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教授会を改革せよ!(笑)

2009年08月12日 01時46分19秒 | 教育問題
中々に強烈な提言が経済界から出されていたようであります。
タイトルは、関西経済同友会の提言をお書きになられたメンバーの気持ちを代弁しまして、『!』マークを入れさせて頂きました。非常に簡単に言いますと、新入の人材に対しての「イライラ感」が強く滲み出ている提言となっているのではなかろうか、と思ったりいたします。

関西経済同友会ホーム
(大学改革委員会の7/27の提言のリンク先のpdfをどうぞ。gooブログでpdf文書のリンクが貼れなくなったのが何故なのか、未だに不明なんですよね…。gooブックマークではpdfは弾かれる、ということなんでしょうか?)


申し上げるに心苦しいのですが、比較的若い方(笑)の私から見ましても、新入社員たちの仕事などに心配な点が多くあるのではないかと思ったりします。というか、単純に根性や粘りが足りないのかな、と思わないでもありません。
私はかなり昔式の「徒弟制度」っぽい、仕事は体に叩き込め、みたいな方針が好きだからなのかもしれません。これは恐らく個人的傾向が出たものですので、教育としての効果や実際にどうというのは全く判りません。能書きの多いヤツは、苦手です。


本題に戻りましょう。

関西経済同友会の提言はまとめにあるように、4つございます。「!マーク」の乱発でございます。

①教育中心の大学に!
「大学は教育機関としての使命を全うすべき」
 =企業が求めているのは『社会力』

②大学はミッションを明確に!
「各大学・学部は、それぞれの個性にあった特色ある教育を行うべき」
 =どこも似たり寄ったりで「使えなさ」さえも紋切り型?

③まずは学部教授会の見直しから!
「リーダーシップと責任の所在を明確にした組織に改革すべき」
 =権限はあるが責任は問われない『教授会の存在自体』が最大の阻害要因ww自治とは聞えのいい無責任体制?

④情報開示の徹底を!
「大学は改革の達成状況を広く社会に開示し、その評価を通じて改革を促進すべき」
 =ミッション達成状況を公表し、学生・父母・OB・OG・出身者採用企業等の関係者による評価を受けるべし、その結果をも公表するシステムを導入せよ


うーむむ、大学教育のあり方等の議論が喧しい昨今、企業側の要求は判らないでもありません。というか、そんなに「大卒」とかいう人材を「粗製濫造」してみても、一体何の意味があるのか、私にはよく判りませんが。そんなことに無為に時間を浪費してしまうなら、もっと使える人材を育成するべく、高卒でもいいので実践で鍛えればいいのではないかと思わないでもありません。大学がどうの、という以前に、教える側も「それ相応」ということはあるでしょうし、社会の側にそれほど大卒を必要としていないのに、無理矢理「大学には行きました」という程度の肩書きを量産しようとしているだけなのであれば、はっきり言えば「そんな学校(大学)は要らないだけなんじゃないの?」というところに行き着くわけで。

むしろ、企業に入った後にこそ「大学に留学」というような制度があった方がよいのではないか?
どうしてかといえば、実践の中で「ああ、もっとこれを知りたい、勉強したい、これを知ることが仕事にどうしても必要だ、欠かすことができない」と感じることが多いのではありませんか?
そうすると、専門教育ということの意味が違ってくるし、逆に仕事上で専門に偏るからこそ、全く異なる分野への興味や開眼?みたいなものが出てくるのでは?こういうのこそ、「自由に行き来できる環境」みたいなものが必要なんじゃありませんか?
とか、素人的には思ったり致します。
実際、企業に勤めたままで、1年間勉強漬け、とか無理でしょ?
大学と企業とを、自由に行き来できるような状況にはなっていないでしょ?
捨て身で大学に戻る人がどれ程いますか?金銭的余裕があってはじめて、仕事を辞めて大学に行くよ、ということなのですからね。


ああっと、折角ですので、出来れば関西経済同友会メンバーと内田樹教授あたりとで、大学の役割についての白黒決着をつける「関西バトル」でも開催してもらえるといいのではないかと思えます(冗談です)。





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