Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

第3回プライベートクッキング。

2007-04-29 00:15:17 | 料理
昨日はプライベートクッキングの日。
今回は"ロールケーキ"です。先日の女性会話クラスに持っていったロールケーキがかなり好評でLさんもかなり興味があったようです。
作り方は意外にシンプルですし、材料も小麦粉、卵、砂糖、サラダ油と牛乳が少量でビスキュイ生地は出来ますし、生地の焼成時間も10分と短時間。泡立てと巻き方のコツがつかめれば、失敗の少ないお菓子になります。
泡立てはさすがにLさんも慣れてきてずいぶんうまくなってきました。まだ混ぜ方が少し時間がかかってしまうのですが、それもすぐに上達すると思います。中のクリームもシンプルに生クリームのみ。

生クリームの泡立ては初めてのようで卵白より少し泡立てにくいので、時間がかかりましたが、きっちり角が立つまでホイッピング。泡立ての度合いによってデコレーション用やサンドクリーム用など使い分けあり、10分立ての度合いも説明して泡立て体験。

生地をにクリームを載せるまでを彼女にやってもらい、巻き込み方は今回は私が説明しながら実演。彼女が家でももう一度作って巻き方を実践してみるとのことに。
我が家でプライベートクッキングを始めてから彼女も家でお菓子をよく作っているようです。チーズケーキやパウンドケーキも復習がてら作っていたのですが、いつも少しうまくいかないよう。理由がよく分からなかったのですが、昨日一つ理由がわかりました。

オーブンの予熱については特別教えていなかったのですが、今まで家では予熱をせずに焼成していたらしい。昨日初めてオーブンの予熱するところを目にしたようで、かなりびっくりしていました。特に彼女の家のオーブンは我が家のより少し大きいので予熱には時間がかかると思うのですが、点火してすぐに生地を入れていたらしい。
失敗のポイントを把握することは私のテーィチングの盲点を改善できるためとても重要です。一つでも分かると彼女だけでなく私の方もとても勉強になりますね。

巻き込んだクリームと生地を安定させるために冷蔵庫で寝かせている間にランチ実演&試食。

今回は"親子丼"でした。台湾でも親子丼は広く知られているようで、日本食レストランにいけば3ドル程度で食べられるとのこと。日本食の中ではかなり安価な部類に入るらしく、彼女も大好きらしい。でも作るのは難しいと思っていたらしく、実演してみると簡単なことがよくわかり、週末にダンナさんに作ってみるとのこと。うまく出来るといいですが。。。
日本食には調味料として"みりん"をよく使うのですが、こちらではみりんが結構高値。またなかなか外国人にはなじみがないため、みりんを見せるとかなり興味津々。ライスワインというのが英語訳にになるのですが、台湾にも中国にも同じようなものがあるものの風味が違うらしい。こういう材料の使い方がそれぞれの国の風味や味を出しているのが最近よく分かってきました。

ランチのあと、うまく巻き込めているかチェックするためと試食を兼ねてカッティング。ちょっと生地が短めだったのでのの字が甘めの巻き込みだったのですが、失敗はなかったのでよかったです。
生地が少し膨らみが少なく、乾燥気味ですが、初回としては十分だと思います。
次回は彼女の念願のパン作りを教えてみようかなと企画しています。

昨日の献立は、豚肉のパイナップル煮、ブロッコリーのフィットチーネ クリームソース、豆と野菜のトマトシチューでした。

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ファイナル・ポットラックパーティ。

2007-04-27 00:01:59 | 料理
昨日はとうとう英会話クラス最終日。
"ファイナルポットラックパーティ"が11時からありました。

昨日のブログに書いたとおり、朝2時起床でお節を作り上げ、ケータリング形式で教室へ持ち込みました。誰もいないうちに盛り付けを教室でしたかったのでいつもより少し早めに家を出て、顔見知りの掃除員に鍵を開けてもらって持ってきた折箱に盛り付け。冷蔵庫でに入れて準備万端です。

前半はいつもどおりに英会話クラスがありました。最後なので授業の方はベーシックのH先生のクラスに参加しようと思っていたのですが、J先生のクラスがあまりに人が少なくて結局こちらに参加することに。この調子だとポットラックも人手が少ないかもと思っていたのですが、H先生のクラスがラストイベントをやったため、フルメンバー出席で賑わっていたようです。

J先生のクラスも懸念していた本読みではなく、"伝統と保守"をテーマにディスカッション。最後の最後でアメリカらしい授業でした。
朝のうちにJ先生には8ヶ月間のお礼を言ってゼブラブレッドを渡しました。H先生にはポットラックの準備の間にベーシックの教室を訪ね、渡すことができました。チリ人のCさんにも誕生日プレゼントをなんとかうまく渡せてギフト行事も順調にこなせました。

ポットラックの時間から参戦する人も結構多く、今期初めにあった前回のポットラックよりも結局人手も料理も豊富でした。
特に料理の品数は今までで最高だったかもしれません。半分以上がベーシッククラスの生徒だったので、コリアン系料理が多く、今回は特に菓子類を持ち込んだ人が多かったです。私の料理も皆さん見慣れてきたせいか前回ほどのウケはありませんでしたが、田楽が予想より好評で今回もなかなか興味深い結果が得られました。

やはり昆布巻きはちょっと外国人には難しく、茶碗蒸しは会場にスプーンがなかったためちょっと食べにくく課題が残りました。やはり寿司は一番人気で、完売。田楽についてクラスメイトから素材が何かよく聞かれました。

今回は日本人の参加者が他に3人いたため、うち二人が寿司を作っていました。Tさんは散らし寿司でMさんはサーモンのカップ押し寿司。どちらも握りではなく大皿盛りで、私の軍艦寿司とは重ならなかったのですが、やはり日本人が多いとご飯ものの量も多くなりますね。逆に西洋人系が少ないため肉類のもちこみが少なく、J先生のBBQポークともう一品だけ。意外に今回は肉系の売れ行きが良かったように思います。

