いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

郵政決戦の行方

2005年08月05日 17時27分20秒 | 社会全般
見守るのも非常に苦しいですね(決して「見苦しい」ではありませんよ、笑)。奸智を弄する抵抗勢力如きに、これほど苦しまねばならないとは・・・おまけに何も考えていない共産党や社民党。弱小野党の愚かさには呆れる。全く困ったものである。民主党も卑怯だ。自民の混乱に乗じて漁夫の利を得ようという作戦で、正面から戦おうとしていない。解散になれば、全てが傷つく。国民もだ。政治の後退は必然だ。


きっと霞ヶ関は喜んでいるかもしれないな。小泉改革に冷や飯を食わされた連中もいるだろうし、既得権限を守ろうとする連中も復活するだろう。官僚の手に主導権を取り戻せるチャンスだもんね。それに、民主党が万が一政権を獲れば、送り込まれた大臣に反発したり丸め込んだりするのは朝飯前だろうしね。大臣1人を押さえ込むのなんかは、決して困難なことではない。かつての小泉郵政大臣だってそうだっただろう?省庁ではないが、道路公団の総裁だって同じさ。実質的な支配権力を握る連中が一致して協力を拒めば、大臣に逆らうことくらい造作もないだろうし、トップがいかに頑張ろうと思っても無駄なのさ。そういう時代に逆戻りの危険性もあるのだ。


今の時点で一喜一憂しても仕方がないので、最終決戦の結果を待つのみである。廃案となれば、利払いの主体である国から、郵政に多額の税金が飲み込まれていくことを止めることが出来ないまま、次の改革チャンスを待つ以外にないのだが、これもいつになるのか見当もつかない。それ以上に、時間の浪費となってしまうことが大きな問題なのだ。優先課題は山積しているし、シーリングも止まったままだ。暫定とは言いながらも、作業を進めるしかないのだろうが。外交問題も重要な場面であるのに、一部の亡国族の為に政治的混乱を余儀なくされるとは。亡国族の狙いは、単に自分達が政治権力を握るという野心にしか過ぎず、ひたすら既得権益にしがみつく連中であるというのに。


国会が始まる前には、民主党は郵政法案反対派と協力してでも政権を獲りに行くべきとまで書いたのだが、現時点ではその考えが誤りであったと、自らの不明を恥じる(「攻め手なし」の民主党)。たとえ民主党が政権を獲ったとしても、官僚達がそれについて行けるようになるのに時間がかかるし、政治家がコロッと変わったからとて官僚政治が直ぐに変わるとも思えないからである。政治的基盤が固められ、ある程度の改革が進んでいくようになるには、時間がかかるのである。よくなる方向に、どうやって進むのだろう?誰がそれを先導して行けるのだろう?国民が望む政治が本当に実現できるだろうか?

失望しかなくなった民主党(民主党の攪乱)に、何かを求めるのも辛い。
民主党が政権を獲っても、昔の細川政権や村山政権と同じように敗北するんじゃないか、と思ったりする。


消去法とは、誠に残酷である。


追記:
委員会採決は済んだようです。いよいよ8日採決です。