最近の雑誌も中々やるな。
ちょっと関連のある話を書いたことがあったな>オトメン?乙
これは爆笑であった。
(参考までに私は小学館関係者ではありません。ヤラセとかでもないよ。)
切込隊長BLOG(ブログ) 「ブス子のボーダー」の企画を敢行した小学館は偉いmore
ここのコメントに次のようなものが。
(以下引用)
>Cancamの元購読者です。CanCamを読んでいるモテ子を周囲に見かけたことが無いんですが・・・。
モテてしまってはCanCamを読む必要がなくなるから、
「モテるようになる記事」→bad
「モテるための記事に見え、その実役に立たない記事」→good
「モテるための記事に見え、その実モテなくなる記事」→excellent
◇◇◇
このコメントは秀逸である。
素晴らしい考察。
「その実モテなくなる記事」は、戦略としてアリかもしれない。
だが、ここに陰謀が隠されていることに気付かねばなるまい。
>>Cancamの元購読者です。CanCamを読んでいるモテ子を周囲に見かけたことが無いんですが・・・。
これが実は罠なのだ。
「モテ子を周囲に見かけたことが無い」というのは、この元購読者本人のことだからではないだろうか?
つまり、モテ子になろうと努力してなれなかった怨嗟が込められているのだ。
それは昔、『ポパイ』を購入して勉強するもデートに失敗した男とか、『プレーボーイ』でモテる秘訣を研究したにも関わらずフラレた男とか、そういった類の話と多分似ているのではないだろうか。それは記事のせいでも、雑誌のせいでもなく、「当人の問題」だったのだ、という究極の答えに行き着くのである。
<一応申し上げておきますが、私は『ポパイ』を購入したことなど生まれて一度もなかった。ちょっと立ち読みしたことはあるが、色々な店みたいなのが多数出ていたりして、東京以外に住んでる人には役立たないように思えたので。
『プレーボーイ』はグラビアがヤラシイので、購入時には緊張したものだ。大学生の時、家からは遠く離れた、普段には絶対に行かないようなコンビニまでわざわざ自転車で行った。購入したくもないオヤジ雑誌(文春?系統)みたいなのとか、情報誌みたいなのとかと同時購入し、勿論サンドしてレジに提出した。勿論、『プレーボーイ』だけは裏返しだ。笑い話か何かでそういうベタな例が出されていて、自分もその通りに実行してみたのだった。客がレジに並ぶと焦ったが、口笛吹いてあちこち見回すという下らないコントの人みたいに、できるだけ後ろの人の方を見ないようにした。2、3回は購入したことがあったと思う。やっぱ、恥ずかしかったんだね。今思うと、どってことないことなんだろうけど。>
話を戻そう。
モテ子を周囲に見かけないのは、ブス子にとっては当然だろう。
カワイイ感じの子は大体勝ちに決まってるので、周囲にいる女子も多くが「負けない組」の人が多いと思う。女子同士というかグループのバランスが取れないもんね。カワイイ子の周りには、大体平均以上の子がグループになってるんだよ。昔、合コンとかで来る子のグループを見ていたら、ブスは大概ブスを連れてくるの法則だったと思う(笑)。ブスはブスなりに、自分が勝負になりそうな連中しか連れてこないんだよ。なので、モテ子とつるんでる女子には、ブス子はきっと滅多にいないと思う。別に「類は友を呼ぶ」とか言いたいわけじゃないけど。
なので、元購読者の方は自分がダメだった理由を自分以外に求めたくて、それであのようなご意見を出されたのではなかろうかと推測した次第。だって、「100mを14秒以下で走れるように秘策を授けます」とかの記事があっても、それを実践して達成できる人たちは全体で見れば多数派になるかもしれないけれど、根本的に無理な人もいるから記事が「有効」or「効果がある」としても、「私は14秒では走れなかったわ」と主張する人は出てくる、ということ。そういう人には、そもそも設定が間違ってるんだもの。「14秒で」とかではなく、「100m走り切れる策」を授けるとかにしないと達成できそうにないんだもの。でも、そんな記事を売り出したとしても、誰も買わないと思うよ。だって、殆どが走り切れてしまうから。なので、ターゲットにする層に最も有効な記事じゃないと、あんまり意味がない。なので、ブス子がモテ子に華麗に変身できるんじゃないか、みたいな幻想や勘違い?が大きい人ほど、記事の通りに実践してみたけど「私や私の周りではダメだったわ、フン」みたいに考えると思う。