全体的に1品ずつ少量とっても食べきれない量と種類があったので、全部の料理が半分程度残っていました。私の料理も今回は完売ならず。これだけの種類と量があれば仕方ないですね。半分の量にすればよかったのかもしれませんが、当日直前にならないと参加者がわからないため、パーティの雰囲気も行き当たりばったりで予想するのが難しい。今回もいい勉強になりました。とは言っても次回はないかもしれませんが、パーティ料理を学ぶ上ではとてもいい経験でした。
パーティ終わりにクラスメイトにそれぞれ今生のお別れを個別にして片付けをして午後からは女性会話クラスに参加しました。スペイン人のJさんとも昨日でお別れ。8ヶ月間ほぼ毎日クラスに参加して、クラス移動も一緒にしてきた戦友です。最初は彼のスペイン系英語が全く分かりませんでしたが、やっとここ最近半分くらい聞き取れるようになったところです。またどこか海外の学会で会えるといいですが。。。

会話クラスの初めにL先生にもゼブラブレッドを渡して本日の任務完了。会話クラスは夏の間も基本的には続行。来週はまだクッキングクラスがあり、出張料理教室も2件ありますので、来週いっぱいは毎日まだまだ忙しそうです。
一応英会話クラスが終了してホッと一息ついたのは事実ですね。こちらに来て一週間後に参加し始めて以来、お正月も3日ほど休んだだけで毎日8ヶ月間通い続け、宿題し続けの毎日でした。おかげで全く見知らぬ土地で友人もでき、初歩的な会話が出来る程度の英語が身につき何とか日常生活をすることが出来るようになりました。異国の文化にも体当たり体験することが多く、戸惑いも多かったですが毎日エキサイトな日々となったのもこのクラスのおかげだと思います。残りの4ヶ月は今までの8ヶ月間のトレーニングの実戦編になるように過ごして行きたいです。

とりあえず休むことなく8ヶ月間走り抜けたということにとても満足した一日でした。

昨日の献立は、鮭のスイートオニオン煮、ジャガイモのポタージュ、カッテージチーズとツナのサラダでした。
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お節。

2007-04-27 00:00:46 | 料理
セメスターラストウィーク3日目。
最終日の木曜日はポットラックパーティがあり、昨日はその料理の製作と準備。
また木曜日は英会話教室の先生やクラスメイトのほとんどと今生のお別れになりますので、H先生とJ先生用にお礼の品を製作。

同時に土曜日はアドバンスクラスの友人でチリ人のCさんの誕生日らしく、バースディ用ギフトも製作となりました。

さすが今までも毎日お菓子作りに追われるとこともありましたが、これほど重なったのはないですね。最後なのでしかたないですが、逆にこのアメリカ滞在での私のラストフードショーでもあります。

今回のポットラックは最後のためテーマは"お節"。洋風のものにしようかとも考えたのですが、純和風で勝負することに。誕生日用ギフトは先日作ったクロスステッチの携帯ストラップなのですが、これだけだとあまりに貧弱なのでお菓子を付けることに。

もちろん先生方用のギフトもCさんのものと同じにもので、常温保存可能なものと考え"ゼブラブレッド"を製作することにしました。

昨日の英会話クラス終了後、お局様からL先生とランチに一緒に来るようにお達しがあり、1時間だけという約束でランチに出かけたのですが、ランチのCafeで他のアドバンスのクラスメイト夫婦と出合って一緒にランチすることになり、ウダウダになって結局2時間仕事になりました。
お局様はお暇のようなので、ランチの相手を探すのにあれこれ理由をつけて誘ってくるのですが、今回はかなりハメられた感じですね。こちらは木曜のポットラックの持参品とパン3つの製作が待っているのでめちゃくちゃ忙しいのに。。。

ランチは大学と我が家の間に1件だけあるレストランで"29thCafe"。我が家周辺では貴重なお洒落なランチ所です。毎日前を通過していたのですが、中に入ることはなく、どんなカフェなのかとても興味がありました。午後から製作予定がなければもっと楽しめたのですが、昨日は午後からの製作準備のことで頭がいっぱい。

ランチもお局様とシェアして1皿を二人で注文しました。注文は"チキンのクリームフィットチーネ"で生クリームソースのこってりとしたパスタでした。味はとてもよいのですが、濃い重たいパスタなのでシェアして正解。お局様に先に十分に食べさせて、残った量を私がさらえて食べました。
L先生はサンドイッチを注文。これもボリューム満点ですが、見栄えもよかったです。昨日は天気もよく、気温も25度前後で快適。ちょっと日差しは強いものの、テラスでのランチは最高でした。

ランチの後、急いでVillegeスーパーで買出しをして帰宅。すぐにパンとお節の製作開始。火曜日からお節の一部は作り始めていたのですが、基本的には昨日が主製作日。あれこれ悩んだ結果、最終的にポットラック製作メニューは"昆布巻き"、"軍艦寿司"、"ナスと大根の田楽"、"茶碗蒸し"、"芋人参なると"の5品。昆布巻きは火曜日に完成しており、寿司は当日の早朝に製作することにして、とりあえず他3品の製作と下ごしらえに取り掛かりました。もちろん"ゼブラブレッド"の製作も同時です。こちらの詳細はまた後日。
パンの発酵や焼成時間の間にお節を製作。

まずは"田楽"。野菜は筒切りにしてから、大根を下茹し、ナスはフライパンで焼いて下ごしらえ。田楽味噌は普通の味噌に砂糖とみりんを足して火にかけて練り、冷めてからコク出しのために生クリームを加えて堅さを調整。

下ごしらえしたナスと大根の表面に田楽味噌を載せてゴマを振り、トースターで焼き目を付けて爪楊枝にさして完成。

"茶碗蒸し"は昆布巻きを作った際の昆布の戻し汁にみりん、砂糖、しょうゆで味を調え、マッシュルームを加えて加熱し、荒熱が取れたら溶き卵と生クリームの卵液と混ぜてザル越ししてミニ容器に入れました。具はブロッコリーとマッシュルーム。タルト用使い捨てアルミパンに入れてフライパンの湯を張って簡易蒸し器状態で蒸し上げました。最後にグリンピースを加えて完成です。

