オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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ブラックブラックナイト

2007-07-05 23:46:48 | 千葉ロッテ

何でまたホームでビジターのユニフォームを着るという企画を思いついたのかわかりませんが、今日は球場に黒ずくめのファンが多く集まり、ちょっと異様な雰囲気でした。
日本では黒と言うと黒星を想像してあまり縁起が良くないのですが、延長戦を制して再び首位に浮上しました。
中継ぎ陣が踏ん張って終盤に粘り強く追いつく展開はチームの勢いとなるので、この3連戦はそれなりに意味のあった試合だったと思います。

吉井が先発しましたが、まあ妥当な結果だったと思います。
ボールに力がないことが結果に現れており、先発はおろか1軍としてやっていくのも厳しいのではないかというのが率直な感想です。
昔はさておき今は打ち取ることで乗り切るタイプなはずが、ボール先行で打者にアドバンテージを与えてしまうようでは話になりません。
しきりに右打者の内角に投げ込んでいたのはシュートだと思うのですが、えぐるわけでもなく、中途半端な高さで連打されていました。
里崎も初めてバッテリーを組むわけで、吉井のいいところを引き出すのに試行錯誤している最中でしょうから判断は早いかもしれませんが、次も先発で見てみたいと思える投球内容ではありませんでした。
困ったことに3回・4回と3者凡退に抑えて雰囲気を見せてしまったので暫くは先発で起用されるのでしょうが、それがチームにとって火傷につながらないことを願うばかりです。
とは言いながらも、次回以降にベテランの味を見せてくれるのか、不安先行ながらも興味津々ではあります。

そんな吉井の失態を救ったのが、ポスト藪田の期待を担いながらも2軍で調整中だった神田です。
今日の神田は一言で言えば躍動感のある投球でした。
スピードは去年の方があったような気がしますが、内外角の低めにコントロールされた変化球が見事でした。
登板もなく2軍にとんぼ返りしてしまった松本には気の毒ですが、ロングリリーフもできる神田の復活は中継ぎ陣にとっては大きな援軍で、これで荻野への負担も少しはやわらぐのではないかと思います。

そんな荻野は今日で3連投、やはり昨日は休ませるべきだったとの思いを強くしました。
試合の展開上仕方がないのですが、これだけ中継ぎ陣がフル稼働してしまった状態で明日からの首位攻防戦は厳しすぎます。
こと昨日の試合だけに限って考えれば荻野投入は正解かもしれませんが、ペナントレースを考えた場合に5点リードでの起用はやはり納得はできません。
藪田はランナーを出しながらも気合いで抑え、またかと落胆しかけた小林雅は4者凡退で切り抜け、総力戦で勝ち得た今日の勝利は非常に大きいのですが、今後を考えると不安が残る投手リレーでした。

打線は相変わらず残塁病でここ1本がなかなか出ませんが、ヒット自体は5試合連続2桁安打ですから好調は好調なのでしょう。
あわやサヨナラアーチの里崎は見事でしたが、やはり意外性の打者なんだなと再認識もしました。
初回にデイビーが制球に苦しむ中でボール球に手を出して簡単に追い込まれてしまう里崎、かと思えば恐らく自分の判断で送りバントをする里崎、そしてサヨナラヒットを放った里崎、どれも里崎であることには違いありません。
常に全打席ヒーローを狙って振り回す、初回など特にそうでしたが、かと思えば自分を殺すバッティングも時に見せる、不可思議な選手です。
オーティズが来日して今日はイースタンに出場したそうですから、意外性を活かす意味でも、やはり里崎は6番か7番あたりが最も輝けるのではないかと思います。

しかしこの3連戦は選手も疲れたでしょうが、3戦とも球場に足を運んだファンも相当疲れました。
成瀬が投げた試合に負けて、小野と吉井の試合に勝って勝ち越すという意外な展開だったのでまだ助かりましたが、これが負け越しでもしていたら立ち直れないぐらいの疲労となったでしょう。
明日はドームで無類の強さを見せるダルビッシュが相手ですから苦労するでしょうが、渡辺俊には荻野を休ますことができるような投球をしてくれることを期待しています。
もちろん滅多打ちになれ、という意味でないことは言うまでもありません。



