Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

スパイス・ブレッド。

2011-01-26 09:08:29 | 料理
本日の朝食実習は、"スパイス・ブレッド"。
先日からよく見ている"101cookbooks"のサイトのレシピを参考にして作ってみました。
先日は、このサイトの"パワーマフィン"を作ってみて美味しかったので、新しく出ていたレシピを作ってみることに。

このサイトは自然派がウリで、基本的にベジ系でビーガン料理なども載っているのですが、卵や乳製品をつかった料理も載っています。
今回は、写真がとてもおいしそうに写っていた"ブラウンバター・スパイスブレッド"を参考に作ってみることに。
"101"ではカボチャのローストを加えているのですが、バナナでも代用できるとのことだったので、バナナを使って作ることに。

《材料》(パウンド型小 1台分)
全粒粉          35g
薄力粉          70g
シナモン        小さじ1/2
ベーキングパウダー 小さじ1/2
ガラムマサラ     小さじ1/2
塩            小さじ1/4
卵            1個
三温糖          40g
ヨーグルト       大さじ2
植物油         大さじ1
バナナ          1本
白ゴマ         大さじ1

ボウルに全粒粉、薄力粉、、ベーキングパウダー、シナモン、ガラムマサラ、塩を加えて混ぜ合わせます。
今回は"101"のレシピが薄力粉ベースだったので、全粒粉以外は薄力粉で作ることに。
スパイスブレッドというだけあって、ガラムマサラが入っているのが特徴。ジンジャーブレッドとの風味の違いが楽しみです。

別ボウルに卵、三温糖、バナナ、ヨーグルトを加え、バナナをフォークで潰しながら全体を混ぜ合わせます。バナナが多少ダマで残っても大丈夫です。
"101"にはヨーグルトではなく、牛乳を使っていたのですが、昨日のマフィンといい、ベーキングパウダーの起爆剤があった方が膨らみがよいので、ヨーグルトを代わりに使ってみました。
今回は卵も泡立てないので、混ぜるだけでとても簡単。ローストカボチャよりバナナの方が甘みが強いので三温糖を規定より3割ほど減らしました。

卵液に植物油を加えて混ぜ合わせます。"101"では焦がしバターを多量に加えていましたが、基本的にバナナブレッド的な作り方なので、ちょっと手抜きして植物油で代用。油の量も朝食用には多すぎるように思い、かなり減らしてライト仕様にしました。


卵液を粉類のボウルに加えて、ゴムベラで全体をかき混ぜて生地完成。
昨日のマフィンよりかなり手軽に簡単にできました。

小さめのパウンド型にオーブン紙を敷きこみ、生地を流し込みます。

生地の上に白ゴマをトッピング。"101"では、アーモンドを散らしていましたがスライスアーモンドがなかったので、ゴマで代用。

180度に予熱したオーブンで30分間焼きました。
昨日のマフィンに比べて、生地がゆるいせいもあって、思ったより焼時間がかかりました。
膨らみはかなりよいのですが、中まで火が通るのに時間がかかるので、見た目の膨らみや色づきよりも竹串チェックでの焼きあがりが重要です。

型から取り出して網の上で冷ましてからスライスして完成。
ヨーグルトを加えたおかげで見た目はパウンドケーキのように、トップが中央からパックリ割れるくらい膨らんで、"101"の写真よりよく膨らんでいました。

クラムは色も食感もバナナブレッド的で味も基本的にバナナブレッドでした。スパイスはおもったより効いていなくて、バナナ風味の方が勝っている感じ。もう少しジンジャーブレッド的な味を予想していたのですが。。。
カボチャを使えば、甘みも抑えられた分スパイスの効きもよかったかもしれません。
ちょっと期待はずれでしたが、ライトなバナナブレッドで味は良かったです。

このレシピと前後して"からす麦のソーダブレッド"もおいしそうに載っていたので、今度はこちらを作ってみようと思います。

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エッグフリー・ブランマフィン。

2011-01-25 09:07:46 | 料理
本日の朝食実習。
年末にハワイで買ってきた食材で、もっとも気になっていたのが"Egg Replacer"。
日本では見かけない食材で、代用卵粉。
卵アレルギー用というより、ベジタリアン、ビーガン用食材として売られているようで、文字通り卵の代わりになる粉。