"芋人参なると"は初めての製作で感じは"芋きんつば"の製作とよく似た感じになりました。レシピは人参だけで大量に作る指示でしたので、自分流にアレンジ。見た目の派手さを出すためにスイートポテトで2色仕様にしました。
人参を電子レンジで蒸して柔らかくし、ハンドミキサーでマッシュして卵と生クリーム、砂糖を少量加えて混ぜました。同様にスイートポテトも作り、2色の生地を製作。

スイートポテト生地をラップに薄く伸ばし、同様に伸ばした人参生地をポテト生地に載せて、巻きすを使いながらくるくると"なると"形に巻きました。その上からアルミをかぶせ、フライパン蒸しで20分ほど加熱。荒熱が取れてからそのまま冷蔵庫で冷やし、一口大に切り分け、一切れずつ取り分けやすいようにワックスぺーパーで挟みました。

"昆布巻き"は火曜日に製作。材料はポットラックの予感がした2週間前にダウンタウンのリトルトーキョに行った際に昆布とかんぴょうを購入しておきました。なければ別料理に転用可能でどちらも安価で売っていたので買っておいたものです。
かんぴょうは塩でもんで水洗いして下ごしらえしましたが、日本で使っていたものより柔らかで乾燥度が低く柔らかいものでした。昆布は水に漬けて柔らかくしておきました。

中の具は七面鶏の胸フィレ肉。生のまま細切りにして昆布で巻き、かんぴょうで結んで一口サイズに切り分けてから、薄い酢水で煮込み開始。20分ほど煮てから昆布の戻し汁としょうゆ、砂糖、みりんを加えてさらに柔らかくなるまで20分ほどにて終了。タッパーに入れて冷蔵庫保存。

"軍艦寿司"は今朝製作。寿司を今回は作るかどうかかなり悩んだのですが、やはり人気の面では絶大な効果があるため結局作ることに。四海巻きはさすがに"too much"ですので、違うものとして軍艦寿司にすることに。米を炊いて甘酢と合わせて酢飯を作り、一口大サイズのおにぎりを作り、のりを巻いてから上にトッピング。今回は簡単にとうもろこしとツナ。どちらも載せるだけで終了。最後にきゅうりとベビーリーフを飾って完成です。

いつもは作った品を折箱に詰めて完成品として持っていくのですが、今回は品数も多いため盛り付けは会場ですることにしました。はたして今回のポットラックのウケはいかがなものでしょうか。。。
これが最後のポットラックになる可能性が高いので、"My Survival Cooking"の集大成ですね。今回も完売してくれるといいですね。
ポットラックの様子は明日報告します。

昨日の献立は、トマトの冷製パスタ、ピーマンの肉詰めオーブン焼、スイートポテトとグリンピースのスープでした。
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Jelly-roll。

2007-04-21 00:16:32 | 料理
春セメスターもあと1週間となりました。
昨日の英会話教室は久しぶりにC先生が担当。ここ数週間は毎週木曜日は遠足のため授業はなかったのですが、今週はJ先生が忙しく、マネージメントできなかったようですね。その代わりなのか来週月曜日にチャイナタウンで最後のアクティビティーの飲茶ランチ会が予定されています。

C先生の授業はやはりとても面白い。アドバンスクラスのC女史とは違い、エキサイト系ではなく穏やか系なのですが、もってくる話題がとてもいい。話し方もソフトで聞きやすくとても上品なクラスです。そのC先生とも昨日でお別れでした。
来週の最終授業は来れないとのことで次は9月の秋セメスターまで授業はないため、秋セメスターには参加できない私とはほぼ今生のお別れでしょう。来週は今期最終週になり英会話クラスメイトや先生達ともほとんどがお別れとなります。半分くらいは来期もこちらに残っているようですが、私のように秋までに帰国したり、引越ししたりで半分以上は入れ替わると思います。
来週は感慨深い週になりそうですね。

午後はいつもの通り女性会話クラス。こちらも来週で一応終了なのですが、出席者は前回は3人、今回は4人でした。少ない人数の方が自由会話となって面白く、夏休みの後もメールで連絡をとりあって、しばしば開催するとのことです。こちらの主催はバブテスト教会ですので大学のスケジュールと連動しなくてもよく、雰囲気によって自由に予定を変えられるようです。

もちろん今回もランチ会から出席しましたので、持参菓子を製作。今回は"ロールケーキ"です。
日本での"ロールケーキ"はこちらでは"Jelly-roll"と言うのが一般的。ロールケーキではあまり意味が通じません。これも日本語英語のようですね。もちろんこちらのロールケーキはクリームもヘビーで甘さ爆裂、ビスキュイも重く堅いしっかりしたものです。見た目は似ているものの、食べるとため息がでるものがほとんどです。

よって今回も日本式ロールケーキを製作。クリームは生クリームだけで基本的ロールケーキにしました。うまくいけば来週のプライベートクッキングのメニューにしようかなと思っています。

先ずは卵白の泡立てから。卵白に砂糖を加えながら泡立て堅いメレンゲを作ります。それを半分にわけ、片方に卵黄を加えてさらに泡立て、牛乳とサラダ油を加えます。普通のスポンジ生地はバターを使うのが主流で水分は加えないのですが、このレシピは生地の軽さを強調するためにシフォン生地の要素を加えているようです。

小麦粉を振るい入れて粉っぽさがなくなるまで軽くしっかり混ぜてから、残りの卵白の半量を加え、泡だて器で軽く混ぜ合わせて生地完成。粉を加える際に軽く混ぜるのは基本なのですが、粉はきっちり生地に混ぜ込まれいることも重要である程度思い切って混ぜる必要があります。混ぜすぎないようにすることと混ぜ方がビスキュイのポイントでたいていは混ぜたりないことがうまくいかない原因になっていることが多いように思います。

大きめのアルミケースにオーブンシートを敷いて生地を流し入れ平らにならして180度15分焼きました。焼きたてはふっくら膨らんで表面の色はあまりつきませんでしたが、生地が薄めのため焼きすぎには注意です。そのあと冷ます間の余熱も考えてここで焼成終了。紙をゆっくりはがしてまた元の状態にもどし、クッキングペーパーとアルミホイルを表面にかぶせてビニール袋に入れて室温冷却しました。