1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
オリックス 0 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 12 0
千葉ロッテ 2 0 2 0 0 0 0 0 1 0 0 1X 6 10 1


◆7月5日(木) 千葉ロッテ-オリックス11回戦(ロッテ7勝4敗、18時15分、千葉、12,689人)
▽勝 小林雅 29試合2勝2敗16S
▽敗 大久保 13試合1敗1S

▽バッテリー
千葉ロッテ 吉井、神田、薮田、荻野、小林雅―里崎
オリックス デイビー、菊地原、加藤大、吉田、大久保―日高、的山

 

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ズレータは戻ってくるのか

2007-07-05 02:22:44 | 千葉ロッテ

故障者続出の中で今江復帰の話題がありましたが、ズレータの音信が不通のままです。
今年最大の補強として話題となったズレータの、手術後のその後の経過が全く報道されないのには違和感があります。

まさかローズの二の舞って事はないよね?

試合に出なくなる前の数試合は、一塁に全力疾走しないなど覇気のなさが気になったことは以前に書きました。
見てくれと違ってインテリで、ソフトバンク時代も死球の時にチームメイトが出てこないことにナーバスになっていたとの話しもありましたので、何か起きていないか心配していました。
これだけの選手ですから、手術はアメリカでしてもリハビリは来日して行うのが普通だと思いますし、呉ですらそうしていますから、なおさら気になります。

なぜ突然そんなことを思ったかと言いますと、マリンスタジアムのショップから先月発売になったばかりのズレータの下敷きが姿を消していたのに気がついたからです。
単なる人気殺到による売り切れかもしれませんが、売り場スペースすらなくなっていたのでネガティブ思想が炸裂しています。
発売後も山積みで売れ残っていたズレータTシャツも、少しずつ減っていくのではなく一気に店頭から消えました。
本職がセカンドと言ってもオリックス時代の拙守からDHかファーストが有力視されるオーティズの獲得すら、ズレータ退団のスペアではないかと勘ぐってしまいます。

ちなみに今江の復帰も、ネガティブ思想炸裂で心配でなりません。
5月末に全治6週間として手術したわけで、怪我自体が治るのに6週間かかるわけです。
それが7月頭に実戦復帰したわけですから、打撃練習などは6月下旬から始めていたものと思われ、そうなりますと3週間程度で練習を再開したことになります。
怪我自体が完治しないまま無理をして癖になることも場所が場所だけに心配ですが、無意識のうちにかばって打撃フォームを崩してしまう、あるいはどこか別の箇所に故障が生じるなどの副次的トラブルが発生しやしないか気が気でなりません。
肩の違和感を感じた投手が無意識のうちにかばってフォームを崩し、そして消えていくなんて話はよく聞きますし、今江本人は責任感を感じて無理してしまう傾向が強いでしょうから、繰り返しになりますが首脳陣が手綱を握ってセーブしてくれることを切に願います。

ところでオーティズは、いつ合流するのでしょうか?

 

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小野に進歩なし

2007-07-04 23:29:53 | 千葉ロッテ

 

今日も昨日ほどではないにせよ3時間半近い試合で、勝ったからいいものの相当疲れました。
交代時やマウンドでもたもたする選手、これは仰木監督の伝統かオリックス側が顕著でしたが、こういったプレーに警告する権限を審判に与えて欲しいです。
さくっと3時間以内に終わるように努力しなければ、ますますプロ野球離れが進むでしょう。

また4月にも書きましたが、オリックスはファン獲得の努力を怠るのであればとっとと身売りをしてください。
本来は2球団の合併によってファンが増えていなければならないはずが、オリックス戦の3塁側・レフトスタンドの観客の入りが1番悪いです。
今日は平日であいにくの雨でしたからライトスタンドですら4割程度の入りでしたが、それにしてもレフトスタンドは酷すぎます。
はっきり言って、オリックスは他のチームの球団経営の足を引っ張っています。
やる気がないなら、早く表舞台から退場すべきです。

