問題が多いと思われていた政府のIT関連支出に、調査による裏付けがとれたようですね。これも常識的に考えれば当然判りそうなものですが、役人さんたちの意識には無駄をなくそうという視点が欠けているのです。その読売の記事を。
Yahoo!ニュース - 読売新聞 - 省庁のITシステム運用費、950億円削減可能が判明
この記事より、以下に一部抜粋。
官公庁のIT(情報技術)調達を巡っては、以前から、長年の随意契約が高コスト化を招いていると指摘されていたが、今回の調査で、そうした公費の“無駄遣い”が裏付けられた形だ。刷新可能性調査は、過去の支出の妥当性を分析し、今後いかなるシステムを構築すべきかを示すのが目的で、政府が2003年7月に策定した「電子政府構築計画」に盛り込まれた。対象は、年間経費が10億円を超え、長年にわたり特定業者との間で随意契約が結ばれてきた16府省庁の計36システム。調査は、民間のコンサルタント会社など外部の第三者機関に委託して行われ、今年3月末に全システムで終了。各府省庁がこのほど「最終報告書」をまとめた。
約950億円の削減可能額のうち、約520億円分は社会保険庁の「社会保険オンラインシステム」を巡るもの。これはすでに表面化しているが、それ以外にも今回新たに、競争入札を導入することなどで、厚生労働省の「職業安定行政関連の情報」など5システムで計約220億円、法務省の「登記情報」など2システムで計約132億円、防衛庁の「陸幕補給」など2システムで計約20億円などが削れることが判明した。
良かったですね、財務省。無駄が減らせますよ。古銭を売って必死にお金をかき集めたりしていたのが、何となくバカらしくなるでしょ?社会保険庁の分は既に判っていましたから、残りの430億円は純粋に削減できる分で、これはデカイぞ。このほんの一部でもいいから、本省の苦行僧みたいな官僚達に分けて欲しいと思うでしょ?(笑)こんなのはザラに出てきますから。公益法人への補助金だって、怪しいやつを削ろうと思えば、もっと出てきますから。本当ですよ。
前に書いた参考記事:
特別会計は抜本改革せよ
厚生労働省は今回もダントツ1位じゃないか。220億円だぞ。他と比べても、圧倒的に多い。今回新たに判明した分でも、ほぼ半分じゃないか。約950億円のうち約4分の3を占めてるし。どういうことなんだ、厚労省!本当にダメ省庁なんですね。こうした問題省庁は、国民に多大な迷惑・被害を与えていても、罰せられたり責任を取らされたりすることもなく過せるのでしょう。普通会社へ与えた損害額が200億円もいってたら、クビが飛ぶよ。損失がハンパじゃないでしょ。それと、総務課のデータ流出問題(国家公務員の常識)はどうしたのだ?何のお咎めもなしか?おかしいよ、明らかに。法令違反だろう?
