オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
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春の日向路

2012-04-20 23:50:47 | 独り言

前年度の振替休日を利用して、4泊5日で宮崎に行ってきました。
例によって会社帰りの夜に宮崎に入ったので実質的には3泊4日ですが、それでも一箇所でこれだけ日数をかけるのは自分としては珍しいです。
当初の予定では飫肥と都城を中心に2日程度もあればと思っていたですが、調べてみればあそこも行きたい、ここも行きたいとなってしまい、意外と言ってしまうと失礼に当たりますが自分の琴線に触れる場所がこんなにもあるとは想定外で、一部に鹿児島まで足を伸ばしたことで肝心の宮崎は南部しか回ることができませんでした。
今回に見送らざるをえなかった延岡や高鍋、そして宮崎駅を中心とした場所にはまた計画をして訪れたいと思います。

リアルに愚痴りましたので繰り返しになってしまいますが、今回も天気予報と気まぐれな天気には翻弄をされました。
さすがに当日の朝の予報にはほぼ間違いはありませんでしたが、前日の寝る前の予報から大きく狂った日も多く、どうしても雨量の多い時期ですので仕方のないところではあるのですが、全てがピーカンなどと贅沢は言いませんので、せめて傘が不要であるぐらいの天気をプレゼントして欲しいものです。
シーズン中ですからQVCマリンで試合の無い週末を選んでの旅ですので大幅な日程変更が難しいため、今後も天気には悩まされることになるのでしょう。

そもそもがANAマイルの期限が切れそうなことから追い立てられるように旅立っている側面があり、しかしそれも一つのきっかけではあります。
来月には種子島に行く予定ですし、早いうちに九州を制圧したいと考えています。
そうなると職業を旅人にしてもおかしくはないぐらいの毎月の恒例になりますが、これまた休日出勤も恒例のために計画を立てるのに支障はありません。
あるとすれば財布との相談で、しかし意外とコストが安いのが自分の旅の特徴でもありますので、今後もアクティブに生きていこうとやる気満々です。


【2012年4月 宮崎の旅】
春の日向路 旅情篇
春の日向路 旅程篇
春の日向路 史跡巡り篇 佐土原の巻
春の日向路 史跡巡り篇 都城の巻
春の日向路 史跡巡り篇 肝付、志布志の巻
春の日向路 史跡巡り篇 飫肥の巻
春の日向路 グルメ篇
春の日向路 スイーツ篇
春の日向路 おみやげ篇

 

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うたかたの首位もサブマリンは浮上せず

2012-04-19 23:52:16 | 千葉ロッテ

 

この時期の首位などはへそで茶を沸かすようなネタでしかありませんが、それでも瀬戸山体制の崩壊で危惧をしていた機関紙との蜜月がしっかりと続いていることは有難いです。
そんな中で今日は勝ち目の薄いであろう渡辺俊だから球場に行かなかったのではなく、単純に夜にしかできない仕事があったからです。
首位に立ちながらも昨日から客数が減って平日ながらも一万人を割ったこと、そこをあまり勘ぐらない方が精神衛生上はよいでしょう。
そんなこんなで結果的に行かなかったことでリアルに苛立たなくて済んだとは球場に足を運ばれた方には申し訳ありませんが、これは正直な思いです。
長らくチームを支えてくれたベテランの凋落は見ていて悲しいですが、しかし6席目を与えるには厳しすぎる今日の渡辺俊のピッチングでした。

その渡辺俊の5回4安打3失点は数字だけを見ればさほどのこともありませんが、とにかく内容が悪すぎました。
コントロールがままならなければ球威が無いだけにこういったピッチングになってしまうのは当たり前と言えば当たり前で、逆によくぞ3失点で止まったとも言えます。
三回二死からの3連続四球には興ざめでフェルナンデスの打ち損じに助けられましたが、そんな僥倖がそうそう続くわけもありません。
次のピンチではものの見事に逆転タイムリーを浴びて、せっかくのリードをあっさりと返上することとなりました。
まさか勝利投手の権利に浮き足立ったわけでもないでしょうから、明らかにボールの力が落ちていたことから先発として100球前後を投げるのが無理なのだと思います。
そもそもが足腰のバネが必要なサブマリンだけに、年齢の衰えからは抗えないといったところでしょう。
今後も先発で起用をされてもその多くは長くても六回まででしょうから、勝ち試合となったとしても中継ぎ陣への負担を考えればあまり気が進みません。
それでも投球術には一日の長があるのですから、ここは割り切って中継ぎとしてチームに貢献をすることも視野に入れてもらいたいです。

渡辺俊を継いだのは戻ってきた大谷で、中継ぎ陣に厚みが増したことは喜ばしいです。
130キロ台後半のストレートは昨年からのいい流れを感じさせましたし、渡辺俊が渡辺俊だっただけにテンポの良さが際立っていました。
本人は先発を望んでいるかもしれませんが完全に出遅れたために今は中継ぎとして実績を積むことが第一で、長いイニングを投げられることは大きなアドバンテージになるでしょう。
それだけに今季初登板ということもあったのでしょうが、ここまでの益田と中後の使いっぷりを考えれば交代のタイミングが早かったですし、そこで代えるのであればふらふらだった渡辺俊にも非情さで臨むべきではなかったのかと、せっかく手駒が増えてもさして状況の改善には繋がらないのかなと、そんな感じすらあった今日の継投です。
中後もストレートのスピードが戻らなければ打ち込まれるケースが出てくるのは必然ですし、これをいいきっかけとしてくれればと思います。
それにしてもやはりビデオを見る限りでは金澤はしっかりとブロックをしていたように思えるのですが、残念ながらこれが今の審判のレベルの現状ですし、抗議があったようなプレーには終わったこととしてスルーをせずに次に活かすよう学習をしてくれることを願うしかありません。

それにしても惜しい試合を落としました。
奇を衒わずに順当にグライシンガーを投げさせればよかったと、あるいはそれで同じ展開であっても小池をデビューさせることができたのではないかと思ったロッテファンは少なくないように思いますが、明日が成瀬であることを考えればグライシンガーに何かがあったのかもしれません。
そしてリベンジとばかりに鬼のようなピッチング、と言うよりは3回までで25球など中5日の負担に付け入ることができなかったロッテ打線に助けられてというところもありましたが、とても点が取れる雰囲気の無かった田中から例によって楽天の自滅ロードで2点を先制しただけに、このまま押し切れなかったのはもったいなかったです。
それでも昨年までであれば逆転をされた後はズルズルといったであろうところで一時は追いつきましたし、田中も多少の苦手意識を持ってくれたのではないかと思います。
高めに浮いたボールでしたがしっかりと叩いての角中のタイムリーには欣喜雀躍とはもちろん贔屓にしているからですが、昨年も6打数3安打と打っていたとのことですから球界を代表する田中からの今日のマルチヒットは大きな自信になったでしょうし、地蔵からの脱却の一歩になることでしょう。
ベテランクリーンアップも揃ってマルチヒットの6安打と頑張っていますし、今日はどちらかと言えばベンチの失策による敗戦ですのであまり選手は気にする必要はないと思います。
全ての試合に勝てるわけでもありませんので、語弊を承知で言えば勝てればラッキーぐらいの試合でしたし、カビが生えかけていた中郷と木村に出番がありまずまずのピッチングをしてくれたこと、工藤や早坂らにも出場の機会があったことを前向きに考えて、週末の西武戦でもう一段の上乗せをしてもらいましょう。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9