穀物と大豆、コーンシロップから作られていて、黄色の粒子の細かい粉。
そのまま食べてみると、確かに黄身っぽい味がしていました。
大さじ1杯で30kcal。冷蔵庫に入れなくても1年間保存可能で、卵1個をこの粉大さじ1杯と水大さじ3杯で置換できるらしい。カロリーベースで1/3になり、保存の意味でも卵より断然優れています。

卵の代用は、他の食材の代用より難しく、日本では卵アレルギー用食といえば、除去食にしてしまうのですが、この粉が卵と同様にうまく機能するならば、除去食ではなく、代替食となり、本来の料理と遜色なくなり画期的。
アレルギーでなくても、ちょっとした料理に少量使ったり、卵の食べる量を減らすためにもいい食材です。ただし、うまく代替機能をすればですが。。。

先ずは、販売元のレシピを参考にブランマフィンを作ってみることに。
今回購入したのは"Bob's"のものですが、Egg Replacerの主要ブランドは"Ener-G"。
今回はこちらのサイトのレシピを参考にして試作してみました。

《材料》(6個分)
強力粉        80g
薄力粉        80g
ベーキングパウダー 大さじ1
塩         小さじ1/2
ブランフレーク   大さじ4
豆乳        240cc
バター       50g
三温糖       50g
エッグリプリサー  小さじ1
水         大さじ1

先ず、ボウルに強力粉、薄力粉、ベーキングパウダー、塩を加え混ぜ合わせておきます。
今回は、オーソドックスに強力粉、薄力粉を1:1にしました。
ベーキングパウダーは、卵が入っていないためか通常より多めの配合です。

小器にブランフレークと豆乳を加え、ブランをふやかしておきます。
オリジナルのレシピでは米ぬかを使っているのですが、手元にないので、ブランフレークで代用。
牛乳も豆乳に変えてできる限り乳製品を抑えました。

別ボウルに室温で柔らかくしたバターと三温糖を加えてクリーム状に泡立てます。
今回はクリーミング法のマフィンで、油分が多め。
ベジ仕様のものは、日本の精進食でも食材は植物性でヘルシー系に見えるものの、油、砂糖を多用しているものが多いため、注意が必要。
カロリーベースでは、あまりヘルシーとは言えないものも多いです。

今回のマフィンもオリジナルではかなりのバターと砂糖を使っていましたので、オリジナルレシピより2/3程度に減量して加えています。
何かを削る場合は何かで補うことが基本的に必要なため、卵の油分とコクをバターで、保湿力を砂糖で補っているのかもしれません。

エッグリプリサーに水を加え、混ぜあわせ、クリーム状にします。
水を加えたものを味見すると、粉の時より味がマイルドで風味が減りますね。
卵感は薄れる感じ。でも粉のまま使用することはなく、必ず水に溶いてから使うようです。

これをふやかしたブランと豆乳の混合物に加え、混ぜ合わせます。

さらにクリーム状にしたバターに加え混ぜ合わせます。
ダマダマ状になり、うまく混ざりませんが、全体にダマが散らばった状態でO.K.。

合わせておいた粉混合物とバター液を加え、全体をゴムベラでさっくりと混ぜ合わせます。
まだ多少粉残りがある程度で生地完成。混ぜすぎないように注意します。

マフィン天板に紙ライナーを敷きこんで、生地をすくいいれます。
思ったより生地は固く、分量が多めなのでカップに山盛り入れることに。

200度に予熱したオーブンに入れて20分間焼きます。

竹串を刺してなにも付いてこなければ、焼き上がりです。
焼き始めの膨らみは悪かったのですが、中盤からこんがりと膨れてくれました。
生地の黄色が映えて、焼き色は付きやすいのでちょっと注意が必要ですね。
ヨーグルトなど酸味のものを入れなかったので、起爆剤がなかったためか通常のものより膨れ方は少なかったです。

