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命の値段と経済損失

2010年09月07日 19時34分35秒 | 社会保障問題
かなり厳しい話題となってしまいますが。

自殺やうつ病 09年経済的損失2.7兆円 厚労省初調査 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース

(以下に一部引用)

調査は、英国の取り組みを知った長妻厚労相が指示し、国立社会保障・人口問題研究所の金子能宏(よしひろ)社会保障基礎理論研究部長らが実施した。

 損失額は、09年に15~69歳で自殺した2万6539人が亡くならずに働き続けた場合に得られた生涯所得額と、03年のうつ病患者数の推計値をもとにした失業給付額や医療給付額など、計6項目の総額を加え推計した。

 調査結果によると、額は多かった順に▽自殺による生涯所得の損失額1兆9028億円▽うつ病による生活保護の支給額3046億円▽うつ病の医療費2971億円▽うつ病で休業したことによる賃金所得の損失額1094億円▽うつ病での自殺や休業で支給された労災補償給付額(労災年金を含む)456億円▽うつ病による求職者給付額187億円--の計2兆6782億円だった。

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命をお金に換算するんじゃない、というようなお叱りを受けるかもしれませんが、検討するに当たってはやむを得ないものとしてお考え下さい。

こうした損失回避には対策費をかけることが正当であると主張するのに、必要な論拠ということになるかと思います。これに類することは、何度か書いてきました。


05年10月>医療費の分析~その1(追記あり)

07年7月>医療費のコスト~命の値段を付けられるか?(ちょっと追加)

09年3月>寿命と経済成長の関係~ESRI ペーパーから


自殺に関しても、97年以降の増加というのは、よく知られた話ではある。

「’97ショック」が原因なのでは?

そうして、貸金が儲けた時代だったんだ。




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