オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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ハイサイ!石垣 キャンプ篇 六日目の巻

2017-03-31 02:00:31 | 千葉ロッテ

 

長いようで短かった5泊6日の石垣島キャンプ見学も最終日、朝からピーカンで最後を飾るに相応しい一日でした。
前日、前々日はラミゴとの国際交流試合の観戦で練習はほとんど見ていないので中3日ぶりの投げて、打って、走って、そして守る選手たちを凝視です。
最後の最後に大物から念願のサインもゲットできましたし、雨に降られなかったからこその素晴らしさでしたが、雨雲に怯えながらまた近いうちに訪れたいと思います。

チェックアウトの手続きがあるのを忘れていて前日までと同じ時間に起きたために、結局は一度も早出特打を見ないままに終わってしまいました。
そんなこんなでこの日もウォーミングアップから始まり、くつろいだ選手たちの表情をまったりと眺めます。
ポジションやつるむ仲間が決まっているのかほぼ同じような光景でしたが、やはり練習中のそれとは違って素の姿を見ているのかなと、それでも前日までとはちょっと違った少し広めのスペースで時間をかけてじっくりと、久しぶりの朝からの晴天ですのでメニューを変えたのかもしれません。

そんな選手たちを見守る、山室球団社長です。
おそらくは国際交流試合の視察のためだったのでしょう、スタンドでも見かけたのでサインでももらおうかと思ったのですが、警備が厳しくて近寄れませんでした。
ちなみに林球団本部長には「いや~、一度も書いたことないので。選手たちからもらってやってください」との丁重なご辞退のお言葉をいただいています。

これまでであれば投手陣が移動をした後も野手陣の練習を本球場で見続けたのですが、ここまであまりに野手偏重だったので最終日は投手を追うことにしました。
サブグラウンドではキャッチボールでの肩慣らしとペアでのペッパーを30分弱、こう見てみると豪華なリリーフ陣が順調に調整をこなして無事に開幕一軍に名を連ねたのですから小林コーチも一安心、やたらと内、藤岡がハイテンションだったので調子も上々だったのでしょう。

そうこうしているうちに選手たちがぞろぞろと室内練習場に撤収をしていったので、これはブルペンだろう、とダッシュしてベストポジションをゲットしました。
まずは内、藤岡、益田の先ほどの面々で、内はこの日が初ブルペンと報じられていましたので試運転だったのか立ち投げに毛の生えた程度で終了、代わりに高野が入り、豪球トリオがビシバシと投げ込む姿は圧巻で、音が響く環境に騙されているところがあるにせよスッゲー、といった感じです。
ルーキーイヤーの5年前と同じく打席に立ったスタッフにぶつけた益田はご愛敬、コーナーに力強いストレートを決めていた藤岡は期待をしてよいと思います。
その藤岡が上がった後には唐川で、ノックで痛めた足首を気にする様子もなく遅れを取り戻すかのようにかなりな球数を投げていました。
そして益田と高野に入れ替わるように登場をしたのが石川と涌井、この豪華さは何なんだと、最後におみやげをもらった気分です。
ただ石川はWBC球を試していたのか一球毎にしかめっ面で思うように投げられない苛立ちがぷんぷんと、涌井も本格的なピッチングではなく感触を確かめるような感じでした。
それでも両エースの醸し出す空気にはピリピリとしたものがあり、入れ替わりとは書きましたが、高野は石川に追い出されるようにも見えたのが正直なところです。
この二人の後ですから二木、宮崎も悪くはなかったのですが、見劣りがしてしまったのは仕方がありません。

このラインアップが予告されていたのか、評論家諸氏が登場です。
和田一浩は前日にスタンドで見かけましたが斉藤和巳と齋藤明雄は初見、齋藤明雄はその後に第二球場にも足を運んでいましたからさすがにコーチOBだけのことはあります。
また島、種市の両ルーキーが先輩たちのピッチングを目で学んでいたのが印象的で、落合コーチが身振り手振りで語りかけていました。

