て不十分か、粉の計量ミスなのか。。。計量カップをLさんの家に置き忘れてしまっているため月曜まで手元に戻ってこない。重量で粉と砂糖の25g計量は量が少ないために誤差が相当でそうでかなり問題があるようなのですが、仕方がないですね。

生地の試食をしてみると味は悪くないため、バター小豆クリームとバター白餡クリームの2種を作成して2つのブッセ生地で挟み込むことに。
どちらのクリームも小豆餡と白餡に柔らかくしたバターを加えただけのシンプルなものですが、ブッセには生地に油が入っていないため、バタークリームなど少し濃い系のクリームが合うようで試作してみました。ココアブッセとプレーンブッセを1対にして2種のクリームを挟み込んで"和風ブッセ"をなりました。

数が5つしかできなかったため、さらにそれを半分に切って、ワックスペーパーで折り紙的に包んで、黒の折り箱に入れて完成。何とか見栄えを少しごまかすことに成功です。買い物のついでに試作品を持って教会事務所に立ち寄り、ぺスターさんに渡して帰りました。1ヶ月程度ご無沙汰していたので、ちょっと顔見せと英語の練習。今週は英会話が休みなのでほとんど英語を話すことがないため、強制的に話す場を作りました。
春休み明けにコピー機を貸してもらうかもしれませんので、顔つなぎは重要です。

結局ブッセ生地にはまだまだ問題があるため、週末の手土産用に出来るかはまだ思案中。パーティにはもう一人日本人も来るようなので、いちご大福で妥協するかもしれませんね。

午後からは料理本の英訳。昨日は"ジャーマンアップルパンケーキ"のページでした。"Cook's illustrated"はかなり細かく作り方を考察している雑誌でかなり勉強になるのですが、日本では家庭ではほとんど作らないであろうこのパンケーキの作り方が詳細に検証されていてかなり勉強になりました。英文量が1ページあたりぎっしり詰まっているため、時間と気持ちに余裕がないときっちり訳して理解できないので、今週はいい機会になりそうです。
詳細についてまた後日紹介できればいいなと思います。

昨日の献立は、骨付き鶏モモ肉のオーブン焼、カボチャとリンゴのスープ、リガトーニのカルボナーラ、オレンジと人参のサラダでした。
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全粒粉志向。

2007-03-15 00:53:03 | 料理
今回は久しぶりに食材研究レポ。

こちらでは日本とやや健康志向が違うのは今までにも書いているのですが、特徴的な違いの一つに"全粒粉志向"があります。
日本でも数年前に一時期玄米が流行して、それ以後玄米が一般スーパーの店頭でも売られるようになりましたが、こちらではそれに近い志向がずいぶん前からあるようです。

約6年前に初めてアメリカ本土に上陸したのですが、その時に宿泊したホテルで初めて"全粒粉志向"に出会いました。
そのときはアメリカ本土初体験でしたので、全てが新しく、訳が分からないままでしたのでこの志向に気づくことはなかったのですが、さすがに住んでみるとこの志向がよく分かりました。
6年前のホテルでは、朝食が選択制で調理してくれたのですが、パンだけでも2種類選択。パンの種類もサイドデッシュの英単語もよく分からず、毎日違うものをとりあえず頼んで出てきたもの勝負をしていたのですが、そのときのパンの選択肢は"White"か"Wheat"。"White"は文字通り白パン。"Wheat"は全粒粉パンのことです。白パンは柔らかく色も白。
このときはトースト用食パンでしたので、どちらも日本の食パンのサンドイッチ用程度の厚さのパンでした。全粒粉パンは色が黒く、粉の風味も強く食感もしっかりしていて重い。カロリー的にはやや全粒粉パンの方がやや高い程度。

パンだけでなく、パスタ、シリアル、お菓子類にもこの分類が適用されていて、全粒粉使用かそうでないかが表示されています。よって商品数がかなり多く、こちらに来た当初はこの商品数の多さで買い物に数時間かかったものでした。最近は買うものが大体決まってきていることと、商品の分類が少しは理解できていますので初めて使うものが減ってきているためずいぶん買い物も短時間になりました。

特に、こちらに来てスーパーのパン売り場に来るとすごい種類の数に圧倒されます。食パン系だけでも日本の3倍以上の種類があり、販売会社が違うだけでなく、種類も食パン、イングリッシュマフィン、ハンバーガー用、サブ用、ベーグル、ピタパンと食事系だけでもこれだけ種類があり、さらに全粒粉やポテト系、コーンミール使用など粉の種類が異なり、値段も異なります。さらにパンだけでなくメキシコ系パンの薄パン系もたいてい隣にコーナーを構えており、こちらも薄パンの直径により3種類ほどの別れ、さらにコーンか小麦か材料で分類され、粉の場合は全粉か漂白粉か、さらに一袋の枚数が6種類くらいありそれも販売会社が数社に渡るため、どれを買ってよいやらわかりません。とりあえずその日の安売りのものや見た目で適当に買ってみては試食を繰り返す日々ですね。それでも数が多すぎるためどれがよかったか分かるにはまだ数年かかるかも。でもその頃にはさらに新製品も出てくるためきっと結果は何時まで経っても出ないことでしょう。

昨日は週1回のサンドイッチ弁当のためのパンを購入。今回はイングリッシュマフィンにしました。ちょうど全粒粉のものが安売りになっていたため試食を兼ねて購入。色はやはり黒っぽく、日本では見かけないものですね。我が家ではできるだけ全粒粉志向にしています。風味はどうしても独特で強く、食感も硬くなるためダンナさんの好みにあうぎりぎりの範囲に標準をあわせるようにしています。こちらではどうしても肉食になるためバランスを取るために全粒系を取るべきだと私的には考えていますので。。。

ただし、パスタだけは別問題。日本でも全粒パスタを購入したことがあったのですが、これはちょっと問題あり。乾燥パスタの状態では見た目は色の違いだけなのですが、茹でるとぼそぼそ。コシもなく茹ですぎのそばみたいになってしまうため敬遠しています。先日のクッキングクラスでも全粒粉マカロニを使ったのですが、これも同様でした。マカロニに茹ですぎは基本的にはないのですが、普通に茹でても柔らかくなりすぎで、ソースと和えるとちぎれて形がなくなりました。。。

それでもまだまだこちらのスーパーは見たことのないものや訳の分からないものがたくさんあり、私にとってはある意味楽しい場所です。今週は時間があるため、食材研究をまた少しやってみようかなと思っています。

昨日の献立は、豚肉のサワークリームサンドソテー、アスパラと卵のガーデンサラダ、シーフードトマトスープでした。
豚肉のソテーの付けあわせを紫キャベツにしました。少し炒めると甘みもでてかなりおいしいです。
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