Pro house keeper

アメリカのローカルフードを中心に、世界各国の料理レシピを自宅で気軽につくる料理日誌。

Food Chanel。

2007-07-29 00:42:30 | 料理
先週からまたまたテレビ会社の無料視聴シーズンに突入してます。
我が家は基本視聴料以外は払っていないので普段は数番組しかみることができないのですが、無料シーズンになるとかなりの数の有料番組を見ることができます。今回で4回目。

この無料放送も何時から始まって何時終わるのか全く分からないのが難点なのですが、大体三ヶ月に1度、3週間から5週間程度ダタ見が出来ることがわかってきました。今回はNY旅行から帰ってきたときにスタート。

このシーズンに突入するととたんに毎日忙しくなります。というのも24時間料理番組"Food Chanel"を毎日数時間ビデオ録画しているためこれを見ることが必須の日課になるからです。
この"Food Chanel"は1局でほぼ一日中料理関係の番組をやっています。料理の作り方が基本ですが、全米の食べ歩き紹介や料理コンテスト、アメリカ版料理の鉄人など基本は1本30分の番組仕立てで放映しています。

最初に見たときは英語の早口のレシピやアナウンスに理解もできず、また日本とかなり異なった番組構成なので何をやっているのかさえわからない状態でとまどいましたが、早4回目となるとなれたもの。もうお気に入りの番組も決まっていてこのチャンネルの主要タレントはほとんど覚えてしまいました。

日本と違って内容はかなり高度。30分の料理レシピ番組でもサラダ、スープ、メイン、デザート、カクテルの内最低3品以上はつくる内容。内容もタレントによってイタリアン、フレンチ、メキシカンと分かれていますが、一部はごちゃ混ぜ。アメリカンイタリアンやメキシカン風が多いように思います。また日本ではアナウンサーと料理人の二人構成でアナウンサーが解説するのですが、こちらは一人で料理、一人で解説でかなり良くしゃべる。しかも出来上がったものをすり変えることも結構少なく30分で材料の切り始めからオーブン焼成まで作ります。

日本では一食分のメニュー構成で教えてもワインやカクテル、スムージーなどの飲み物まで作ることは稀ですが、こちらはドリンクの作り方まで入っているのでたいてい詰め込んだ内容で忙しい。
その代わり作り方もかなり乱暴で、あちこち材料が飛び散ってもそれをまた拾って鍋に入れるのは普通。味見も指を突っ込んだり、手で混ぜたりと日本ではタブーな仕草が目白押し。材料も商品パッケージ丸出しで計量もその場でしています。分量も日本では字幕で出るのですが、こちらではネットサイトでレシピを公開しているので詳しくはそちらをと言う感じ。口頭では分量を伝えますが、メモを取りながら見るような番組ではないですね。

完成した料理も一人分盛り付けより大皿作りのため出来上がりの皿ごと出して終了パターン多数。パーティ料理的です。だいたい8人分は最低作っている感じ。
最後に本人が必ず一口食べて感想を言わなければならないので立ち食いは当たり前。最近は日本では"立ったままで失礼します"などと断ってゆっくり食べていますが、こちらはそんな余裕はなし。

最初は速い展開にかなりびっくりしていましたが、今は慣れてきて日本の番組が親切丁寧なことを思い知らされています。料理初心者には難しい内容が多く、初心者向けでも日本のように切り方茹で方だけを教えるような番組内容の日はありません。その代わり缶詰や加工食品などを多様し、フードプロセッサーとスタンドミキサーを多様する料理が多いのでこれらは初心者向けなのかも。
マシーン料理はかなり勉強になりますね。日本ではないスタイルですから。

しかし砂糖と油・バター、チーズを使う量が半端ではないですね。8人分と言えどもどの料理にもかなりの油を使います。さらにソースを必ずつけて食べるのでそれもほとんど油ベース。