生地が冷めてから生クリームを泡立て、ワックスペーパー上に冷めた生地に載せ、クリームを広げて手前から巻き寿司の要領で巻き上げました。何度かロールケーキは作っているのですが、このロール成形が私的にはいつも問題。柔らかく巻きすぎてうまく"の"の字にならないのですが、今回は思い切って強めに巻きました。生クリームも固めに泡立てておきました。巻き上げてからワックスペーパーで包んでもう一度冷蔵庫で数時間冷却。切ってみて巻き具合を確かめたいのですが、巻いてすぐ切るとこれも失敗の罠にはまってしまうので、ぐっとこらえて待ちました。一晩寝かせるのがベストですが、待ちきれず片方の端だけ3時間寝かせてから切って成形具合を確かめました。今回はうまくいったようで、安心して一晩寝かせることができました。

昨日の朝に一人分ずつに切り分けて、ワックスペーパーで仕切りをしていちごケースにいれて持って行きました。
今まで作ったロールケーキでは一番の出来で、かなり柔らかく、表面も滑らかで会話教室でもかなりウケが良かったです。
日本式のケーキやクッキーはこちらでは本当にウケがよく、いかにアメリカ式と対極にあるかがよくわかりますね。
私のプライベートクッキングのよい宣伝にもなり、夏休みの間にクッキングクラスの会場を借りて、ミニクラスを開催する話もできました。私のプライベート生徒がもう少し増えるかもしれませんね。口こみで少しずつ広がればいいですが。。。
とは言っても、アメリカでの話ですので本当に開催できるかはあまり期待はしていませんが。。。

昨日の献立は豚肉のローマ風、ピント豆のメキシカンスープ、トマトカップのトースター焼でした。
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Cajun料理。

2007-04-20 00:45:16 | 料理
本日は火曜日のクッキングクラスの報告です。

火曜日のクッキングクラスは"Cajun"料理でした。
"Cajun"とはアメリカ・ルイジアナ州のニューオリンズのとある地域で、フランス系移民の街で知られています。
よって、ケージャン料理はフレンチアメリカンということになり、独特の伝統食文化があるようです。

今回はそのケージャン料理の中から、"海老のクレオール"と "ベエニ"と"ペリカンナッツキャンディー"を製作。
"クレオール"はヨーロッパとアフリカ文化のコラボでよく"クレオール風"とかいう料理を日本でも見かけますが、初めてその意味がわかりました。ベニエも基本的にはフランス菓子として知られていると思います。

料理の初めにケージャン地区の話を写真を交えて簡単にL先生が説明。そのあと、いつもの通りクッキング開始です。

先ずは"海老のクレオール”の製作。
ピーマン、セロリ、玉ねぎをみじん切りにして鍋でバターと共に炒めます。その後トマト缶を加えて少し煮込みますが、トマト缶は水煮ではなく、味付きのトマトソース系のもの。日本のトマトソース仕様ではなく、こちらにはトマト缶の種類も様々あって、水煮、トマトソース、トマトシチュー、ピューレなどがあり、またトマトの切り方も角切りやスライス、ホールなど様々。さらにソースやシチュー缶の場合、イタリアン風やらメキシコ風やらアメリカンスタイルなど味付けにも種類があって、スーパーでトマト缶を選ぶのも大変です。今回はシチュータイプで味付けは標準のアメリカンスタイルのものを使っているようでした。

さらに少し煮込んでから海老を投入。もうすでにシチュータイプのトマト缶に味がついているので調味はほぼ不要でした。ご飯を炊飯器で炊いて、最後にカレー風に盛り合わせて完成です。感覚的には、エビハヤシライス的でした。

クレオールと同時にキャンディー製作。ブラウンシュガーに水を少し加えて加熱してカラメルを作り、そこにライトクリームを加えます。最後にバターと刻んだペリカンナッツを加えて、それを敷き紙の上に丸く垂らして、冷却乾燥させて出来上がり。乾燥に時間がかかるようで、結局その日には出来上がらず、来週にL先生が持ってくるとのことでしたが、たぶん口には入らないでしょうね。こちらでは"次回"という言葉はほぼ実行されないことが多いのです。"いつか"とか"もしかしたら"という意味の方が正しいかも。

ペリカンナッツはインド人のお局様が刻みを担当していたのですが、最初は麺棒で叩き潰していて、とても今日中には終わりそうにない感じでしたので、紙に挟んで包丁で刻む"日本式"を教えてあげるととても喜んでました。ゴマを刻む際に使うやり方なのですが、意外に知らない人が多いようで、南米系の人たちにもこの技法はウケてました。

次にベニエの製作。ベニエはいわゆる揚げドーナツなのです。イースト発酵で生地を作るので前日にL先生が自宅で生地を混ぜ合わせ、一晩寝かせたものを持参。この生地はイーストを使うのですが、長時間発酵させるため、ミキシング後の捏ねは不要。ただ単に粉と卵と水を混ぜ合わせればよく時間はかかるものの生地の製作は簡単です。

問題は成形。かなりべたついた生地ですので、粉を大量に使うと麺棒で伸ばすことはできますが、粉を大量に使うのは生地が堅くなり仕上がりも重たくなります。最小限の粉で麺棒で成形するのは初心者ではかなり難しい。伸ばして四角にパイカッターで切るのが先生持参のレシピに書かれているのですが、なんとか四角に切っても揚げる際にまた紙に引っ付いて引き剥がすのが大変。引き剥がすと四角い形は失われて成形の意味がほとんどありませんでした。

私の実戦レシピからすると、成形するならば生地をオーブンペーパーに挟んで伸ばし、ベタベタに引っ付いたオーブンペーパーのままハサミか包丁で紙ごと四角にカット。そしてそのまま紙ごと油に入れて、油の中で自然にはがれてくるペーパーをとれば、手も汚れず初心者でもモチベーションを失わず綺麗にできると思いました。

油で揚げると形は色々でしたが、綺麗にふくらんで見た目は上々。四角にしなくても丸でも中に詰め物をしないのであれば見た目は十分です。最後に粉砂糖を山のようにかけて完成です。

ベニエはさすがに好評で揚げあがった直後からみんなが手をだしてつまみ食い。試食後の残ったものも持ち帰る人が多く、完売でした。クレオールの方は味は悪くないものの、それほどウケは良くなく、持ち帰る人は皆無。私は夕食用に十分持って帰ることができました。味的には豆板醤抜きエビチリ丼って感じです。ダンナさん曰く、給食の味がするとのことでした。