 楽天

0 0 0 0 3 0 3 0 0 6 8 1

千葉ロッテ 

0 0 0 2 0 1 0 0 0 3 9

0


◆4月19日(木) 千葉ロッテ-楽天5回戦(ロッテ4勝1敗、18時15分、QVCマリン、9,681人)
▽勝 田中 4試合2勝1敗
▽敗 大谷 1試合1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 渡辺俊、大谷、中後、中郷、木村―金澤、田中
楽天 田中―嶋

 

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雨後の金澤

2012-04-18 23:52:34 | 千葉ロッテ

 

試合の流れなどはちょっとしたプレーで変わるもので、今日の試合はホームでのクロスプレーでした。
根元のそれは目の前でしたので左手が入っているようにも見えましたが、あの位置で見ていた審判がジャッジをしたのですから仕方がありません。
逆に嶋の本塁突入はタイミング的にはセーフで先の根元のミスジャッジのいってこいかとも思ったのですが、リプレイを見てみれば金澤のナイスブロックでした。
もしあそこで先制をされていたら一気に持っていかれたかもしれなかっただけに、非常に大きなプレーだったと思います。
瓢箪から駒、そんな感じでスタメンマスクを被った金澤はストレートとカーブというシンプルなペンとの相性が良かったのかもしれませんがリードもまずまずで、中後でもうちょっと内角を突いてくれれば今日は満点をあげられたのですが、それでも里崎と田中の離脱による緊急事態を見事にカバーをしてくれました。
打撃ではこすったような4打席が残念ではありましたが、この千載一遇のチャンスをしっかりとものにして足場を築いてもらいたい金澤です。

先発のペンは140キロ台半ばから後半のストレートの威力が抜群で、それもあって120キロ台のカーブも活きたナイスピッチングでした。
五回まで僅か64球と文句のつけようもなく、六回に聖澤に粘られたあたりからやや苦しんだものの、ちょっと意外な力でねじ伏せるスタイルは好印象です。
適当にばらけながらも全体的にはストライクが取れていましたので、自分の土俵で勝負ができたことがよかったのでしょう。
これで13試合にして5席目までの全ての投手が白星を手にするという望外なスタートはあまりに順調すぎて恐ろしいのですが、油断をすることなく邁進をしてもらいたいです。
ペンにはずっと期待をしてきましたので、このまま「パァ」っと頑張ってもらいましょう。

打線は例によって楽天が勝手にこけたと言いますか、塩見が自滅をしただけという気がしなくもないのですが、序盤から攻め立てての今季最多得点ですからお祭り騒ぎです。
今江のスリーランは打った瞬間にそれと分かる素晴らしい当たりでしたし、貴重な追加点となった走者一掃のツーベースを放った福浦も健在ぶりを見せてくれました。
サブローも粘って3四球とマスコミが喜びそうな繋ぎぶりで、井口もマルチヒットですから111歳のクリーンアップが頑張ってくれています。
結果的に得点には繋がりませんでしたが二回の根元の盗塁に伊志嶺のセンター前ヒットは見事な攻撃でしたし、上手く回り出したらこんなものなのでしょう。
そのきっかけが四番打者の浦和行きとは皮肉なものですが、このまま波乗りマリーンズでいってもらいたいものです。

今日の継投は八回から益田でしたが、これは評価の分かれるところだと思います。
ペンの七回での交代は既定路線だったでしょうし、その七回の追加点が無ければ益田の投入に苦言を呈する人はいなかったでしょう。
しかし6点差となったところで中郷や木村を使わずしてどこで使うのか、との考えもあるでしょうし、準備をさせたのだから投げさせても同じだろう、との見方もあります。
ブルペンで投げるのとマウンドで投げるのでは同じ球数でも疲労度が違うのは当然ながらも、登板間隔が空いていたのだから調整登板の意味合いもあったように思います。
ただこれで明日、明後日と僅差の展開となれば今日の益田の起用は悔やまれることになるでしょうし、一方でロサの醜態を見れば石橋を叩き割りたくなる気持ちも分からないでもなく、しかしやはり自分のスタンスとしては前者と言いますか、休ませられるときには休ませておきたい、となります。
そして明日の渡辺俊の先発には驚きで、これが西村監督のベテランに対する温情ではないことを願いつつも、そもそも足を使ってくる楽天に無理に渡辺俊をぶつける必要があるのかとの疑問は尽きないのですが、この席次を無視した起用が吉と出ることを祈らずにはいられません。
どこか「ここでプロ初先発の手嶌かよ」の再来で勢いが止まりそうな気がしなくもないのですが、どうせ日曜は雨でサンデー藤岡は途切れるのだからここでローテーションの組み直しを、とベンチが考えてのことであれば、ちょっと違うのではないかと思いつつもまずはお手並み拝見です。
またその渡辺俊の代わりに抹消をされるのがロサではなく中郷らであれば笑うしかありませんので、そういったネタ振りだけはないよう願いたいものです。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9

 楽天

0 0 0 0 0 1 0 0 2 3 5 0

千葉ロッテ 

0 0 4 0 0 0 3 0 X 7 9

1


◆4月18日(水) 千葉ロッテ-楽天4回戦(ロッテ4勝、18時15分、QVCマリン、11,376人)
▽勝 ペン 2試合1勝1敗
▽敗 塩見 3試合1勝2敗
▽本塁打 今江1号(塩見)

▽バッテリー
千葉ロッテ ペン、益田、ロサ、中後―金澤
楽天 塩見、加藤大、戸村、土屋―嶋、小山桂

 

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渡辺俊にてるてる坊主を贈ろう

2012-04-17 21:51:30 | 千葉ロッテ

どうやら旅先から帰ってきても天気に翻弄をされることに変わりはないようで、あの天気予報でこの雨はないでしょう。
自転車で通っている身になって欲しいとは自分の都合ですが、中途半端に試合をやられるよりはシーズンクーポンが無駄にならなかったことを喜ぶことにします。
とりあえずは清田の雨中のスライディングが見られましたし、楽天から飛び入りをした伊志嶺にも拍手喝采です。
その伊志嶺は清田のランニングのときに三塁コーチャーとしてグラウンドに出てきましたが、伊志嶺が走っているときは同じ楽天の銀次でしたから、ここは清田からあるいは同姓の伊志嶺などが返礼とばかりに三塁コーチャーを務めて欲しかったなと、まあただの戯言です。

この雨でグライシンガーは明後日の先発に回るようで、そうなるとまたしても渡辺俊が飛ばされることになります。
ここまで2勝で15イニング無失点のグライシンガーですし、前回の浦和の登板で渡辺俊が打ち込まれたことを考えれば当たり前すぎるローテーションですが、長いシーズンを考えれば渡辺俊であれ誰であれ先発ローテーションの6席目が4月半ばで実戦登板がないのは不安材料です。
そうなれば中継ぎ陣の負荷を減らすために渡辺俊の中継ぎ起用で調整を兼ねさせるとの手もないこともありませんが、そうしたらそうしたで快晴が続いて先発陣が足りなくなったりするのが世の常ですので、ここは泰然自若として順番どおりに起用をしていくべきでしょう。
数年前に雨にちなんでてるてる坊主を描いたTシャツをグッズとして売り出していた渡辺俊ですので自業自得と言えなくもないですが、まあ耐えてもらうしかありません。

