オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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成瀬が貫禄の完投で8勝目

2007-07-18 21:23:01 | 千葉ロッテ

今日は球場に足を運んでノーラン・ライアンのトークを聞いたものの、ちょっと事情があって試合前に球場を後にして自宅でテレビ観戦でした。
往年の名投手の始球式、かつての上司めがけて投げつけるライアンの気迫が乗り移ったかのような成瀬の好投で前半戦を勝利で締めくくりました。
台風、幕張の防波堤の決壊など、いろいろなことがあった9連戦でしたが、結局3勝3敗1分ですから現在のチーム状態を考えれば満足できる結果だったと思います。

早川、大丈夫か?

今日は成瀬の好投よりも、早川の途中交代がトップニュースです。
バントをする際に指をボールにぶつけたらしく、出血していたそうです。
代田と交代してしまったので相当痛かったと思われ、場所が場所だけに最悪の骨折まで想像してしまいます。
間違いなく前半戦の打のMVPである早川までが故障離脱してしまうと大打撃ですし、ようやく勝ち取ったオールスター出場がダメになるのも悲しすぎます。
かと言って無理をしてオールスターに出場して悪化させるのも本末転倒ですし、本人の思いと球団やファンの思惑が交差して難しい判断が必要になるかもしれません。
何にせよ、大事に至っていないことだけを願うばかりです。

ところで解説の本西が「あそこは当たったら直ぐにアピールをしないと」と、指が当たったにも関わらずファーストに走ったことでファール扱いにならなかったことを指摘していましたが、私はむしろ走るのが当然のプレーだと思います。
勝手に自分でジャッジして走るのを止めたら、あのケースではゲッツーになっていました。
ボールがフェアゾーンに転がった以上は、打者走者は走るというのは当然のプレーだと思います。

前半戦の投のMVPである成瀬は、今日も貫禄の投球を見せてくれました。
本人は調子が悪かったと言っていましたが、どうして端から見ていると余裕の投球に思えました。
多少のピンチでも動ぜず、ポーカーフェイスで普段通りの投球ができているところが凄いところです。
ここぞと言う時に伸びのあるストレートで勝負できることが、本人いわく悪い時でも結果がついてくる1つの理由でしょう。
9回の先頭打者を出した場面でもバレンタイン監督は動かず、と言いますか昨日の件もあり動けなかったというのが真相でしょうが、危なげなく後続を断って完投勝利を飾りました。
本当はオールスターになぞ出ずに後半戦に向けて休養して欲しいところですが、出るからにはロッテに成瀬あり!というところを全国にアピールしてくれることを期待しています。

故障が理由なのか欠場した福浦やベニーにはゆっくりと休んで欲しいですし、使えばそこそこやるのではと期待していたワトソンがダメダメなのが今日で完全に明らかになりましたし、何より調子を上げてきている大松に今季初アーチが出たのが非常に大きく、実りある今日の試合だったと思います。
オールスター休みに入るのを一番悔しがっているのは、恐らくロッテでは大松でしょう。

私はオールスターには全く興味がないので、1週間ほどはつまらない毎日を送ることになりそうです。
いや、逆にシーズンオフと同様、こういった野球のない期間が妄想をふくらませて一番楽しいのかもしれません。
後半戦の開幕戦にどういったオーダーが並ぶのか、いまから楽しみです(笑)



1 2 3 4 5 6 7 8 9
オリックス 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 7 0
千葉ロッテ 0 0 0 2 0 0 1 0 × 3 6 1


◆7月18日(水) 千葉ロッテ-オリックス14回戦(ロッテ9勝4敗1分、18時15分、千葉、16,571人)
▽勝 成瀬 14試合8勝1敗
▽敗 デイビー 18試合5勝8敗
▽本塁打 大松1号(デイビー)

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬-里崎
オリックス デイビー-辻

 

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YFK時代の終焉

2007-07-17 23:59:32 | 千葉ロッテ

ここ数年の強いロッテを支えてきたYFKですが、今日の試合で一時代の終焉を感じずにはいられませんでした。
後を受けた荻野の投球とは好対照の不甲斐ない内容は、今年に入ってからのピリッとしない結果が力の衰えであることを裏付けたと言わざるをえません。
今すぐ表舞台から消え去るようなことにはならないでしょうし、なってもらっては困りますが、ピッチングスタイルを変えるなど根本的に何かを変えなければ華やかな活躍を期待するのは極めて困難だと思います。

バレンタイン監督の継投ミス。

今日もやらかしてくれました。
小林宏の完投を認めたことから少しは期待したのですが、その期待はあっさりと裏切られました。
今日の清水は立ち上がりこそ不安定だったものの、3回以降は完璧に近い投球だったと思います。
彼らしくない緩急をうまく使った投球で、後半戦を期待させる素晴らしい内容でした。
最終回に先頭打者に久しぶりにヒットを打たれるものの投球数は100球ちょっと、まさか交代させるとは思いませんでした。
かつての小林雅ならともかく、最近はほとんどまともに抑えたことがない今の小林雅に代えることは自殺行為に近い愚挙です。
もちろん小林雅のプライドへの配慮もあったでしょうし、彼が立ち直らなければ後半戦は厳しいという意味での期待感もあったでしょう。
しかし客観的に見て清水の続投の方がいい結果がでるであろうことは明らかで、昨日の小林宏の完投のことを考えても、清水のプライドがズタズタにされたであろうことは想像に難くありません。
百歩譲っても、清水やナインやファンが納得できるのは荻野の投入でした。

また、12回の場面での高木の投入も理解不能です。
確かに今年の高木はよくやっていますが、明日からでも抑えを任せなければならない荻野に代えるのはナンセンスです。
しかも打たれてのピンチならともかく、失策で走者を出すまで4打者に3奪三振の投手をなぜ代える必要があったのでしょうか。
以前から何度も書いていますが、この監督の頭の中をかっさばいて思考回路を見てみたい思いがさらに強くなりました。
この監督に意見を言えるコーチを据えること、あるいはその権限を球団として与えることが、優勝するための最短経路だと思います。