型から出して、網の上で冷まして完成。

表面はカリカリの仕上がりになり、全体には少々固めなクラストになりました。
中はふわふわと言うわけではないですが、しっかりとしているものの、詰まった感のない軽いクラム。
いつも作るマフィンとは食感がかなり違っていますが、バターの風味が効いて、おいしい。
全体に黄色が鮮やかでコーンマフィンのような色に仕上がったのも特徴ですね。
エッグリプリサーの効能のようですね。バターだけではこれほど黄色にはならないと思います。

外側と中の食感の違いが大きく、クッキーマフィン的。
通所のブランマフィンよりブランの風味が少なく、子供でも食べやすい味ですね。
色といい、ブランマフィンとは思えない味と見た目です。

味も卵を使っていないもののパサツキは少なく、バターの油分が効いたケーキマフィン調。
小さじ1杯しか使っていないので、どれくらいエッグリプリサーが効いているのかまだよくつかめませんが、とりあえずこのマフィンはおいしい。
卵が食べられない人も卵好きな人も同じもので楽しめる1品ですね。

エッグリプリサーを入れると、焼いたときに黄色が鮮やかに出ることが今回判ったこと。
膨らみや保湿、加熱凝固などについては、別視点からも検討が要りますね。
他にも色々試してみて、エッグリプリサーの効能を順次確かめていこうと思います。

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フラックスシード・ワッフル。

2011-01-20 09:25:15 | 料理
本日の朝食実習は、ワッフル。

先日ハワイで購入してきたフラックスシードミールを使ったワッフルを作ってみることに。
今回は"Bon Appe'tit"のレシピを参考にしました。
このワッフルは、ミネアポリスの"Red Stog Supper Club"というお店で出されているレシピがオリジナルらしい。
今回は、イーストを使わず、ベーキングパウダーで膨らませるので、ベルギーワッフルより簡単に作れるタイプ。同じ生地をグリドルで焼くと、パンケーキに応用できるようです。

《材料》(6枚分)
強力粉  35g
薄力粉  35g
全粒粉  35g
フラックスシード(粉) 大さじ2
スキムミルク  大さじ1
ベーキングパウダー  大さじ1/2
塩       ひとつまみ
豆乳     100mL
ヨーグルト   大さじ2
植物油     大さじ2
卵       1個


ボウルに強力粉、薄力粉、全粒粉、フラックスシード粉、スキムミルク、ベーキングパウダー、塩を加えて混ぜ合わせる。
今回は強力粉、薄力粉、全粒粉をそれぞれ1:1:1で等量配合しました。
全粒粉とフラックスシード入りで食物繊維とビタミン豊富な生地になるのが、今回の特徴。
もう一つの特徴が、砂糖を生地に入れないこと。
たいていのワッフルやパンケーキの生地には少なからず、砂糖が入れるものですが、今回は全く加えず、トッピングで甘さを加えるタイプ。
ヘルシーと言えば聞こえはよいですが、味だけでなく、生地の保水力と食感にどれくらい影響があるかが試作のポイントになりそうです。

別ボウルに卵と豆乳、ヨーグルト、植物油を加えて全体を混ぜ合わせます。

この卵液を粉混合物に加えて、粉気がなくなるまで大きく混ぜ合わせます。
オリジナルのレシピでは、牛乳とバターを使っていましたが、豆乳と植物油に替え、ベーキングパウダーに起爆剤としてヨーグルトを追加してみました。

このまま、常温で1時間ほど寝かせてから焼くことに。

ワッフルパンに油を塗り、生地を1/4カップずつ程度載せていきます。

焼き上がりは、表面がカリッとしていて、ボリュームはイースト発酵生地に比べて膨れませんでしたが、しっかりとしたChewyな食感に。
ふわふわといったクラムにはなりませんが、もっちり、カリカリ、ふんわりの3要素が偏ることなく、中庸な仕上がりになりました。
どちらかというと、しっかりした重めのクラムになのかもしれません。ただ厚みがあまりないので、重さを感じることもないですが。。。

全粒粉やフラックスシードの色は出ているものの、風味はマイルドで味にもそれほど影響はでていませんでした。

トッピングに生クリームとブルーベリーシロップをかけてアメリカンなボリュームワッフルになりました。
生地に甘さがなくても、このワッフルは粉にパワーがあるので物足りなさは感じませんでした。
生クリームとも相性がよく、ホットケーキよりかなり軽い食感になりました。