今日はスタメンが発表をされての中止でしたので西村監督の思惑が見て取れる状況でしたが、金澤のスタメンマスクには驚きました。
里崎が右腕上腕部打撲とのことで欠場であれば藤岡を好リードした田中が鉄板のはずが、左腕の塩見に対しての金澤ですからようやくに西村監督が左対左の呪縛から解き放たれたのか、あるいはグライシンガーが浦和で投げたときの捕手が小池だったのかなと思って帰ってきてみれば、どうやら田中はインフルエンザとのことです。
おそらくは渡辺正と同じウイルスでしょうから蔓延が心配になりますが、それでいてベンチ入りメンバーには名を連ねていた田中ですし、里崎ともども軽症なので抹消はしないとも報じられていますが本当に大丈夫なのかと、里崎はともかくインフルエンザに軽症もなにもないので目先に囚われずに慎重な対処を願います。
黒船がやってこなければ変われない西村監督ですから表現は微妙ですが、昨年になんちゃって一軍だった小池を抜擢するにこれ以上のチャンスはありません。
まだまだ荒削りながらも相手が田中や金澤であれば五十歩百歩ですので、明日はその英断に期待をします。

 

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もうすぐ小学生

2012-04-16 05:43:56 | 独り言

今日でオリオン村も6年目に突入です。
言ってみれば幼稚園の年長組で、ここを乗り切ればようやくに小学校に入学をすることになります。
この1年間もおかげさまで500万を越えるアクセスをいただき、夢の1億アクセスまで17年ペースで推移をしていますので、これ以上の張り合いはありません。
多くのコメントもいただいていますし、ロッテの話題でキャッチボールができることを喜んでいます。

ロッテだけではなく日本史、よつばと!、ワンピース、ゲーム、読書、映画、そして独り言など、あまり他の方には興味がないと思われる記事も自分としては大切な日々の営みの足跡ですので、さして評判がよくないことは承知ながらも我が道を行くとばかりに、当たり前のようにこのスタンスを続けていくつもりです。
ちょっとした刺身のつま、ぐらいのつもりでおつき合いをいただければ幸いです。
軽い気持ちで始めたブログもここまでくればライフワークとして楽しみながら一歩ずつ前に進んでいきますので、今後ともよろしくおつき合いの程をお願いします。


【オリオン村の歩み】
誕生:2007年4月16日(Yahoo!ブログ)
引越:2007年4月22日(gooブログ)
1万アクセス:2007年6月4日
10万アクセス:2007年9月17日
50万アクセス:2008年5月10日
100万アクセス:2008年10月3日
500万アクセス:2010年1月2日
1000万アクセス:2011年1月3日

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(2007年4月16日~2012年4月15日:5年間)

 

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藤岡の両目開きでビジター無双

2012-04-15 22:48:36 | 千葉ロッテ

どうにも最近は天気予報に翻弄をされているようで、昨晩の予報は一日中の晴れマークが朝に見てみれば曇り一時雨という変わり様は酷すぎます。
実際に肝付から志布志に戻る途中で30分ほど雨に見舞われましたし、ただ肌の都合から言えば曇天も雨も長距離走で汗ばんでいたことからしてウェルカムではありました。
明日は最終日でメインイベントの飫肥ですが、これまた晴れ時々曇りの予報がどう転ぶのか、とりあえず雨だけは勘弁を願いたいものです。

藤岡が先日のプロ初勝利に続くプロ初完投勝利とルーキー一番乗りの立て続けで、さすがに前評判が高かっただけのことはあります。
評判倒れの例が球界でも珍しくないだけに、競合をして抽選勝ちをした幸せを噛みしめています。
最終回に無死一二塁と産みの苦しみがありましたが後続をあっさり断っての4安打10奪三振ですから文句のつけようもありません。
今後の課題として挙げていた空振りが取れないことについても、今日はどの球種でもバットを空に切る球威とキレがありましたから素晴らしいの一語に尽きます。
高めに抜けて痛打を浴びることがほとんどありませんし、球速が物足りないながらもMAX144キロで最終回に140キロ台のストレートを連発していたことを考えれば抑えていると言いますか控えていると言いますか、無理に投げずとも充分に打者を圧倒するだけのピッチングができるとの自信の表れではないかと思います。
正念場になれば140キロ台後半のストレートを投げられるのはプロ初登板で見せてもらいましたので、そういう意味では末恐ろしい藤岡です。
前日の唐川の完投勝利をかなり意識をしていたようなコメントでしたので、今後も「花の89組」として中後や益田も含めて高いレベルで競い合ってもらいましょう。
このカードの初戦で投げた成瀬もナイスピッチングでしたが、この唐川と藤岡の好投で焦っているのではないかと、とにかく嬉しいビジター無双です。

打線は左腕に対して角中ではなく清田を起用する一方で根元はそのままでしたので、スタメンとしては可もなく不可もなくといったところです。
あるいはまたしても渡辺正の起用があるのではないかと思っていただけに、ここにきての抹消は不思議な感じがしなくもありません。
そして例によって登録を先延ばしにするとはロッテらしさ爆発で、まさか次のカードの三戦目まで無駄に席を空けるとは思いませんが、そろそろ細谷の出番かなと思っています。
気になるのは打撃好調だった里崎の欠場で、また腰だか背中だかを痛めてのものであれば暗雲が立ちこめる事態になりそうです。
田中が今日は頑張って藤岡をリードし、またマルチヒットでしたので一息はつけましたが、とにかく里崎には長引くことがないよう願うしかありません。

そして今日も打線が繋がったのはサブロー効果なのかどうかは分かりませんが、ワンチャンスにたたみ込むところなどはマリングリング打線の復活の狼煙だと思いたいところです。
福浦が五番に入って貴重なタイムリーを連発していることはファンとしては喜ばしいですし、底辺を這いずり回っていた今江の猛打賞も上昇のきっかけとしてもらいたいです。
大松に期待をしているだけに複雑な心境ながらも、福浦の芸術的なバットコントロールを見ればそれだけでご飯が二杯はいけます。
そして今日は清田の守備固めに入った工藤はかなり守備に期待をされているのでしょうから、先日のミスをバネにしてバイプレーヤーとして存在感を見せてもらいましょう。
根元の牽制死などミスがありながらも二死からの得点は打線が徐々に上向きになりつつあるのだと、そう信じて来週の外弁慶の改善に期待をしています。
とりあえず各チームとの対戦が一巡をして貯金3での首位に0.5差の2位はオープン戦での戦いぶりからすれば望外のポジションですが、それもこれも12戦の全てがQSという先発陣の踏ん張りと、勝っていても負けていてもの酷使状態に耐えて好投を続ける中後と益田のルーキーコンビの頑張りがあってこそでしょう。
春先はどうしても投手の方が調子が上向きですから必然な流れではありますが、そろそろ打線が投手を支えるような展開を見せてもらいたく、来週もQVCマリンに通うつもりです。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 0 4 0 0 0 0 0 1 5 11 0

ソフトバンク 

0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 4

0


◆4月15日(日) ソフトバンク-千葉ロッテ3回戦(ロッテ2勝1分、13時、ヤフードーム、37,025人)
▽勝 藤岡 3試合2勝1敗
▽敗 帆足 1試合1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 藤岡―田中
ソフトバンク 帆足、吉川、金、岡島、金澤―細川

 

