そろそろ一二軍の線引きを始めるためか、今日は鈴木にダフィー、田村が欠場で中村は途中出場、スタメンには大嶺翔、江村、平沢、サード高濱といった顔ぶれでした。
言うなればこの面々からすればチャレンジゲーム、アピールができれば一軍切符に指がかかる大事な試合です。
その中で一番に目立ったのは先日のミス連発で終わったかと思っていた平沢で、対アンダースローというアドバンテージはありましたが一発を含むマルチヒットで2割超え、打席数が違うので同列には比較できませんが中村の数字を抜き去るという笑うに笑えない状況でもあります。
おそらくは二軍スタート、むしろ平沢にとってはその方がよいのではと思っていましたが、心が揺れ始めました。
伊東監督の中村推しがどこまで続くのか、果てしないのであれば二軍で、風向きが変わりつつあるのでしたらレギュラー争いとまでは言わずとも一軍OJTはありかなと思います。
先発の西野は6回8安打2失点、それでも少なめの65球だったのは4併殺に助けられたからですが先日に続いてカーブをどう使っていくか、のテーマを実践できたようです。
長いイニングを投げるともなれば140キロ台後半のストレートをビシバシというわけにはいきませんから緩急でいかに速く見せるか、高野のそれを見れば渋いスピードガンだったのでしょうが130キロのストレートはさすがに大丈夫かと心配にはなるものの、今日のところは手応えがあったのではないかと思います。
あとは相変わらずに暴れ気味のフォークを修正できるかどうか、スライダーの精度も今ひとつなだけに伝家の宝刀の復活は必須でしょう。
またここのところの締めがずっと高野なのが興味深く、さすがに守護神に大抜擢とまではいかずとも南の不振をカバーする存在としてクローズアップされるかもしれません。
熱く冷静に、ファン受けがよく活躍ができれば人気も高まるでしょうから、成り上がりを期待したいです。
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◆3月15日(水) ヤクルト−千葉ロッテ3回戦(ロッテ2勝1分、13時、神宮、6,212人)
▽本塁打 平沢1号(山中)
▽バッテリー
千葉ロッテ 西野、田中靖、藤岡、高野—江村、吉田
ヤクルト 山中、石山、ギルメット、ルーキ—中村、西田