試合は絶体絶命の場面から竹原が右投手から殊勲のツーベースを放ち、オーティズの同点タイムリーで最悪の事態は逃れましたが、普通に考えればベンチ内の雰囲気が悪くなっているのは当たり前の話です。
このガス抜きをするためには至極真っ当な采配や選手起用をバレンタイン監督がすれば済む話ですが、それを求めるのは無理な話なので、こちらも理解不能な暴力事件を起こしたローズに矛先を向けるのも一考かもしれません。

明日はベンチやファンのもやもやを吹き飛ばすような成瀬の快投に期待しましょう。



1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
オリックス 0 1 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 3 10 1
千葉ロッテ 0 0 1 0 0 1 0 0 0 0 0 1 3 7 2


◆7月17日(火) 千葉ロッテ-オリックス13回戦(ロッテ8勝4敗1分、18時15分、千葉、8,313人)

▽本塁打 後藤5号(清水)、里崎7号(ユウキ)

▽バッテリー
千葉ロッテ 清水、小林雅、薮田、荻野、高木、小宮山―里崎
オリックス ユウキ、菊地原、本柳、高木、加藤大―日高、的山、辻

 

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小林宏が気合いの完投勝利で連敗脱出

2007-07-16 18:20:08 | 千葉ロッテ

台風一過で雲一つない青空になるかと思いきや、晴れていたのは試合開始1時間ぐらいで全体的にはどんより曇り空でした。
試合は空模様と同様にスカッと快勝とはいかないまでも、粘り強い戦いで連敗を脱出しました。

雅英さんに任せたら大変なことになる。

小林宏がそう思ったかどうかは知りませんが、まさかの完投勝利を飾ってくれました。
ここ数試合は6回程度しか投げることができず、中継ぎ・抑えが打たれることで1ヶ月近く勝ち星から遠ざかっていました。
これは小林宏が先発としての責任を果たしていないのだから仕方がない、今日は完投するぐらいの意気込みで投げて欲しいと書きましたが、見事に期待に応えてくれました。
投球としてはコントロールが生命線の小林宏らしくない内容で、立ち上がりに四球・死球にタイムリーで先取点を与えるなど4四死球で、低めのストレートやスライダーが流れてボールになってしまうなどかなり苦しんでいました。
3者凡退が1回もない毎回ランナーを背負うといった、むしろ不出来に近い内容とも言えますが、要所で三振を取り10奪三振でピンチを凌ぎました。
特に7回の福浦のエラーに端を発した満塁のピンチで初回にタイムリーを浴びたローズを迎えた場面では、普段はセーブしてストレートも130キロ台後半の小林宏が、144キロのストレートをガシガシと投げ込んで三振を奪ったのは圧巻でした。
元々中継ぎだった時には140キロ台後半のストレートを投げていた小林宏が、先発になってからはペース配分を考えてストレートを軸にした投球はしていませんでしたが、今日のあの場面は気合いが乗り移ったかのような伸びのあるストレートに威力がありました。
あそこで気力を使い果たしたと思いましたし味方の援護で4点差になりましたから、8回からは荻野・藪田・小林雅のリレーだろうとの予想を裏切る続投での完投勝利は、本人が最後まで投げたいと言ったと信じたいところです。
もしそうであれば、小林雅の信頼度がどうのという話は置いておくにしても、小林宏の意識に大きな変革があったと思われますので、一皮むけた今後に大きな期待が寄せられます。
時代錯誤かもしれませんが、エースは先発完投するものという村田兆治ばりの意識を持ってくれれば、もっと大きく飛躍できる投手だと思います。

打撃では古巣相手に同点アーチを放ったオーティズも貢献しましたが、やはり古巣相手にダメ押し打を放った早川がMVPだと思います。
もちろん決勝アーチのサブローも川越の心を砕く大きな一撃でしたが、4点差にすることで小林雅の出番をなくした早川が貢献度ナンバーワンでしょう。
正直なところ今の小林雅では3点差でも怖く、投球スタイルを変える努力をこのオールスター休みの間にするべきだと思いますし、しなければ後半戦も厳しい投球が続くでしょう。

また満塁からタイムリーを放ったTSUYOSHIは、プロ初登板の小松が初球にストレート系でストライクを取りに来るのを予想して狙っていたと思われます。
あまりにど真ん中の球ではありましたが、明らかに山を張ったような思い切ったスイングで、よい狙いでした。

ところでオーティズがヒットで出塁した時やホームランでホームインする時に顔の前で天に祈るような仕草を見せますが、古いファンならどこかで見た仕草ではないでしょうか。
そう、チェンバレンと同じ仕草で、なんだか懐かしくなりました。

今日も中継ぎを温存できましたので、明日に限っては清水は5回まで投げきればOKのつもりで初回から全力で投げ込んでよいです。
小野も中継ぎで使えますし、荻野や藪田も休養充分です。
気持ちよく前半戦を締めくくって後半戦に新たなスタートを切れるような投球をすることが明日の清水の課題で、勝ち負けにこだわらず自分の投球をしてくれればそれでよいです。
妙な色気を出さずに、無心の投球を期待しています。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
オリックス 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 9 0
千葉ロッテ 0 1 0 0 0 0 4 0 5 7 1


◆7月16日(月) 千葉ロッテ-オリックス12回戦(ロッテ8勝4敗、13時2分、千葉、28,756人)
▽勝 小林宏 15試合9勝2敗
▽敗 川越 15試合3勝6敗
▽本塁打 オーティズ2号(川越)、サブロー6号(川越)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小林宏―里崎
オリックス 川越、金子、吉田、小松―日高

 