甘さが不要なら、チーズやコーンなどを混ぜ込んでセイボリー系にしてもおいしいかも。

今年に入り、寒さが厳しい日が続きますが、朝食実習頑張ろう。

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カボチャと豆腐のパワーマフィン。

2011-01-19 09:24:07 | 料理
久しぶりにマフィンを新作。
ベジ食材の勉強のため、ネットサーフィンしていたところ、新しい料理サイトを発掘。
"101Cookbooks"というサイトで、個人のサイトのようですが、写真がきれいでかなり素朴なアメリカ版"わび・さび調"ブログです。(今後は"101"と略称。)
卵や牛乳を使っているので、完全ベジではないのですが、ナチュラルを基本概念として様々な料理書のレシピの試作やその改良版を作り公開しています。

そこに載っていた"カボチャとフェタチーズ"のマフィンからヒントを得て、食材を代用して作ってみることに。このサイトの料理がどんな味系なのか試してみることにしました。

今回のマフィンは、砂糖、油、バターを一切使わないマフィンにしてみました。
"101"のオリジナルレシピでは、カボチャをローストする際に油を使い、マフィン天板にはバターをぬっているのですが、今回は、マフィン天板にはライナーを敷き、カボチャは素焼きにするので、油は一切使わずに済みました。
油分として、チーズやヨーグルト、豆腐を加えているので、その代用効果がどの程度利くのかが焦点です。

先ず、カボチャを皮付きのまま薄切りにし、オーブンで柔らかくなるまで10分程度焼きます。
荒熱がとれてから、5mm角程度にさらに切っておきます。

ほうれん草は軽く茹でて、水気を切り、荒みじん切りにします。
豆腐は一口大の角切りにしておきます。

ボウルに2/3量の焼きカボチャと茹でたほうれん草、松の実、チーズ、豆腐、辛子、ヨーグルトを加え、全体をよく混ぜあわせます。
"101"では、フェタチーズとヒマワリの種を使っていました。フェタチーズはスーパーの肉売り場で量り売りされているほどアメリカではメジャーな食材です。カッテージチーズに似た真っ白い未熟性なチーズでかなり塩気が利いています。そのまま食べるより、料理に混ぜ込んだり、サラダに入っていることが多いですね。
カッテージチーズに塩を加えて代用することもできますが、今回はもう少し安価な固めの木綿豆腐で代用してみました。
ヒマワリの種は松の実で代用です。
ヨーグルトはオリジナルにはなかったのですが、油分を加えず、ベーキングパウダーを用いるため、柔らかさを出すため、あえて加えることに。

さらに卵と豆乳を加え、混ぜ合わせます。
たいていは、粉と液系材料は別で混ぜて加えるのですが、今回はワンボウルで作ってみることに。

薄力粉と全粒粉、ベーキングパウダー、塩を加えて、粉気がなくなるまで大きく混ぜ合わせます。
ワンボウルでどんどん加えて混ぜるだけなので、生地はあっと言う間に完成。

マフィン天板に紙ライナーを敷き込み、生地をカップの8分目まで詰めます。

残こしておいた豆腐と焼きカボチャを各生地上にトッピングします。

180度に予熱したオーブンに入れて、20分間焼きました。

焼き上がりの目安は竹串を刺して、何もついてこなければ、O.K.。

天板から取り出して網の上で荒熱をとり、温かいうちに食べるのがベスト。

思ったよりふっくらとした仕上がりで、油分が入っていないわりに柔らかいクラム。
冷めると固くなるかと思いましたが、それほど締まることもなく、ケイタリングも可能な感じ。
豆腐とチーズの効果なのか、食感は良かったです。

味は塩味なので、ケークサレ似ですが、油っぽくないので、食べやすいですね。
具材がたっぷり入ったマフィンなので、簡単なスープとあわせればこれだけで十分な朝食に。
砂糖も油も入っていない割りに腹持ちのよさそうな理想的なローカロリーなパワーマフィンだと思います。

まだこの1品だけしか試作していませんが、レシピの信頼度は高いかも。
ここのサイトから色々な料理書のレシピも試作できそうなので、これからも活用しようと思っています。