お菓子作りにいたってはスタンドミキサーがなければ始まらないほど、どの番組でも使っているのには驚きます。普及率はかなり高いようで、逆に日本のように電子レンジはあまり使わない。オーブンの使い方だけでもかなり日本と考え方が違うので、実生活に役に立ちました。レシピでは砂糖をがんがんに使います。マシーン作りなので攪拌もパワフル。ふんわり混ぜなどほとんどありえません。従ってアメリカのケーキがずっしり系になることがよくわかります。生クリームよりサワークリームを多様することが多く、日本のお菓子作りとは材料から作り方までかなり違います。

料理番組に関しては本当に日本とは考え方も作り方も違うので見ていて面白さ満天です。食材や肉の扱い方など日本の料理書には書かれていないことも多く、同じレシピでも作り方がかなり異なることが多く(たいていは日本の方が難しく作る)勉強になることも多いですね。英語も料理単語から質感の表現など英語の苦手な私にはどの教材よりも頭に入りやすいのでずいぶん助けられました。

あとこのアパートでの滞在も3週間。無料視聴があと3週間持つかどうか。。。微妙なところですね。来週はまだ見ることができそうなのでとりあえずビデオ録画と視聴に追いまくられる日々は続きそうです。

昨日の献立はビーフリブステーキ、夏野菜スープ、ボストンチャウダー風グラタン生春巻きのサラダ仕立てでした。
分厚いステーキもそろそろ食べ納め。日本ではなかなか食べられない分厚さですね。よく味わっておこうと思います。日本ではそのかわり刺身と青魚が食べられるのでいいですが。。。。

スフレプロセスチーズケーキ。

2007-07-25 00:13:48 | 料理
昨日はソーイングクラス用のお菓子作り。
今回は久しぶりにチャレンジ課題"スフレプロセスチーズケーキ"でした。

今までにもスフレチーズケーキは何度か作ったことがありますが、材料はいつもクリームチーズを使用していまいた。日本ではクリームチーズは比較的高い材料なので、コスト削減策なのかプロセスチーズを使ったレシピがよく紹介されています。
こういう代替レシピは日本では本当に発達していると思います。アメリカではこういうレシピをほとんどみかけませんから。卵を使わないレシピやバターの代わりのものを使ったベジ仕様もアメリカでは意外に見つけられないように思います。マクロビオティックも日本が発祥で、ベジタリアンの多いアメリカでも伝統的なベジレシピは日本より多いですが革新的な通常料理の代替レシピは日本の方が良く知られていると思います。

材料の方ではローファット材料だけはアメリカは日本より品数も豊富。チーズ、ヨーグルト、牛乳、サワークリームなど乳製品のほとんどはローファット、ノンファットが必ず選べるようになっています。その分香料と砂糖抜きというものは意外に少なく、ノンカロリー甘味料を使ってでも甘くしてあるものがほとんどです。こちらの健康志向は圧倒的にアブラに向いていて砂糖や添加物については二の次って感じですね。無脂肪チーズってチーズなんだか。。。

プロセスチーズは日本ではかなり安いチーズの部類なのですが、アメリカではそれほど安くはありません。高いわけでもないのですが、とろける系のチーズとほぼ同じ。スライスチーズはハンバーガーやサンドイッチによく使われるのですが、とろける系と同じように売られているため見極めが今までできませんでした。最近やっと"アメリカンチーズ"という部類がだいたいプロセスチーズであることがわかりました。日本のようなベビーチーズはスーパーでは見たことがないですね。最小サイズでも2ドル以上はしていますので日本のような100均チーズに比べると高いと言えるでしょう。スライスだと16枚入っているので単位当たりは安いのかな。"チャンク(塊)"は1ポンド以上ですので量が多すぎて手がでません。