ああ、それから、女性って男子と思考の仕方とかが違うと思う。
「逆効果」とか「効果がない」みたいなものを、いつまでも有り難がったりはしないのではなかろうかと思う。調べたわけでもないので判らんけど。
例えば、化粧品とかは競争が激しくて、いつまで経っても「効果があまりない」という商品であれば淘汰されると思う。女性誌も多数あるので、「その実モテなくなる」という記事が永続するのは難しいと思う。仮に、モテ子になれない方が読者はいつまでも雑誌を買わされることになって儲かる、みたいに見えても、買わなくなる女性の方が多いんじゃないかな。
女性にとっては、購入者本人(個人ひとり一人)に効果があるか、ないかという判定は絶大なんじゃないかな、と。他人に効果があったかどうかなんて、彼女たちにとってはどうでもいいのですよ。「自分にだけあれば十分」と思っているのではないかな。なので、化粧品でもエステでも女性下着でも、「自分にとって効果のあるもの」だけを探し求めて、次々と移っていくだろうな、と。その要求に応えるのは大変だと思うのですよ。
男性の場合だと、100人購入して効果があったのが65人、そうでもなかったのが20人、とかみたいな「データ」を見たがると思う。自分という「たった1例」をそれほど重視しているとは思わないんですよね。でも、女性の場合には、「これ使ったらこんなに効果があったわ。絶対これはいい」みたいに信じ込むことが多いし、自分自身の成功体験だけで多くを判断すると思うのですよね。なので、雑誌が「自分にとって何の効果ももたらさなかった」と判断すると、間違いなく購入するのを止めると思う。むしろ、成功体験の多い人の方が、また購入しているんじゃないかと。なので、「ファッションセンスが良くなったと褒められた」とか、「○○ちゃんみたいでかわいいね」とか(ありえねー)、「○○の必須アイテム」を着て行ったら彼氏ゲットしたとか、そういう「自分だけ成功」体験さえあれば、それで購入動機となってしまうのではないでしょうか、と。極論すれば、他人の女がどう思ってようがどうでもいい、と。自分にさえプラスがあればそれでいいのですよ。口コミ自体も、直に聞いた、たった一つの成功例―「この○○はとってもお肌にいいのよ、スベスベになるわ」みたいな―が信じられるので、購入した女性1000人に調査して効果判定とかのデータよりも説得力があるのだろうと思うのですよ。その傾向がある為に、ダイエットにしても「数限りない成功体験」で方法が乱立していて、信じる人たちが必ず現れるのだろうと思いますね。ナントカ式ダイエットみたいなものは氾濫しているのはそういう一面があるからなのかな、と。
まあいずれにしても、ブス子とモテ子にチャレンジした出版社は立派だと思います(笑)。
ちょっと関連のある話を書いたことがあったな>オトメン?乙
これは爆笑であった。
(参考までに私は小学館関係者ではありません。ヤラセとかでもないよ。)
切込隊長BLOG(ブログ) 「ブス子のボーダー」の企画を敢行した小学館は偉いmore
ここのコメントに次のようなものが。
(以下引用)
>Cancamの元購読者です。CanCamを読んでいるモテ子を周囲に見かけたことが無いんですが・・・。
モテてしまってはCanCamを読む必要がなくなるから、
「モテるようになる記事」→bad
「モテるための記事に見え、その実役に立たない記事」→good
「モテるための記事に見え、その実モテなくなる記事」→excellent
◇◇◇
このコメントは秀逸である。
素晴らしい考察。
「その実モテなくなる記事」は、戦略としてアリかもしれない。
だが、ここに陰謀が隠されていることに気付かねばなるまい。
>>Cancamの元購読者です。CanCamを読んでいるモテ子を周囲に見かけたことが無いんですが・・・。
これが実は罠なのだ。
「モテ子を周囲に見かけたことが無い」というのは、この元購読者本人のことだからではないだろうか?