ふと気がつけば昼前、井口と福浦に会いに行かなければと第二球場へこれまた猛ダッシュ、キャンプ見学も体力勝負です。
しかしランチ特打はとっくに終わっていて井口は大木を引っ張り出してのノックを、ガチガチな大木に思わず笑ってしまいました。
グラブ捌きはさすがの井口でしたが横への動きがやはりしんどい、守備機会は昨年よりも減ることになるでしょう。
福浦は長々と取材を受けた後はワゴン車に乗って去ってしまいましたので、色紙やボールを握りしめて待っていたファンには残念なことになりました。

第二球場での野手の練習はこれまでかなり見ていたのでまたブルペンに戻ろうかとも思ったのですが、井口の守備練習を見て何か変化があるかもしれないと思いとどまりました。
すると先日のミス連発にベンチが怒り心頭だったのか時間を割いてのバント練習、さすがにこの日はまずまずの内容で、失敗をしても囃したてることなく真剣さが漂います。
時間を惜しむかのようにトスバッティングをしている選手もいて、居残って正解でした。

ニッチローがいたのは当日にご紹介をしたとおり、必死に打球を追いかけていました。
その前にはバント練習にも参加をさせてもらっていて、そのときには選手たちにも笑いが、へっぴり腰で空振りをするニッチローはやはりニッチローです。
それでも全体練習が終わるまで引き上げることなく黙々と、終わってからはロッテファンとのちょっとした記念撮影会になったのも、その姿勢に心動かされたからなのかもしれません。

同期入団同い年の清田と荻野は仲良く並んでトスバッティング、時折に声を掛け合いながら、スタンドまで気合いがほとばしっていました。
細谷とペアで守備練習をしていた脇本は便利使いで内野を守らされるのか、とも思いましたが、捕球のときの尻の突っ張り具合を見れば素人目にもそれが無理なのは明らか、おそらくは足腰を鍛えるためのそれだったのでしょう、三家にポジションを奪われないよう今季中のプロ初出場を期待しています。
そして超仲良しコンビの猪本と香月は当たり前のようにペアリング、香月も打球への入り方が上手いようには見えませんでしたが猪本はとにかく足が動かず腰高でもあり、二軍が開幕をしてもなかなか出番をもらえていないことからしても早々に黄色ランプが点灯かもしれません。

捕手陣は金澤と寺嶋、柿沼が鶴岡コーチとキャッチングの練習をしていて、ここで金澤に火が点きます。
どのあたりに投げて欲しいかを聞いて練習の意味があるのか、はさておき、鶴岡コーチのその問いに対して寺嶋の答えは「普通で」、「普通って何や、お前の普通なんて誰も知らんわ」と栃木出身の金澤の関西弁風の突っ込みに、寺嶋は両手を広げて「このあたりで」、「それがお前の普通なんか、どこが普通や」とたたみ掛ける金澤が一番にぽろぽろしていたのはここだけの話ですが、最後に笑わせてもらってキャンプ漫遊記はこれにて終了です。


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祝杯か、それともヤケ酒か

2017-03-31 01:48:18 | 千葉ロッテ

 

公式サイトで紹介がされていたのでご存じの方も多いかと思いますが、サッポロビールのマリーンズ缶がプチ復活をしました。
ビールから発泡酒へのグレードダウンではありますが、それでも発売をされたことは喜ばしいです。
さっそくに発売日に探してみたのですがこれまで黒ラベルのマリーンズ缶を取り扱っていたところでは見つからず、今日に問い合わせで教えてもらったスーパーで購入できました。
金のボディに取って付けたような、また変わり映えのしないデザインではあるものの、開幕カードの観戦にこれ以上のお供はありません。
それが祝杯となるのかヤケ酒になるかは選手たち次第、明日はさくっと帰ってパ・リーグTVの前に正座をして開幕を迎えます。


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