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ギアチェンジな唐川

2012-04-14 23:09:20 | 千葉ロッテ

今日はものの見事に晴れてくれたおかげで、久しぶりに気持ちよく史跡巡りを謳歌することができました。
まずまず働いてくれていながらもピリッとしない感じもあったカーナビが今日は絶好調で、ドンピシャで目的地に導いてくれたことで都城を味わい尽くすことができた100点満点です。
この調子で明日も迷える子羊を救って欲しいと、お天道様とnav-uの機嫌がいいことを願っています。

今日の唐川も、まさにそんなギアチェンジをしたような投球内容でした。
これまでの若さに似合わない老練さで翻弄をしてきたピッチングに資質の高さを見せつけられる一方で、しかし年齢相応の若々しさが感じられなかったのも正直なところです。
投手にはいろいろなタイプがありますから一概に剛球タイプが優れているわけではありませんし、唐川のように投球術で芸術的な組み立てで抑えきるのは稀有な才能ではあるのですが、打者からすれば何となく抑えられてしまうというイヤらしさがありながらも突然に打ち込まれるという不可思議さを見せるのも唐川の特徴です。
高校時代のピッチングからすれば140キロ台半ばのストレートを投げるポテンシャルはあるはずで、よってここぞという場面で力でねじ伏せる姿を披露して欲しいとは唐川に対する、ロッテのエースになるために必要な一歩だと信じてのこれまでの指摘、と言うよりはすがるようなお願いでした。
今日の唐川は球速こそMAX138キロと普段とは変わりませんでしたが攻めの姿勢が見て取れましたし、全体的には低めを丹念に突くいつものスタイルながらも伸びのあるストレートを高めに集めて打者をねじ伏せる、とまではいかないまでも圧倒をするだけの球威、迫力があったことは喜ばしいの一語に尽きます。
調子が良かったからこそ大胆な攻めができたのかもしれませんが、強打のソフトバンク打線を相手に7回2死までパーフェクトに抑えたことで里崎ともどもに今後に引き出しが一つ増えたと思って欲しいですし、その日の調子と試合の流れによって自分のペースでギアチェンジができるようになれば最多勝争いにも充分に参戦可能でしょう。
大人のピッチングがこれまでの唐川の代名詞のようなものでしたが、素直に同郷同期の岩嵜に対する意識を隠さずにコメントをするなどこれまでとは違った姿も見られましたので、この代名詞に若さ溢れるという副題をつけられるよう、次回の登板に期待をします。

2試合連続で捕手を壊したホワイトセルを重症と見たのか開幕早々の四番の浦和行きは個人的には微妙と言いますか、今季の構想からすればホワイトセルは我慢をして使ってこそのホワイトセルだと思っていただけに、本人はしっかりと調整をして戻ってくるとは心強い言葉ではありながらも、何となくロッテのホワイトセルは終わったような気がしています。
そしてホワイトセルの退場により打線を大幅に組み替えざるをえなくなった西村監督のチョイスは四番サブローで、実際問題としてこれ以外の選択肢はないでしょう。
DHとしてのサブローであれば余計なことを心配しなくても済みますし、もう一人の外国人選手が取って代わったと考えれば話は分かりやすくなります。
もっとも開幕前に立てたであろう戦略が狂ったことだけは確かで、マスコミはさっそくに繋ぎの四番と報じていますが、これは西村監督からすれば想定外のはずです。
逆に言えばこういったことがなければ意固地に同じ野球を続けるであろうことからすれば、損して得取れぐらいに一つのきっかけになってくれればと思います。
その打線が久しぶりに機能をしての初回の先制打を含む新四番サブローのマルチヒット、零封をすれば負けないとばかりの唐川の力投、好調さを見せつけるセンター中心の里崎のバッティング、今季初スタメンの福浦の貴重なタイムリー、そして中継ぎ陣を休ませる僅か116球の唐川の完投勝利、などなど久しぶりに投打が噛み合いました。
根元がマルチヒットで復調の兆しが見えたことで伊志嶺、岡田との並びを思案しなければなりませんし、浦和無双だった角中はノーヒットながらも四球を選んで追加点のきっかけを作り外野戦争に殴り込みをかけましたので、西村監督が脳に汗をかくぐらいにいろいろと考えなければならない状況になったことを前向きに喜ぶことにします。
明日はサンデー貴裕、どうも四文字だとゴロが悪いので同じ悪いのならサンデー藤岡の方が座りがよいとは余談ですが、大物ルーキーに負け越しは似合いません。
今日の他動的な変化が西村監督に根付くかどうかは帆足に対して左対左にこだわらずにオーダーを組んでくるかにかかっていますので、藤岡を助けるべく思考を願います。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

1 0 0 0 0 0 0 2 1 4 9 1

ソフトバンク 

0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 4

1


◆4月14日(土) ソフトバンク-千葉ロッテ2回戦(ロッテ1勝1分、14時、ヤフードーム、34,332人)
▽勝 唐川 3試合2勝1敗
▽敗 岩嵜 3試合2勝1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 唐川―里崎
ソフトバンク 岩嵜、吉川―高谷

 

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成瀬の魂の叫びに乾杯

2012-04-13 22:53:45 | 千葉ロッテ

今日は降ったり止んだりながらも雨量は少ない、との予報に背中を押されて佐土原まで足を伸ばしましたが、しかし午前はいい意味で、午後は悪い意味で予報に裏切られました。
昼過ぎまでは当然のように曇天ながらも雨にはほとんど降られず、しかしその後はシャレにならない雨に雨宿りをせざるをえないところまで追い込まれたのは久しぶりのことです。
それでもほぼ目的を達しましたので運は良かったのかなと、そして明日は快晴とのことですので弾けるような一日になってくれればと願っています

今日の試合は引き分けに終わりましたが、勝ちにも負けにも等しくない、まさに文字どおりの引き分けだったと思います。
珍しくも攝津からチャンスを多くもらいながらもあと一本が出なかったのは悔しかったですが、それでも悪いなら悪いなりに投げていた攝津も見事でした。
振れていないロッテ打線ということもありますが、ここぞというところで伸びのあるストレートとキレのあるシンカーやスライダーはさすがに攝津といったところでしょう。
また成瀬もこれまでとは逆に要所で粘り腰を見せたところに大きな価値がありましたし、この素晴らしい投手戦に拍手を送りたいと思います。

それにしても成瀬のピッチングも攝津の気合いに負けず劣らず、相当な気迫が感じられて素晴らしかったです。
8回を1失点ながらも125球も投げたことを考えれば絶好調だったわけではなく、しかしそこには魂の叫びが感じられました。
3度も先頭打者に出塁を許し、またカウントを悪くしたケースもままありましたが、そこから逆に勢いを増してのコーナーいっぱいに決まるストレートには身震いをしたぐらいです。
こういったピッチングこそが成瀬に求めていたもので、もちろんそれで勝てればそれに越したことはありませんが、競った展開であったこと、またここまで中継ぎとしてフル回転をしてくれている益田や中後を休ませてやるんだとの気概が見て取れたことが何より喜ばしく、そのことからすれば勝ち負けにたいした意味はありません。
もちろんエースにはチームの勝利を第一に考えて欲しいですし、また味方が先制をしてくれた直後の被弾には成瀬らしさが爆発でしたが、その被弾もさほど悪いボールではなく打ったペーニャのパワーが桁外れだっただけで、こんなタイプを四番に置きたいと思うぐらいの交通事故でしかなく、そう臆面もなく言い切れるほどに今日の成瀬は輝いて見えました。
この輝きを次に続けてこそ意味も意義も出てきますので、来週のQVCマリンでも気迫のほとばしるピッチングを見せてもらいましょう。

