オリオン村(跡地)

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守備の乱れで痛い星を落とす

2007-07-13 23:32:29 | 千葉ロッテ

今にも降り出しそうな雨空は結局一粒の雨も落とさず、しかし高湿度でありながら風は冷たいという不快指数100%の中で、試合も不快指数通りの展開を見せました。
絶対に負けてはならない流れの試合を落としたことで、ただの1敗以上の影響がでると思います。

敗因はズバリ、守備の乱れだと考えます。
一番痛かったのは、9回の代田の消極的なプレーです。
フラフラとレフトに上がったフライを深い位置から猛ダッシュで前進したのはいいのですが、かなり早い段階でダイレクトキャッチを諦めてしまいました。
まだリードしている場面でしたから、無理をして後逸することを恐れたのでしょう。
しかし少なくともスタンドから見た判断では、最初から取るという意思を持って最後まで追えば普通にキャッチできた打球だったと思います。
諸積だったら間違いなく突進したでしょう。
代田は足のスペシャリストであっても守備の名手ではなく、球際に弱い選手であることを再認識させるプレーでした。
こう考えると、やはり大塚の故障が痛すぎますし、早く復帰してくれることを願うばかりです。

青野と福浦の衝突もお粗末でした。
地元でのプレーとは思えないような、風を計算にいれない凡プレーです。
切れていく打球に対しては、追っていく選手より待っている選手の方が捕球しやすいのは当たり前の話なのですが、最初に青野の守備位置付近に上がったために青野が自分が処理しなければとでも思ったのか深追いをしすぎました。
福浦も声をかけたとは思いますが、それこそ怒鳴りつけるぐらいの覇気を見せて欲しかったです。
この深追いについてはTSUYOSHIも同様で、完全に大松の打球を深追いして落球するミスを犯しました。
守備範囲が広い選手によく見られるプレーではあるのですが、今や中心選手となったTSUYOSHIなのですから、自分で追うのではなく大松に取れと指示するぐらいになってもらわなければ困ります。
早川やTSUYOSHIにもいいプレーがありながらも、個々の選手がてんでんばらばらにプレーしている感じが強く出た試合になり、それが敗戦につながってしまったと思います。

守備と言えばオーティズ、意外とまともに守っています。
ベンチから指示があるのでしょうが、守っている位置も悪くありませんし、最初の1歩も遅くありません。
今日も肩の強さが目に付きましたので、本人も緊張感を持って守っているのが好結果につながっているのでしょうが、その気持ちを忘れずにプレーしてくれればセカンドを任せてもよいと思います。

渡辺俊はもったいない投球でした。
いつもの緩急を使ってタイミングを外すことはできていたのですが、如何せんボールが真ん中に集まりすぎていました。
それでも低めにいっていたので大怪我にはなりませんでしたが、内外角を投げ分けるようなコントロールが今日はなかったのが痛かったです。

小林雅はあんなもんでしょう。

あっさりと二死をとったので逆にドキドキしたのですが、やはり簡単には終わらない投手です。
代田の拙守に足を引っ張られたのは不運でしたが、やはり今までのスタイルで投げ続けるのには限界が近づいてきたような気がします。
コントロールは年々悪くなりますし、空振りもなかなか取れなくなってきています。
何か武器になる変化球を覚える必要があるような気がします。

あの悪夢の阪神戦から少しずつ狂い始めてきた歯車が、修正不能なところまできつつあるような予感があります。
吉井を抹消しないなどバレンタイン監督の意固地もパワーアップしてきましたし、それこそラッキーボーイでも生まれないと、そのうち不協和音が聞こえてきそうです。
そういう意味でも抜擢された中郷にも期待したいのですが、先発タイプでないだけに、やはり次のチャンスが与えられるのは小宮山なのでしょうか。
明日と明後日が雨で流れれば、そんな心配も不要なのですが・・・みんなで雨乞いをしましょう(笑)



1 2 3 4 5 6 7 8 9
ソフトバンク 0 0 1 1 0 1 1 0 2 6 14 0
千葉ロッテ 1 0 1 1 0 0 0 2 0 5 7 2


◆7月13日(金) 千葉ロッテ-ソフトバンク13回戦(ロッテ6勝5敗2分、18時15分、千葉、16,825人)
▽勝 水田 19試合5勝2敗
▽S 馬原 31試合1敗25S
▽敗 小林雅 30試合2勝3敗16S
▽本塁打 松中12号(渡辺俊)、小久保20号(渡辺俊)

▽バッテリー
千葉ロッテ 渡辺俊、高木、荻野、小林雅―橋本、里崎
ソフトバンク ガトームソン、水田、馬原―田上、山崎

 

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