歳出の見直しは多少なりとも進みつつある。これは行政を評価してもいい。ただ、今まで気が付かなかったことが残念であるが。これからも徹底した削減策を考えるべきです。
Yahoo!ニュース - 読売新聞 - 省庁のITシステム運用費、950億円削減可能が判明
この記事より、以下に一部抜粋。
官公庁のIT(情報技術)調達を巡っては、以前から、長年の随意契約が高コスト化を招いていると指摘されていたが、今回の調査で、そうした公費の“無駄遣い”が裏付けられた形だ。刷新可能性調査は、過去の支出の妥当性を分析し、今後いかなるシステムを構築すべきかを示すのが目的で、政府が2003年7月に策定した「電子政府構築計画」に盛り込まれた。対象は、年間経費が10億円を超え、長年にわたり特定業者との間で随意契約が結ばれてきた16府省庁の計36システム。調査は、民間のコンサルタント会社など外部の第三者機関に委託して行われ、今年3月末に全システムで終了。各府省庁がこのほど「最終報告書」をまとめた。
約950億円の削減可能額のうち、約520億円分は社会保険庁の「社会保険オンラインシステム」を巡るもの。これはすでに表面化しているが、それ以外にも今回新たに、競争入札を導入することなどで、厚生労働省の「職業安定行政関連の情報」など5システムで計約220億円、法務省の「登記情報」など2システムで計約132億円、防衛庁の「陸幕補給」など2システムで計約20億円などが削れることが判明した。
良かったですね、財務省。無駄が減らせますよ。古銭を売って必死にお金をかき集めたりしていたのが、何となくバカらしくなるでしょ?社会保険庁の分は既に判っていましたから、残りの430億円は純粋に削減できる分で、これはデカイぞ。このほんの一部でもいいから、本省の苦行僧みたいな官僚達に分けて欲しいと思うでしょ?(笑)こんなのはザラに出てきますから。公益法人への補助金だって、怪しいやつを削ろうと思えば、もっと出てきますから。本当ですよ。
前に書いた参考記事:
特別会計は抜本改革せよ
厚生労働省は今回もダントツ1位じゃないか。220億円だぞ。他と比べても、圧倒的に多い。今回新たに判明した分でも、ほぼ半分じゃないか。約950億円のうち約4分の3を占めてるし。どういうことなんだ、厚労省!本当にダメ省庁なんですね。こうした問題省庁は、国民に多大な迷惑・被害を与えていても、罰せられたり責任を取らされたりすることもなく過せるのでしょう。普通会社へ与えた損害額が200億円もいってたら、クビが飛ぶよ。損失がハンパじゃないでしょ。それと、総務課のデータ流出問題(国家公務員の常識)はどうしたのだ?何のお咎めもなしか?おかしいよ、明らかに。法令違反だろう?
歳出の見直しは多少なりとも進みつつある。これは行政を評価してもいい。ただ、今まで気が付かなかったことが残念であるが。これからも徹底した削減策を考えるべきです。
「良かったですね、財務省。無駄が減らせますよ。古銭を売って必死にお金をかき集めたりしていたのが、何となくバカらしくなるでしょ?」
財務省ってなんかそういった業務を行っているんですか??
http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/5402aa3ce682a654f22da8045e161c4c
私としてはそれよりも何故財務省は各省庁の予算内容をちゃんと精査しないんだ、と思ってしまいます。
今年度予算案内容にしても全く仕事ができていないし、谷垣財務大臣は増税路線を既に打ち出している。自分らのことは棚に上げて、としか思えない。
そもそも他省庁は特殊法人などへの天下りをしてきたが旧大蔵省・現財務省はその天下り先の多くが銀行など。結果、大手銀行は民でありながら民でない存在。政治と経済界の蜜月関係がいつまでたっても切れない。私は他省庁の天下りとは別の意味で問題と考えています。
即ち、銀行族・金融族と呼ばれる議員を生み出している体質。
郵政問題への個人的な考えもあってか私の中では「財務省こそ国の省庁の中にあって最も癌というべき存在」という位置づけです。
追記:この間郵政問題について異常なまでに偏った見かたで賛成推進を図っていたプログを見つけ6日かかって論破したという事がありましたが、後で聞いてみるとその管理人は財務官僚関係者でした。
『財務省は日本の良心です。』などと標榜していて見てて非常に腹立たしいものでありました。
私も、詳しく全てが分る訳でもないですが、「よい方法」を見つけたり、「改善できる」ことを探せるならば、色々な議論を重ねて行けばよいと思います。国民の関心を高く出来ますし。民営化vs公社という単なる対立というよりも、何度もご指摘頂いている、「特殊法人」「独立行政法人」等に切り込める「政治手法」も大変重要になってきます。現実に実行不可能な「方法論」というのは、まさに机上の空論と化してしまうわけで、それが実行できる可能性があるのは郵政民営化であり、法案が可決されれば、行政の統治スタイルが大きく変わっていくはずです。その試金石となっているのですね。これらは他の記事に書いておりますので、そちらも時系列でお読み下されば幸いです。