その成瀬を援護しきれなかった打線は例によって決め手に欠きましたが、井口の糸を引いていくようなタイムリーツーベースや、岡田の技ありのバントヒットでお腹いっぱいです。
途中から根元を出すのであればスタメンで使わない理由は何だったのか、伊志嶺は守備固めを出されるほどになってしまったのか、あっさりと前の打者を敬遠されたホワイトセルと大松に明日はあるのか、その四番のホワイトセルに代打ってどういうつもりなのか、さすがに二日連続の捕手破壊はやばすぎるのではないか、ベンチで密着状態の西村監督と高橋コーチに何があったのか、などなど気になることはありましたが、これで明日もいつものスタメンだったら星一徹を呼んできてちゃぶ台をひっくり返してもらいましょう。
そして明日は唐川と岩嵜という千葉出身のドラフト1巡目の対戦で、しかも同期だったりもしますので絶対に負けられません。
開幕カード以降は7試合で10点しか取れていないことが嘘のような猛打爆発を、そうでなくとも野球って楽しいんだなと思わせるような試合をしてくれることを期待します。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 8 0

ソフトバンク 

0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 7

0


◆4月13日(金) ソフトバンク-千葉ロッテ1回戦(1分、18時、ヤフードーム、27,938人)

▽本塁打 ペーニャ2号(成瀬)


▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬、藪田―里崎
ソフトバンク 攝津、金澤、岡島、森福―細川、山崎

 

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流行語大賞、ピッチャー益田

2012-04-12 22:41:57 | 千葉ロッテ

今日の宮崎はピーカンだったようで、何とももったいないことをしたような気になっています。
残念なことに明日は昼前から雨が降り出して雨量は少ないまでも夜まで降り続くとの予報ですから、出鼻をくじかれる日向路になりそうです。
それでもロッテが快勝でもしてくれれば気持ちよく一日を過ごせるのですが、ただ負けるのであればまだしも昨年と変わらない小さな輪での敗戦ですのでやっていられません。
采配面では変化の兆しが無きにしも非ずの西村監督ですが、こと選手起用については頑迷に特定の選手にこだわる醜態が続きそうです。

先日に完封目前のグライシンガーを代えた際の「シーズンは長いので」とのコメントに適用されるのは先発陣だけのようで、前監督時代からの中継ぎ酷使モードは今季も健在です。
今日も益田はビハインドで起用をされ、しかも2イニングですから呆れるしかありません。
開幕から接戦が続いていますのでルーキーながらも中継ぎエースの立ち位置にいる益田ですから登板数が増えるのは仕方のないところですが、例によって近視眼的に目先の試合を勝つことに必死になって長いペナントレースでどう中継ぎ陣をやりくりしていくかに思案がいかないのは西本コーチも同罪でしょう。
荻野忠、伊藤、ロサがなぜ一軍にいないのか、川崎がロッテにいないのか、金に飽かせて選手を集めることができないロッテですので芽が出た選手は大切に使っていかなければならないはずが、逆に資質のある選手が少ないことを理由に酷使をして使い潰してしまうのですから長いスパンでチームが強くあり続けられないのも当然です。
任期のある監督、コーチですので先のことなどは知ったことじゃない、と考えても不思議ではないのは分かりますが、ファンとしては腹立たしい限りです。
益田は9試合中6試合、中後も5試合ですからルーキーということを考えれば投げ過ぎで、これが全て勝っている展開であればやり甲斐もあるでしょうが、僅差であれば勝っていようが負けていようがの酷使が続けば昨年の伊藤のようにマウンド上で虚ろな目をしたり、肩肘の故障はもちろんのこといつか気持ちもすり切れてしまうでしょう。
不幸にもシーズン半ばで益田や中後が故障で離脱をするようなことがあれば、例えチームが首位であっても西村&西本コンビの更迭を主張することをここに誓います。

ようやくに今季初登板となったペンはこれまたQSを満たす6回2失点ですから、敗戦であっても胸を張ってよいと思います。
まずまずまとまったピッチングでしたし、これだけ投げてくれれば先発ローテーションの5席目ですから充分でしょう。
とにかく打線の援護がない中で粘り強く投げましたし、やや球数が多かったものの低めへの意識は感じられましたので次に期待が持てます。
やはり問題は開幕カード以降は湿りっぱなしの打線で、僅か2安打ではお話になりません。
持っていない根元は風邪で今日も欠場で、本人には申し訳ないながらもこの時期に渡辺正のスタメンが見られるようでは先が思いやられます。
西村監督の言うようにまだジタバタする必要はありませんが、しかしまたしてもマクレーンにやられるなど学習効果の無さはいい加減にしてもらいたく、またせっかく親子ゲームで浦和組をチェックしたのですからレギュラー組に緊張感を持たせるような施策により現状維持の中に波紋を投げかけるぐらいの動きがなければジリ貧となってもおかしくはありません。
もちろん実際にプレーをするのは選手ですのでその責は打てない各打者が一番に負うべきですが、信じるという名の放置プレイだけは勘弁を願いたいです。
明日からのソフトバンク戦で立て直しができなければ大型連敗に入り込む可能性も充分にありそうですので、そうはならないようここ宮崎から念を送りたいと思います。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9

オリックス

0 0 1 0 1 0 0 0 1 3 7 0

千葉ロッテ

0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 2

1


◆4月12日(木) 千葉ロッテ-オリックス2回戦(1勝1敗、18時15分、QVCマリン、7,458人)
▽勝 マクレーン 3試合2
▽S 岸田 4試合3S
▽敗 ペン 1試合1敗
▽本塁打 T-岡田1号(益田)


▽バッテリー
千葉ロッテ ペン、中後、益田―里崎
オリックス マクレーン、ミンチェ、平野、岸田―斉藤、伊藤、鈴木

 

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雨だわさ

2012-04-11 23:55:25 | 千葉ロッテ

公式サイトからの中止メールがきたときには職場の周りは雨が上がって道路も乾いていたのですが、予報どおりに夕方からまた降り出しましたので正しい判断でした。
どのみち予報からして今日はパスをするつもりでしたし、そういう意味では個人的には中止になってくれたことで気持ちはさっぱりとしています。
もっともこれでまた登板が流れた渡辺俊としてはもどかしさが爆発でしょうが、楽天の足攻に惑わされないよう英気を養って精神統一でもしてもらいましょう。
虎視眈々と6席目を狙っているであろう上野らが失望をするぐらいの、そんな快投に期待をします。

そんなこんなで明日はペンのスライドとなりましたが、残念ながらリアルに試合を追うことはできません。
試合をやっているときには羽田から宮崎に向かう飛行機の中で、その宮崎に着いたころには大勢は決していることでしょう。
グライシンガーが好調なだけにペンとしても負けられませんし、何となく明日のタイトルが頭に浮かんでいますので、それを使えるよう頑張ってもらいたいです。
それよりも何よりも意に反して午前様に近い帰宅となったことでこれから荷造りをしなければならないのが面倒で、そこに旅先での初日の天気が「曇り一時雨」から「曇りのち雨」に変わってしまったという悲しい事実がやるせなさに拍車をかけています。
その代わりに土日に晴れ間が見られそうですが、どう日程を組み替えるかを空の上で考えるしかありません。
睡眠不足で爆睡をしてしまいそうですが、何はともあれ明日は宮崎からのブログになります。