このマフィンを作ってみたい方はこちらを参考にしてください。↓
Cpicon カボチャと豆腐のマフィン。 by PCWP

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グルテンフリー・ブレッド。

2011-01-13 09:09:13 | 料理
今年のテーマとしている代替食材でパンを作ってみました。

前回は、スコーンで、今回はパン。
小麦アレルギー対策用のグルテンフリー食を作ってみました。
アメリカでは、小麦アレルギーというより、セリアック病というグルテンアレルギーの人が多いらしい。
よってグルテンなしの食品や食材は、通常のスーパーでも結構簡単に手に入りますが、日本ではまだ小麦アレルギーの人も少なく、アレルギー対策食への認知や情報も少ないので、食材も健康食品店でくらいしか手に入らないですね。

手元にある材料で色々なアレルギー対策食を作れることは、アレルギー対策だけでなく、ある特定の食材が手に入らない場合にもとても有効。

よって小麦を使わずにパンを作るグルテンフリーの技を試してみることに。
日本では、最近、小麦アレルギー対策パンとして自家製米粉パンが人気があるようですが、米粉にグルテンを添加して作るようなので、基本的には小麦パンと同じ食感になるのですが、グルテンフリー・パンは小麦を使わないだけでなく、グルテン自身をおきかえてしまわないといけないので、仕上がりがグルテンと同じような食感になるのかがポイントですね。

今回も"Bob's Red Mill"のレシピを参考に手捏ねバージョンで作ってみました。

《材料》(パウンドケーキ型小 1台分)
 ヒヨコマメ粉  70g
 上新粉     100g
 片栗粉     35g
 キサンタンガム  小さじ1
 塩        小さじ1/2
 砂糖       大さじ1
 ドライイースト  大さじ1
 卵        1個
 植物油        大さじ1
 温水         200cc
 酢         小さじ1


ボウルにヒヨコマメ粉、上新粉、片栗粉、キサンタンガム、塩、砂糖、ドライイーストを加え、よく混ぜ合わせておきます。

ヒヨコマメの粉は、日本では手に入りにくいですが、輸入食材店のインド食材のコーナーで"ベッサン"として売られていました。価格も500g入り400円程度と小麦粉よりやや高いですが、グルテンフリーや小麦アレルギー用食材としてとても重宝するようです。

キサンタンガムは天然の増粘材で、グルテンの食感を出すために使うことが多いですね。
クリームチーズなど一般加工食品にもよく入っているのですが、これ自身を売っているのは日本ではまだみかけたことはないですね。通販で買えるようですが、こちらはハワイのホールフードマーケットで購入してきました。
クイックブレッドのようにベーキングパウダーを使わず、一応小麦はなくともちゃんとイーストを入れた発酵パン仕様です。

別ボウルに卵を割りいれて溶きほぐし、油と酢と温水を入れて混ぜ合わせます。
酢を入れるのが、このパンのレシピの特徴のように思われますが、なぜ入れるかはまだ不明。
グルテンフリー食材の組み合わせで必要なのかもしれません。もう少し勉強が必要ですね。

粉混合物へ卵液を加えて、全体を良く混ぜ合わせます。
通常のパンは、ここでよくこね合わせるのですが、捏ねる作業はグルテンを引き出すためのもの。
もともとグルテンがないので、こねる必要がないのがこのパンの特徴であり、長所ですね。

粉が水分を吸い込んでも粘りが出ることはなく、ざらつきのあるしっとりとしたクリーム状になりました。ちょうどおからに水分をふくませた感じでしょうか。これで生地は基本的に完成。

パウンド型にオーブンペーパーを敷きこんで、生地を入れて平らにならし、表面にラップをゆるく掛けて、暖かい場所で30分ほど寝かせ、発酵させます。
通常のパンは2回発酵させるのですが、このパンは1度でよいみたい。成形やパンチングなどの手間なく、混ぜて、型に入れてそのまま発酵させて直接焼けるので、とてもお手軽ですね。捏ねる必要もないので、通常のパンよりかなり省力設計です。

