オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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小野に進歩なし

2007-07-04 23:29:53 | 千葉ロッテ

 

今日も昨日ほどではないにせよ3時間半近い試合で、勝ったからいいものの相当疲れました。
交代時やマウンドでもたもたする選手、これは仰木監督の伝統かオリックス側が顕著でしたが、こういったプレーに警告する権限を審判に与えて欲しいです。
さくっと3時間以内に終わるように努力しなければ、ますますプロ野球離れが進むでしょう。

また4月にも書きましたが、オリックスはファン獲得の努力を怠るのであればとっとと身売りをしてください。
本来は2球団の合併によってファンが増えていなければならないはずが、オリックス戦の3塁側・レフトスタンドの観客の入りが1番悪いです。
今日は平日であいにくの雨でしたからライトスタンドですら4割程度の入りでしたが、それにしてもレフトスタンドは酷すぎます。
はっきり言って、オリックスは他のチームの球団経営の足を引っ張っています。
やる気がないなら、早く表舞台から退場すべきです。

2軍での調整登板を経た小野が復帰登板をしましたが、残念ながら何も変わっていませんでした。
いつも言っている「立ち上がりの失点、味方が点を取った後の失点」という、投手としては禁忌とも言える行為をまたしても犯してしまいました。
ボールに力がないわけでもなく、ピッチング全体としてはまとまっているにも関わらず勝ちに結びつかないのは、一言で言うと勝負弱いということなのでしょう。
ですから見た目は味方の援護なく不憫な投手のように思えますが、実は自分のまいた種でしかないわけです。
これは久保にも言えることで、盤石とも思える6人のローテーションに見えても、そのうち2人がこういった勝負弱さを背負っているわけで、かなり厳しいのが実情です。

そんな小野が、立ち上がりにいきなり失点して苦しいスタートとなり、残塁病に犯された打線が苦しみながらも同点に追いついた直後にピンチを招いて降板してしまいましたので、またしても中継ぎ陣が6回から投入されるという展開となってしまいました。
打者は左、まだ6回となると、ここは高木しか選択肢はありませんでした。
しかし神様はいつも見ていてくれているようで、ラッキーな併殺もあり、次の回の逆転劇で高木に久々の勝ち星がつきました。
今年は老体にむち打って登板を重ね、何度もピンチを救ってきた高木ですから、今日の勝利はそんな孝行じじいへのプレゼントだったと思います。

私が浅はかでした。

意固地なバレンタイン監督が自分の考えを簡単に変えるわけもなく、変化の兆しと期待した私が馬鹿でした。
逆転して5点のリードを奪ったところで、何と荻野を投入してくれました。
先日の阪神戦のこともありますし、中継ぎはいい投手から投入していくのがよいとの考えもありますが、前日に31球も投げた荻野を起用する理由が私にはどうしてもわかりません。
私は小宮山だと予想していましたし、もしかしたら藪田かとも思っていました。
こんなところで荻野を無駄づかいする余裕は今のピッチングスタッフにはないはずで、こういった積み重ねがシーズン終盤の失速につながるのではないかと懸念しています。
誰か、バレンタイン監督の暴走を止められるコーチはいないのでしょうか。

ベニーが復帰したと思ったら今日は青野がスタメン落ち、でもまあ最近は引っ張りに意識がいき過ぎている感がありましたので頭を冷やすにはよかったでしょう。
私としては全治6週間なのに1ヶ月ちょっとで実戦に復帰した今江の今後が非常に不安なのですが、青野にとってはライバルが戻ってくることで自分自身を見つめ直すいいチャンスかもしれません。
代打で起用された打席でセンター返しを見せてくれましたので、ちょっと期待をすることにします。

試合はワトソンが見事な、でも予想外の決勝スリーランを放ってくれたことで窮地を脱しました。
しかし左打者なのに、セカンドはベースの近くに守って一二塁間ががら空きなのには驚きで、引っ張る力がないと舐められたことに奮起したのかもしれません。
その後はTSUYOSHIの盗塁王阻止に血道をあげる(笑)早川が、見事なランエンドヒットを見せてくれて勝負がつきました。
オールスターに初めて選ばれた早川は、とどまるところを知りません。

余談ですが、せっかく「白星を運ぶリリーフカー」と「黒星を招くリリーフカー」と色分けしていたのに、ボルボのリニューアルで1塁側・3塁側ともシルバーになってしまったのはとても残念でした。

さて、明日は注目の吉井の登板です。
5回を投げきってくれて、4失点までに抑えてくれれば合格だと私は考えています。
予告先発がアナウンスされた時のスタンドの拍手喝采に違和感を感じるのですが、是非ともベテランの味を見せてくれることを期待しています。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
オリックス 2 0 1 0 0 0 0 0 1 4 12 0
千葉ロッテ 1 0 0 0 2 5 0 0 8 15 0


◆7月4日(水) 千葉ロッテ-オリックス10回戦(ロッテ6勝4敗、18時15分、千葉、8,712人)
▽勝 高木 23試合1勝
▽敗 金子 20試合2敗1S
▽本塁打 ワトソン4号(本柳)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小野、高木、荻野、小宮山―里崎
オリックス ユウキ、金子、高木、本柳、岸田―日高、的山

 

コメント (6)

山県昌景

2007-07-04 00:00:16 | 読書録
山県昌景

PHP研究所

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武田四名臣の1人である、山県昌景を描いた作品です。
最近の研究で昌景は飯富虎昌の弟ではなく甥であるとする説が有力になりつつあるようですが、この作品では従来からの弟として描かれています。

徳川家康に「さても恐ろしきは山県」と言わせた昌景は、しかし人より小柄で貧弱な体躯しか持ち合わせていませんでした。
しかし文武に修練を重ね、近習から侍大将に進み、義信事件の後には飯富の赤備えを継いで武田軍団の中核を担います。
そんな昌景は、近習として武田晴信に仕えた時に言われた「強さとは心から生まれるもの」という言葉を噛みしめ、また「戦に臨むにあたっては常に初陣のような覚悟で慎重に策を練ることことそ肝要」と堅実な戦いぶりを見せます。
惜しくも設楽が原の露と消えますが、そんな昌景の半生を描いた数少ない作品です。


2007年7月3日 読破  ★★★☆☆(3点)