 

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グラ様と井口様で地元初勝利

2012-04-10 23:49:19 | 千葉ロッテ

 

今日の勝利を一番にホッとしているのは、もしかしたら工藤かもしれません。
大事な最終回の先頭打者の打球を落球するという痛恨のミスを犯し、もし同点に追いつかれたり逆転をされていたら大変なことになったでしょう。
最初から追い方が不細工でしたので照明が目に入ったのかもしれませんが、しかし在籍が短いとは言いながらも地元ですから言い訳はできません。
それでも汚名返上の場面は今後もあるでしょうから、顔をしっかりと上げてめげずに頑張ってもらいたいです。
そして地味ですが基本に忠実にバックアップに回って傷口を広げることを防いだ岡田には、今後もその守備でチームを助けてくれることを期待します。

今日はとにかくグライシンガーです。
球場に着いたのが二回だったので初回の乱れっぷりは見ていないのですが、岡田と大松の守備に助けられて以降は波に乗って8回を2安打零封ですから言うことはありません。
初回に28球を投げてどうなることかと、持って六回、下手をすると五回での降板もあるのではないかと心配をしたのですが、その後の7イニングで85球の省エネピッチングとオリックス打線を完全に手玉にとっての四回以降のパーフェクトピッチングは左うちわな安定感がありました。
初球にしっかりとストライクを取って有利なカウントからカーブ、チェンジアップ、カットボールを駆使してのピッチングでしたが、それこれもストレートに力があったからこそでしょう。
140キロ前後ながらもきっちりとコントロールができていたことで打者は手も足も出ず、そして最終イニングの八回のMAX144キロは眉唾ながらも次のボールも142キロが出ていましたので、この100球を過ぎてからのストレートのスピードが今日の最大の収穫かもしれません。
石垣島で見たときにはしっかりと腕が振れていたことで肘への不安は払拭できたものの球速が物足りなかったので、これで一つの山を越えたことになります。
さすがにヤクルトや巨人のときのように最多勝争いに加わってくれるとまでの過剰期待はしませんが、とりあえずは昨年のマーフィーに2戦目で並んだことは厳然たる事実です。
あとはここからいくつ上乗せができるか、着実に一つずつでよいので白星を重ねてくれることを願っています。

もう一人のヒーローは値千金のホームランを放った井口です。
真ん中に入ってきたカーブを待ってましたとばかりのフルスイングで、ライナー性の打球をレフトスタンドに叩き込みました。
これこそがクリーンアップに求められる仕事ぶりで、一言一句たりとも文句のつけようがありません。
さらには貴重な、そして結果的に決勝点となった2点目をもたらした盗塁は両チームのベンチのみならずスタンド全体をも驚かせるもので、そこに井口のやる気が見て取れました。
あごを引きながら脇目もふらずに必死に走る姿には感動さえ覚えましたし、まだまだ井口はやってくれるでしょう。
何より相手の虚を突くプレーができるということは野球に集中ができているということでしょうから、春の井口の昇華ぶりを今後も見届けたいと思います。

その2点目を叩き出したのはホワイトセルでしたが、ちょっと気になることがあります。
それはヒッチをすることで、そのことで始動が遅れているのではないかと思ったりもしています。
ホワイトセルの左方向への打球は流したというよりは差し込まれているといった感じの方が強く、パワーがあるからこそ外野まで運べているのでしょう。
打席ではかなりボールを見ようとしている姿が印象的ですが、そのあたりと合わせて自分のペースにまだ持ち込めていないのではないかと考えています。
このあたりは慣れもあるでしょうから暫くすればまた違ったバッティングになってくるのではないかと、まあただの独り言です。

ようやくに動いた西村監督の決断は伊志嶺と岡田の入れ替えで、やはりまだ開幕して間なしですので大きな変化は避けたようです。
目についたのは根元の代わりに塀内がスタメンだったことで、ちょこちょこベンチをのぞき込んでも根元の姿が見当たらなかったので、もしかしたら故障でもしたのかもしれません。
さすがにこの段階で根元を見切ることはないでしょうから、あるいは発熱などかもしれず、試合前の練習に参加をしていたのかどうかが気になります。
何にせよやはり野手の層が薄いと感じたのは七回のチャンスに清田に代えて福浦が出てきたところで、二塁走者が里崎ということを考えればワンヒットでは戻ってこれませんし、もし歩かされていたら次の代打がいないという現状はあまりに寒すぎます。
また工藤のミスはありながらも藪田も登板間隔が空いたことが理由かもしれませんが、5人の打者のほぼ全てに芯に当てられていましたので結果オーライでしかありません。
せっかくの僅差での勝利に万歳をすれば喜んでもらえるのでしょうが、西の外角のボールに押されまくっていたことも含めて、素直には喜べないのが自分の性分です。
それでもグライシンガーの出来が出来でしたので当たり前ではありながらも益田を使わずに勝てたことは大きな一歩ですし、なぜか西を代えなかった岡田監督もオリックスファンからすれば頭の痛い存在だったりもするのかなと、そんなことを考えながら今日はそろそろ終わることにします。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9

オリックス

0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 3 1

千葉ロッテ

0 0 0 0 0 1 0 1 X 2 9

2


◆4月10日(火) 千葉ロッテ-オリックス1回戦(ロッテ1勝、18時15分、QVCマリン、7,745人)
▽勝 グライシンガー 2試合2
▽S 藪田 5試合4S
▽敗 西 2試合1勝1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ グライシンガー、藪田―里崎
オリックス 西―伊藤、鈴木

 

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今さらセブン

2012-04-10 00:06:59 | 独り言

Windows 7 Ultimate

マイクロソフト

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今年中にもWindows8の発売がされるとの流れの中で、小柳ルミ子も真っ青の今さらながらにWindows7を導入しました。
メインPCはWindows Vistaのプリインストールだったのですが世間の評判ほどに使いづらくもなく、それもあって発売と同時に買ったものを2年以上も放置をしていたのですが、先の公式サイトの激重対策でIE7からIE9に上げたことで状況がやや改善をしたために、畳と女房は何とやらとばかりの一念発起です。
もっともズルズルと導入を引き延ばしてきた理由の一つであるクリーンインストールの面倒くささを乗り越えるだけの気合いはなく、いろいろとリスクがあることは承知ながらも上書きインストールをしたのですが、これが案に相違して6時間近くもかかってしまったのは誤算でした。
上書きだからこそなのかは分かりませんが現状分析で40分近くもかかった上にあれを削除しろ、これをアップデートしろと指図をされ、その後も何度も再起動を繰り返して週末だけでは終わらず、ドライブレターが変わってしまったために設定を元に戻すのにも手間がかかり、それであれば根性でクリーンインストールをすればよかったとは後の祭りです。

そんな苦労をしたWindows7ですが、劇的に何かが変わったとの印象はありません。
中国出張の際に買ったサブPCはWindows7のプリインストールだったので使い勝手を知っていたということもありますが、ちょっと肩すかしです。
ただ起動時間は少しですが速くなりましたし、メモリの占有率も減りましたので、水面下では効果が出ているのだと独り合点をしています。
OSが対応をしていないために捨てたソフトが3本ほどありましたが代替品はすぐに見つかりましたし、延長サポートを含めれば2020年までは使えそうですから、やたらと人間味の無さそうなWindows8のメインメニューを見るにつけ暫くはこいつと付き合っていくのだろうなと、そんなことを思った発作的なOSバージョンアップでした。