2軍での調整登板を経た小野が復帰登板をしましたが、残念ながら何も変わっていませんでした。
いつも言っている「立ち上がりの失点、味方が点を取った後の失点」という、投手としては禁忌とも言える行為をまたしても犯してしまいました。
ボールに力がないわけでもなく、ピッチング全体としてはまとまっているにも関わらず勝ちに結びつかないのは、一言で言うと勝負弱いということなのでしょう。
ですから見た目は味方の援護なく不憫な投手のように思えますが、実は自分のまいた種でしかないわけです。
これは久保にも言えることで、盤石とも思える6人のローテーションに見えても、そのうち2人がこういった勝負弱さを背負っているわけで、かなり厳しいのが実情です。

そんな小野が、立ち上がりにいきなり失点して苦しいスタートとなり、残塁病に犯された打線が苦しみながらも同点に追いついた直後にピンチを招いて降板してしまいましたので、またしても中継ぎ陣が6回から投入されるという展開となってしまいました。
打者は左、まだ6回となると、ここは高木しか選択肢はありませんでした。
しかし神様はいつも見ていてくれているようで、ラッキーな併殺もあり、次の回の逆転劇で高木に久々の勝ち星がつきました。
今年は老体にむち打って登板を重ね、何度もピンチを救ってきた高木ですから、今日の勝利はそんな孝行じじいへのプレゼントだったと思います。

私が浅はかでした。

意固地なバレンタイン監督が自分の考えを簡単に変えるわけもなく、変化の兆しと期待した私が馬鹿でした。
逆転して5点のリードを奪ったところで、何と荻野を投入してくれました。
先日の阪神戦のこともありますし、中継ぎはいい投手から投入していくのがよいとの考えもありますが、前日に31球も投げた荻野を起用する理由が私にはどうしてもわかりません。
私は小宮山だと予想していましたし、もしかしたら藪田かとも思っていました。
こんなところで荻野を無駄づかいする余裕は今のピッチングスタッフにはないはずで、こういった積み重ねがシーズン終盤の失速につながるのではないかと懸念しています。
誰か、バレンタイン監督の暴走を止められるコーチはいないのでしょうか。

ベニーが復帰したと思ったら今日は青野がスタメン落ち、でもまあ最近は引っ張りに意識がいき過ぎている感がありましたので頭を冷やすにはよかったでしょう。
私としては全治6週間なのに1ヶ月ちょっとで実戦に復帰した今江の今後が非常に不安なのですが、青野にとってはライバルが戻ってくることで自分自身を見つめ直すいいチャンスかもしれません。
代打で起用された打席でセンター返しを見せてくれましたので、ちょっと期待をすることにします。

試合はワトソンが見事な、でも予想外の決勝スリーランを放ってくれたことで窮地を脱しました。
しかし左打者なのに、セカンドはベースの近くに守って一二塁間ががら空きなのには驚きで、引っ張る力がないと舐められたことに奮起したのかもしれません。
その後はTSUYOSHIの盗塁王阻止に血道をあげる(笑)早川が、見事なランエンドヒットを見せてくれて勝負がつきました。
オールスターに初めて選ばれた早川は、とどまるところを知りません。

余談ですが、せっかく「白星を運ぶリリーフカー」と「黒星を招くリリーフカー」と色分けしていたのに、ボルボのリニューアルで1塁側・3塁側ともシルバーになってしまったのはとても残念でした。

さて、明日は注目の吉井の登板です。
5回を投げきってくれて、4失点までに抑えてくれれば合格だと私は考えています。
予告先発がアナウンスされた時のスタンドの拍手喝采に違和感を感じるのですが、是非ともベテランの味を見せてくれることを期待しています。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
オリックス 2 0 1 0 0 0 0 0 1 4 12 0
千葉ロッテ 1 0 0 0 2 5 0 0 8 15 0


◆7月4日(水) 千葉ロッテ-オリックス10回戦(ロッテ6勝4敗、18時15分、千葉、8,712人)
▽勝 高木 23試合1勝
▽敗 金子 20試合2敗1S
▽本塁打 ワトソン4号(本柳)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小野、高木、荻野、小宮山―里崎
オリックス ユウキ、金子、高木、本柳、岸田―日高、的山

 

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山県昌景

2007-07-04 00:00:16 | 読書録
山県昌景

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武田四名臣の1人である、山県昌景を描いた作品です。
最近の研究で昌景は飯富虎昌の弟ではなく甥であるとする説が有力になりつつあるようですが、この作品では従来からの弟として描かれています。

