オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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成瀬も凄いが竹原も凄い

2007-09-27 23:24:02 | 千葉ロッテ

CS進出も決まった後の地元開催がかかったソフトバンクとの2連戦、初戦を成瀬がきっちりとものにしました。
おそらくはCSの第1ステージでぶつかる相手に快勝したことは、いろいろな意味で価値があったと思います。

それにしても成瀬は凄すぎます。
これで10連勝、左腕では小野正一以来とのことで、これで荒巻淳と並んでロッテ左腕の伝説となりました。
16勝というのも1985年の村田兆治の17勝5敗から22年ぶりの快挙です。
前回11安打された同じ相手に5安打で二塁も踏ませぬ快投、何かが憑いているとしか思えないぐらいのピッチングでした。
前日に防御率争いをしているダルビッシュに僅か0.01差まで迫られて「プレッシャーをかけることができた」と言われた中で、また負ければ地元でのCS開催がほぼなくなるといった状況の中で、これらの重圧をものともせずに完封してしまうとは恐れ入ります。
被安打の少なさ、走者を出しても併殺で切り抜ける投球術、目指している「負けないピッチング」が完成の域に近づいている感じがします。

こんな素晴らしい投手がCSに登板することなく、チームが敗退するなんて考えられないでしょ?

やはり成瀬は絶対に第2戦までに起用するべきだと思います。

そんな成瀬よりも試合の流れを作ったのは、竹原の2打席連続アーチです。
相性もここまでくれば神懸かり的な感さえあり、オープン戦を入れたら和田から5本目、和田から見たら公式戦での15被弾のうち4本が竹原という天敵ぶりです。
確率がまだ低いものの、あの広い球場での2打席連続は誰以来?ぐらいのビッグニュースだと思います。
特に右へのアーチは彼の成長の証であり、この打撃を心がけていけば自然と打率も上がってくるでしょう。
和田、杉内、武田勝と打ち崩していかなければならない左腕に対して、大きな武器が自信をつけたと思われ、今日の1番の収穫だったと思います。

これで明日の小野が踏ん張れば、一気に地元開催が見えてきます。
それはそれで私のCSローテーション構想が苦しくなってくるので複雑な心境ではありますが、やるならとことんポリシーを突き詰めるのもよいと思います。
小野自身からしてもポストシーズンで先発の座を与えられるかどうかの瀬戸際にいる認識はあるでしょうから、明日ダメなら中継ぎ降格の覚悟をもって投げてくれると思います。
千葉マリンでの日本ハムの胴上げを阻止するためにも、勝って勢いをつけて週末の直接対決に臨みたいところです。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 1 0 0 5 0 0 0 0 0 6 9 0
ソフトバンク 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 1


◆9月27日(木) ソフトバンク-千葉ロッテ22回戦(10勝10敗2分、18時1分、ヤフードーム、31,143人)
▽勝 成瀬 23試合16勝1敗
▽敗 和田 26試合12勝10敗
▽本塁打 竹原7号(和田)、8号(和田)

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬―里崎
ソフトバンク 和田、竹岡、ニコースキー、藤岡―田上

 

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CS進出決定!

2007-09-27 02:03:01 | 千葉ロッテ

今日のタイトルを見て「あれ?」と思った方、あなたは鋭いです。
私は今までとんでもない間違いをしていました。

CSシリーズって、Sが被っているじゃん。

クライマックスシリーズは「Climax Series」ですから、CSシリーズという略し方はおかしいです。
なぜこんな間違いをしたのかさっぱりわからず、割と据わりがいいので違和感がありませんでした。
過去の間違いを直そうとも思いましたが、膨大ですし私の影響か同様の表現のコメントまでいただいているので、そのまま放置することにしました。
とは言え今後も使い続けるのも何ですし、かと言ってカタカナも長いので、CSに統一することにしました。

今日は24時前まで仕事をしていたので、試合の経過は携帯メールのみで追っていました。
よって今日もスコアテーブルからの情報のみで映像は見ていませんので、あまり突っ込んだ書き込みはやめておきます。

今日の粘りは凄かったようですね。
流れ的には負けゲーム、懸念したように涌井からヒットはでるものの決定打がなかなか出ないうちに逆転されましたので、まさか再逆転するとは思いませんでした。
ただ勝っただけではなく、不振を囲っていた福浦が同点タイムリーで今江が決勝タイムリーというのが非常に意味があった考えます。
ズレータもホームランがコンスタントにでるようになってきましたし、Aクラス確定&CS進出決定でムードは良くなってきたと思います。

今日の勝ち試合でも、ネガティブ&辛口の私としては突っ込みどころがあります。
まずは小林宏がここ数試合の制球難、とまでは言わなくとも持ち味の精密なコントロールを活かした投球ができていないことが気になります。
試合中に修正してなんとか試合らしくするところはさすがですが、どうにも落ちるボールが言うことを聞かないようです。
勝ち星から遠ざかって久しいのでCS前に1勝はさせたかったのですが、そんなことよりも投球内容の立て直しの方が急務かもしれません。

先発陣は優遇、中継ぎ陣は酷使。

今日も川崎をロングリリーフさせて、最後の最後で藪田を投入しました。
どう考えても頭から藪田の展開だったと思うのですが、川崎の信頼感の方が高いのでしょう。
それなら最後まで川崎でいくべきで、中途半端です。
バレンタイン監督は先発陣は中6日を堅持して優遇しているのに、こと中継ぎ陣に関しては川崎だけでなく荻野や小宮山など調子のいい投手を酷使する傾向にあります。
勝ち試合での連投ならまだしも、負け試合に使ってみたり、どうにも理解しがたいです。
夏場の荻野の酷使っぷりも腹立たしかったですが、最近の川崎の酷使も目に余ります。

CS進出が決まったからには次なる狙いはソフトバンクとの2位争い、明日からの2連戦が最後の山場でしょう。
残り試合から考えると1勝1敗のタイでも苦しく、2連勝が必須と考えます。
もちろんタイでも挑戦権はまだ手元に残りますが、可能性は極めて低くなります。
2連敗したら完全に終わり、その場合はCSに向けたローテーション再編を第一に考えて欲しいと思います。



1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
千葉ロッテ 0 3 0 0 0 0 0 0 1 2 6 14 0
西武 2 0 0 1 0 1 0 0 0 0 4 7 1

◆9月26日(水) 西武-千葉ロッテ23回戦(ロッテ13勝9敗1分、18時、グッドウィルドーム、13,260人)
▽勝 川崎 46試合3勝2敗
▽S 薮田 55試合3勝6敗3S
▽敗 山岸 17試合3勝3敗1S
▽本塁打 ズレータ15号(涌井)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小林宏、荻野、川崎、薮田―里崎、橋本
西武 涌井、三井、グラマン、山岸―銀仁朗、細川

 

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