さらに不思議なことにチーズケーキはアメリカでは定番中の定番のお菓子ですが、スフレ仕様はありません。どうもフランス菓子か日本仕様のようです。こちらでもNYスタイルとかありますがスフレではなく、ベークタイプ。材料も日本のクリームチーズ仕様と違いクリームチーズとサワークリームを使ったものが主流です。レモンを利かせ、ボトムはクラッカーというのが標準です。一口にチーズケーキと言っても色々あるものですね。

今回の作り方はプロセスチーズを使っているためいつもと少し違うやり方。チーズはスライスチーズを使いました。
鍋に牛乳と小麦粉、コーンスターチを加えて溶かし、スライスチーズを手でちぎって鍋に投入。弱火にかけて牛乳液を温めながら小麦粉に火を通しチーズを溶かしてトロっととろみが付いてきたら火を止めます。余熱でどんどん固まってくるので要注意。

チーズが完全に溶けとことを確認して卵黄とバターを加えよく混ぜます。

別ボウルに卵白と砂糖でメレンゲを作ります。スフレケーキのポイントはこの泡立てと焼き温度。普通スポンジケーキなどではメレンゲは堅い方が膨らみがよく推奨されますが、スフレチーズケーキの場合メレンゲが堅すぎると膨らみは良いのですが、良すぎて表面が割れてしまいます。パウンドケーキのようなざっくり感になってしまう場合があるため少しゆるい目がベスト。でもメレンゲがゆるすぎると膨らみが悪く焼きあがりのしぼみ方がひどく、出来上がりはしわしわの表面になってしまいます。何度か作ってみて手加減を憶えるしかないですね。

今回は膨らみを重視したいので堅いめに立て、私の場合レモン汁を使わないため酢をほんの少し加えました。メレンゲに酢を加えることで卵白の泡が消えにくいためフレーバーのためよりも膨らみのために酸を加えることにしました。

チーズソースにこのメレンゲの1/3を加えてよく泡だて器で混ぜ、さらに残りのメレンゲを2回に分けて加えてゴムベラでさっくりとしっかり混ぜます。メレンゲをきっちり混ぜこまないと2層に分離してしまいます。

紙を敷いたパウンド型に流し込んで湯煎仕様で170度余熱したオーブンに投入。
170度で20分、140度で60分焼いて完成です。焼加減は生地を膨らませるために最初は強め、表面もここで色づけます。あとはできるだけじっくり弱く焼いた方が表面の割れができにくく、なかもしっとりふんわり焼きあがります。中が見えない我が家のオーブンでは膨れてきたタイミングがわからないためレシピ通りに温度をさげ、低温でちょっと長めに焼きました。

焼き上がりにジャムを塗って割れをさらに防ぐのですが、蜂蜜で代用。室温まで冷却し型をはずして冷蔵庫で一晩寝かせました。

味の方は思ったほどチーズの風味は少なくあっさりとした味。チーズによって風味が変わるのかもしれませんが、エイジングしていないチーズなので風味が穏やかでチーズの匂いや風味が苦手でも食べやすいと思います。柔らかさは極上。アメリカではなかなか出会えない柔らかさです。冷却後の表面の落ち込みも少なくかなりうまく仕上がりました。

ただし柔らかいので切り分けにくい。切って持っていくのはプリンケーキ同様ぶ厚めにしないと難しいかも。

L先生のこのケーキがウケルかどうか楽しみです。先週の木曜日はプリンケーキを作って持っていったところ大好評につき、レシピをその場で教えることに。後でメールするよりきちんとしたレシピ英語にしないで手振り身振り、絵ぶりが使えるのでその場の方が助かります。来期のクッキングクラスで作りたいようでした。あまり甘くないのがやはり好評の理由ですね。プリンもフランのようで先生が気に入っていたようですが。。。