徳川家康に「さても恐ろしきは山県」と言わせた昌景は、しかし人より小柄で貧弱な体躯しか持ち合わせていませんでした。
しかし文武に修練を重ね、近習から侍大将に進み、義信事件の後には飯富の赤備えを継いで武田軍団の中核を担います。
そんな昌景は、近習として武田晴信に仕えた時に言われた「強さとは心から生まれるもの」という言葉を噛みしめ、また「戦に臨むにあたっては常に初陣のような覚悟で慎重に策を練ることことそ肝要」と堅実な戦いぶりを見せます。
惜しくも設楽が原の露と消えますが、そんな昌景の半生を描いた数少ない作品です。


2007年7月3日 読破  ★★★☆☆(3点)

 


成瀬に援護なし

2007-07-03 23:14:06 | 千葉ロッテ

今日は普通にやれば勝てた試合ですが、これだけ残塁の山を築けば勝てるわけもありません。
残塁病には慣れていますが、さすがに今日はストレスが溜まりました。

成瀬が半月以上もの登板間隔をものともせずに、普段通りの投球をしてくれました。
快投という感じではありませんでしたが、連打を許さず貫禄の内容だったと思います。
明らかにボールという球がやや目立ったかな、というのは個人的な感想ですが、あれだけ安定感のあるピッチングでしたので打たれるような気がほとんどしませんでした。
怪我ではないか、という懸念も払拭する今日の登板は、全国のロッテファンを安心させてくれました。

また、同点の8回のピンチで起用されたのが荻野であったということが、チーム内での序列の変更を予感させました。
今までであれば、終盤ということもあり藪田が起用されるケースです。
両人の現在の調子の差というのもあるでしょうが、荻野に1イニング以上を任せたというのも起用法の変化を感じます。
それが酷使となっては困るのですが、過去の実績に固執する傾向の強いバレンタイン監督ですら考えを変えざるをえない程、荻野の評価が高くなったと言えると思います。

逆に、それだけ藪田の信頼感が薄れつつあるとも言えます。
今日も小林雅ばりに簡単にランナーを出し、決勝アーチを浴びてしまいました。
そう言えば藪田も最近は3者凡退で抑えることが少なくなっているような気がします。
YFKが同時期に壊れるというのは困った話で、後半戦に向けて大きな不安材料がでてきてしまいました。

それにしても、いくら何でも残塁が多すぎました。
TSUYOSHIと福浦が復帰したと思ったら、今日はベニーがスタメン落ちです。
終盤に代打で出てきて、しかも盗塁まで試みましたから、試合に出られないほどの怪我をしているとも思えません。
もっとも本人が無理をしてプレーをしてくれているのかもしれませんが、どうもここ最近のオーダーの組み方が理解できませんし、気にも入りません。
どこかに問題があるのであれば、すっぱりとベンチから外すぐらいにきっちりと休ませるべきで、中途半場に試合に出すから疑念がわいてくるわけです。
まあ、何だかんだ言っても、バントをするために代打として起用された渡辺正が軽く失敗したことが、今日の最大の敗因だとは思いますが。

悔しい負け方ではありましたが完敗したわけでもありませんので、明日の小野の復活登板に期待することにしましょう。



1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
オリックス 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0 2 4 8 0
千葉ロッテ 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 3 14 0


◆7月3日(火) 千葉ロッテ-オリックス9回戦(ロッテ5勝4敗、18時17分、千葉、19,762人)        
▽勝 岸田 26試合2勝1敗   
▽S 大久保 12試合1S    
▽敗 薮田 30試合1勝2敗1S 
▽本塁打 下山4号(成瀬)、ローズ24号(薮田)

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬、荻野、薮田―里崎
オリックス 川越、菊地原、本柳、加藤大、岸田、吉田、大久保―的山、日高

 

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吉井豹変

2007-07-02 23:38:05 | 千葉ロッテ

どうせそんなことだろうと予想はしていましたが、移籍早々にこんなこと言われたらコリンズ監督も立つ瀬はないでしょう。

自分の中では先発と思っているが、今は何でもやる気持ち。

そんなにあっさりと宗旨替えするなら、オリックスでも充分な働き場所があったでしょうに。
と言いますか、かつて抑えをやっていた吉井が「僕は先発タイプ」というのに違和感を感じた人は多いと思います。
もっとも、年をとったので先発で投げても中継ぎで投げても疲労は同じだから先発をやりたい、という理由みたいですが。
いずれにせよロッテとしてはウェルカムな発言ですので、私的には全然構いませんが・・・