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大嶺の本拠地初登板はお預け

2007-07-15 14:11:57 | 千葉ロッテ

今日も予定通り台風で中止となりました。
船橋は朝方から雨も弱くなり、8時の時点ではほとんど降っていなかったので「まさか試合開催?」と思って公式HPをチェックしたら、早々と7時40分に中止が決まったようです。
今ではすっかり雨も上がり10月のWヘッダーを考えたら強行という選択肢もあったかと思いますが、グラウンドコンディションも悪いでしょうし選手の休養が大事ですから、直前まで決定を引き延ばされたら迷惑な人も多いということからも、よい決断だったと思います。
もっとも昼過ぎのニュースによると関東南部が昼過ぎから暴風域に入るとのことですが、まさかこれから天候が崩れるとは思えないような晴れ間も見え始めています。
夜中に大雨になった雰囲気もありませんでしたので、船橋は台風の影響が小さかったのかもしれません。

今日の中止で、大嶺の千葉マリンでの初お目見えも流れました。
明日の予告先発は小林宏で、清水、成瀬とオールスター前は中6日以上のローテーションで回せるために1軍昇格自体が流れたと思われます。
興行的には大嶺が投げた方がファンが集まるのでしょうし、私としても春先に見た2軍戦とプロ初先発となったTVで見た西武戦からの成長度を見てみたいとは思いますが、一時期肩を痛めていたとのこともあり大器を無理させることで潰すことがないようにして欲しいとの思いの方が強くあります。
繰り返しになりますが、ローテーションに穴が空いたからという理由での昇格には反対で、次に昇格した時には余程のことがない限りは1軍に定着できるぐらいの技量・体力がつくまでは我慢が必要だと考えます。

大嶺の昇格にともなう降格要員だと思いたい吉井の扱いですが、このまま中継ぎ要員として待機させるのか興味があります。
先発でも中継ぎでも10球投げたら回復するまでの時間は同じ、という理由で先発に固執していた吉井ですから、中継ぎで連投させるのは無理でしょう。
そもそも今までの投球を見ていれば、先発はおろか中継ぎですら1軍で通用するか怪しいわけで、そんな投手を1軍に置いておく余裕は今のピッチングスタッフにはないと考えます。
そうなると右なら手嶌か内、左なら古谷あたりを中継ぎとして昇格させるべきだと思います。

まあ何にしても、ここ数試合はまずまずの投球をしながらも先発としての責任回数を投げきることができずに結果的に勝ち星がつかない小林宏が、今度こそ完投するぐらいの意気込みでやってくれるかどうかが明日のキーポイントであることは間違いないでしょう。
まかり間違って中継ぎ陣がフル回転するような展開になったにしても、小野の起用はOKですが、吉井のコールだけはされないことを切に願っています。

 

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コピーワンス見直し、それで終わり?

2007-07-14 23:00:12 | 独り言

かねてより次世代DVDの普及を阻害してきたと言われる「コピーワンス」について、現行の1回から10回に増やすことが大筋で決まったそうです。

「コピーワンス」見直しは「コピー9回」へ (7/12 AV Watch)

記事的には9回ですが10回目でムーブになるので、1回目からムーブになる現行から見ると1回から10回に増えたことになります。
しかし、これで議論は終わりでしょうか?

著作権上の問題があるのは理解していますが、この対策では私の課題は解決できません。
ムーブ中に電源offなどの理由でコピーできず、HDDからも消失の悲劇対策にはなりますが、コピーしたメディアが死にそうになった時などにHDDに戻して焼き直すということができないままでは困ります。
海賊版を販売するような業者のツケを一般消費者に向けるような悪ルールは勘弁して欲しいです。
それなら悪質な海賊版販売業者は最高で懲役30年にするといった法改正の方が支持を得られると思うのですが。

情報通信政策部会の検討委員の大半がいつの間にか制作者サイドの関係者で占められるようになったらいしという事実が、協議の方向性と今回の結論に至った最大の理由であると思われ、消費者不在の結論に次世代DVDの普及が更に遅れることが確実になったでしょう。

 

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台風リフレッシュで反攻準備

2007-07-14 22:01:17 | 千葉ロッテ

今日は台風の影響で中止、明日も影響どころか直撃っぽいので中止でしょう。
ソフトバンクは予告先発に西山を持ってくるなど、舐めた態度を見せてくれます。
もっとも、そんな投手にやられかねないのが今のチーム状態だったりしますが。

投手陣は先発が責任回数を投げきれず、抑えが灯油缶を持ってマウンドに登り、打撃陣はヒットが出ながらチャンスにあと一本が出ず、守備では俺が俺がのプレーが続くといった今シーズンでも相当悪い状況にチームはあると思います。
加えてバレンタイン監督の理解不能な選手起用、采配がパワーアップしつつあることで、リーグ制覇はおろかクライマックスシリーズの出場も危ぶまれる雰囲気すらでてきました。

また怪我人もズレータはまだ1ヶ月以上かかることがわかりましたし、大塚の消息も不明なままです。
復帰しかけた今江も再びリハビリに戻ったのか雲隠れしましたし、中継ぎとして期待された山崎は引退の危機にさらされています。
今江に関しては早期復帰に疑問と懸念を投げかけてきましたが、もし故障箇所を再び痛めたということがあれば、関係者の処罰が必要だと考えます。

しかし、悪いことだけではありません。
成瀬は相変わらずエースの称号を与えてもいいぐらいの投球を続けていますし、オーティズは今のところは無難な守備と下位なら期待できる打撃を見せ、大松も左方向を意識した打撃ができています。
昨オフに中堅ベテランを一気に解雇したことでバレンタイン監督も仕方なくではありつつも若手を起用し始めましたし、中郷にも荻野同様に1軍定着が期待されます。
悪い状況に比べればかすかな光ではありますが、暗黒ではありません。

