3勝1敗を最低ラインで臨んだ日本ハム4連戦、終わってみれば1勝3敗の最悪に近いものとなりました。
これでゲーム差が4、残り20試合を切った中で相当苦しくなってきました。
小野はさほど悪かったとは思いませんが、やはり本来の彼とはほど遠い内容であったことは間違いありません。
シュートを武器とすることが有名な小野ですが、最近はカットボールの方が主力になりつつあり、そのカットボールの制御がままならなかったのが今日のピッチングの全てでしょう。
それでも吉井やここ数試合の清水ほど打たれたわけでもなく、しかし早々に見切りをつけられたことは小野にとってかなり深刻な状況だと言わざるをえません。
要は清水とともにベンチの信頼を完全に失ってしまったということで、もし先発ローテーションを虎視眈々と狙う予備軍がいれば間違いなくローテーションから外される立場に陥っているでしょう。
幸か不幸か、チームにとっては間違いなく不幸なのですが、その予備軍が壊滅しているのが今年のロッテだからこそ先発で起用され続けているわけで、現状に甘んずれば悲劇が待っていることは間違いないと思います。
打線が打てなさすぎ。
清水や小野が一気に炎上したり、小林雅が堤防決壊を見せてくれたりはしましたが、この4連戦を負け越した最大の理由は貧打続きの打線だったと思います。
福浦のスランプが長いのも影響したでしょうが、ただ打っているだけにしか見えなかったのは私の思い込みでしょうか。
狙い球を絞るなり、足で揺さぶるなり、打てない時には打てない時の戦略というものがあると思うのですが、それが最近のロッテ打線には感じられません。
バントをしないことに関して無策と何度も批判してきましたが、そもそも今のベンチには戦略というもの自体が存在しないのかもしれません。
・・・とまで思えるほど、何も考えていないようしか見えませんでした。
バレンタイン監督はもちろんのこと、西村ヘッド、高沢打撃、井上投手の首脳3コーチの責任は重いと考えます。
監督を裸の王様にしてしまったフロントの失態も同様です。
そんな中でもオーティズのプレーは光りました。
守備が不安で打撃面で結果を出しながらオリックスを解雇されたわけですから、彼の獲得が決まった時に懸念したのはやはり守備で使えるかどうかでした。
ところが使えるかどうかどころか、たまに凡ミスはやるものの、その強い手首を活かしたダイナミックな守備に何度も助けられています。
今日の失点を防いだゴロの処理も見事で、契約で揉めて退団させるなどしては絶対にいけない選手になったと思います。
ズレータとともに来年はフルに活躍してくれることを期待させてくれる、そんなオーティズです。
別に来年のことを考えているからと言って、今年を諦めたわけではありません。
直接対決がまだ残っていますし、充分射程距離だと思います。
両輪は心配の必要はありませんが、他の4人が不安定と言いますか不安だらけの先発陣をどう立て直すのか、そこに逆転できるかどうかの鍵があると思います。
10連戦で頭数が足りないこともありますが、いっそのこと中5日で回して頭で考える暇を与えないというのも手ではないかと考えます。
中6日で回すことに固執して吉井や小宮山を起用するより、その方が結果が出るのではないかと独り合点しています。
何にせよ、CSシリーズのチケット申し込みの締め切り前にチケットが無意味になったりしないように、しっかりと離されないように頑張ってください。
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