Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

ジンジャーブレッド・クッキー。

2008-12-24 19:57:47 | 料理
短期の大学事務のアルバイトを10月より始めて、先週末任期無事満了。
仕事していた間は料理修業どころではなくドタバタの毎日だったため、仕事が終わったと思ったらもうクリスマスになってしまいました。

アメリカではクリスマスメニューの定番はローストチキン。お菓子はケーキではなくジンジャーブレッドクッキーやかぼちゃパイですね。ケーキは意外に日本独自の文化なのではとアメリカ生活から戻ってきて思いましたね。

ホールチキンも近年は日本でも売られるようになっていますが、お値段がやはり高い。アメリカでは3kg程度のホールチキンで3ドル程度からありますので、今の価格だと250円位からというところでしょうか?七面鶏もその程度からありますね。逆に小さいものを見つけるのが至難の業で、10-15kgサイズなどが店頭ではよく売られています。

今年も焼いてみようかと思っていますが、お値段によっては土用の丑のウナギと同じく数日遅れで値下がりしたころを狙うかも。

日常の主婦生活にもどり、時間ができたところで、実家に遊びにいくことにしたのでクリスマスクッキー手土産にすることにしました。今回はジンジャーブレッドクッキーです。
アメリカではこれを家の形に組んで日本の鏡餅のように飾ったり、人型にしてオーナメントとしてツリーに飾ったりします。日本ではほとんどこのクッキーを見かけませんね。食用としてだけではなく、ブレッドハウスの飾りもほとんど見かけないのは不思議ですね。やはり今年もクリスマスはケーキ一色でした。

ジンジャーブレッドクッキーは御用達洋書のレシピを参考にフードプロセッサーを使ったアメリカ方式でつくってみました。

フードプロセッサーに小麦粉、三温糖、重曹、塩、シナモンパウダー、クローブパウダー、しょうがのすりおろしを加えます。

10秒ほどかき混ぜて均一の粉にします。今回のレシピは卵不使用ですが、ソフトクッキーになります。

少し室温に戻して角切りにしたバターを粉の上に散らして再度攪拌15秒、粉っぽいそぼろ状にします。

モラセスと牛乳を少しずつ加えては攪拌し、全部加えてからさらに15秒ほど運転してひと固まりなったら生地完成です。オリジナルではフードプロセッサーを回転させたまま、モラセスなどを加えるのですが、我が家のフープロはでは無理でしたので"入れては動かし…"の作業になりました。

最初はそぼろ状の状態から変化があまり見られないのですが、急に湿気をおびて突然ひと固まりになるので、混ぜすぎに気をつけましょう。

まとまった生地をまな板に取り出して作業しやすいように2分割し、それぞれをラップにはさんで麺棒で3mm厚に伸ばしました。
オリジナルでは6mm厚が"Thick&Chewy"な食用クッキーになり、オーナメント用には3mm厚で"Thin&Crisp"なクッキーとして紹介されています。最初は6mm厚でつくっていましたが、かなり厚みがあり、ヘビーすぎるか思いました。また、数を作るためもあって3mm厚に変更。これでも十分標準な厚みのクッキーです。

生地はモラセスが入っているので少しべたつきますので、作業しやすいように冷凍庫で15分ほど冷やし固めます。型で抜く場合はカチカチに凍らせてしまうよりも少し柔らかい目の方がいいかも。

今回はアメリカで買ってきた銅製の雪形と2006年クリスマスモデルのウイリアムソノマの3Dクッキー型を使ってみました。このクッキー型をなかなか使う機会がないので、ちょうどよい機会でした。

2枚の天板いっぱいいっぱいに乗せて170度に予熱したオーブンで10分弱焼いて完成。このクッキーはソフトクッキーなので焼きすぎは厳禁です。

指で押して少し型が残るくらいまだ表面が柔らかい状態でオーブンから出します。冷める間に固まってくるので、固まるまで焼いてしまってはカチカチクッキーになってしまいます。オーナメント用ならそれでもいいですが。。。

荒熱が取れるまで天板状で冷まし、数分して表面が冷めて固まったら網に移して完全に冷まします。冷めたら乾燥してカチカチにならないようにチャック付き袋に入れて保存。

次の日にナッツの空き缶に詰めて、もらいもののクッキーのリボンをかけて手土産仕様にデコレート。ちょっと売り物ぽくなりました。3Dのクッキーとはわかりにくいですが、トナカイの形くらいはわかるでしょう。。。

一応梱包の前に組み立ててみましたが。。。。
本来はさらにシュガーアイシングをするのがアメリカ流。このデコレートのゴテゴテさがアメリカンクッキー的な見栄えになるのですが、今回は時間の関係上素朴なクッキーだけになりましたが、味はなかなかよく本格的。

やはりモラセスを入れるといい味がでますね。オリジナルより量を減らしていますが、それでも風味は十分。スパイスも辛味はなく、独特の風味がでてモラセスとよく合います。子ども用に作ったのですが、味は大人向けだったかも。なかなか癖になりそうな味でした。

我が家用のクリスマス菓子はやはりケーキ。ダンナさんはケーキ大好きですから。。。今回は数年ぶりにスタンダードな材料でスポンジケーキを作って定番の生クリームのクリスマスケーキにしたいと思います。この様子はまた後日。

このクッキーを作ってみたい方はこちらを参考にしてください。↓
Cpicon ジンジャーブレッド・クッキー。 by PCWP


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コメント (2)
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