かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

レーシック手術って、やっぱり博打だったんですね。残念。

2013-12-05 23:41:28 | Weblog
 こじれにこじれて正直どうしたものか、と悩んでいた事が、ある一点を突いただけでいとも簡単にほぐれて問題が解決する、というまるで信じがたい絵空事が、まれにはありますが実際に生じることがあります。今日は仕事でそんな風な、もう投げ出したくなるような事柄がほんのちょっとした事で見事あれよあれよという間に解決に向かうのを目の当たりにするという、稀有の事がありました。お陰でこの1ヶ月ばかり頭の上に乗っかっていた重石が取り除かれる開放感に浸っております。まあいつもこんなでは身が持ちませんが、こんなカタルシスを得られるのなら、たまにはいいですよね。ストレス耐性も多少は鍛えられそうですし。

 さて、気分が良いままニュースを漁っておりましたら、消費者庁が、過去5年間にレーシック手術で目の痛みなどのトラブルを訴える例が80件ばかり報告されていると発表したという記事を見つけました。中でも80件のうち、7件は消費者安全法にひっかかる重大事故なのだそうです。更に消費者庁がレーシック手術経験者を対象に実施したアンケートによると、「希望した視力になった」人が74.3%いらっしゃる一方で、手術後に不具合が生じている人は43.2%もいました。
 近視などの補正に、角膜表面を薄く削いでレーザーで焼き、物理的にピントを矯正するというレーシック手術、華々しく登場した当初は、私も一時本気で検討したことがありますが、目を直接いじるという怖さに躊躇し、ずっとメガネで通してきました。不具合4割、トラブルの内1割弱が取り返しの付かない事態というのを見ると、私のチキンな判断は間違ってはいなかったと言って良さそうです。そりゃあ眼鏡による補正なしで視界がくっきりはっきり見えるようになれば実にありがたいことではありますが、そのベネフィットに対して色々なリスクの可能性が高過ぎると思います。やり替えが効かない目の手術、私なら、このままでは失明する、というような切羽詰まった状況で初めて決意できる位の物でしょう。そんな危なっかしい手段より、機械の目が実用化されるなりiPS細胞で角膜が再生されるなりというような技術の進化をこそ早く望みたいです。

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