この2日間の中止は、チームにとって非常に大きいと思います。
まずはローテーションが楽になったこと、吉井や大嶺を使う必要がなくなりました。
そもそも大嶺が月曜日に先発するなんて話しもありましたが、これは吉井をローテーションから外すことを意味しており、今時点では最大の朗報と言えます。
そのまま吉井を2軍で調整させるわけではないのがバレンタイン監督らしいですが、まあ敗戦処理の投手は必要なのでとりあえずは我慢しましょう。
普通に考えれば月曜日は小林宏のスライド、火曜日は清水、水曜日は成瀬でオールスター休みに突入ですから、大嶺の先発もなくなりました。
ファンとしては期待のルーキーですし、見てみたいとの思いも強いのですが、6月に肩を痛めたらしく1ヶ月間登板しておらず、まだまだ体作りが必要な選手だけに無理をさせたくないのが本音です。

先発陣が早々に降板する影響で負荷が高まっていた中継ぎ陣に休養が与えられるのも救いです。
唯一の左の中継ぎの高木は39歳ですから連投はきつく、ここ数試合の登板でかなりの疲れが溜まっているはずです。
後先考えない酷使で疲弊しつつあった荻野にとっても、この中止は大きな意味があると思います。
成瀬の完封などで荻野が休めたのは大きいと思っていたのですが、結果的に裏目に出たのが先日の被弾だったと思います。
緊張感が続いた時は疲労を忘れているものですが、いったん気を抜くとその疲れがどっと押し寄せるなんてことはよくある話で、昨日もボールが抑え切れていなかった感じの荻野はそんな状況にあると推測しています。
しかし再度の休養、そしてオールスター休みにすぐに入りますので、ここで心身ともリフレッシュしてくれると思います。

また試合に出ているものの痛みを抱えているTSUYOSHI、福浦、サブロー、ベニー、青野らは完全休養していると信じていますので、怪我は休養が最大の治療だけにプラスに働くことでしょう。
困ったことにバレンタイン監督の頭だけはリフレッシュ不可能ですから、これだけは諦めるしかありません。

この9連戦を5勝4敗で乗り切ることが目標でしたが、残り3試合で既に1勝3敗ですからオリックス戦に3連勝はちょっと高望みし過ぎですので、全敗しないことを目標に切り替えたいと思います。
消極的に過ぎる気もしますが、それだけ今のチーム状態が悪く、また後半戦に向けて調整していくことが最大の課題であると考えています。
つまりは目先の勝ち星にとらわれて焦らないで欲しい、ということで、これは自分自身にも投げかけている言葉でもあります。
台風一過で雲一つない青空の下で、迷いのない表情で選手達が活き活きとプレーしてくれれば充分ではないか、との思いで明後日を迎えたいと思います。

 

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守備の乱れで痛い星を落とす

2007-07-13 23:32:29 | 千葉ロッテ

今にも降り出しそうな雨空は結局一粒の雨も落とさず、しかし高湿度でありながら風は冷たいという不快指数100%の中で、試合も不快指数通りの展開を見せました。
絶対に負けてはならない流れの試合を落としたことで、ただの1敗以上の影響がでると思います。

敗因はズバリ、守備の乱れだと考えます。
一番痛かったのは、9回の代田の消極的なプレーです。
フラフラとレフトに上がったフライを深い位置から猛ダッシュで前進したのはいいのですが、かなり早い段階でダイレクトキャッチを諦めてしまいました。
まだリードしている場面でしたから、無理をして後逸することを恐れたのでしょう。
しかし少なくともスタンドから見た判断では、最初から取るという意思を持って最後まで追えば普通にキャッチできた打球だったと思います。
諸積だったら間違いなく突進したでしょう。
代田は足のスペシャリストであっても守備の名手ではなく、球際に弱い選手であることを再認識させるプレーでした。
こう考えると、やはり大塚の故障が痛すぎますし、早く復帰してくれることを願うばかりです。

青野と福浦の衝突もお粗末でした。
地元でのプレーとは思えないような、風を計算にいれない凡プレーです。
切れていく打球に対しては、追っていく選手より待っている選手の方が捕球しやすいのは当たり前の話なのですが、最初に青野の守備位置付近に上がったために青野が自分が処理しなければとでも思ったのか深追いをしすぎました。
福浦も声をかけたとは思いますが、それこそ怒鳴りつけるぐらいの覇気を見せて欲しかったです。
この深追いについてはTSUYOSHIも同様で、完全に大松の打球を深追いして落球するミスを犯しました。
守備範囲が広い選手によく見られるプレーではあるのですが、今や中心選手となったTSUYOSHIなのですから、自分で追うのではなく大松に取れと指示するぐらいになってもらわなければ困ります。
早川やTSUYOSHIにもいいプレーがありながらも、個々の選手がてんでんばらばらにプレーしている感じが強く出た試合になり、それが敗戦につながってしまったと思います。

守備と言えばオーティズ、意外とまともに守っています。
ベンチから指示があるのでしょうが、守っている位置も悪くありませんし、最初の1歩も遅くありません。
今日も肩の強さが目に付きましたので、本人も緊張感を持って守っているのが好結果につながっているのでしょうが、その気持ちを忘れずにプレーしてくれればセカンドを任せてもよいと思います。

渡辺俊はもったいない投球でした。
いつもの緩急を使ってタイミングを外すことはできていたのですが、如何せんボールが真ん中に集まりすぎていました。
それでも低めにいっていたので大怪我にはなりませんでしたが、内外角を投げ分けるようなコントロールが今日はなかったのが痛かったです。

小林雅はあんなもんでしょう。

あっさりと二死をとったので逆にドキドキしたのですが、やはり簡単には終わらない投手です。
代田の拙守に足を引っ張られたのは不運でしたが、やはり今までのスタイルで投げ続けるのには限界が近づいてきたような気がします。
コントロールは年々悪くなりますし、空振りもなかなか取れなくなってきています。
何か武器になる変化球を覚える必要があるような気がします。