それでもバレンタイン監督は木曜日のオリックス戦での先発を明言しましたので、暫くは先発で使う腹づもりのようです。
あまりに酷い結果ですと中継ぎ起用も充分に考えられますが、バーンを使い続けたという前科もありますので、久保が復帰するまでは吉井の先発組は安泰かもしれません。

そもそも投壊のオリックスで先発失格となった吉井が、球界でも屈指の先発陣を誇るロッテのローテーションに食い込めると思う方がおかしな話で、過去の経験を生かして1勝でも2勝でも貢献してくれればめっけものぐらいのスタンスでいる方が精神的に楽でしょう。
そんな人はいないでしょうけど、間違っても救世主みたいに考えると、血管がぶち切れること受け合いです。
あまり期待せずに斜に構えて吉井の投球を見守る、というのが吉井との正しいつきあい方だと思います。

よくよく考えれば、加藤を金銭でトレードしたのだから、吉井も金銭で獲れた様な気がしないでもありません。
加藤のトレードと同様に、ロッテで出番がなくなってきた平下に活躍の場を与えるという趣旨もあったのでしょう。

間隔が空いたことの影響が心配ながらも成瀬が先発してくれるようですし、3戦目の吉井に無理な負担がかからないよう、小野とともに2人にはきっちりとした投球をしてくれることを期待します。

 

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ご愛読ありがとうございます

2007-07-01 23:05:42 | 独り言

 

おかげさまで、週間ランキングも初の1000位以内を達成しました。
29日には451位という過去最高の順位を達成し、4月下旬からの延べアクセス数も2万件、1万人を越えました。
小判鮫のように多くのブログにTBを張らさせていただくことで、いろいろな方々にアクセスいただく機会を与えられるという他力本願スタイルではありますが、皆様にご愛読いただいていることが更新の支えとなっております。

今後とも、おつきあいの程よろしくお願いします。

 

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清水復活に光明

2007-07-01 16:39:15 | 千葉ロッテ

昨日と同じようにロッテが先行し、先発が招いたピンチを荻野が火消しをし、藪田が打ち込まれるという展開にヒヤヒヤしましたが、今日は何とか藪田が無失点で切り抜け、コバマサ劇場も5者凡退で幕を閉じてくれました。
今のチーム状態なら1勝1敗1分なら上出来なのかもしれませんし、打線はクリーンアップが全てとは言いませんが松中と小久保で27打数4安打1打点で何度もチャンスを逃したソフトバンク相手でしたから、上手くやれば3連勝もできたかもしれず、やや悔いの残る3連戦でした。
とは言え、これだけ故障者がいる中で、控えが踏ん張って負け越しを防いだことは、大きな収穫と言っていいと思います。

清水は今季1番と言っていいほど、5回までは素晴らしい投球でした。
別人かと思うほど制球力抜群で低めに球が集まり、糸を引くような伸びのあるボールが小気味よく里崎のミットに吸い込まれていきました。
内外角の制球も精密機械並みで、もしかしたら完全試合かとも思ってしまうほどでした。
しかし懸念したとおり80球を越えるあたりからコントロールが甘くなり始め、高めに抜けたり真ん中に吸い寄せられたりといった悪い清水が顔を出し、先発としての責任回数である7回を投げきることができなかったのは問題で、やはり今後の課題は1試合を投げきるスタミナだという思いを強くしました。
まだまだ老け込む年でもありませんし、小野と久保を欠く後半戦に向けて軸が復活できそうな光が見えたことは非常に大きいと思います。

その清水のピンチの場面で昨日に引き続き登板した荻野が、タイムリーを打たれるものの傷口を広げることなく凌ぎました。
タイムリーとは言っても上手いショートなら捌けたのではないかと思えるような打球でしたから、次の打者を併殺に仕留めたこともあり、今日もリリーフ成功と言っていいでしょう。
小林雅の尻に火をつけるためにも、試しに荻野に抑えを任せてみてもいいのではないでしょうか。
まだまだ抑えを任せるには経験不足ではありますが、内が伸び悩んでいる今を考えると、荻野はポスト藪田ではなくポスト小林雅の期待をされつつあるはずで、徐々に慣れさせることも重要かと思います。