前回先生の作ってきたベークプリンは"ス"が入りまくっていたのでこのプリンレシピはお勧めかも。うまくいくといいですが。。。。

昨日の献立は、鶏手羽元のサワークリーム煮、ラタトィユ風スープ、レタスとほうれん草のロールサラダ、チーズケーキでした。

1泊食事装備。

2007-07-06 00:00:21 | 料理
最近、ますますサバイバル化している我が家の食事情ですが、外出する時はさらに"Serious"になります。

ちょうど7月4日は"独立記念日"。アメリカでは珍しく月曜日ではない日にちで決まる祝日です。この日はさすがに夏の最大祝日イベントであるため、数日前から花火大会やバーゲンセールなどがあちこちで開催されています。ロサンゼルスでもイベントがあちこちであるようですが、我が家はハリウッドで行われる花火大会と野外コンサートに行くことに。
クリスマスパレードと同様、夜のイベント参加は近場と言えども家に帰ってくることはできませんのでハリウッドで1泊してから帰ること。

こういう場合、ランチと夕食は外のレストランで食べ、朝食はホテルで食べるのが常道ですが、最近の我が家では3食分きっちり持参で出かけるようになりました。メニューは基本的にダンナさん依存。

今回のご所望は、カレーまんとハンバーガー、ドーナツとマフィン、果物。後者3つはVillegeスーパーで買うことにし、カレーまんとハンバーガーは手作りで持参することにしました。

前日にカレーまんは製作。先日アンまんを作った生地と同様の生地を製作。
小麦粉と砂糖、ドライイーストをボウルに入れ、温水と植物油を加えて練り混ぜます。今回は前回より植物油の量が少ないレシピを採用。生地はパンほどこねなくて良く、表面が滑らかになったところで一つに丸めて一時発酵。気温がここのところかなり高いので室温で十分発酵。1時間でいい具合に発酵できました。
フィリングはターキーのひき肉と野菜をカレー粉で炒めて冷ましておきます。

一次発酵を終えた生地を3等分にし、フィリングを包み込んで底にオーブンペーパーを敷いて二次発酵。20分ほどでふっくらさらに膨らんできますので、その間に準備した蒸し器に入れて20分蒸します。

前回は1つ1つを小さめに作ったのでそれほど膨らんだように感じませんでしたが、今回は1つを大きめに作ったため、かなり巨大に。"5○1の豚まん"の大きさになりました。かなり見栄えだけは本格的。
これくらいのボリュームをもたせるとやはりおいしそうですね。小さい一口サイズで作ることが多いので、標準サイズで作ることの重要性が今回はよく分かりました。少し荒熱を取ってラップで包み完成。当日ホテルでレンジで温めて食べることができます。

当日朝、ハンバーガー製作。こちらも簡単。今回は2種製作。一つはターキーバーガー。前日使ったターキーミンチを薄めのハンバーグ状に成形し、フライパンで焼きます。バーガーバンズも同様フライパンで両面を焼き、トマトソースをパンの内側に塗っておきます。マヨネーズでももちろんO.K.ですが、油脂を減らすため我が家は前日の夕食の取りおきトマトソース使用。トマトやレタス、赤玉ねぎを重ね、マスタードを少し加えて、焼いたターキーバーグを載せてチーズを置いて上面バンズを載せて軽く押さえて完成です。

もう一種はサーモンバーガー。ターキーバーガーと同様にパンを用意し、フィリングは前日の残りの鮭のポッシェに豆腐クリームを合えてフォークで荒くほぐし、ターキーの代わりに載せました。

私用には"ピタパン"。バーガーバンズの代わりにピタパンでサンドイッチ製作。ピタパンはアラブ系薄丸パンで中が空洞になっています。半分に切って空洞部分に野菜や肉を詰めて作ります。パンは少し固めです。カフェなどで日本でもたまに見かけますが、外ではまだ食べたことがなく、パンを自作してみたことがありますが、よい機会ですので市販のピタパンの味を確かめておくことに。おいしければニューヨーク旅行中の自炊の一品にしようと思っています。
フィリングはサーモン豆腐クリーム。1枚がかなり大きいので沢山具が詰められますが、ピタパン1枚80Kcalとバーガーバンズの半分というカロリーがかなり魅力です。野菜を沢山詰めればかなりボリュームのある低カロリーな食事にすることができます。