 

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雨かいな

2012-04-09 23:21:52 | 千葉ロッテ

舞い上がったロッテファンの熱を一気に冷ますのには充分すぎる三連敗でしたが、まだ開幕をして7試合ですから残りは137試合もあります。
試合内容と言いますかベンチの選手起用、采配が昨年までと大差ないことに疲労感が増してはいるものの、西村監督のコメントに少しだけ違いが見られることが心の支えです。
明日のオリックス戦はグライシンガーが先発で、韓国時代に李大浩と対戦をしたことから抑えられると自信を見せているようですが、オリックスで警戒をすべきは数多いるロッテキラーのうちでも名高い後藤や、あるいは大引やバルディリスだったりもしますので、そのあたりに里崎ともども注意を願いましょう。

明後日はようやくにペンの出番のようですが、どうやら天気は下り坂のようです。
今日の時点での降水確率が50%ですから、自転車で球場に向かうのは冒険に過ぎますのでスルーをすることになるでしょう。
しかしかつての晴れ男ぶりはどこに消え去ったのか今週末の宮崎はまたしても雨に見舞われそうで、むしろ雨男になりつつあるようです。
晴れてくれなどと贅沢は言いませんので、せめて曇りで勘弁を願いたいものです。
そのあたりは待ちぼうけが続いているペンも同じ心境だと思われますし、中止ともなればさらに押し出されるであろう渡辺俊らも切実な思いでてるてる坊主を作っていることでしょう。
とにかく選手たちにはベストコンディションで試合をさせてあげたいと、自らの平穏な旅路も兼ねて狸坊主でも作ることにします。

 

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乙女の祈りも届かずに三連敗

2012-04-08 22:51:36 | 千葉ロッテ

 

見事すぎる開幕カードの三連勝も楽天が勝手にこけただけの感もあったためにこの地元開幕カードが試金石だとはそのときに書きましたが、試合巧者の日本ハムを相手に試合下手を発揮しての三連敗にスコア以上の両チームの力の差を見せつけられてしまいました。
ヒルマン元監督が培ったチームを梨田前監督が徐々に壊していき、そして栗山監督が叩き潰して終わりではないかとの甘い観測はどうやら当たりそうにもなく、このあたりは監督がどうのという以前にチームの成り立ちがロッテとは根本的に違うのだろうと思わざるをえません。
ベテランに対するシビアな対応や費用対効果への徹底など瀬戸山&石川体制が目指していたのはこの日本ハムのやりくりだと見ていましたが、もちろんそこはそこで習うべきは習うところなのでしょうが真に目指すべきはチームをどうしたいかという明確な意図ではないかと、日本ハムを見ているとそう思えてきます。

地元デビュー戦となったドラフト1巡目の藤岡は7回途中まで7安打3失点とQSを満たしたまずまずのピッチングでしたが、痛い二発に沈みました。
立ち上がりは変化球が抜けがちで苦しんだものの中盤からはしっかりと立て直してきただけに、不用意というわけでもないでしょうが今後の反省材料です。
カウントを悪くしてもあっさりと歩かせることはないコントロールはやはり魅力的ですし、その実力の一端が見て取れます。
打線の援護さえあれば自分のペースで淡々と投げるだけの球威、制球力を兼ね備えている藤岡ですが、ロッテというチームにいる以上は耐えることを覚えなければなりません。
簡単に追い込みながらも仕留めることができずに粘られたのは日本ハムの各打者の力量によるところも大きいでしょうが、リードをする里崎ともどもにウィングショットを何にするか、見せ球をどうするかを試行錯誤、模索をしている時期なのではないかとも思います。
残念ながらオープン戦の最終戦と同じく投げ合った吉川に球速やメリハリという点では今回も劣った藤岡ですが、その途中降板に悔しさをにじませたコメントは成瀬のそれに比べれば清々しささえ感じますので、その悔しさをバネに次のソフトバンク戦で思いっきりに弾けてもらいましょう。

藤岡を継いだ同じく地元デビュー戦となったドラフト4巡目の益田は貫禄のピッチングで、これで5試合連続の無失点リリーフです。
今日はスライダーやチェンジアップが多めでしたがストレートはしっかりと140キロ台半ばを出しており、そういう点では投球内容が安定をしています。
中田を相手にノースリーとなりながらもあっさりと三振に切って取るなどマウンド上では余裕さえ感じさせますし、表現は微妙ですが相当な拾いものと言ってよいでしょう。
地道にスカウト活動をしてくれている編成部の努力の結果でもありますので、益田には是非ともこのままの勢いを失わずに頑張ってもらいたいです。
打者に考える暇を与えないテンポの良さを続けていけば適当に荒れているところと合わせて快進撃は続いていくでしょうから、新人王の意外なダークホースかもしれません。

そして最後を締めくくったのはドラフト3巡目の中後で、これでルーキーリレーの完成です。
全員がルーキーだった1950年を除けば、もしかするとオリオンズ&マリーンズとしての球団史上初の快挙かもしれません。
その中後はこれまでよりもやや腕がサイド気味に出ているように思えたのは写真を撮ることで意識がそこに行ったからなのかもしれませんが、ストライク先行で攻めていけるときの中後は無双状態に近く、あとはいかに安定感を増していくかでしょう。
ただやはり藤岡と同様にストレートのスピードに安定感がないのが気がかりで、それでも前日の死球を全く気にしていないように思える表情やピッチングスタイルに一安心です。

それにしても益田は中3日で明日も移動日ですから場面を考えれば分からないでもない起用でしたが、ここでの中後はファンサービス以外に理由が思いつきません。
この展開で使わずして木村や中郷、松本をどこで使うのか、西村監督と西本コーチには原稿用紙5枚を上限にレポート提出をしてもらいたい気分です。
この流れからすれば勝っていても負けていても益田、中後は鉄板でしょうし、それもこれも他の投手を試すべきところで試さないためにいざというときに怖くて使えない、だから結果を出している投手が酷使をされてしまうという悪循環がいつまで経っても解消ができません。
いい加減に小さな輪で野球をやるのはやめて欲しいですし、どうしても続けるのであればスローガンを「小さな輪のもと、こぢんまりと闘おう!」に変えるべきでしょう。

こんな敗戦を喫しても見事な9人野球ですので、ベンチで試合を見ている地蔵さんたちの気持ちを考えると胸が締め付けられる思いです。
これも中継ぎ陣と同様に僅差なのでレギュラーで戦い抜くとの西村野球全開なのでしょうが、これでは次の選手は待てど暮らせど出てこないでしょう。
またオープン戦と同じようにやられた吉川に対して狙い球をしっかりと決めて打席に立っているのか、打ち損じているボールを見ればとてもそうは思えません。
その吉川には3回で73球、5回で110球と斎藤佑や武田勝に対しての反省からかボールを見極める場面も見られましたが、実際のところは荒れ気味の吉川が勝手に球数を増やしただけのようにも思えますし、崩れそうで崩れずに要所でビシッと投げ込むところなどは大嶺に見習って欲しいぐらいのピッチングスタイルです。
あまりに情けない大松の凡退にはブーイングに近いどよめきがスタンドに広がり、そのスタンドも連勝で戻ってきたチームを迎える日曜日にしては寂しすぎました。
昨日に続いて今日は三回にして前進守備をするなどベンチには全試合全勝モードの雰囲気が蔓延をしているようにも思えますので、いろいろな意味でリセットが必要そうです。
それでも今日の西村監督は「打順?考えていかないと」と自分のこととしてコメントをしていたようですので、打順だけではなく打者もではないのかしらとの突っ込みは置いておくとして、とりあえずは牛歩のような遅々としたものでも後ろではなく前に進んでいるのだと思うことにします。