あの悪夢の阪神戦から少しずつ狂い始めてきた歯車が、修正不能なところまできつつあるような予感があります。
吉井を抹消しないなどバレンタイン監督の意固地もパワーアップしてきましたし、それこそラッキーボーイでも生まれないと、そのうち不協和音が聞こえてきそうです。
そういう意味でも抜擢された中郷にも期待したいのですが、先発タイプでないだけに、やはり次のチャンスが与えられるのは小宮山なのでしょうか。
明日と明後日が雨で流れれば、そんな心配も不要なのですが・・・みんなで雨乞いをしましょう(笑)



1 2 3 4 5 6 7 8 9
ソフトバンク 0 0 1 1 0 1 1 0 2 6 14 0
千葉ロッテ 1 0 1 1 0 0 0 2 0 5 7 2


◆7月13日(金) 千葉ロッテ-ソフトバンク13回戦(ロッテ6勝5敗2分、18時15分、千葉、16,825人)
▽勝 水田 19試合5勝2敗
▽S 馬原 31試合1敗25S
▽敗 小林雅 30試合2勝3敗16S
▽本塁打 松中12号(渡辺俊)、小久保20号(渡辺俊)

▽バッテリー
千葉ロッテ 渡辺俊、高木、荻野、小林雅―橋本、里崎
ソフトバンク ガトームソン、水田、馬原―田上、山崎

 

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新型PSP発売決定

2007-07-12 22:50:09 | ゲーム

ソニーが新型のPSPを発表しました。

SCEA、スリムで軽い新型PSP「PSP-2000」を発表 (7/12 GAME Watch)

正直なところ、購買意欲がわくかどうかと問われれば「NO」ですね。
薄くなって軽くなったのはいいことですが、私としてはビデオ出力機能など不要です。
こういったニーズが世間にはあったのでしょうか?

バッテリーの持続時間を長くする努力をして欲しかった。

こっちの方がニーズは高いと思うのですが・・・

まあ、悪名高いUMDのロード時間が短縮、と言うかメモリ強化なのでロード回数の削減が正しいような気がしますが、こちらは評価できますので、ソニーがPSPを見捨てずに製品改良していることがわかっただけでもグッドニュースだと思うことにします。

 


さようなら吉井

2007-07-12 21:50:11 | 千葉ロッテ

今日の吉井の投球を見れば、さすがのバレンタイン監督でも先発はおろか中継ぎでも1軍で通用しないことを理解したのではないでしょうか。
悔しい負け試合でしたが、そういう意味では価値のある試合だったと思います。

球威もない、コントロールも悪い、これでよく先発に起用したなと驚きます。
かつての栄光は名ばかり、残念ながら今の吉井は2軍ですら抑えられないのではないかと思います。
球威がないなら精緻なコントロールか、あるいは切れのある変化球がなければ抑えられるわけもなく、丸腰で敵に立ち向かっても討死するのは当たり前の話です。
吉井が悪いのではありません、使ったバレンタイン監督が悪いのです。
まさか次のオリックス戦で起用するとは思いませんが、万が一また吉井を先発で使うようなことがあれば、来年の監督を真剣に捜した方がよいと思います。
吉井を使うぐらいなら小宮山の方がまだ可能性がありますし、でも仮に小宮山で勝っても未来はありませんから、手嶌か田中良あたりを使った方が同じ負けるにしても意味のある負けになります。

いっそノーラン・ライアンを投げさせましょうか。

次の登板予定となる18日はマリンスタジアムで始球式をやるそうなので、そのまま投げてもらいましょう。
新外国人選手の登録期間は先月で終わりましたが、世界のライアンならコミッショナーも特例を認めるに違いありません。

やはり涌井はロッテに苦手意識でもあるのか、11安打を浴びせることができました。
ご愛敬の2得点ですが、次の予告先発に涌井の名前を見ても恐れることはなさそうです。
こちらが吉井でなければ勝てた試合だと思いますから、そういう意味でも2回のワトソンの中途半端なバッティングが涌井を助けてしまったのが残念でなりません。

まあ今日の負けは予定に入っていますから、腹は立っても痛くはありません。
期待通りオーティズの猛打賞が見られましたし、残塁病とは言ってもヒットは出続けていますから、次のソフトバンク戦で勝ち越しして計画通り5割に戻せばいい話です。
雨が心配な週末3連戦ですが、ここのところピリッとしない渡辺俊と小林宏が復肩の投球をしてくれることを期待しています。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 1 0 0 0 1 0 0 0 1 3 13 1
西武 3 2 0 0 0 0 0 0 X 5 13 1


◆7月12日(木) 西武-千葉ロッテ14回戦(西武7勝6敗1分、18時1分、グッドウィルドーム、9,542人)
▽勝 涌井 16試合12勝4敗
▽S グラマン 18試合3勝6敗3S
▽敗 吉井 12試合1勝7敗
▽本塁打 G・G・佐藤18号(高木)

▽バッテリー
千葉ロッテ 吉井、高木、小宮山、神田―里崎
西武 涌井、三井、グラマン―細川

 

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今日は仕方なし

2007-07-11 22:18:40 | 千葉ロッテ

今まで貢献してくれた荻野が打たれてしまったので、今日は仕方がありません。
満塁アーチは真ん中やや外よりの高めという、一番バットが出やすいところに投げてしまいましたね。
まあこんなこともあると割り切って、明日から頑張ってくれればOKです。

小野は今日も合格とは言えません。
立ち上がり、そして味方が点を取った直後に失点しそうなところを何とか踏ん張って無失点に抑えましたが、先発が6回持たずに降板では責任を果たしたことになりません。
100球も投げないうちの交代ですから、ベンチの信頼度が下がってきているのかもしれません。
9連戦ですから中継ぎとしてどこかで起用して調整させるのも1つの方法ですが、それでは先発の駒が足りなくなりますか・・・

