今日は台風の影響で中止、明日も影響どころか直撃っぽいので中止でしょう。
ソフトバンクは予告先発に西山を持ってくるなど、舐めた態度を見せてくれます。
もっとも、そんな投手にやられかねないのが今のチーム状態だったりしますが。
投手陣は先発が責任回数を投げきれず、抑えが灯油缶を持ってマウンドに登り、打撃陣はヒットが出ながらチャンスにあと一本が出ず、守備では俺が俺がのプレーが続くといった今シーズンでも相当悪い状況にチームはあると思います。
加えてバレンタイン監督の理解不能な選手起用、采配がパワーアップしつつあることで、リーグ制覇はおろかクライマックスシリーズの出場も危ぶまれる雰囲気すらでてきました。
また怪我人もズレータはまだ1ヶ月以上かかることがわかりましたし、大塚の消息も不明なままです。
復帰しかけた今江も再びリハビリに戻ったのか雲隠れしましたし、中継ぎとして期待された山崎は引退の危機にさらされています。
今江に関しては早期復帰に疑問と懸念を投げかけてきましたが、もし故障箇所を再び痛めたということがあれば、関係者の処罰が必要だと考えます。
しかし、悪いことだけではありません。
成瀬は相変わらずエースの称号を与えてもいいぐらいの投球を続けていますし、オーティズは今のところは無難な守備と下位なら期待できる打撃を見せ、大松も左方向を意識した打撃ができています。
昨オフに中堅ベテランを一気に解雇したことでバレンタイン監督も仕方なくではありつつも若手を起用し始めましたし、中郷にも荻野同様に1軍定着が期待されます。
悪い状況に比べればかすかな光ではありますが、暗黒ではありません。
この2日間の中止は、チームにとって非常に大きいと思います。
まずはローテーションが楽になったこと、吉井や大嶺を使う必要がなくなりました。
そもそも大嶺が月曜日に先発するなんて話しもありましたが、これは吉井をローテーションから外すことを意味しており、今時点では最大の朗報と言えます。
そのまま吉井を2軍で調整させるわけではないのがバレンタイン監督らしいですが、まあ敗戦処理の投手は必要なのでとりあえずは我慢しましょう。
普通に考えれば月曜日は小林宏のスライド、火曜日は清水、水曜日は成瀬でオールスター休みに突入ですから、大嶺の先発もなくなりました。
ファンとしては期待のルーキーですし、見てみたいとの思いも強いのですが、6月に肩を痛めたらしく1ヶ月間登板しておらず、まだまだ体作りが必要な選手だけに無理をさせたくないのが本音です。
先発陣が早々に降板する影響で負荷が高まっていた中継ぎ陣に休養が与えられるのも救いです。
唯一の左の中継ぎの高木は39歳ですから連投はきつく、ここ数試合の登板でかなりの疲れが溜まっているはずです。
後先考えない酷使で疲弊しつつあった荻野にとっても、この中止は大きな意味があると思います。
成瀬の完封などで荻野が休めたのは大きいと思っていたのですが、結果的に裏目に出たのが先日の被弾だったと思います。
緊張感が続いた時は疲労を忘れているものですが、いったん気を抜くとその疲れがどっと押し寄せるなんてことはよくある話で、昨日もボールが抑え切れていなかった感じの荻野はそんな状況にあると推測しています。
しかし再度の休養、そしてオールスター休みにすぐに入りますので、ここで心身ともリフレッシュしてくれると思います。
また試合に出ているものの痛みを抱えているTSUYOSHI、福浦、サブロー、ベニー、青野らは完全休養していると信じていますので、怪我は休養が最大の治療だけにプラスに働くことでしょう。
困ったことにバレンタイン監督の頭だけはリフレッシュ不可能ですから、これだけは諦めるしかありません。
この9連戦を5勝4敗で乗り切ることが目標でしたが、残り3試合で既に1勝3敗ですからオリックス戦に3連勝はちょっと高望みし過ぎですので、全敗しないことを目標に切り替えたいと思います。
消極的に過ぎる気もしますが、それだけ今のチーム状態が悪く、また後半戦に向けて調整していくことが最大の課題であると考えています。
つまりは目先の勝ち星にとらわれて焦らないで欲しい、ということで、これは自分自身にも投げかけている言葉でもあります。
台風一過で雲一つない青空の下で、迷いのない表情で選手達が活き活きとプレーしてくれれば充分ではないか、との思いで明後日を迎えたいと思います。