つまり、モテ子になろうと努力してなれなかった怨嗟が込められているのだ。
それは昔、『ポパイ』を購入して勉強するもデートに失敗した男とか、『プレーボーイ』でモテる秘訣を研究したにも関わらずフラレた男とか、そういった類の話と多分似ているのではないだろうか。それは記事のせいでも、雑誌のせいでもなく、「当人の問題」だったのだ、という究極の答えに行き着くのである。
<一応申し上げておきますが、私は『ポパイ』を購入したことなど生まれて一度もなかった。ちょっと立ち読みしたことはあるが、色々な店みたいなのが多数出ていたりして、東京以外に住んでる人には役立たないように思えたので。
『プレーボーイ』はグラビアがヤラシイので、購入時には緊張したものだ。大学生の時、家からは遠く離れた、普段には絶対に行かないようなコンビニまでわざわざ自転車で行った。購入したくもないオヤジ雑誌(文春?系統)みたいなのとか、情報誌みたいなのとかと同時購入し、勿論サンドしてレジに提出した。勿論、『プレーボーイ』だけは裏返しだ。笑い話か何かでそういうベタな例が出されていて、自分もその通りに実行してみたのだった。客がレジに並ぶと焦ったが、口笛吹いてあちこち見回すという下らないコントの人みたいに、できるだけ後ろの人の方を見ないようにした。2、3回は購入したことがあったと思う。やっぱ、恥ずかしかったんだね。今思うと、どってことないことなんだろうけど。>
話を戻そう。
モテ子を周囲に見かけないのは、ブス子にとっては当然だろう。
カワイイ感じの子は大体勝ちに決まってるので、周囲にいる女子も多くが「負けない組」の人が多いと思う。女子同士というかグループのバランスが取れないもんね。カワイイ子の周りには、大体平均以上の子がグループになってるんだよ。昔、合コンとかで来る子のグループを見ていたら、ブスは大概ブスを連れてくるの法則だったと思う(笑)。ブスはブスなりに、自分が勝負になりそうな連中しか連れてこないんだよ。なので、モテ子とつるんでる女子には、ブス子はきっと滅多にいないと思う。別に「類は友を呼ぶ」とか言いたいわけじゃないけど。
なので、元購読者の方は自分がダメだった理由を自分以外に求めたくて、それであのようなご意見を出されたのではなかろうかと推測した次第。だって、「100mを14秒以下で走れるように秘策を授けます」とかの記事があっても、それを実践して達成できる人たちは全体で見れば多数派になるかもしれないけれど、根本的に無理な人もいるから記事が「有効」or「効果がある」としても、「私は14秒では走れなかったわ」と主張する人は出てくる、ということ。そういう人には、そもそも設定が間違ってるんだもの。「14秒で」とかではなく、「100m走り切れる策」を授けるとかにしないと達成できそうにないんだもの。でも、そんな記事を売り出したとしても、誰も買わないと思うよ。だって、殆どが走り切れてしまうから。なので、ターゲットにする層に最も有効な記事じゃないと、あんまり意味がない。なので、ブス子がモテ子に華麗に変身できるんじゃないか、みたいな幻想や勘違い?が大きい人ほど、記事の通りに実践してみたけど「私や私の周りではダメだったわ、フン」みたいに考えると思う。
ああ、それから、女性って男子と思考の仕方とかが違うと思う。
「逆効果」とか「効果がない」みたいなものを、いつまでも有り難がったりはしないのではなかろうかと思う。調べたわけでもないので判らんけど。
例えば、化粧品とかは競争が激しくて、いつまで経っても「効果があまりない」という商品であれば淘汰されると思う。女性誌も多数あるので、「その実モテなくなる」という記事が永続するのは難しいと思う。仮に、モテ子になれない方が読者はいつまでも雑誌を買わされることになって儲かる、みたいに見えても、買わなくなる女性の方が多いんじゃないかな。
女性にとっては、購入者本人(個人ひとり一人)に効果があるか、ないかという判定は絶大なんじゃないかな、と。他人に効果があったかどうかなんて、彼女たちにとってはどうでもいいのですよ。「自分にだけあれば十分」と思っているのではないかな。なので、化粧品でもエステでも女性下着でも、「自分にとって効果のあるもの」だけを探し求めて、次々と移っていくだろうな、と。その要求に応えるのは大変だと思うのですよ。
男性の場合だと、100人購入して効果があったのが65人、そうでもなかったのが20人、とかみたいな「データ」を見たがると思う。自分という「たった1例」をそれほど重視しているとは思わないんですよね。でも、女性の場合には、「これ使ったらこんなに効果があったわ。絶対これはいい」みたいに信じ込むことが多いし、自分自身の成功体験だけで多くを判断すると思うのですよね。なので、雑誌が「自分にとって何の効果ももたらさなかった」と判断すると、間違いなく購入するのを止めると思う。むしろ、成功体験の多い人の方が、また購入しているんじゃないかと。なので、「ファッションセンスが良くなったと褒められた」とか、「○○ちゃんみたいでかわいいね」とか(ありえねー)、「○○の必須アイテム」を着て行ったら彼氏ゲットしたとか、そういう「自分だけ成功」体験さえあれば、それで購入動機となってしまうのではないでしょうか、と。極論すれば、他人の女がどう思ってようがどうでもいい、と。自分にさえプラスがあればそれでいいのですよ。口コミ自体も、直に聞いた、たった一つの成功例―「この○○はとってもお肌にいいのよ、スベスベになるわ」みたいな―が信じられるので、購入した女性1000人に調査して効果判定とかのデータよりも説得力があるのだろうと思うのですよ。その傾向がある為に、ダイエットにしても「数限りない成功体験」で方法が乱立していて、信じる人たちが必ず現れるのだろうと思いますね。ナントカ式ダイエットみたいなものは氾濫しているのはそういう一面があるからなのかな、と。
まあいずれにしても、ブス子とモテ子にチャレンジした出版社は立派だと思います(笑)。