オリオン村(跡地)

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地元の星の唐川をロッテが獲得!

2007-10-04 00:38:38 | 千葉ロッテ

小さい頃から憧れていた球団。

今日の高校生ドラフトでロッテが交渉権を獲得した、BIG3の1人である唐川侑己のありがたい言葉です。
ドラフト候補に挨拶に行くことすら嫌がられたと言われるほど不人気球団として有名だったロッテが、その年の目玉選手にこんなに温かい言葉を頂戴できるとは・・・感激です。
千葉に移転してから16年、地道に地元に根付く努力をしてきたことが実った一言だと思います。
同様にロッテを希望して入団してくれた浅間とともに、地元の星として頑張って欲しいと思います。

昨日も書きましたが、今年の高校生ドラフトは唐川を獲得できたことで100点だと思います。
さらに屈指の左腕である植松優友を3巡目で、九州№1右腕と言われる阿部和成を4巡目で獲得できたので合格のドラフトであったと思います。
昨年の大嶺や黒滝とともに、次代の黄金投手陣の一員になるべく切磋琢磨してくれることを願います。

とは言え、全て投手を指名したことに疑問がないわけではありません。
黒木を含む4名の戦力外通告で現有戦力は63名、今後さらなる戦力外通告があるにせよ大学・社会人ドラフトを11月に控えることを考えると3名の指名は妥当だと思います。
しかし今季は67名の陣容のうち投手が35名と半分以上を占めるという異常事態で、定岡が外野を守るなどの野手不足を考えれば投手だけの指名でよかったのかと不安になります。
投手は多い程良いとはよく聞く言葉ですが、モノには限度があり、限られた実戦に登板できる投手が少ないことが成長の阻害に繋がりやしないかと心配になります。
四国ILリーグへの資本参加や選手派遣を検討していることは、現在のいびつな陣容とは無縁でないと思います。

他球団の指名で気になったこと、それはやはり地元千葉の逸材の行方です。
ソフトバンクはどうしても翔くんが欲しかったのか、あるいはロッテへの面当てを何が何でもやりたかったのか、岩崎翔(市船橋)を外れ1巡目で指名しました。
また岩崎と同僚の山崎正貴はオリックスの4巡目、この同一リーグで競い合う3人の今後が非常に楽しみです。
上位指名も噂された坂本大空也(市柏)は横浜の5巡目、丸佳浩(千葉経大付)は広島が3巡目で指名しましたが同僚の大島寛之や大前勇人(拓大紅陵)は指名漏れするなど、このクラスの外野手の評価は意外と低かったようです。
同様に前評判の高かった斉藤彰吾(春日部共栄)は他球団が西武を哀れんで譲ったわけでもないでしょうが、予想外の7巡目指名でした。

次は11月19日の大学・社会人ドラフト、若い選手に目がない私としては楽しみな日々が続きます。
唐川と同じく地元出身の目玉である大場翔太(東洋大)に特攻するのか、小林雅の後継として田沢純一(新日本石油ENEOS)の獲得を目指すのか、夢はいろいろと膨らみます。
本人が希望するかどうかにもよりますが今日のドラフトで指名漏れした大島や大前の育成ドラフトでの獲得も期待したいですし、同様に郭恆孝(福岡一)や下地孝幸(宮古)や小杉直人(報徳学園)にも触手を伸ばしてくれれば嬉しい限りです。


【ドラフト指名選手の横顔】
1巡目 唐川侑己 投手 右 成田    181センチ・76キロ
高校生№1投手との呼び声高い、完成されたフォームにMAX148キロのストレートと緻密なコントロールを合わせ持つ右腕

3巡目 植松優友 投手 左 金光大阪 183センチ・89キロ
中田翔を13打数ノーヒットに抑え込んだ、ややサイドハンドに近い本格派左腕


4巡目 阿部和成 投手 右 大牟田   182センチ・71キロ
MAX143キロの九州№1右腕、野手としての評価も高い

 

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5 コメント

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Unknown (スポーツ瓦版)
2007-10-04 09:50:49
TB有り難う御座いました。
唐川で満足ですが投手ばかりで千葉の野手を欲しかったですね。
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Unknown (しろー)
2007-10-04 14:34:14
本当に、こういう大物選手には避けられてきたロッテ球団ですが、唐川のマリーンズを希望してくれる言葉はファンとして本当に嬉しかったです。

小池などの恐怖症で、くじを引いても断固拒否されたり、逸材から避けるようなドラフトからようやく堂々と指名できるようになったかと思うと、本当に嬉しいですね。
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お返事 (オリオン)
2007-10-04 20:57:52
>スポーツ瓦版さん
大前と大島、ロッテなら育成でもOK!と思ってくれると嬉しいですね。

>しろーさん
唐川様のお言葉、ロッテファンは涙していると思います(笑)

小池は拒否の記者会見を醍醐スカウトを同席させてやらかすなどの暴挙をしましたが、あれはあれでロッテのためには良かったと思います。
あれが球団が本腰を入れて千葉移転、球団改革に着手する一里塚でした。
ピンクユニフォームを導入してファンサービスに積極的に資金を投入したのも、小池の強烈な拒否がきっかけだったと思います。

こうなったら大学・社会人は巨人と相思相愛とも言われる八千代松陰出身の大場(東洋大)に特攻しますか!
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Unknown (青野きばれ~)
2007-10-06 05:17:55
おはようございます。へんな時間にすみません。

唐川君、待ってました。ありがとう。非常にうれしいです。

しかしほんと、感慨深いです。
亜細亜大学の講堂か大教室かで、ロッテの交渉権が確定した時の小池の顔は忘れられないですよね。

話がずれますが、中学生の頃、鴨池球場のブルペンで観たドラフト1位の井辺の球が、物凄く速かったという記憶がよみがえりました。
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お返事 (オリオン)
2007-10-07 00:08:45
小池本人の渋顔もそうですが、集まった学生たちの「え~っ」という声、大きなお世話だと思いましたね。
拒否が決まった後、当時の主力だった愛甲が「自分の後輩だったら殴ってやるところだ」と怒っていましたが、彼もドラフトで指名された時に渋顔を作っていました(笑)
覚えるている人も少ないでしょうが、当時の2軍の主力打者だった川島が「あれを見ていじめてやろうと思った」と言っていました。

私は小坂がルーキーだった年の鹿児島キャンプで、建物の奥に行く小坂にサインをお願いしたら、わざわざ戻ってきてサインをしてくれて、なぜか小坂が私に何度も頭を下げていたのが強く記憶に残っています。
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