かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

とうとう夜行列車も終焉を迎えつつありますね。

2013-12-20 21:05:15 | Weblog
 昨夜から雨が降り続いていたので、朝になって雪に変わったら厄介だな、と思っておりましたら、今朝は金剛山や葛城山が麓近くまで真っ白になっていて、僅かの差で一応平野部は無事でした。対向の山から降りてくる車も雪を積んで走っているようなものは一台もなく、通勤にもなんの支障もありませんでした。
 それが、昼前になって急に雪が強く降り出して駐車場が見る見る真っ白に変わり、昼から車で出かける予定だったので、これは面倒なことになった、と顔を曇らせていた所、昼過ぎにさあっと外が明るくなって日が差し、瞬く間に雪は溶けてなくなってしまいました。本格的な冬シーズンに突入したことを如実に表す天気でしたが、気温や日差しは、まだまだ冬の入口であることを語っているようです。

 さて、JRのダイヤ改正が来年3月15日に行われるそうで、新幹線を更に速く走らせる一方で、上野―青森間の寝台特急「あけぼの」が、連休などの臨時列車を除き、定期便からは廃止されることになったとのことです。これで定期運行の寝台特急は、北斗星(上野―札幌)とサンライズ瀬戸・出雲(東京―高松・出雲)だけになるのだそうです。 いよいよ時代を象徴した寝台列車が消えてなくなるわけですが、本当にニーズがないのか? と個人的には疑問に感じます。夜行高速バスは強い需要があるようですし、長距離フェリーも頑張っているように感じます。夜の間に寝ながら移動して翌朝一番に移動先で活動を開始する、というようなスタイルは十分に需要があると思うのですが、その一翼を担っていたはずのJRからは、需要に対する供給は絶たれるわけです。
 JRからすれば、手間がかかる割に儲けにならないというのが有るのでしょう。そこに費やすリソースがあったら収益確実な新幹線につぎ込みたい、というのも、企業としては当然の選択なのかもしれません。でも、そもそもあのヘタなシティホテルに泊まるのと変わらない価格の寝台料金が高過ぎるから客足が遠のいたのではないか、と言う気も致します。船で言うと特等船室しかないような価格設定ですから、他の交通手段と見比べると、どう観ても高過ぎるというふうにしか思えません。例えば、ビジネスホテル並みの料金にまで押さえ込めたなら、需要はぐっと出てきたんではないでしょうか?
 高速バスは完全に水平になれないのでどうしても腰に負担がかかります。船は九州か北海道位しか便がありません。となるとJRこそその鉄道網を活かした夜行サービスを検討してもらいたいと思います。新幹線は一晩中走らせないのですから、東京ー大阪とか、何便か格安で夜行便を用意すれば十分需要は喚起できると思うのですが、考えなおしてもらえないものでしょうかねぇ。

コメント
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