最後は完全に余談ですが、目をつぶる藤岡です。
そっぽを向いている服部とは違って顔はしっかりとホームベースに向いているからこそコントロールがまとまっているのでしょうが、ちょっと気にはなります。
益田や中後はリリースの瞬間にしっかりと目を見開いていますので、おそらくはそれが普通なのでしょう。
意識をして撮ったのではなく写真を整理していて気がついたのでどの段階で目を開いたのかは未確認ですが、フィールディングに影響が出ないのかと心配にもなります。
今日はライナーをグラブに当てながらも逸らしたのはたまたまでしょうし、根元と井口の機敏な動きが見られましたのでラッキーではありましたが、今後の注目ポイントです。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9

日本ハム

0 0 2 0 0 0 1 0 0 3 8 1

千葉ロッテ

0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 3

0


◆4月8日(日) 千葉ロッテ-日本ハム3回戦(日本ハム3勝、13時、QVCマリン、21,490人)
▽勝 吉川 2試合1
▽S 武田久 3試合2S
▽敗 藤岡 2試合1勝1敗
▽本塁打 小谷野1号(藤岡)、里崎2号(吉川)、スレッジ2号(藤岡)

▽バッテリー
千葉ロッテ 藤岡、益田、中後―里崎
日本ハム 吉川、谷元、増井、武田久―鶴岡

 

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孤軍奮闘な唐川

2012-04-07 22:16:08 | 千葉ロッテ

 

文脈の分からない切り取られたコメントですので真意が奈辺にあるかは分かりかねるところはありますが、昨日の敗戦についての成瀬の「いつかは負けると思っていた、それが自分になっただけ」との言葉に気落ちをしていただけに、今日の唐川への肩入れにはかなりのものがありました。
しかし前回の登板とは別人のように好投をした唐川には援護はなく、かなり消化不良気味な今季の初黒星です。
ふらふらだった試合で白星を手にしたのですからいってこいではあるのですが、成瀬に続いての唐川の敗戦はチームの勢いにストップがかかりかねません。
そんな流れを断ち切る重責をさっそくに藤岡が背負っての明日のサンデー貴裕がどういったピッチングを見せてくれるのか、地元デビュー戦に注目です。

唐川は最終回に乱れて4失点となりましたが、八回までは2安打に抑えて零封をしていたのですから充分に先発としての責任を果たしてくれました。
エースは先に失点をしてはならないとは筋論ではありますが、誰も今日の唐川を責めることはできないでしょう。
高めに抜けるボールもありましたが全体的には唐川らしい制球力で打者を翻弄し、見応えのある投手戦を披露してくれました。
前回の乱れっぷりに多少の不安があったものの、今日のピッチングを見れば今季も余裕で2桁勝利をしてくれそうです。
中田との勝負に攻めきれずに歩かせてしまったことが致命傷となりましたが、それも唐川にとってはいい経験です。
日本ハムとの相性の悪さも気分的にはこれで一掃をしたと思いますので、次に対戦をするときには丸焼きにしてもらいましょう。

その唐川が降板をした後を継いだのは満塁男の中後でしたが、今日は2点を失うホロ苦な登板となってしまいました。
試合開始当初は日も照っていましたが終盤には昨日に近い寒さとなりましたので、今日の130キロ台後半のストレートについては追試とすることにします。
語弊があることを承知の上で言ってしまえば死球は中後にとっては勲章ですし、そこは気にすることはありません。
それよりも早くも守りに入っていないか、打たれることを怖がっていないか、そこを聞いてみたい気がします。
そんなやや躍動感に欠けた、今日の中後のピッチングでした。

打線はもうこれは武田勝を誉めるしかない、そのぐらいにホールドアップ状態の完封負けです。
例によって早打ちで相手を助けてしまうのはベンチの方針なのか、昨日の斎藤佑の7回84球に続いて武田勝に9回104球ですからもう笑うしかなく、小池環境大臣(当時)に省エネ大使だかに任命をされたクールが背後で糸を引いているのではないかと思うぐらいの早打ちマーくんです。
打てそうで微妙にタイミングを外すのが武田勝の真骨頂ですから仕方のないところもありますが、どうにも工夫が見られません。
一番に粘って、そして凡打に悔しがっていたのがホワイトセルですから、他の選手に爪の垢を煎じて飲ませたいぐらいです。
伊志嶺あたりにはバントの構えで揺さぶるところを見せて欲しかったですし、三回の無死一塁では清田に送らせるべきだったでしょう。
三番の田中にも送らせる日本ハムとの違い、と言いますか付け焼き刃か徹底をしているかの差が大きく出てしまった、そんな気がします。
しかし最初は誰にでもあることですから、ここで諦めずに一点を堅実に取りにいく野球を強く志向して欲しいと思います。

今日の試合はやはり武田勝が見事だったとしか言いようがありませんので、個人的にはこの敗戦をさほど引きずってはいません。
ただ納得がいかないのは昨日の中後に続いて今日も唐川に敬遠を指示したことで、これは今後は絶対にやって欲しくはないです。
ベンチからすればピンチを逃れるための一つの作戦なのでしょうが、選手から見れば戦う前から負けを宣告されたも同然です。
怖いもの知らずのルーキーとエースを担うべき若武者に対しては間違ってもしてはいけない指示だったと、これだけはどうしても譲れません。
また九回の前進守備も自分だったら稲葉でしたのでゲッツー狙いにしたと思いますし、一点を失った後も続けたことは疑問です。
このあたりは逆方向にしっかりと打てる日本ハムの方が役者が上だったというところもありますが、定位置に守っていたらどうだったかと思える打球だったのもまた事実です。
どうにもロッテの前進守備が上手くいった記憶がほとんどなく、また戦術的にも効率がよいとは思えません。
武田勝の出来からして稲葉に対してのものを全否定するつもりはありませんが、井口がベンチに何かを言いたげにのぞき込んでいたのが印象的でした。
その井口は今江に触発をされたわけでもないでしょうが投手に声かけをするようになりましたし、ホワイトセルの後ろ姿を見て改心でもしたのかサブローまでもが凡打でもしっかりと走っていましたので、明日の藤岡を盛り立てる気持ちだけは忘れないでいてくれていると思います。
爽やかな月曜日を迎えられるよう、ベンチにも投手にも野手にも頑張って連敗を止める勝利に期待をします。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9

日本ハム

0 0 0 0 0 0 0 0 4 4 7 0

千葉ロッテ

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4

1


◆4月7日(土) 千葉ロッテ-日本ハム2回戦(日本ハム2勝、14時、QVCマリン、18,873人)
▽勝 武田勝 2試合1
▽敗 唐川 2試合1勝1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 唐川、中後―里崎
日本ハム 武田勝―大野

 

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