いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

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やっぱり書くか・・・総裁選

2006年07月28日 21時13分36秒 | 政治って?
これまで色々と書いてきたのですけれども、かなり以前からお読み頂いておられる方々は、よく御存知かと思います。えーと、私は安倍ちゃんは次の総裁にはならない方が望ましい、ということを申し上げてきました。次の参院選挙の結果次第で退陣する可能性があるからです。それに、年齢的にはまだ余裕がありますからね。あと、閣僚経験が少なすぎるのも、ちょっと不安ではあります。


となれば、麻生&谷垣のどちらかを推すということになりますが、どっちもどっちでありまして、まあガンバレとしか言いようがありませんね。後は好みの問題なのではないかと思えます。


麻生親分は、親分肌なので(笑)なかなか話の判る、いかにも政治家、って感じですね。外務大臣ではそれなりに成果を挙げ、頑張ってると思います。でも見た目がちょっとコワイので(笑)、女性票が取りにくい、ということはあるかと思います。「のだめ」が好きらしい、ということを知り(田中先生が書いてました)、我が家でも大人気(今のところ一番人気)の作品なので、またしても親近感が湧いてきました(笑)。


谷垣くんについては、かなり以前からコソーリ応援してあげていましたが、政策的には「財政一派」なのでちょっと困っています。しかし、人間的には好感が持てるし、堅実路線には合っていそうな感じですね。なので、公明党や財界からも支持を得やすい、とは思います。が、やや力強さに欠け、一般大衆の人気が薄い(笑)ので、厳しいカモネン。モロに「官僚っぽい」ですね(ホントは弁護士だったのに)。その為?なのか、霞ヶ関では一番人気、ということらしい(笑)。


最後に、安倍ちゃんですが、何だかんだ言って、やっぱり「人気」はあるし、それに便乗したい人たちもたくさんいると思うね。かなり資金力もあるようですけれど、落とし穴が待っていそうで心配ではあります。気をつけてね。これまでにも週刊誌などから、かなりターゲットにされてきたようで、可哀想な面もある。反安倍勢力の「暗闘」というか、ブラックゾーンが有り得そうで、ちょっと不気味ではある。
責任取って、幹事長を辞任したのはこの前の参院選だったことを思い出すべきではないかと。「相性」って、きっとあるからね。どういう訳だか、特定の勝てない戦い、というのがあったりするものですよ(株も同じかも。相性悪いと、必ず損する銘柄ってあるように思う。なんでか判らんけど)。来年7月頃の景気動向も影響が大きいと思う。そんなに長く好景気が続く?後退局面だったら、与党側は勝利が難しいと思うよ。むしろ「待望論」の中で登場する方が、有利ではあると思えるが。


どうなるんでしょうか。



信頼される組織・制度は

2006年07月28日 17時25分12秒 | 社会全般
sociologicさん経由で知りました。日本で最も信頼される組織は、新聞・雑誌だそうで、良かったですね>新聞業界の方々。となれば、是非とも頑張ってもらわにゃ(笑)。

図録▽世界各国における組織・制度への信頼度


「行政」の29.4は、ロシア以下。何と言うか、悲しいわな。イメージ的には胡散臭い、ワイロ横行みたいな理不尽な感じがするロシアですけれども(かなりの先入観というか、個人的バイアスと思って下さい)、それ以下の信頼って、なんか厳しすぎな気もしますが、仕方ないのですかね。笑えるのは、「国会」が下から2番目の19.7。これは辛うじてロシアよりも上だが、韓国、ロシアに続いて3番目。韓国の最低もダントツに酷いけどね(でも韓国の行政は63.8と高い水準だ。何故なんだろう?)。


とりあえず、日本の国会議員の先生方は、30以上を目指しましょう。余りに悪すぎだよね。約束をきちんと守ろうよ。
それから、行政ですけれども、ワースト5くらいからは抜け出せるように頑張ろう。できれば50くらいまで行けるといいよね(笑)。


どうして、国会や行政への信頼度が低いかと言えば、常に裏切られてきたからだろうね、と思う。条件反射みたいなもんかな、と。それか、新聞・雑誌の陰謀?(笑)誤ったイメージ形成に成功しちゃった、とか?もしもそうであるなら、メディア恐るべし、だろうけどね。厳しく追及する新聞=善、いつも腐敗や失態を追及される議員や行政=悪、の固定化された印象があるのかも。これって、もしかして、所謂ひとつの「impression management」戦略の一部?なのかも。比較的長い期間に渡って、繰り返された結果かもしれません。汚職とかの秘密などを暴いてきたのは、やっぱりメディアだった、という評価をしている人たちが割りと多い、ということかな。


それと、日本だけ特徴的なことは、宗教団体が非常に低く、逆に「カルト」とか怪しげな「新興宗教」の蔓延る余地が多くて、これがマイナスのフィードバックとして作用し、諸外国に比べると、このように「図抜けて」(笑)低い結果になっているかもしれませんね。これも戦後トラウマの一種の結果なのでしょうか?ちょっとよく判りませんけれど。社会学的な解釈としてはどうなんでしょうか。



消費税議論の欺瞞

2006年07月28日 12時48分52秒 | 社会保障問題
以前から注目していた谷垣くんが総裁選出馬を表明したんですけれども、今回は男らしさ(笑)を出していますね。それは康夫さんが消えた今、「反靖国」「柔軟外交」路線を引き継げる者が、谷垣くんしか残されていないからですね。安倍ちゃんや麻生親分だと、どうしても強硬路線を心配する人々が出てくるわけです。これはやむを得ない面はありますが。