昨日の献立は、ライスコロッケ ケイジャン風、ソーセージとキャベツの煮込み、ブロッコリーとチーズのリガトーニでした。
火曜日の残りのケイジャンソースを昨日はご飯に混ぜてライスコロッケのフィリングとして使いました。

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マリービスケット。

2007-04-17 00:00:42 | 料理
毎週金曜日は自宅でプライベートクッキング教室をしているのですが、生徒のLさんも来宅時にはいつも手土産を何か持ってきてくれます。前回は蓮の実と雑穀のスイーツ、今回はYam白玉です。
私の場合、ギフトや手土産を持参する場合、入れ物は紙の折箱か空き箱を利用します。つまり相手先で処分できるもの。
しかしながらLさんはいつもジップロックのようなプラスチックケースに入れてきてくれるので中身を食べてしまった後容器を返却する必要があります。

日本の場合、ギフトの容器を送り手に返す際は中身を空では返さないのが"Polite"。最近そういうことしている人も珍しいとは思いますが、私的には空の容器だけ返すのはちょっと"Guilty"。よって毎度月曜日の英会話クラスが始まる前に容器を返すのですが、何か詰める必要が出てきました。

前回は"オープン稲荷ずし"を詰め、今回は"ビスケット"にしました。もちろん買ったものを詰めるわけにもいかないので、製作したものになるのですが、出来れば彼女の料理の勉強になりそうなものを選択することに。容器が選べない分メニューを決めるのもなかなか一苦労です。出来れば自分も作り方の勉強になりそうな新規製作のものにしたいので条件がかなりタイトです。

今回製作したビスケットは日本のビスケットです。アメリカでは一般的にビスケットというと日本のスコーンのこと。つまりケンタッキーフライドチキンで売られているパンのようなスコーンのことです。
クッキーにするか迷ったのですが、クッキーは以前に作ったことがあり、メニューを考えているうちに日本の"マリービスケット"が食べたくなったため、レシピを探しました。ネット上では何でも探せばあるもので、"マリービスケット"のレシピがありました。このビスケットは某有名菓子メーカーで市販されているビスケットで誰もが一度は食べたことのあるビスケット。ミルク味で子供向けのほんのり甘いビスケットで、今のところこういうビスケットをこちらで口にしたことがありません。

早速朝食の準備後に製作開始。
先ずボウルに小麦粉、コーンスターチ、砂糖、ベーキングパウダーを加えて混ぜ合わせます。本来のレシピではベーキングパウダーではなく重曹ですが、手持ちにないので、膨らまし粉の意味でベーキングパウダーで代用しました。多少食感や膨らみが代わるかもしれませんがとりあえずこれで代用してみることにしました。
さらにマーガリンを加えて指先で少しこすり混ぜながら粉類と混ぜ合わせ、牛乳を加えました。我が家では牛乳は1%の低脂肪であるため、生クリームを少し加えて風味を足し、全体を混ぜ合わせました。

まだかなり粉っぽい状態のまま、まな板に移し、まとめるために捏ね作業開始。クッキー製作場合、いかにサクッと仕上げるかがポイントで捏ねないようにするのですが、このビスケットのレシピでは"10分間滑らかになるまで練り混ぜる"と書かれてあり、かなりしっかり捏ねることに。クッキーではバター分量が多く、生地がべたついて混ぜ作業がちょっと困難ですが、このレシピは粉の割合がかなり多くてマーガリンは少量。よってべた付くこともなく生地は少々固めですが捏ねやすいと思います。滑らかになったところで薄くの伸ばして型抜き。

今回は銅製雪型を使用。私のお気に入りの型です。形が複雑なため、クッキー以外になかなか出番がない道具なのでいい機会になりました。生地が堅いので型抜きもべとつかずとても楽に成形でき、天板に並べてビスケット特有の穴を開けました。
穴を開けるととたんにビスケットらしくなり、250度のオーブンで10分間焼きました。

焼ムラのため、一部生地の端が色づきましたが、基本的には卵も使っていないので焼きあがっても白いまま。出来上がり直後の試食は柔らかいものの、荒熱が取れるとカリットして市販のビスケットとほぼ同じになりました。

カリッとしているものの、口に入れると溶けて少し歯につくような粘りがあり、食感はマリービスケットですね。風味の点では卵を使用していないので、市販のものよりリッチ感にはやや欠けるもののほんのり甘くて、私好みのビスケットになりました。
1時間ほどで全てが出来上がるのでおやつレシピとしていいかも。成形を考えればちょっとした手土産になると思います。
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スフレチーズケーキ。

2007-04-15 00:00:42 | 料理
昨日は私のプライベートクッキングクラスの日。
今回が第2回目です。
前回のパウンドケーキ製作の様子を考慮して、"クッキー"か"チーズケーキ"にすることにしました。
生徒のLさんにどちらがよいか尋ねたところ、"チーズケーキ"と即答。どうもダンナさんがチーズケーキが好きらしく、最近知り合いの家で食べたホームメードチーズケーキがおいしかったらしい。でも作るのは相当難しいものと考えていたらしく、チーズケーキも簡単に作れるよと言っても半信半疑のようでした。
こちらのチーズケーキはボトムが必ずついているタイプでクラッカーやクッキーが主流。
日本では必ずしもボトムは要求されないレシピが多く、ボトムの基本はパイ生地が多い気がします。

Lさんには今回のチーズケーキにはボトムは入らない日本式でよいかと尋ねたところ、彼女もアメリカ式のボトムは食感が堅いものが多いためお好みではないらしい。ダンナさんの方もできるだけ日本式の料理を習って来いとのお達しがでているようで、今回は"日本式スフレチーズケーキ"となりました。
さらに彼女は天ぷらに興味があり、天ぷらの作り方を聞かれましたので、ランチは天ぷらそばランチにすることにしました。

