オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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ブラックブラックナイト

2007-07-05 23:46:48 | 千葉ロッテ

何でまたホームでビジターのユニフォームを着るという企画を思いついたのかわかりませんが、今日は球場に黒ずくめのファンが多く集まり、ちょっと異様な雰囲気でした。
日本では黒と言うと黒星を想像してあまり縁起が良くないのですが、延長戦を制して再び首位に浮上しました。
中継ぎ陣が踏ん張って終盤に粘り強く追いつく展開はチームの勢いとなるので、この3連戦はそれなりに意味のあった試合だったと思います。

吉井が先発しましたが、まあ妥当な結果だったと思います。
ボールに力がないことが結果に現れており、先発はおろか1軍としてやっていくのも厳しいのではないかというのが率直な感想です。
昔はさておき今は打ち取ることで乗り切るタイプなはずが、ボール先行で打者にアドバンテージを与えてしまうようでは話になりません。
しきりに右打者の内角に投げ込んでいたのはシュートだと思うのですが、えぐるわけでもなく、中途半端な高さで連打されていました。
里崎も初めてバッテリーを組むわけで、吉井のいいところを引き出すのに試行錯誤している最中でしょうから判断は早いかもしれませんが、次も先発で見てみたいと思える投球内容ではありませんでした。
困ったことに3回・4回と3者凡退に抑えて雰囲気を見せてしまったので暫くは先発で起用されるのでしょうが、それがチームにとって火傷につながらないことを願うばかりです。
とは言いながらも、次回以降にベテランの味を見せてくれるのか、不安先行ながらも興味津々ではあります。

そんな吉井の失態を救ったのが、ポスト藪田の期待を担いながらも2軍で調整中だった神田です。
今日の神田は一言で言えば躍動感のある投球でした。
スピードは去年の方があったような気がしますが、内外角の低めにコントロールされた変化球が見事でした。
登板もなく2軍にとんぼ返りしてしまった松本には気の毒ですが、ロングリリーフもできる神田の復活は中継ぎ陣にとっては大きな援軍で、これで荻野への負担も少しはやわらぐのではないかと思います。

そんな荻野は今日で3連投、やはり昨日は休ませるべきだったとの思いを強くしました。
試合の展開上仕方がないのですが、これだけ中継ぎ陣がフル稼働してしまった状態で明日からの首位攻防戦は厳しすぎます。
こと昨日の試合だけに限って考えれば荻野投入は正解かもしれませんが、ペナントレースを考えた場合に5点リードでの起用はやはり納得はできません。
藪田はランナーを出しながらも気合いで抑え、またかと落胆しかけた小林雅は4者凡退で切り抜け、総力戦で勝ち得た今日の勝利は非常に大きいのですが、今後を考えると不安が残る投手リレーでした。

打線は相変わらず残塁病でここ1本がなかなか出ませんが、ヒット自体は5試合連続2桁安打ですから好調は好調なのでしょう。
あわやサヨナラアーチの里崎は見事でしたが、やはり意外性の打者なんだなと再認識もしました。
初回にデイビーが制球に苦しむ中でボール球に手を出して簡単に追い込まれてしまう里崎、かと思えば恐らく自分の判断で送りバントをする里崎、そしてサヨナラヒットを放った里崎、どれも里崎であることには違いありません。
常に全打席ヒーローを狙って振り回す、初回など特にそうでしたが、かと思えば自分を殺すバッティングも時に見せる、不可思議な選手です。
オーティズが来日して今日はイースタンに出場したそうですから、意外性を活かす意味でも、やはり里崎は6番か7番あたりが最も輝けるのではないかと思います。

しかしこの3連戦は選手も疲れたでしょうが、3戦とも球場に足を運んだファンも相当疲れました。
成瀬が投げた試合に負けて、小野と吉井の試合に勝って勝ち越すという意外な展開だったのでまだ助かりましたが、これが負け越しでもしていたら立ち直れないぐらいの疲労となったでしょう。
明日はドームで無類の強さを見せるダルビッシュが相手ですから苦労するでしょうが、渡辺俊には荻野を休ますことができるような投球をしてくれることを期待しています。
もちろん滅多打ちになれ、という意味でないことは言うまでもありません。



1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
オリックス 0 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 12 0
千葉ロッテ 2 0 2 0 0 0 0 0 1 0 0 1X 6 10 1


◆7月5日(木) 千葉ロッテ-オリックス11回戦(ロッテ7勝4敗、18時15分、千葉、12,689人)
▽勝 小林雅 29試合2勝2敗16S
▽敗 大久保 13試合1敗1S

▽バッテリー
千葉ロッテ 吉井、神田、薮田、荻野、小林雅―里崎
オリックス デイビー、菊地原、加藤大、吉田、大久保―日高、的山

 

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ズレータは戻ってくるのか

2007-07-05 02:22:44 | 千葉ロッテ

故障者続出の中で今江復帰の話題がありましたが、ズレータの音信が不通のままです。
今年最大の補強として話題となったズレータの、手術後のその後の経過が全く報道されないのには違和感があります。

まさかローズの二の舞って事はないよね?

試合に出なくなる前の数試合は、一塁に全力疾走しないなど覇気のなさが気になったことは以前に書きました。
見てくれと違ってインテリで、ソフトバンク時代も死球の時にチームメイトが出てこないことにナーバスになっていたとの話しもありましたので、何か起きていないか心配していました。
これだけの選手ですから、手術はアメリカでしてもリハビリは来日して行うのが普通だと思いますし、呉ですらそうしていますから、なおさら気になります。

なぜ突然そんなことを思ったかと言いますと、マリンスタジアムのショップから先月発売になったばかりのズレータの下敷きが姿を消していたのに気がついたからです。
単なる人気殺到による売り切れかもしれませんが、売り場スペースすらなくなっていたのでネガティブ思想が炸裂しています。
発売後も山積みで売れ残っていたズレータTシャツも、少しずつ減っていくのではなく一気に店頭から消えました。
本職がセカンドと言ってもオリックス時代の拙守からDHかファーストが有力視されるオーティズの獲得すら、ズレータ退団のスペアではないかと勘ぐってしまいます。

ちなみに今江の復帰も、ネガティブ思想炸裂で心配でなりません。
5月末に全治6週間として手術したわけで、怪我自体が治るのに6週間かかるわけです。
それが7月頭に実戦復帰したわけですから、打撃練習などは6月下旬から始めていたものと思われ、そうなりますと3週間程度で練習を再開したことになります。
怪我自体が完治しないまま無理をして癖になることも場所が場所だけに心配ですが、無意識のうちにかばって打撃フォームを崩してしまう、あるいはどこか別の箇所に故障が生じるなどの副次的トラブルが発生しやしないか気が気でなりません。
肩の違和感を感じた投手が無意識のうちにかばってフォームを崩し、そして消えていくなんて話はよく聞きますし、今江本人は責任感を感じて無理してしまう傾向が強いでしょうから、繰り返しになりますが首脳陣が手綱を握ってセーブしてくれることを切に願います。

ところでオーティズは、いつ合流するのでしょうか?

 

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