オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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期待と不安と

2017-03-10 01:04:06 | 千葉ロッテ

期待と不安の入り交じった試合でした。
唐川は2回をノーヒットで零封、ここのところは先発、第二先発とも開幕に向けて長いイニングを投げていただけに、また陳冠宇がWBCで中指を痛めての緊急降板の報に接していたことで唐川にもアクシデントがあったのかと心配をしたのですが、報道によれば疲労を残さないような調整とのことです。
26球しか投げていませんので可もなく不可もなし、本人が気持ちよさそうに投げていたのが材料と言えば材料です。
その唐川が早めに引き上げたことで中継ぎ陣は1イニングずつで7人、許したヒットは1本だけですから落合コーチは喜んでいるでしょう。
ただ不安は南で、唐川や最後を締めた高野のそれを見れば甲子園のスピードガンがかなり渋かったとしても120キロ台にはビックリ、昨年の今を考えればストレートに力がなく、だからこそファールで粘られて攻めきれないわけで、先頭から二人を歩かせての失点はここまでずっとこんな調子ですので二年目のジンクスが現実のものとなりつつあります。
ストレートで押せることで気持ちに余裕が出たからこその昨年だっただけに、前のめりのフォームと、ボールがどうこうよりも南の気持ちが彷徨ってしまうことへの不安が高まります。
その南の足踏みを誰がカバーできるのか、期待をしている高野の力押しには胸が高鳴るものの抜け球が多すぎますし、多士済々のようで実際はどうなのか、まだ分かりません。
打線は打てないのは仕方がないとしても1点ビハインドの七回の無死一二塁で七番にバントをさせないベンチ、そのサインが出ない高濱の二重奏がとにかく不満、公式戦に入ってからもこういう野球をするつもりであればそれはそれでよいですが、守備もそう、スタメンの顔ぶれもそう、開幕の準備は大丈夫か、と突っ込んでおきます。


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◆3月9日(木) 阪神−千葉ロッテ2回戦(阪神1勝1分、13時、甲子園、7,448人)

▽バッテリー
千葉ロッテ 唐川、田中靖、松永、南、藤岡、宮崎、東條、高野—田村、吉田
阪神 青柳、松田、桑原、ドリス、マテオ—梅野、小宮山

コメント (6)

天主信長

2017-03-10 00:13:48 | 読書録

天主信長(表)

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天主信長(裏)

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一二でも上下でもなく表裏、そんな天主信長です。
表は竹中半兵衛の、裏は黒田官兵衛の構成になっていますがテーマは同じ、天下布武を目前とした織田信長が本能寺の変で潰えるところまでが描かれています。
ある意味でその本能寺の変の「真説」を唱えているようでもあり、しかし二条御所の襲撃を手違いで済ませるなど、作者がどこまで本気かは分かりません。

主眼であろう「真説」はなかなかに意表を突いていて、天守と天主の意味するもの、また半兵衛の求むるところ、官兵衛の求むるところの違い、その求むるための単なる道具として描かれている羽柴秀吉など面白くもありましたが、しかし表裏にする必要があるとも思えなかったのが正直なところです。
秀吉の両兵衛の視点から信長を描いてはいるものの、それで筋立てが大きく変わっているわけではありません。
表の最終盤は半兵衛死後で官兵衛の視点になっていますから裏が手抜きとすら思えるぐらいに同じ記述になっている箇所が多々あり、そこは完全に流し読みでした。
つまりは肝心のオチの描写が表裏ともほぼ同じなわけで、両方を読む価値がありません。
表を読んでいたからこその裏、といったところもなく、同時発刊だったらしいので「両兵衛のどちらかお好きな方を」が正しい向き合い方だと思います。


2017年3月8日 読破 ★★★☆☆(3点)


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