材料は水曜日と木曜日にそろえて置いたので、朝は週末の英会話教室の宿題をこなして、10時からレッスン開始。
彼女はアメリカ式チーズケーキしか見たことがないらしく、まずチーズケーキの種類から話始めてニューヨーク式やベーク、スフレ、レアなど作り方や材料が微妙に違う点を伝えました。クラストもクッキーやパイ生地など色々あってもちろん使わなくても良いが切り分けるときや完成時の見た目はボトム付きの方が良いことなどを教えました。

次に材料説明。クリームチーズは見たことはあるものの買ったことはないらしく、何処でいくらで買えるか、箱の容量が国によって微妙に違うこと、単位換算のことなどを伝えました。アメリカ式1カップと日本の1カップは違うため、レシピを見るときは要注意です。彼女も故郷と単位が違うことが多いのでかなり間違うことが多いようです。クリームチーズは日本では1箱約200gが基本ですが、こちらではオンス換算のため、226gで一箱。つまり1割増量が基本です。見た目はほぼ同じパッケージで大きさも変わらないので同じように一箱使ってしまうと1割チーズが多くなってしまいます。シビアなレシピを採用する場合にはこの1割分を他の材料も増やす必要があるため、材料の容量や重量確認は購入時にはとても大事な作業です。

今回もお菓子は彼女がほとんど製作。やり方を少し見せてから計量、混ぜ合わせ、泡立ての基本を確認しながら実習。スフレチーズケーキの基本は丸型ですが、大きめのパウンドケーキ型を使って製作することにしました。

まず型にアルミホイルと敷き紙を敷いて型の準備。クリームチーズは朝から室温に出しておいたため十分柔らかくしておきました。クリームチーズと滑らかにしてから牛乳を少しずつ加えて混ぜ合わせ、砂糖の半量を数回に分けて加え混ぜます。


卵を卵黄と卵白に分け、卵黄をチーズ生地に一つずつ加えながらよく混ぜ、コーンスターチとレモン汁を加えます。

別ボウルに卵白と砂糖を泡立てて少し緩めのメレンゲを作ります。このメレンゲもポイントの一つで、あまりぴんぴんに立てないの方が良いらしい。焼成時の表面の割れを防ぐため少しピークが下がるくらいで泡立てを止め、チーズ生地に混ぜ合わせて生地完成。

最後に型に流して180度で45分焼きました。基本的にはチーズケーキは湯煎で焼くのですが、時間短縮のためと採用したレシピが直焼式だったため、湯煎を使わずに焼きました。オーブンがやはり少し弱いためにレシピでは30分の焼成時間でしたが、実際は45分かかりました。
スフレチーズケーキの特徴である膨らみは十分に出たものの、表面が割れてしまったのがやや失敗。味的には変わらないのですが、上級クラス的見た目としてはやや課題が残るやり方です。やはり湯煎にしないと表面の割れは防げないようですね。まあ、今回は初級のため基本的には成功です。味と柔らかな食感はかなり上出来で、冷蔵庫でねかせるとさらにおいしくなりました。

チーズケーキを焼いている間に昼食作り。今回は彼女の要望どおり天ぷらとザルそば。天ぷらは台湾でも同じようなものがあるらしいのですが、こちらに来てからは作ったこともないようです。本国でも自分で作ったことがあるかは疑問ですが。。。

日系スーパーに売っている天ぷら粉を使えば失敗なく簡単に生地ができると説明はしましたが、私は使わないので粉の配合と生地の作り方をデモしながら作りました。揚げるところは彼女にも実習してもらい、ピーマン、海老、Yam、カボチャ、ナスの天ぷらを作成。最後にそばを茹でて事前に作っておいたソバつゆと共に盛り付けて完成です。

そばつゆも何処でなんと言う名前で売っているか聞かれました。日系スーパーで購入できるが、量が多いことと、日持ちがしないことで少量自作の方が効率的。即席で出しの素とみりん、しょうゆ、砂糖で作る方法を簡単に説明してランチとなりました。

ランチの後はチーズケーキ試食。出来立てはふわふわで切るのがちょっと難しくやはり寝かせておいた方が味も切りやすさも断然違いますね。その後は前回と同じく2時間ほど英会話練習(雑談?)して終了しました。

天ぷらもチーズケーキも思ったより簡単にできることに彼女も驚いたようで、今回のメニューも良い選択だったと思います。前回よりも自分も教えることに慣れたせいか楽しくレッスンができました。

昨日の献立は、マスタードヨーグルトチキン、ベビーリーフサラダ、根菜スープ、フルーツYam白玉でした。Yam白玉はLさんが持参してくれたもので、この報告はまた後日。
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カメロンパン。

2007-04-13 00:00:32 | 料理
今週も木曜日は恒例の遠足があります。
今回はハイキングらしく、"グリフィスパーク"へ行くとのこと。相当広大な公園というか一つの山になっていて、"Hollywood"サインがあるので有名な場所です。
例のごとく前日はお菓子作りとなりました。
今回のお菓子は"カメロンパン"。つまり"亀型メロンパン"です。

メロンパンは今まで作ったことがない菓子パンで一度挑戦したいと思っていたのですが、パン生地だけでなく、クッキー生地まで作らなければならず、手間と時間がかかるように思えてなかなか踏み切れなかったのですが、今回は思い切って製作。
前回のシナモンロールは目的である"翌日もふかふか"は達成できたものの、見栄えがいまいち。ウケもイマイチだったので、今回は形の面白さで勝負してみることに。。。

こちらではメロンパンみたいなものは売っているのですが、味はかなり違うもの。パン生地も堅くてクッキー生地がかかっているものの食感もやや違う。日本のメロンパンはウケるのか気になるところです。

先ずはクッキー生地から製作。色々なレシピをみているとクッキー生地がサクサクしているものとしっとりしているものの2種類があるようで、私はサクサク派。前日作成ですので、翌日にも堅くならないレシピを探していると、クッキー生地は出来るだけ作って寝かせた方が良いとのこと。一晩が理想のようですが、時間がないのでパン生地の一時発酵の間に少しでも寝かせておくために先に製作してみました。