バーガーとピタパンはアルミホイルに包んで完成。全てをパッケージングするのがまた大変。
つぶれないようにまとめて持っていかなければ。。。取りおきのティッシュケースに1食ごとに入れて重ね、紙袋一杯になりました。

コンサート中のカウチポテト用にはキャラメルコーンを忘れずに入れておきました。宿泊荷物よりも食事荷物の方がかなり大きい異常な我が家です。

昨日の献立は、サーモンのポシェ・豆腐クリーム、スパゲティーミートソース、キャベツのクリームコーンスープ、ネクタリンとバナナのミルクオーブン焼きでした。

和風ショートブレッド。

2007-07-05 00:03:57 | 料理
昨日は火曜日の"クロッシェクラス"のための恒例お菓子作り。
来週は旅行のためお休みになります。戻ってきてもこのクラスに参加するのもあと数回ですね。
ベシ仕様のお菓子にするのもメニューに手詰まり感が出てきたところもあり、決まるまでに時間がかかります。
今回は"ショートブレッド"。クッキーは卵を使わないものが多いのでベジ仕様にしやすいのですが、味が単調で面白くない。ちょうど小豆餡を挟んでつくるちょっとケーキチックなレシピがあったのでそれを試してみることに。

作り方は非常に簡単。クッキー類は混ぜて焼くだけですので作業的にはかなり楽。成形に時間を掛けなければ生地自体は15分もあれば出来てしまいます。型抜きなどの成形をすると冷却して寝かす時間が必要なのでやや時間と手間がかかりますが、単に四角に包丁で切り分けたり、丸型でよければすぐに作って焼くことができます。

ショートブレッドはクッキーよりもサクサクした食感が売り物。よって粉はグルテンの少ない配合になります。今回は上新粉を使用しました。もち粉やコーンスターチを使うなどレシピは色々ありますが、小麦粉の使用量が多いほど重い感じのショートブレッドになりますが、焼き上がり後の扱いは楽。サクサク感が強いと焼き上がり後に崩れやすいので取扱い要注意です。

まずバターを室温に戻し柔らかくしておきます。そこへ砂糖を加えて泡立て器でよく混ぜ空気を抱き込ませます。白っぽくふんわりしたら小麦粉ともち粉、塩を振るって加えてサックリとゴムベラで混ぜ一塊にします。成形をするためラップに包んで30分ほど冷蔵庫で寝かせます。急ぐときは冷凍庫で。私はたいてい冷凍庫に入れます。

寝かせた生地を半分に切り、型の大きさに麺棒で伸ばします。ショートブレッドは少し厚めの生地がサックリ感が味わえるのでクッキーより厚めがお勧め。お好みでぶ厚いものでもO.K.。量を多く作りたいときは薄く伸ばして面積を稼ぎます。底にこの半分のショートブレッド生地を広げ、冷たい小豆餡を広げます。さらに残りのショートブレッド生地を重ねて表面を押しながらなじませます。あまり膨らまないので小豆と生地を押してなじませ隙間がない方が層として綺麗です。

170度に予熱したオーブンで25分焼いて完成。ただし、取り出すときは要注意。ショートブレッドは焼きたてはかなり柔らかく、焼けていないのではないかと思うほどですが、冷めると固まってくるため焼きすぎないように注意。柔らかいため表面にひびが入りやすく、型から抜くのは冷めてからにしましょう。冷めると脆いですが、固まっていますのでまだマシです。

完全に冷めてから包丁で四方を切り落とし、好みの形に切り分けます。表面が割れたときはひっくり返して盛り付け。今回も裏面使用になりました。クッキーより柔らかくほろっとした食感で上出来ですが、ほとんどマーガリンで出来ていますので高カロリー。見た目からは分からない作ってみた人だけがわかるこの怖さですね。クロワッサンと似た感じでしょうか。。。。