発酵するのかやや不安でしたが、30分ほどすると、一回り以上大きくなりました。イーストの量は通常のパンに比べると多いので、その影響が大きいのかも。

ラップを取り外し、170度に予熱したオーブンに入れて20分ほど焼きました。
オーブンに入れると、急速に膨らみ、型一杯に山型になりました。香りはパンと同じではないですが、少しだけ香ばしい香りがする程度。イースト臭もほとんどないのも、面白いところ。

荒熱をとってから、型からはずし、網の上で冷まして完成。
思ったよりボリュームがでる仕上がりになりました。

クイックブレッドのように小さいローフとなりましたが、切り分けてみると、黄色のクラムが鮮やかでコーンブレッドみたいですね。
コーンブレッドのように食感のざらつきはなく、滑らかですが、独特のモッチリ感があり、通常のパンとよりもかなり詰まった感じですね。もちのような粘りでもなく、初めて食べる食感ですね。

重くつまり気味のクラムですが、焼き上がりは均一で、食べると少しとろみのような粘りのあるのが特徴でした。ヒヨコマメの影響かキサンタンガムの影響なのでしょうか?

プレーンな風味なので、このまま食べるにはちょっと物足りないのですが、ジャムやチーズなどトッピングしたり、具材を混ぜ込んで味をつければ、十分パンですね。冷めても固くはならないので、クイックブレッドとは違い、イースト発酵させたパンであることがよく分かりました。

マーサのレシピにもグルテンフリーパンの作り方あるので、色々なレシピを試して、食材の組み合わせ方や作り方のコツをマスターしたいですね。

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フラックス・スコーン。

2011-01-10 07:05:55 | 料理
今年の最初の試作報告。
昨年の年末にハワイに行って買ってきた食材を使って作ってみました。

今年の独学テーマは、代替食。
要するにベジタリアンやアレルギーをもっている人用に通常食の特定の材料を除去し、別材料で同様に作ってみること。

アメリカでは、日本よりもやはり栄養学が発達しているので、代替食材も豊富。
ベジタリアン用もアレルギーや病気用の制限食は食材の使い方や種類、作り方もかなり異なっているものが多く、見ているだけでも勉強になります。
先日ハワイの"Whole Foods Market"に行ってそれがよくわかりました。

私的には個々最近mビーガン食にとても興味があるので、そちら方面の食材を探しにいったのですが、アレルギー対策食にも興味がでて、代替食全般を勉強したいですね。
どんな人にでも対応できる食が今年のテーマになりそうです。
実際アレルギーがなくても、アレルギー誘引食材は控えた方がいいですから、知識があって損はないですね。

今回の食材は"フラックスミール"。一昨年イギリス旅行に行った際にもフラックスシードを購入したのですが、粒状の種状態のままだったので、すりつぶすにはミルが必要なのですが、我が家にはなく、手持ちの道具では粉にできなくて、粒ではいまいち使い方勝手が悪く消費に困ったくらい。
栄養価が高く、α-リノレン酸(オメガ3系脂肪酸)と リノール酸(オメガ6系脂肪酸)が理想的な比率で含有され、植物性エストロゲン"リグナン"が現存する植物の中で最も多く含まれているらしい。特にオメガ6脂肪酸を摂取しやすい食品として注目されています。

あまりに高栄養のため、食べ過ぎると鼻血が出るくらいとか。。。

今回は粉状になったものを購入してきました。粉状になっていれば、小麦粉の代替としても使え、一部卵の代替にもなる食材。栄養価が高いので、ベジ食材としては人気が高く、最近日本でも知られるようになってきました。

ただフラックスシードを使った食品を購入するとこれまた非常に高い。先日のハワイのファーマーズマーケットでもフラックスシードを使ったマフィンが1個300円以上していて、かなり高価。フラックスシードも日本で買うと高いですが、アメリカではそれほど高価な食材でもなく、健康食としてはポピュラーな食材。ベジ用の代用食として使えるような味なのか、どんな味になるのか試してみることに。

まずはもともと卵を使わずに作れるスコーンを作ってみることにしました。
参考レシピは、このフラックスシードの製造会社"Bob's Red Mill"のHPのレシピから。

<材料>(5個分)
薄力粉        90g
フラックスシード粉 15g
砂糖         大さじ2
重曹         小さじ1/4
ベーキングパウダー  小さじ1
塩          小さじ1/2
バター        20g
ヨーグルト      90cc
甘栗         5個
黒豆(甘煮)     20個