クッキー生地は、柔らかくしたマーガリンに砂糖を加えて少しホイップ。これが軽さとサクサク感がでるポイントになるそうですが、ホイップするほど最後の焼成時に記事がずり落ちやすいとのこと。加減がわからないので、普段よりは少し控えめにバターを摺り混ぜて、卵を加えました。さらに小麦粉とベーキングパウダーを加え、サックリと混ぜ合わせました。かなり柔らかい生地になったので、最初は冷凍庫で15分ほど急速に固め、その後は冷蔵庫でパン生地の発酵が終わるまで寝かせることにしました。

次はパン生地作り。作り方はロールパンとほぼ同じです。小麦粉、ドライイースト、砂糖に暖めた牛乳と水を加えて少し混ぜ合わせてから卵を加え水分加減をみて、最後にマーガリンを加えて練りこみ開始。
先週のシナモンロールとほぼ同じ生地加減で少し柔らかめ。先週の反省から塩は入れずに作りました。20分ほど手コネで生地を練り上げ、湯煎状態で一時発酵。

前回と違い、今回から新しいドライイーストを使ったせいか、発酵は早く45分ほどでかなり膨らみました。新しいイーストはかなり強力のようですね。前回のイーストがかなり死んでいたのかもしれませんが。。。

アメリカのパンレシピではドライーイーストの活性はかなり高いようですので、こちらが本来なような気がします。

湯煎から取り出して、亀パーツへ分割開始。胴体用に大きめの球1個と手足尾顔用に小さい球6つ。13個のミニカメロンパーツができました。つまり、小さい球は70個以上作ったことになりますね。

寝かせておいたクッキー生地を取り出して13個に分割して打ち粉をしながら丸めて、胴体のパン生地にかぶせました。メロンパンの最大の技どころがこのクッキー生地の"かぶせ"で、事前にネット上のレシピビデオから成形の仕方を朝のうちに見ておきました。クッキー生地が柔らかくなりすぎるとかなり成形が難しい。堅いとこれもまた伸びがなくて難しいので、少し柔らかい目の方がまだマシな感じでした。

和菓子の包餡技術がかなりここでも役に立ち、初めての成形ながら何とかうまく成形。クッキー生地をどこまでかぶせるのが正解かはまだよく分かりませんでしたがとりあえず焼成後にずり落ちないことが最大のポイントですね。
まず胴体のメロンパンを作って砂糖をまぶし、メロン模様に筋を入れて手足をくっつけました。残ったクッキー生地をココアで染めて目を付けて、成形完成です。
焼く前の方がかなり可愛いカメロンになっていました。焼くとどうなるかがかなり不安。

少しだけオーブンで2次発酵させて一回り大きくし、200度で10分で焼きあがりました。
短時間の高温焼成ですので、オーブンの焼ムラがどうしても出てしまい、少し日焼け気味のカメロンになりましたが、なんとか形は保って甲羅のクッキーもずり落ちずに済みました。初回としてはまあ合格点です。

味もきちんとメロンパン。アメリカ的ではなく、柔らかいパン生地と表面のクッキー生地の食感もも日本と同じ。表面はカリッとしているものの噛むと柔らかく日本的味。同じものってできるんだなあとつくづく感心してしまいました。

荒熱が取れてから乾燥しないように一つずつビニールに個別包装。今回はこのまま折箱には入れずに袋にざっくり入れて持っていくことにします。それでも成形に時間がかかったため、13時帰宅直後から休憩なしに始めて、焼き上がりは16時過ぎ。結構手間と時間と体力がいるパンですね。手コネが機械化できれば相当楽なのですが。。。。

昨日の献立は、ロールキャベツ、バジリコパスタ、ベジタブルトマトシチューでした。
パンを一次発酵させている間に夕食を作っていたので、17時まで休憩無し作業でした。ハイキングに行くより疲れるかも。。。
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ジュエリー&コスメ講座。

2007-04-12 00:00:02 | 料理
昨日のクッキングクラスは"ジュエリー&コスメ講座"。
今回はいわゆるコラボレート企画のようで、ジュエリー講座はS先生のダンナさんのお母さんB女史。コスメ講座の方は、英会話クラスのクラスメイトでアルゼンチン人のAさんが担当するようでした。

今週初めにメールで企画内容が知らされてきたときには、どうしてコラボ企画でしかも面識がなさそうな二人がタイアップしているのかとても不思議でした。
2月に私も料理教室をしていたので、準備が大変なことは分かっています。月曜にAさんに準備の様子を聞くと特に買い物などの準備は本人はしておらず、B女史がコスメの用品はそろえてくれたとのこと。だからタイアップという形のような話をしていました。

昨日もいつものとおりにLさんと英会話教室終了後、1時間雑談してクッキングクラスが始まるのを待ちました。次回のプライベートクッキングクラスのメニューを一緒に考えて、しばし魚談義。Lさんとは分からない英語単語や意味が通じないときは漢字を使えばかなり意思疎通ができるのでとても重宝します。傍から見ると、日本語、英語、台湾語、チャイニーズキャラクター(漢字)とめちゃくちゃ会話なのですが、本人同士は十分話が通じているので奇妙に見えるでしょうね。

会場に行くとB女史をS先生が個別に紹介してくれて、机にはクリニークの化粧品サンプルと窓際にはフェイクジュエリーがぎっしり。えらく準備がよすぎるなあと思っていました。

時間になるとさすがに昨日は参加者が多く、15人くらい集まっていました。やはりテーマが奥様方にはウケる内容だからでしょうか。みなさんきっちり内容で参加不参加を決めているのはよく分かりますね。私みたいに何でもとりあえず参加組とは違って筋が通っているのには関心しました。

最初からB女史が張り切って話し始め、とても普通のお母さんとは思えない饒舌ぶりでした。ジュエリーを使ったゲームをするということで、カードを配りそれに書かれた場面を想定してジュエリーを選んで、見せ合うとのこと。カードもただ単にコピーしたものではなく、ラミネートされていて使い込んでいる感じ。こういうボランティアをいつもしているのだろうかと思っていました。

ジュエリーを選んだ後は、Aさんに交代してコスメ講座。顔のタイプを4タイプ紹介し、四角形、丸型、三角形、卵型とそれぞれの顔の特徴にあわせた化粧の仕方を解説。彼女が自分で用意したという説明プリントと4タイプの似顔絵で10分ほど説明。

