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民主党のデタラメ国会戦術

2009年11月26日 18時32分01秒 | おかしいぞ
こういう偽善には、本当に辟易させられる。

<肝炎対策基本法案>衆院厚労委で全会一致で可決(毎日新聞) - Yahooニュース

(以下に一部引用)

ウイルス性肝炎の治療体制整備や患者支援を柱とした肝炎対策基本法案が26日、衆院厚生労働委員会に委員長提案され、全会一致で可決された。同日午後の衆院本会議で衆院を通過し、今国会で成立する見通しになった。
国内のウイルス性肝炎感染者は推計約350万人。肝炎対策の法案は、前回と前々回の国会でも与野党それぞれから提出されたが、審議されず廃案になり、今国会で与野党が一本化の協議を続けていた。

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やり方が本当に汚い。
記事中にも触れられている通りに、法案は以前から提出されていた。自民党政権時代だったので、民主党は妨害したかっただけである。要するに、「自公政権には手柄を渡したくない」ということだけだ。そして、今回の法案可決は、まるでdpj の福田議員の手柄であるかのような扱い。こんなの、仕込みというか、ヤラセ以外の何ものでもないでしょ。花を持たせたかった、ということでしょう?(笑)


元々の法案提出なんて、もっと前からですよ。

衆法 第168回国会 8 肝炎対策基本法案

168回だそうですよ。福田政権下での、C型肝炎救済の法案が通った時ですよ。けど、議員提出法案だったので、参院の多数派を握っていた民主党が国会審議にイチャモンを付けてきて、一括で通せば良かったものを、わざと邪魔をしていたんでしょ。自分たちの独自法案が素晴らしいのでそちらを通したい、とか、そういうことじゃなく、単に自民党に手柄を挙げさせたくないという、ただそれだけの為に、肝炎法案を利用したのでしょ。大義名分もあったものではない。当時に与野党が協力しておけば、あの時点で通せたはずなんだよ。


169回、170回、171回と、肝炎対策基本法案を審査未了に追い込み続けただけなんだ。自公案を妨害する為だけに、特定肝炎対策緊急措置法案とかいう民主党の対案が出されたが、これも未了とする目的だっただけ。

で、政権交代を達成したら、途端に掌を返しやがって、肝炎対策基本法の成立に全速力で突っ走ることができるよ、と。

これが、やり方が汚いって言ってるんだろ。
民主党は、肝炎患者を利用しただけだ。本当に患者のことを考えていたのなら、最優先で決めておけたから。実際、今回の法案審議なんて、数時間だけで成立させてるじゃないの。
何故、福田・麻生政権のいずれでも成立させられたのに、敢えて法案を可決させなかったのか?
答えはただ一つ。
肝炎患者たち(の団体)を利用すること、美談を作り上げること、シンデレラ・ストーリーを生み出して演出に利用すること、そういうことだったのだろ?

そうやって、今回の法案が成立したってわけだ。
福田議員は目的を果たせてよかったね、って、テレビ的には「いい絵が撮れました」ってか?(笑)
見てないから知らんけどさ。


この国は、偽善や欺瞞に満ち溢れている。
そうして、それに踊る連中の、宣伝工作に加担する姿とか、なんにも知りもしないくせに訳知り顔で安易に語る姿とか、反吐が出そうだぜ。
そういう片棒を担いでいるヤツラの、正義の皮を被った無邪気な暴力、糺す側の手前勝手な論理、徹底した事実の無視、無知ゆえの自己正当化、そういうひとつひとつがオレを苛つかせ、気づかない人々に歯がゆさを覚えるのである。


まあ、賤しい場末のブログには、この程度がお似合いではあるのかもしれん。





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