かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

無花粉のヒノキが発見さる! でも増殖は挿し木のみとは一体何年かかることか。

2013-12-10 21:36:45 | Weblog
 体調の急変は昨日の朝のうち限定だったようで、今日は特に大きな問題もなく、一日無難に過ごしました。となるといよいよもって原因が判らないのですが、身体が冷えたとか言うようなことで理解しておくより無さそうです。お腹を壊すともちろん腹痛やら何やらが直接的に大変なのですが、その後しばらくの間、まるで貧血のように気分が重く身体がだるくなるのが厄介です。昨日もそれで午前中をほぼ棒に振りましたが、なんとかこの貧血?症状だけでも速やかに改善させる方法が欲しいものです。

 さて、明日からは一段と寒くなってくるそうですが、年も明けると程なくスギ花粉の心配が出てきます。その後続くのがヒノキの花粉で、冬の終わりから初夏にかけて、一年で最も憂鬱な季節になるのですが、このほど、神奈川県秦野市というところで無花粉のヒノキが発見されたのだそうです。で、一体どこか判らなかったので早速検索してみますと、なるほど、厚木の西、相模湾から10キロちょっと北に入ったところにある小田急線沿いの街だったんですね。発音が「はたの」と思ってましたが、調べてみると「はだの」なんだとは、調べてみると色々判るものです。
 で、その「はだのし」で、ヒノキの調査を行った神奈川県自然環境保全センターという施設によると、四千本余りのヒノキの内に1本だけ花粉を出さない木が見つかったのだそうです。残念ながら種子ができないため、増殖は若い枝を取って挿し木していくしかなく、実際に苗木として出していけるようになるのは6、7年先という迂遠な話です。まあ花粉を付けないということからして何らかの性染色体関連の遺伝子の異常なのだろうと思われ、種子ができないのもむべなるかな、なわけですが、遺伝子工学的にもうちょっと何とかならんものか、とも思います。
 それにしても、この無花粉ヒノキ、材木としてはちゃんと利用価値のある木が育つのでしょうか? 無花粉なだけで材質が悪いとかだと話にならないわけですが、そのへんは大丈夫なのでしょうか? せめて育種親に使えたら、優秀な材を作る系統と掛けあわせて行くこともできるでしょうが、それも使えないとなると、後は遺伝子を解析して組み換え体位しか期待できないかもしれません。まあそうは言っても、日本中のヒノキが無花粉ヒノキに置き換わる頃には私は生きてないでしょうから、せめて孫子の代には花粉症の苦しみを軽減できるように、しっかり研究を進めていただきたいものです。

コメント
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