昨日の献立は、豚肩ロースのトマト煮込み、シェルマカロニサラダ、海老のガンボ風スープでした。

ケバブ。

2007-07-02 00:00:08 | 料理
ここロサンゼルスも夏至は6月23日だった模様。
夏の始まりの日と言われているだけに急に夏らしい天気になってきました。
ひと月前までは午前中は曇りで午後から晴れという天気でしたが、ここ最近は朝からカンカン照りです。気温も30度弱まで上がっています。ただ雨が全く降らないので乾燥していて、夕方になるまで日向に出なければ汗をかくほどの暑さには感じません。日本よりは快適な暑さです。

ただ夕方から西日の当たる我が家は室内温度が急上昇。屋根からの熱もあってなかなかホットな部屋になります。クーラーも寝室1台のみでリビング&キッチンにはなく、寝室から流れてくる冷気でリビングを冷やすしかないという状況。床だけは冷気が早く伝わりますので、できるだけはいつくばっていたい感じの毎日です。
あとひと月ちょっとの辛抱なのですが。。。。

昨日はケバブを作ってみました。こちらのフードコートなどでは必ずケバブ系料理を出すお店が1店は入っているほど人気のメニュー。トルコ・イスラム系料理のようでいわゆる焼肉なのですが、串刺しであぶるのが特徴。大きなものだと上から肉の塊をつるしてローストし、ナイフで表面を削いでいくタイプのものもありますが、基本は串刺し炙り。日本のBBQ的感覚です。お肉が中心の料理になりますので、ファーストフードの中では少し高い系。炙り焼なので脂は少々落ちますのでさっぱりとしていてまだ食べやすいと思います。本場的にはラム肉が使われることが多いですが、牛肉や鶏肉を選択できる店がほとんどです。意外にラム肉はこちらでは日本よりも高いかも。部位は日本より豊富に売っていますが。。。

独立記念日が迫っているのでスーパーではステーキフェアー真っ最中。半額で各種ステーキ肉が安売りになっています。ということで本日は趣向を変えてケバブにしてステーキ肉を食べることに。ケバブにした方が、野菜を挟み込む分少ない肉でボリュームがでます。ただグリルが我が家にはないのでどうやって焼くかが課題です。
串も重要アイテムで、ケバブの串は金属串か木製。日本のように竹串は使わず木製は太い。それでも一袋大量に入っていて4ドル程度もするので買うのをあきらめ自主制作。

お正月に使ったお箸を取ってあったので、カッターで先を削り串製作。もともと正月用のお箸は丸箸で先も少し細くなっているので削りやすく簡単にできました。1回分二人なら4本か5本も串があればよいのでこれで十分です。
アンパンを食べたければ"餡作り"から、ケバブを食べたければ"串作り"から・・・と相変わらずのサバイバル的料理です。

串さえあれば後は簡単。肉をぶつ切りにして好みの野菜と交互に刺すだけ。今回は彩りよくズッキーニと黄ベルペッパーと赤玉ねぎにしました。ベルペッパーはパプリカと同じですが、良く使われる食材の割りにかなり高い食材。1個1.5ドル程度もし、なかなか気軽には使えない食材です。今回は1点豪華にしました。肉も柔らかい部位のロインを使っていました。

グリルについてはオーブントースターのグリルで焼くことに。フライパンでは野菜の厚みで鉄板に肉が当たらず浮いてしまうので却下。オーブンも時間がかかるのでこの程度の薄い肉はうまく焼けません。野菜はおいしくなるかもしれませんが。。。
トースターにぎゅうぎゅうに入れ、15分ほど焼きました。途中何度かひっくり返して焼き、比較的うまく焼けました。