流れ的には3回に追加点が取れなかったのが痛かったです。
オーティズには期待していますが、それは下位に置いたらという前提の話です。
サブローの調子が落ちてきているのはわかりますが、まさかオーティズを4番に据えるとは思いもよらず、マジックのつもりだったのかもしれませんが今日は不発でした。
逆の意味で今日もオーティズがキーマンとなってしまいました。

塀内はタイムリーを放ちましたが、こればバッテリーの配球ミスに助けられたのだと思います。
それまでのスイングを見ていれば、苦手なアウトハイにストレートを投げ込めば空振りが取れたはずで、もしあれが決勝点になっていたらラッキーとしか言いようがないボールでした。
それより何より、最初のチャンスでまたしてもバントを失敗したことが塀内の今を物語っています。
ベンチがあっさりとバントを諦めたということは、今日は結果的に盗塁でランナーを進めることができましたが、今後の同様の場合にバントのサインを出しにくいという戦略を狭めることになる選手と認識されてしまったことは間違いないと思います。
不器用な選手ではないはずなのに続けてバントを失敗するということは、明らかに精神的に追いつめられている証左で、やはり2軍で伸び伸びとリフレッシュさせるべきです。

負けた試合だと不満が募りますが、その最たるものは大松への代打です。
左の三井が出てきたところで堀と代わりましたが、こんなことをやっていてはいつまで経っても大松をレギュラーに定着させることはできません。
試合展開的にもあの代打に意味があったとは思えませんので、大松をそのまま使って欲しかったです。

何だかソフトバンクが凄い試合になっていますが、日本ハムが勝ったために振り出しに戻ってしまいました。
明日は吉井と涌井という勝てるはずもないカードですので、奇跡に期待したいところですが、できるだけ涌井を苦しめて涌井の次の登板に影響がでるような展開にして欲しいです。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 1 1 0 0 0 0 0 2 7 0
西武 0 0 0 0 1 0 4 0 X 5 12 1


◆7月11日(水) 西武-千葉ロッテ13回戦(6勝6敗1分、18時、グッドウィルドーム、10,103人)
▽勝 ジョンソン 5試合1勝2敗
▽S グラマン 17試合3勝6敗2S
▽敗 荻野 30試合1勝2敗
▽本塁打 中島9号(荻野)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小野、高木、荻野、神田、小宮山―里崎
西武 ジョンソン、三井、グラマン―細川

 

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オーティズ初アーチ!

2007-07-10 22:50:19 | 千葉ロッテ

今日は西武はオールドユニフォームを着用して、球場はブルーに埋め尽くされていました。
そしてフラッグにスタンドのビッグフラッグ、やっていて西武ファンは恥ずかしくないのでしょうか・・・
見ているこっちの方が恥ずかしくなります。

ロッテファンを30年もやっていると、何となく試合の展開が読めてしまったりします。
西口の立ち上がりにチャンスをもらえること、そしてそのチャンスを潰す懸念が強いこと、昨日予想した通りの展開になってしまいました。
そしてそのイヤな流れを打ち破ったのが、私が勝手にキーマンに指名したオーティズのロッテでの初アーチという思い通りの展開に笑いが止まりません。

左腕が苦手な西武を完全にカモにしてしまっている成瀬は、今日も見事に3安打完封勝利を飾りました。
前の試合は8回で2失点、その前の試合は10回で無失点と好投しながら味方の援護なく勝ち星がつきませんでしたが、成瀬の凄いところは今日も同様に相手を完璧に抑えてしまうことです。
こういった流れだと、失点しながらも打線に援護されて久しぶりの勝利なんてのが多いのですが、成瀬は打線が打とうが打つまいが黙々と自分の投球を続けています。
これがまさにエースの投球ではないでしょうか。
わずか118球で完封と、カブレラがいないとは言え右打者をずらりと並べた西武打線を完全に手玉にとる素晴らしい投球でした。
130キロ台のストレートを軸にする投球で抑えられるということは、よほど球に切れがあるのでしょう。
ボールの回転がいいと初速と終速の差が小さく済むために実際のスピード以上に打者は速く感じて、ボールが伸びるように見えると言いますが、成瀬の場合はボールの出所が見づらいことに加えて回転もいいのだと勝手に想像しています。
まさに向かうところ敵なし、といったところです。

ど真ん中の球であったとは言っても、オーティズの殊勲のグランドスラムが連敗中のチームを目覚めさせました。
やはり伊達にオリックス時代の2年間で60本近いホームランを打ったわけではないことを証明する弾丸ライナーは、下位に置いておけば恐怖の打者になるでしょう。
懸念されたセカンド守備も、今日は併殺を無難にこなすなどまずまずで、併殺の際の一塁への送球を見るとかなり強肩のようですので、場合によってはサードもいけるのではないかと思います。

サブローが下降気味なのが気になりますが、TSUYOSHIが4安打しましたし、福浦も3安打とチーム全体で16安打と今日も打ちまくりました。
よって7点を取ったとは言っても残塁病を克服できたわけではありませんので、明日以降も苦しい戦いが続くことは間違いありません。
今日は上位4球団でロッテだけが勝つという理想的な結果に終わりましたが、この流れを止めないためにも、また自分自身のためにも、小野にはくどいようですが「立ち上がりの失点」「味方が点を取った直後の失点」だけは絶対にしないよう、明日の登板に向けて気持ちを引き締めて欲しいところです。
また明日はオーティズの猛打賞が是非見てみたいものです。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 0 5 0 2 0 0 0 7 16 1
西武 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 0


◆7月10日(火) 西武-千葉ロッテ12回戦(ロッテ6勝5敗1分、18時2分、グッドウィルドーム、10,293人)
▽勝 成瀬 13試合7勝1敗
▽敗 西口 15試合7勝8敗
▽本塁打 オーティズ1号(西口)

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬―里崎
西武 西口、小野寺、山崎、正津―細川、銀仁朗

 