今日もTSUYOSHIと福浦がスタメン落ちしましたが、休むなら徹底して休ませたいところです。
自打球を当てて欠場したTSUYOSHIを代走で使わなければならないほどチーム状況は苦しいのですが、無理して長引かせるのも本末転倒ですので、控え選手がチャンスを活かして欲しいところです。
そんな中で、和田の予告先発に昨日2安打した堀ではなく根元を起用したことが、荻野の使い方と同じようにバレンタイン監督の起用方法の変化の兆しと考えるのは早計でしょうか。
根元は見事にその起用に応え、左腕に対するお手本のような左方向へのバッティングを見せてくれました。
8回のゴロをはじいた場面でも落ち着いて処理し、解説者は完全にアウトのビデオを見ても足の方が早かったと失笑もののコメントをしましたが、守備も安定して盗塁もできる足がある選手だけに、何とかセカンドのポジションをものにして欲しいです。
渡辺正も一時期の全く打てそうにない状況を徐々に脱してきたようですし、こちらも少しは光が見えてくる兆候がでてきました。

そんな内野に、バレンタイン監督の愛人が早くも復帰してきました。
もう1人の愛人の藤田を仕方なく2軍に落とした代わりに、塀内の復帰です。
早速出番がありましたが、以前と変わることなく高めの球に力負けして打ち上げてしまいましたが、1打席では判断できるわけもなく、きっと近いうちにスタメンで起用されるでしょう。
しかし、ただでさえ足りない2軍の内野手を昇格させてしまって、イースタンでの試合は大丈夫なのでしょうか。
そして藤田に引きずられるかのように川崎まで2軍落ち、松本>川崎とは到底思えませんので、ここのところの川崎の冷遇は肩の違和感などの問題があったのかもしれません。
もしそうであれば、悪いことは言いませんので本気でお祓いに行った方がよいと思います。
また骨折はともかく、その他の故障に関しては立花コンディショニングコーチに問題はないのか、論理は秀逸でも選手に対する指導力に劣っているのではないか、という点をチェックすべきだと考えます。

早川は相変わらず絶好調で、今日も猛打賞でした。
実は6月10日以降で、猛打賞は今日を含めて早川の4回だけです。
まさにチームの核となりつつある早川、右打席でヒットが出始めたのが大きいです。
スイッチヒッターにはよくあるのですが、左打席では叩きつけたりライナー性の打球が多いのですが、右打席では打ち上げる大きな当たりが目立ちます。
多くは右打者が左を練習してスイッチになりますのでパンチ力は本来の右の方があるというのは理解できるのですが、逆のケースのTSUYOSHIも右の方がパンチ力があり、ちょっと不思議な感じがあります。
今日も和田の出鼻をくじくツーベースを2本放ち、千葉マリンならお立ち台は清水と早川の2人だったでしょう。

藤田と川崎を落として、上げたのは塀内だけです。
1軍枠が1つ空いたわけで、普通に考えれば吉井のための枠なのでしょう。
早ければ先月末にもと言われたオーティズの来日のニュースはまだありませんし、怪我人が多い中で梅雨時は現有スタッフからこれ以上脱落者を出さないように頑張っていくしかありません。
来週末が日本ハム戦ですから次のオリックス戦で取りこぼしをするわけにもいかず、成瀬が無事に登板してくれること、吉井が古巣に意地を見せてくれること、小野が復活登板をしてくれること、と都合のいい期待ばかりを胸に来週に臨みたいと思います。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 1 0 3 0 0 0 0 0 0 4 10 1
ソフトバンク 0 0 0 0 0 1 1 0 0 2 9 1


◆7月1日(日) ソフトバンク-千葉ロッテ12回戦(ロッテ6勝4敗2分、13時、ヤフードーム、34,906人)
▽勝 清水 13試合3勝5敗
▽S 小林雅 28試合1勝2敗16S
▽敗 和田 14試合6勝6敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 清水、荻野、薮田、小林雅―里崎
ソフトバンク 和田、スタンドリッジ、篠原、柳瀬―高谷、山崎

 

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