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高専の人気

2006年05月11日 20時10分48秒 | 教育問題
専門教育に関して、受験生の方が身近な現実をしっかり見ているのかもしれんね。「人気が高い」ということは、教育の成果を認め、それを重視している、ということの表れなのかもしれないですね。

Yahooニュース - 河北新報 - 「高専」が人気 2007年問題控え即戦力期待 仙台圏


記事より、一部抜粋

団塊の世代が定年退職を迎える2007年問題を背景に、機械、電気、情報技術(IT)などの専門技術者を育てる工業高等専門学校(高専)が注目されている。仙台圏の高専では、学生一人当たりに10社程度の求人が集まる人気ぶり。入試に際し、進学率の高い高校とてんびんにかけ、高専を選ぶ中学生も少なくないという。

高専は5年間の「準学士課程」と、その後2年間の「専攻科課程」からなる。仙台圏には、準学士課程の一学年定員が約200人の宮城高専(名取市)と約160人の仙台電波高専(仙台市青葉区)がある。学生の半数は準学士課程修了後に就職し、ここ数年は大手企業からの引く手あまただ。バブル期以降、製造拠点の海外移転が進み、国内技術者の需要は減少。高専も目立たない扱いを受けてきたが、ここにきて高度成長期を支えた熟練技術者が大量に定年を迎えることから、高専卒業生に「即戦力」としての期待が集まる。宮城高専の四ツ柳隆夫校長は「一貫した専門教育が高専の強み。企業はもちろん、受験生、保護者にも見直されてきたと実感している」と話す。

早くから専門的な教育が受けられ就職先にも困らない点が、受験生には魅力的に映る。一般入試の志願倍率は、各学科で軒並み1.5倍を超す。本年度入試で、仙台電波高専の情報通信工学科が2.46倍となったのをはじめ、宮城高専情報デザイン学科が2.38倍、電波高専情報工学科が2.13倍―などと高倍率だった。両高専の本年度一般入試の面接は、宮城県内の公立高一般入試と日程が重なったが、ともに面接辞退者はいなかった。仙台市内の中学校や進学塾は「高専は今や、仙台一、仙台二高など県内のトップ高校に次ぐ難関」と口をそろえる。「○○を学びたい、という目的意識の高い受験生が目立つ」との声もある。




「目的意識の高さ」というのが立派だと思います。中学~高校生くらいの時に、そうやって考えられる、ということだけでも大変だと思いますね。そして、今のような時代にあっても求職が多い、ということが、教育の成果を示しているように思えます。

これは、しっかり教育されていると企業側が感じるから採用したいのか、生徒の側がやる気があるとか積極的に就業するので求人も多く来るのか、あるいは他の理由なのか、よく判りませんが、いいことだと思いますね。

ただ、実数が少ない、というのが、成功の秘訣とも考えられなくもなく、同じような教育が半数以上の高校で同じようにできるかと言えば、やっぱり難しくなる面もあるかもしれませんね。少数派であるが故の強み、ということかもしれません。でも、参考にはなると思いますよ。


参考記事:少子化と労働問題4




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