オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

小野が沈没で自力優勝が消滅

2007-09-13 23:09:32 | 千葉ロッテ

3勝1敗を最低ラインで臨んだ日本ハム4連戦、終わってみれば1勝3敗の最悪に近いものとなりました。
これでゲーム差が4、残り20試合を切った中で相当苦しくなってきました。

小野はさほど悪かったとは思いませんが、やはり本来の彼とはほど遠い内容であったことは間違いありません。
シュートを武器とすることが有名な小野ですが、最近はカットボールの方が主力になりつつあり、そのカットボールの制御がままならなかったのが今日のピッチングの全てでしょう。
それでも吉井やここ数試合の清水ほど打たれたわけでもなく、しかし早々に見切りをつけられたことは小野にとってかなり深刻な状況だと言わざるをえません。
要は清水とともにベンチの信頼を完全に失ってしまったということで、もし先発ローテーションを虎視眈々と狙う予備軍がいれば間違いなくローテーションから外される立場に陥っているでしょう。
幸か不幸か、チームにとっては間違いなく不幸なのですが、その予備軍が壊滅しているのが今年のロッテだからこそ先発で起用され続けているわけで、現状に甘んずれば悲劇が待っていることは間違いないと思います。

打線が打てなさすぎ。

清水や小野が一気に炎上したり、小林雅が堤防決壊を見せてくれたりはしましたが、この4連戦を負け越した最大の理由は貧打続きの打線だったと思います。
福浦のスランプが長いのも影響したでしょうが、ただ打っているだけにしか見えなかったのは私の思い込みでしょうか。
狙い球を絞るなり、足で揺さぶるなり、打てない時には打てない時の戦略というものがあると思うのですが、それが最近のロッテ打線には感じられません。
バントをしないことに関して無策と何度も批判してきましたが、そもそも今のベンチには戦略というもの自体が存在しないのかもしれません。
・・・とまで思えるほど、何も考えていないようしか見えませんでした。
バレンタイン監督はもちろんのこと、西村ヘッド、高沢打撃、井上投手の首脳3コーチの責任は重いと考えます。
監督を裸の王様にしてしまったフロントの失態も同様です。

そんな中でもオーティズのプレーは光りました。
守備が不安で打撃面で結果を出しながらオリックスを解雇されたわけですから、彼の獲得が決まった時に懸念したのはやはり守備で使えるかどうかでした。
ところが使えるかどうかどころか、たまに凡ミスはやるものの、その強い手首を活かしたダイナミックな守備に何度も助けられています。
今日の失点を防いだゴロの処理も見事で、契約で揉めて退団させるなどしては絶対にいけない選手になったと思います。
ズレータとともに来年はフルに活躍してくれることを期待させてくれる、そんなオーティズです。

別に来年のことを考えているからと言って、今年を諦めたわけではありません。
直接対決がまだ残っていますし、充分射程距離だと思います。
両輪は心配の必要はありませんが、他の4人が不安定と言いますか不安だらけの先発陣をどう立て直すのか、そこに逆転できるかどうかの鍵があると思います。
10連戦で頭数が足りないこともありますが、いっそのこと中5日で回して頭で考える暇を与えないというのも手ではないかと考えます。
中6日で回すことに固執して吉井や小宮山を起用するより、その方が結果が出るのではないかと独り合点しています。
何にせよ、CSシリーズのチケット申し込みの締め切り前にチケットが無意味になったりしないように、しっかりと離されないように頑張ってください。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本ハム 0 0 4 0 0 0 0 0 0 4 8 0
千葉ロッテ 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 3 0


◆9月13日(木) 千葉ロッテ-日本ハム22回戦(10勝10敗2分、18時15分、千葉、18,236人)
▽勝 金森 8試合2勝
▽S マイケル中村 50試合1勝1敗32S
▽敗 小野 19試合5勝9敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 小野、小宮山、川崎、荻野―里崎
日本ハム グリン、金森、江尻、武田久、MICHEAL―高橋、中嶋

 

コメント (8)

今ごろ辞任、逃げ出した安倍

2007-09-13 01:29:40 | 独り言

突然、安倍首相が辞任を表明しました。
参議院選挙の大敗の時に辞任せずに居座ったのに、このタイミングでの辞意表明は赤城元農相と同じぐらい空気が読めないっぷりを発揮してくれました。
所信表明演説をするだけして代表質問の前に遁走、無責任ですし格好が悪いにも程があります。
これで党内の発言力も地に墜ちたでしょうし、下手をすると政治生命自体が危ういかもしれません。

元々、派閥の領袖であった森元首相も安倍の首相就任は時期尚早と反対していましたが、この能力の無さと言いますか肝っ玉の小ささを熟知した上での発言だったのでしょう。
それが「選挙の顔」としておばちゃん連中受けするリーダーとしての小泉路線を踏襲すべく担ぎ出され、小泉の様に順調にいくと勘違いしたのが間違いの元でした。
「人生いろいろ」みたいな厚顔無恥さがなければ中身空っぽの小泉改革を継げるわけもなく、いや継ぐつもりもなかったのかもしれません。
さりげなく小泉路線を否定するかのような動きも見せていましたし、そういう意味では評価してあげてもいい政治家なのかなという思いもあります。

ただ、それにしてもお坊っちゃま過ぎました。
お友達内閣と揶揄された人選もあってか、政治とカネの疑惑が出た閣僚をろくに事実関係も確認せずに擁護した姿勢、これは人間的には評価できても政治家としては落第でした。
そもそも小泉内閣がなぜスキャンダルで破綻することがなかったのかを身近に居ながら理解していなかったとしか思えず、やはり能力不足であったのでしょう。
普通に考えればできるはずもない年金の名寄せ作業を軽く期日を切って約束して見せたり、一言で言えば「言葉が軽い」というのが最も彼を言い表していると思います。

また、組閣して間もない辞職というのも影響が大きいと思います。
いくらお飾りの大臣が多いとは言っても、こうも短期間に組織のトップが変わると各省庁も大変でしょう。
それなりの混乱もあるでしょうし、そういったところにも気配りできないのがお坊っちゃまのお坊っちゃまたる所以なのでしょう。

後継者が誰になるか、今日のニュースでは麻生幹事長が有力との報道が目立ちましたが、そもそも彼は前内閣の時から安倍首相と表裏一体みたいなところがありましたので、なんだかなぁというのが率直な感想です。
ただ本人としては小派閥の主でこのチャンスを逃せば二度とトップに登り詰めることはできないでしょうから、なりふり構わず突進することが想像されます。
漫画おたくなど不思議な魅力をまき散らして「選挙の顔」としては適任だと支持を得る可能性も否定できませんが、また失言癖もあるだけに諸刃の剣とも言えます。
何よりこの期に及んで密室談合で選ぶという最悪の方法を取るのか、注目です。

小泉再登板だけは勘弁。

本人は否定したそうですが、何だかんだ言っても人気のあることは間違いありませんから、野党が一番警戒しているのはこの選択肢でしょうね。
森元首相を退陣に追い込んだことが、結果的に今の衆議院の自民党圧勝を導いたわけですから。

 

コメント (3)