ケバブぼ付け合せはクスクスであることが普通ですが、ダンナさんの好みも考えてドライカレーにしました。ご飯を炒めてカレー粉とグリンピースとマッシュルームを加えたシンプルなものですが。。。
盛り付けはご飯の上に串焼を載せるのが一般的。何とか見栄えはケバブに。箸がちょっと太めなのが少々問題ではありますが、味は塩コショウだけでシンプルですが上々。ケイジャンソースやバーべキューソースを塗ればアメリカ風になりそうです。

この日の献立は、ビーフケバブ・ドライライス添え、クラムチャウダー、アーコンスクワッシュのオーブン焼、コールスローでした。

コーンブレッド。

2007-07-01 00:00:23 | 料理
1週間ぶりにパン作り研究再開。
今回も発酵なしの特急パン研究第二弾"コーンブレッド"です。

コーンブレッドで検索するとたいてい日本では2種出てきます。一つは惣菜パンの一つでトウモロコシの粒が食パンやロールパン生地に混ぜ込まれたパン、もう一種類がアメリカの伝統的なパンの一種"コーンブレッド"です。今回はもちろん後者を製作。

こちらで主食というとパンというイメージがありますが、実際はかなり微妙。地域ごとに格差が大きく一口に"これ"とは言えないお国柄。主食に限ったことではないですが、複合民族集合体ですので、地域によって住んでいる民族の種類によって食べるものがかなり異なります。ロサンゼルス内だけでもスーパーによって黒人比率やメキシコ人比率、白人比率の違いによって品揃えが大きく違います。店内の雰囲気もですが。。

コーンブレッドは中でも南部料理に近いかも。開拓時代から食べられているようなのでアメリカでは伝統と呼べるほど古いメニューになります。作り方も現代風にかなりリッチな仕様になってきているようで、昔はトウモロコシの粉と水だけで作っていたみたい。今ではミックス粉を使って作るのが主流のようで、コーンブレッドだけでも色々なミックス粉が売られています。
砂糖を入れた甘いものから食事用のパンとして用途は様々です。

基本はトウモロコシの粉に牛乳とバター、卵を入れ、ベーキングパウダーで膨らませるケーキとパンの中間的なもの。私は春セメスターのクッキングクラスで初めて食べました。ベーシックなレシピで作るとかなりパサパサになるのが普通。食事用パンとしてスープと共に食べる仕様になっているからかもしれません。
お菓子として楽しむには砂糖を入れ、バターと卵の比率を高めると良いようです。トウモロコシの粉も挽き具合によって細かいものからグリッツまで色々ありますので食感がかなり違ってきます。

今回は朝食用にクラムチャウダーとあわせるため少々レトロ的仕様。バターを控えめにし、チーズとヨーグルトを加えて風味を足しました。トウモロコシの粉もホムニグリッツを使用。硬質トウモロコシで一番荒挽きな粒です。
作り方は簡単、混ぜるだけです。トウモロコシの粉、小麦粉をほぼ1対1に入れ、ベーキングパウダーと塩を加えます。

ヨーグルトと牛乳、卵を加えて混ぜ、最後に溶かしマーガリンを加えてさらに混ぜ合わせ、最後にチーズを加えて型に流して焼きます。220度のオーブンで20分で焼きあがりました。
型はスクエア型で焼かれているものが多く、焼いた後に四角に角切りにして料理に添えられている形が多いです。もう少しリッチになるとトウモロコシ型の専用鉄板で焼いたり、スコーン型の三角など"おもてなし仕様"もあります。鉄板で焼くのが本格的らしいのですが。。。

焼くと少し膨らんで表面はカリカリ、中がふんわりになります。でも暖かい間が食べごろ。イースト発酵のパンではなく、ベーキングパウダーで膨らませているので冷めるとごわごわになります。また温めるとふわふわ感が復活するらしいですが。。。

前日にベビーベイ貝柱が安売りになっていたので、お試し購入。昨日も突然ダンナさんの研究室の送別会第二弾があったようで夕食なしのため試食は持ち越しになりました。

この日はこのホタテを使ってクラムチャウダーと付け合せてボストンスタイル(?)朝食にしてみました。