とりあえず口頭説明した後はタイプ別に分かれて指導するということになったのですが、テーブルの上の化粧サンプルを自由に取ってよいということになるともうワヤクチャ。皆さん必死でサンプル奪取競争開始。あまりにワヤクチャですので、参戦する気になれず傍からみて、一通り皆さん手に渡ったところであまりモノを数個ゲット。
日本でもサンプルを配って人寄せをすることが良く使われる販売手法ですが、通用するのは日本だけではないようですね。
かなりの量があったサンプルもあっという間にほとんどなくなり、女の執念とは恐ろしい限りです。B女史曰く、彼女の友人がクリニークに勤めているらしいのでサンプルがもらえたそうですが、これだけの量のサンプルを用意するのも頼むのも大変だったろうと思っていました。

その後はゲットしたコスメでお試し会。Aさんが指導するより、各自好き好きに試している感が強かったです。

最後に最初のカードゲームに戻って、選んだジュエリーを一人ひとり見せ合って選んだ理由を説明。
私のカードは"Black tie event"。つまり社交パーティジュエリーを選べとのことでした。とりあえずパールのものを選んでネックレス、イヤリング指輪、腕輪をそろえておきましたが、イヤリングはすべてピアス仕様。アメリカではほとんどのイヤリングはピアス仕様で、私のようにピアス穴のない人はイヤリング選びには一苦労します。一つだけフック式のイヤリングがあったので、パールではないのですが、それで代用して身に着けて写真をみんなで撮りあい、最後に説明。
それぞれの説明のあとB女史がさらにアドバイスをして講座終了。

しかしここからがこの講座の本来の趣旨の始まりでした。B女史が最後にこのジュエリーが気に入れば売るので申し出てくれとのこと。さらにパンフレットを渡し、値引きや返品、税金の話などを始め商談会開始。つまりこの講座は即販会だったということです。どおりで準備が整いすぎていて、B女史が饒舌なのがよくわかりました。コスメも人集めの道具だったようですね。
ゲームをして身に付けさせる手法はよく考えられているとある意味少し関心。でもこういう場を使ってやるのはどうかという疑問もあるのですが。。。。
まあ、何でも気を抜かずにいることは大事です。ちょっと複雑な心境で終了した昨日のクッキングクラスでした。

昨日の献立は、親子丼、根菜の味噌汁、きゅうりとドライパパイヤの酢の物でした。
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チョコ・スコーン。

2007-04-11 00:00:57 | 料理
今日で渡米8ヶ月目突入です。ほぼ渡米予定の2/3が終了。
そろそろ帰国後の生活について考えるようになってきました。

でも本日はそれとは関係なく、先週作ったチョコスコーン製作を報告です。
先日もベジスコーンを作ったのですが、なかなか手軽に出来たことからベジ対応ではなく本当のスコーンも挑戦したくなり、つ作ってみることにしました。
ベジ仕様と違うところは豆腐の代わりに卵を使い、サラダ油の代わりにマーガリンを使うところ。卵を使うのでベジ仕様よりも柔らかさと風味は断然よくなるとの予想です。

作り方はほとんど同じ。小麦粉にベーキングパウダーと塩を加えて混ぜます。"シナモンロール"の製作からマーガリンをバター代わりに使用する場合はレシピ上の塩は基本的加えないようにしています。もし無塩バターや無塩マーガリン使用ならばここで塩を少し加えましょう。
バターは冷たいものを使用して、パイ生地作成の要領で粉の中で刻み、粉をまぶしながらパン粉状のフレークになるまで細かく切り混ぜます。

レシピでは板チョコ使用で、板チョコを薄く切り刻んでここで加える指示ですが、今回は家にあったチョコチップを使用しました。卵と牛乳を混ぜ合わせて卵液を作り、生地に加え、練らないようにサックリと混ぜます。
半分まだらに粉と卵液が混ざった時点でラップ上に取り出し、前回と同様にラップで押しまとめて2cm厚にし、30分ほど冷蔵庫か急ぐ場合は冷凍庫で寝かせます。

寝かせた生地を4等分にしてさらに半分にし、さらに対角に切り分けて三角形に成形。ほとんど包丁で切るだけで、丸ではないため切れ端が出ず再度まとめる必要もなく、丸型成形よりもさらに簡単です。

天板にのせて170度で20分ほど焼きました。もし、量が少ないようであればトースターで焼いても構いません。少し焦げ目がつくくらいがベスト。ほとんど1時間程度で完成しました。

焼きたては少し柔らかく冷めると少しずつ堅くなり、ほろっとした食感が出てきます。冷めた方がこのスコーンはおいしいかも。外側がカリカリになっていますので、味はチョコ味が基本になっていますので粉の味はあまり前面に出ず、スコーンとしての味としては私的にはベジ仕様の方が好きかも。

クッキングクラスのS先生にはダンナさんのバースディープレゼントを兼ねてちょっと折り紙豪華包装であげました。台湾人のLさん、ネイティブのJ先生に配ってウケ度合いを判定しました。

スターバックスのスコーンを食べたことはまだないのですが、レシピではスターバックス仕様だとか。機会があれば一度試して比べてみたいものです。
でもスターバックスのお菓子ものは値段が割高なんですよね。スコーンやクッキーはおいしいと評判らしいのですが。。。
日本の方がもっと高いかなあ。

"American testkichen"の前月号にもスコーンの作り方が載っていました。まだ翻訳していないので詳細は分かりませんが、こちらはケンタッキー仕様みたい。今翻訳中のクリスマス号が完成したらこちらも解読して次は食事用の甘くないものをケンタッキー仕様で作ってみようと思います。
この雑誌の紹介名はスコーンではなく、"ビスケット"。日本のビスケットはクッキーの一種ですが、こちらではスコーンをこビスケットというようです。食事用だけでなく甘いものもそう呼ぶときがあるようですが、スコーンはイギリス英語なのかも。
J先生にはスコーンでも通用したので、アメリカでもスコーンとビスケット、両方で通用するのかも。機会があればネイティブのJ先生に違いを突っ込んでみようと思います。

昨日の献立は、牛アスパラチーズロールのトマト煮、コーンスープ、フルーツパングラタン、ベビーリーフサラダでした。
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