常勝西武も目的を失ったらこんなもの、そんな感じの2連戦でした。
西武らしからぬミス、線にならずに繋がりに欠ける打線、諦めの早さ、弱いチームの典型的なプレーが目立ちました。
そんなチームを相手に星を取りこぼすことなく連勝したこと、それは確実なプレーができているということで、週末の楽天戦に向けて大きな収穫です。
小野は粘り強い投球をした、と評価するには打たれすぎました。
淡泊な西武打線に救われただけで、調子のいい他球団でしたら大炎上してもおかしくない内容でした。
ただ低めを意識した投球は見て取れましたし、内外角を使う揺さぶりができていたことが結果的に1失点で済んだわけで、そういう意味では復調傾向にあると言っていいでしょう。
次、次、と言いながら既に9月、ポストシーズンに向けて次こそ小野らしい投球を見てみたいものです。
そんな小野らしい投球には不可欠である堅実な内野守備、打たせて取るタイプの小野としては生命線でもありますが、TSUYOSHIが拙い守備を2つもやらかしました。
グラウンドコンディションが悪い、雨でボールが滑る、ということもあるでしょうが、初回の内野安打は入る位置を間違えたものでしょうし、失点に繋がった7回の内野安打も握り直さなければアウトのタイミングでした。
手を抜いているわけでもないでしょうが、その他のショートゴロでの送球も山なりのものが多かったので何処か痛めているのかもしれません。
福浦が久しぶりにスタメンに復帰しました。
そんな福浦を意識したのか西口は四球を2つ、結局抑えられた2打席も球数を稼ぐことができました。
これこそ福浦の財産で、例え調子が悪くても相手投手は警戒して必要以上に神経を使うことになります。
私が怪我さえなければ福浦は使うべきだと思うのは、こういった形でもチームに貢献できる男だからです。
腰痛との話しもありますが、体調さえ万全なら不動の3番の福浦でお願いしたいところです。
前回もそうですが、西口はスタミナに問題があるのでしょうか。
今日も前回同様に中盤までは点を取れる雰囲気すらなく、ところが終盤に一気に畳みかけて逆転しました。
そういう意味ではロッテらしからぬ勝負強さを見れたのはラッキーで、大松・オーティズと西口と相性のいい打者との巡り合わせも影響したと思います。
立ち上がりに不安のある西口にもらった序盤のチャンスを潰して、尻上がりに調子を上げられて抑えられてしまうのがかつてのパターンだっただけに、隔世の感を禁じえません。
CSシリーズへのマジックも20を切り、さすがにAクラス入りは確定でしょう。
球団も既にCSシリーズのチケット販売を発表しましたし、ここは一気に1位通過を狙うしかありません。
小野も言っていましたが週末の楽天戦が重要で、勝ち越しは必須です。
台風がくるようなので、7連戦ということを考えると初戦は雨天中止というのもいいかもしれません。
そして日本ハム4連戦は最低3勝1敗で首位に躍り出る、狸の皮算用が全開です!
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