なので、昨日・今日の谷垣くん出演番組では、特に「報ステ」「朝ズバ」なんかだと、「谷垣待望論」的な好意的評価が多かったように思う。これはこれで、ある意味成功のカギかもしれんね。対立軸を「外交」に置いて、国内の改革路線は小泉改革を踏襲しつつも、「財政再建」「地方再建」を掲げるということで色を出すということができる、ということですね。毎日・朝日系は概ね「財政再建」に強い関心があるためなのか、「消費税を10%」に拒絶反応どころか、むしろ「歓迎ムード」を醸し出していて、ちょっと気味が悪かった。少し前ならば、「庶民の生活を苦しめる消費税アップは絶対に阻止せよ」みたいな感じになるとことではないかと思ったわけですが。


スタートでは、谷垣くんは無難にいったと思いますね。総合評価としては、悪くはなかった。外交の「融和路線」+「財政再建」派をまとめられれば、これはこれで一つの軸にはなると思った。特に消費税に関しては「先に言った」ことで評価されたということにはなるが、実際にどうなるかは判らないね。康夫さんが消えて、「乗る馬」を失った人々は、公明も含めて「谷垣くん」に外馬ということはあるかもね、と。私の個人的評価としては、元々高かったのですけれども、いかんせん世間の人気がないので、どうでしょうか。


話は変わりますが、「基礎年金の国庫負担2分の1引き上げ」ですけれども、これも今までにも何度も書いてきましたが、「増税」で財源を確保するのは絶対に許さんからね。与党は何をやったか、よく思い出してみるんだな。公明党の腐れ改革案に強引に引っ張られて、強硬採決したんだからな。「百年安心年金」なのだから、公約通り、それを実践せよ。できもしないくせに、法案を強引に通したのかね?そんなこと、絶対に許さないからね。

参考記事:赤字は続くよ、どこまでも~


04年参院選挙の最大の争点であった「年金改革」では、国庫負担引き上げ財源は「国民的議論」とか、ふざけたことを言っていたのではないですか!!選挙前には民主党が「消費税を充てる」と主張した時、自民党は「それは安易な増税だ」みたいに言ってたでしょ。民主党が「じゃあ、自民党は財源どうする気なんだ?」とツッコンだら、「消費税を上げるとは言ってない」とか主張したんでしょ。それを受けて年金改革関連法案を無理矢理通したんだから、責任取れよ。国民は参院選挙の時に、与党の年金改革案ではダメです、という意思表示をして、その結果民主党が勝ったんでしょ。国民の多数派の意志表示を無視した挙句、これで「年金は改革したんだ」というポーズというか、やったフリをしてるだけでしょ。ふざけるな、と言いたいね。与党は嘘つきだよ。都合のいいことしか言ってないでしょ。メディアも物忘れが激しいのか、何でそういうことを言わないワケ?これこそツッコミどころでしょ?


今更になって、「基礎年金の国庫負担引き上げの財源は消費税を充てる」なんてことは許せるワケないでしょ。政権交代でもして、前は自民党じゃなかったのならば仕方ないよ。でもね、政権執ってたのは同じ与党なんですから、約束を守れよ。


特に、公明党、腐れ改革案を通した責任を取れよ。
基礎年金の国庫負担引き上げ財源には「消費税アップを絶対に使わない」と豪語したのは、公明党じゃなかったのか?死んでも、その約束を守れよ。それを信じた国民が投票したのは、僅か2年前だ。もう忘れたのか?財源には、「定率減税の縮減・廃止、年金課税の見直し等」で引き上げ財源とする、ということにしてたんではなかったか?国民を騙したんでしょ。与党は、こうやって国民を欺き、その時々で勝手な都合のいいことを言い、忘れた頃を見計らっていい加減な適当な理由で増税や保険料アップや負担増を強いるのでしょ。「定率減税」は既に縮減されてるし、廃止も決まってるのだから、これ以上「国庫負担引き上げ財源」としての”増税はない”はずだ。あるとしても、福井総裁みたいな高額年金受給者の「課税強化」くらいですか?(笑)


調子よすぎ。後から、「実は財源はないので増税します」じゃ、バカでも考え付くことでしょ。政策だけ先に決める、予算が足りなくなる、なので後から「金出せ」って、こんなやり方がありますか?

例えば、カラスが回収前のゴミを散らかすので、地域住民で「カラス除けゴミ収集箱」を設置しよう、ということにして、費用は住民の会費から捻出することにしましょう、って決まったとする。この案に反対していた人たちは、「後から会費が上がるのは困るので」と主張していて、これを説得する際に「新たに会費は上げなくても捻出できますから」って言っておきながら、実施した後になって「やっぱり費用がかかるので会費を値上げしますから」って言ったら、これは詐欺みないなもんではないですか?誰でも言えるよ、こんなの。アホか。


というわけで、国庫負担引き上げ財源として「消費税増税」は許さない、絶対に。約束を守れ。


三党合意があるのだから、社会保障の一体改革(年金一元化は当然含まれる)、それに伴う税制・保険料等の一体的見直し、これをやらない段階で、消費税増税なんて許されない。国民を欺くのはいい加減にして欲しい。