自由が丘 ワイン処 コッコロ 元店主の美味しいもの日記

ワイン大好き、イタリア大好き、
美味しいもののためなら何処へでも♪

日々、ワインの探求?

2011年06月17日 | ワイン日和
ここのところ毎週ワインの試飲会に出かけている。なんだか火曜日が多いので、火曜定休の私にとっては、最高に都合の良い日程なのだ。先週は、渋谷でワインの得意な酒販店が主催の試飲会だった。ここは、取引先のインポーターさんたち10数社にそれぞれブースを持たせ、毎月テーマにそったワインを数種類出展させる。日にちによっては、セミナーも開催される。今回は、自然派のワイン。そしてセミナーは、ロワールで自然派ワインを造っている女性醸造家新井順子さんが講師だった。この業界では、有名な女性。
偶然、私は、この新井さんを20年前から存じ上げている。私が会社員をしていたころ、彼女は、松涛の自宅でワインレッスンを開催していた。レッスンを2回参加したところで、彼女から、「ボルドー大学でワインの勉強をするので、レッスンは中止する」と告げられた。残念。で、帰国後、一通のご案内が届いた。自由が丘にワインを楽しめるレストランを開店すると・・・。で、結局、ここへは、開店のオープニングパーティに参加したのみで、一度もお邪魔することはなかった。そして、数年後そのお店を閉店。彼女は、とうとう、フランスに渡り、ワインを造ることになったのだ。松涛の立派な一軒やにお住まいだったお嬢様風の方は、土にまみれるワイン醸造家となった。 新井さんは、私のことは全く覚えてないだろうけど、その変貌振りは、凄いと思う。セミナーでは、言いたいことが沢山あるのか、早口極まりない。ぼーっと聞いていると、何を話しているのか全くわからない。バイタリティみなぎる、たくましい女性になっていた。
彼女の造るワインが美味しいかどうかは別として(汗)、機会があったら是非飲んでみてほしい。亡くなられたお母様にちなんで、「KUNIKO」というガメイ主体のワイン、同じくお姉さまミドリさんにちなんで、「MIDO」、お父様にと「OTTOSAN」がある。父の日には、ちょうどいい一本では。(ネットで購入できると思います)

さてさて、そして、先週は、外苑前で試飲会。だいたい業者向けの試飲会は、100種類くらいをいっぺんに試飲する。全部をちょっとずつでも飲んでいたら、強い私もヘロヘロだ。みんな、吐き出すカップをもってジュルジュル、ペッっと吐き出し、とても美しい光景とは言えない、、、。私は、貧乏性なので、興味のあるところから、少しずつを飲んで、試飲する。

ここ数週間の試飲で興味の持ったものは、順次店に仕入れていますので、皆様も是非、お試し下さいね。ほんの一部ですが、ご紹介です。


左から、イタリアのランブルスコ。 赤の発泡ワイン。すっきり辛口で、じめじめしたこの季節にぴったり!
次に、オーストラリアの「雨の女神」という名前のワイン。これまた雨の日に飲みたい一本。友人に言わせると、雨女である私のワインだそうな、、、。ピノ、カベルネ、シラーで造ったユニークなワイン。
そして、右に二本は、ルーマニアのワイン。 ルーマニアといえば、「コマネ○」! そうお答えになった方は、たぶん私と同年代です。さて、ルーマニアは、古くからワインが造られていた歴史ある国。シャルドネとカベルネ。赤白両方とも、バランスよく、飲みやすいワインです。疲れている週末も、スーっと体に入ってくるやさしい味わいです。
コメント
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