フードプロセッサーに薄力粉、フラックスシードミール、砂糖、重曹、ベーキングパウダー、塩を加え、軽く混ぜ合わせます。

そこへ、角切りにしたバターを加え、全体が荒砂状になるまで切り混ぜます。

さらにヨーグルトを加えて、全体がまとまるまで切り混ぜて生地完成。

今回はちょっとヨーグルトが多かったのか、生地がゆるかったので成形が困難なため、天板に直接生地をすくって載せるドロップタイプにすることに。
具材に正月食材の残りの甘栗と黒豆の甘煮を加えて混ぜ合わせました。

天板にオーブンペーパーを敷き、計量カップで生地をすくって載せ、180度に予熱したオーブンに入れて15分間焼きました。


思ったより、生地はふっくら膨れ、柔らかい仕上がりに。
卵を入れていないのですが、中はパンケーキのようなふんわり感があり、外はスコーン特有のカリカリ感でちょっと変わったスコーンに。

フラックスシードは水を吸うと粘りがでるのが特有でオクラのような風味があるように思うのですが、焼き菓子にすると風味は抑えられて食べやすくなります。粘りもほとんどなく、ふんわり感が強調できていいですね。

通常のスコーンより栄養価は高く、食物繊維も豊富でパワースコーンですね。
次はこれに卵の代用粉エッグレプレイサーを使ってマフィンを作ってみようと思います。

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バブ。

2011-01-08 20:16:42 | お試し商品
あけましておめでとうございます。
今年の仕事初めは7日から。
ちょうどモニター課題も7日から始まりました。

今年の1本目は、入浴剤。食べ物ではなかったですね。
今回はモラタメさんから花王の"バブ"をいただきました。しかも2箱。

ユズと森の香りの2種類です。
ちょうど昨年最後のモニター課題も歯磨き粉セットで、これも花王さんからでした。
年末年始と役立つものをいただいて、感謝です。

入浴剤としては、かなりメジャーなこの商品。
私も中学生ぐらいのころから知ってます。
実家では別社の名湯シリーズ系とこのバブをよく使っていました。
毎日というわけではないですが、一時期よくお風呂に入っていた記憶があります。

我が家でもこの冬前に入浴剤を1本買いました。
といっても私用なのですが、某化粧品会社のちょっと高級系。
入浴効果というよりか、アロマ癒し系のもので、香りがよいと評判だったので、気分を変えるために買ってみました。というのも、私はあまり家風呂が好きではないのです。。。
確かに香りは癒されるけど、入浴効果はあまり実感できないですね。

昨年と一昨年は冬場のみジムに通っていたのも半分は入浴目当て。
家のお風呂では、超低温体の私の体がぬくもらないから。
お湯が冷めるほうが体がぬくもるよりは早いくらい。
低温じっくり入浴では、まったくぬくもらず、45度くらいのお湯にがんがんに浸からないとお湯に入った気がしないのです。体も温まらないし。。。。
でもジムに行くのはお金もかかるし、時間も必要。
また、お風呂だけと割り切って入会しても、ジムに行くと、お風呂だけでなく、走ったり、筋トレしたり自虐的になりがちなので、そういう意味でも行かずに今年はジムに行かずに済ませたいところ。

早速、ユズを試してみることにしました。
形状も香りも昔と変わらず、ちょっと懐かしい感じ。
プチプチとあわ立ちながら溶けて、炭酸ガスがたっぷりお湯にしみこんでいく感じがわかり易い。
香りは柔らかで、入浴後もさっぱりとした香りが続くのもいいですね。
こちらは香りだけでなく、入浴効果重視なので、肩こりや冷え性に利いてくれるといいですね。

昔はあまりシリーズがなかったのですが、今はローズやエキゾチックスパなど、ちょっとゴージャス系の香りもあるようで、昔からの家庭的入浴剤ではもなくなってきてますね。

今年は何とかジムに行かずに済むようにと、あれこれ自宅でお風呂対策をしているので、入浴剤のモニターはありがたいですね。
1箱に20個も入っているので、今からなら春がやってくるまで楽しめそうです。

モラタメさん、花王さん、ありがとう。



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