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さあ正念場の9連戦

2007-07-09 22:56:14 | 千葉ロッテ

前半戦最後の9連戦が明日から始まります。
全敗したら貯金ゼロ、なんて話は置いておいて、ここは悪くても5勝4敗で勝ち越して乗り切ることを目標にしたいです。
ローテーションに6人の投手を充てているロッテは、こういった過密スケジュールの方が強みが出てくるはずだと考えています。
西武とソフトバンクには合わせて五分で、そしてオリックスに足元をすくわれないようにきっちりと勝ち越しての5勝4敗は、今のチーム状態からしても難しいとは思えませんし、思いたくもありません。

何となく今江を合流させてしまいそうな気がするのですが、もしそれがなければ恐怖のオーティズのセカンドないしはサードの守備が見られるかもしれません。
ベニーの復帰が心待ちされますが、代役としての大松に期待するのもいいかもしれません。
とにかく、成瀬が明日の試合でいつも通りの投球をしてくれれば、打線は3点取れば勝てるわけで、西口の立ち上がりを攻めてガツンと先取点を奪い取ってください。
序盤に攻略できないとズルズルとやられてしまうのが今までの対西口ですから、序盤がポイントです。

西武戦のキーマンはオーティズ、是非とも待望の一発を放っちゃってください!

 

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ものには限度が

2007-07-08 19:48:09 | 千葉ロッテ

残塁病だとか、ここぞと言う時に1本がでないとか、ロッテの決定力不足について全国で話題となっていますが(嘘)、今日はその集大成のような試合でした。
12安打で1得点、何と言っても5回までで2桁のヒットを放ちながら僅か1点しか取れなかったことが今日の全てです。
交流戦の貯金があるので総得点はリーグトップを守っていますが、得点効率は下から数えた方が早いでしょう。
初戦のように1安打で負けるもの悔しいですが、今日のように普通にやれば勝てる試合を落とす方がストレスが溜まります。
ヒットは出ているので敗戦の責の多くは首脳陣にあり、ちょっと頭の洗濯をして欲しいです。

毎回訪れるチャンスが、見事なぐらい同じ打者に回りました。
この3連戦は完全なブレーキとなっている福浦とサブロー、そして箸にも棒にもかからない堀と塀内です。
特に塀内、身長にも満たない打率でスタメンを張り続けられる理由が全くわかりません。
彼のようなタイプの打者は、叩きつけるかラインドライブの打球を打たなければ意味なく、変化球にタイミングが合わなかったり高めの球に力負けしたりしてポップフライを打ち上げる姿は見飽きました。
バント失敗が続いて精神的にも追いつめられている感じでしたので、2軍で自信をつけて戻ってくるよう再調整を提案していましたが、1クールで簡単に1軍に復帰し、そして何も変わっていません。
2軍に落とすからには課題があるわけで、その課題が克服できたと判断して昇格させたのでしょうか?
愛人に風当たりが強くなったので、とりあえず1度落としてみたぐらいの感じにしか思えません。
そんなことだと、もう1人の愛人も大相撲の休場のように「調子が悪かったのは怪我が原因だよ」と、そのうちしれっとした顔で1軍復帰してくるでしょう。
もう1人はともかく、将来ある塀内にそんなことすると本人の為にもなりませんので、もうスタメン起用はやめてください。
例え時々結果を出せたとしても、数年後に絶対に後悔することになります。
根元がサードには肩がイマイチなので代わりの選手がいないと言われればそれまでですが、少なくとも塀内を使うぐらいなら青野が壁を打ち破るためにもがき苦しむ姿を見る方がまだましです。

清水は負け投手になりましたが、私としてはさりげなく合格点だったりします。
序盤にファールで粘られることで球数が増え、いつもの中盤でガス欠がやってくるかと思いましたが、意外と粘って100球まで大きな破綻なく投げられたのは収穫です。
もちろん相変わらずイニング以上の被安打ですし、長く投げるために序盤に手を抜いた気配がありましたので諸手をあげてバンザイとは言いませんが、シーズン序盤に比べれば雲泥の差です。
打線が普通に得点をあげていれば、見下ろすような投球ができたと思います。
次は週末のソフトバンク戦になりますが、大崩することもないのではないかと期待してしまう今日の投球でした。

あとは2軍から上がってきた神田と大松が調子を上げてきたのが好材料でしょうか。
神田が今日のような投球が普通にできれば、荻野の負担も軽くなり、中継ぎ陣もうまく回り始めると思います。
左が高木だけですので左対左にこだわらず、得点差とイニングを横目で見ながら適材適所で起用していけば目論見が大きく狂うこともないはずです。
また復帰後の評価がイマイチだった大松も代打で結果をだしたことでスタメン起用され、そして今日は猛打賞ですから、もともと今年は長距離砲として期待していたわけですし、暫く我慢してスタメンで使い続ければ結果をだしてくれるのではないでしょうか。
テーマだった左への意識も持ち続けているようですし、どっちにしろ大松が独り立ちしなければ常に優勝争いができるチームになどなりえないわけで、少しは我慢して使うことで育てることは考えてもらえませんかね。
塀内への思いの1割でも大松に振り向けてあげれば、ずいぶんとチームのためになると思います。

バレンタイン監督に無い物ねだりしても仕方がないのは承知の上ですが。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 12 0
日本ハム 0 0 4 0 0 0 0 0 X 4 9 0


◆7月8日(日) 日本ハム-千葉ロッテ10回戦(日本ハム5勝3敗2分、13時2分、札幌ドーム、32,596人)
▽勝 グリン 14試合8勝3敗
▽S マイケル中村 30試合18S
▽敗 清水 14試合3勝6敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 清水、神田―里崎
日本ハム グリン、武田久、MICHEAL―高橋、中嶋

 

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首位攻防戦に連敗

2007-07-07 17:23:19 | 千葉ロッテ

連日の被弾で首位攻防戦に連敗、ゲーム差も1.5に広がってしまいました。
怪我人も続出するチーム状態で首位争いを続けていること自体が凄いことだとは思いますが、死んだはずの西武がヒタヒタと近づいてきましたし、何とかオールスター明けまでには調子を整えて欲しいところです。

小林宏は勝ち投手の権利を持ったまま降板しましたが、チームはサヨナラ負けで9勝目はなりませんでした。
投球的にはピリッとしないものでしたので、仕方がないでしょう。
降板のきっかけとなった6回の2失点は下位打線に真ん中よりのボールを連打されたもので、奪三振の少なさから言ってもキレに欠けるものがあった今日のピッチングでした。
勝ち星が伸び悩んでいる小林宏ですが、今日も含めて7回まで投げきることができない投球が続いているため、負担がかかっている中継ぎ陣を責めることはできません。
100球前後で交代させるのがセオリーなバレンタイン監督ですが、投球内容がよい場合は続投させるケースも目立ってきていますので、なぜ交代させられているのかを考える必要があるでしょう。
きっちりと試合を作っていることはさすがですが、彼に求められるのはさらに一段上の極みですので、次は完投を目指して欲しいところです。

後を継いだ高木が連打されて小林宏の勝ち星が消えましたが、その後のピンチは荻野が抑えきりました。
今日も2回を投げて酷使が目立ち始めましたが、今日の起用は試合展開からして致し方ないでしょう。
最後に失点したのが5月18日で、それから1ヶ月半を17試合17回1/3を無失点で切り抜け続けていることを考えれば使いたくなる気持ちはわかりますので、だからこそ先日のような無駄づかいは避けて、本当に必要な時だけ使うようにして欲しいです。

今のところ骨折との報道がありませんので、昨日死球を受けたベニーは最悪の事態を免れたみたいです。
とは言え打撲は確実ですので、今日は大事をとっての欠場なのでしょう。
その代わりとして昇格してきたオーティズが先発し、2安打と日本球界に慣れているところを見せてくれたのはチームにとって久しぶりの好材料です。
指名打者として使う分には長距離砲としての期待だけが高まってきますので、早く一発が見てみたいものです。

しかし一方で早川がスタメン落ち、これは怪我ではなくいつものお休みゲームなのでしょうか。
こいつと思ったら投手は使い倒す傾向が強いくせに、野手に関しては定期的に休みを与えるのがメジャー流なのでしょうか?
休ませるなら徹底して休ませるべきとは以前も書きましたが、今日はワトソンが足首を痛めたようなので仕方なく最後に守備につかせたのでしょう。
早川もこれだけ続けて試合に出続けることは初めてで、故障でなくても少しずつ痛みなどもあると思いますので休養を与えることは反対しませんが、試合に負けてしまったことの原因の1つであることは間違いないでしょうから、なんとも複雑な気分です。

ここのところ、先発が責任回数を投げきることができずに中継ぎ陣に負担がかかり、結局追いつかれたり逆転されたりといった展開が続いています。
また打撃陣もここ1本が出ない残塁病に蝕まれているようで、どうも投打の歯車がかみ合いません。
シーズンが始まって3ヶ月、各選手とも疲れがでてきている時期でもあるでしょうから、やはり新戦力による喝!が必要と思われ、オーティズの爆発に期待したいと思います。
首位攻防戦で3連敗は厳しすぎるので、序盤に迷惑をかけた清水の快投と、新戦力オーティズの一発で明日は勝ってくれることを願っています。



1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
千葉ロッテ 0 1 0 0 2 1 0 0 0 0 4 8 1
日本ハム 0 0 0 0 1 2 1 0 0 1X 5 13 0


◆7月7日(土) 日本ハム-千葉ロッテ9回戦(日本ハム4勝3敗2分、13時、札幌ドーム、30,442人)
▽勝 江尻 20試合5勝1敗1S
▽敗 薮田 32試合1勝3敗1S
▽本塁打 堀1号(スウィーニー)、里崎6号(スウィーニー)、小谷野4号(薮田)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小林宏、高木、荻野、薮田―里崎
日本ハム スウィーニー、押本、江尻―高橋

 

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またも一発に泣く

2007-07-07 00:40:26 | 千葉ロッテ

今日の渡辺俊は先日の登板と同様に「ほぼ」完璧に近い投球をしながらも、これまた同様に痛恨の一発を浴びて敗戦投手となってしまいました。
これこそ正真正銘の不憫ですが、相手がドーム王子ダルビッシュですから運が悪かったとしか言いようがないでしょう。
僅か1安打で、完全試合をされなかっただけ良かったと思うことにします。
それと中継ぎを休ませることができたことが、最大の収穫だったと考えることにします。

それより心配なのは、手首に死球を受けたらしいベニーの状況です。
骨折なんて事になっていないことを願うばかりです。

ベニーの状況がどうであれ、早ければこの日本ハム戦の間にオーティズ合流があるかもしれません。
そのぐらい、青野の調子が悪いようで、もしかすると今江の合流も近いかもしれません。
両人とも無理をして欲しくないのですが、そんなことを言っていられる状況ではないですね。

今日は3月まで在籍した部署の後輩と飲みに行って、焼肉をたらふく食べて気持ちがいい・・・と言うか猛烈な睡魔に襲われていますので、かなり手抜きですがこの辺で失礼します。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0
日本ハム 0 0 0 0 0 2 0 0 X 2 4 1


◆7月6日(金) 日本ハム-千葉ロッテ8回戦(3勝3敗2分、18時、札幌ドーム、22,813人)
▽勝 ダルビッシュ 15試合7勝4敗
▽敗 渡辺俊 13試合6勝4敗
▽本塁打 稲葉9号(渡辺俊)

▽バッテリー
千葉ロッテ 渡辺俊―橋本
日本ハム ダルビッシュ―鶴岡

 

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