オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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投打がかみ合い3連勝

2007-09-08 20:38:49 | 千葉ロッテ

こういった思い通りの試合ほど見ていて楽しいものはありません。
期待通りに一場が炎上、ベストオーダーの打線は先発全員安打で2桁得点、課題を乗り切った久保が完投勝利、左うちわのゲームでした。

やはり大松のバッティングが素晴らしかったのが1番です。
センター中心の広角打法で、内角は引っ張って長打、外角は巧く流してタイムリーと、大松が理想としている打撃ができていたと思います。
特に3安打目の福浦ばりの流し打ちは、大松の成長を見事に表していると言っていいでしょう。
長打がありながら巧打も見せる、これほど投手にとってイヤな打者はいないはずで、そんな打者はロッテには日本人では大松ぐらいしか期待は持てません。
昨年は一気に爆発して8本塁打を記録しましたが、長い期間に渡ってマークした今年の5本塁打の方が価値があると思います。
打率も3割近くまできましたし、左腕からのヒットも目立ってきましたので、このままレギュラーでお願いしたいところです。

久保も立ち上がりのピンチを凌ぎ、失点したイニングも後を引かずに、見事な完投勝利でした。
味方打線の援護があったこともありますが、本来の打たせて取る投球ができていましたし、崩れる時によく見られる無駄な四球もなかったことが大きかったと思います。
先頭打者をきっちりと抑えたことも自らの投球を助け、早打ちしてくれた楽天打線を軽く手玉にとっていたのは相性の良さだけではないでしょう。
失点も大松の、と言うよりはTSUYOSHIの深追いによるアンラッキーなもので、打った瞬間にリックが悔しがった姿を見れば今日は完封勝利と言ってもよいと思います。
これで昨年を上回る8勝目、暫く結果が出なかった久保が強い楽天相手に好投したことは終盤戦に向けて大きな収穫です。

試合の流れ的には2点差に追い上げられた後の大松のホームランが大きかったですが、それよりも4回表のTSUYOSHIのタイムリーの方が効果的であったと思います。
先発をKOした後の中継ぎに抑えられてしまい終盤に苦しむといった試合が多かっただけに、2番手の永井から得点した4点目がこの試合の流れを決めたと言っても過言ではないでしょう。

日本ハムで田中幸の引退とヒルマン監督の退団が決まったことが、今後のペナントレースにどう影響してくるかが注目されます。
一致団結してくるのか、あるいは気持ちがバラバラになって失速するのか、このタイミングで発表したことを考えれば球団が前者を期待していることは明白ですが、他球団のファンから見るとタイミングが悪いように思えます。
田中幸だけですと一昨年の初芝の時のように「幸雄さんと一緒に」との思いも働くでしょうが、同時に監督の退団まで決まると先行きの不安が残ると思われます。
球団主導の発表ではなくリーク的に明らかになることを恐れた、そんな感じすらありますので、後者に流れるような気が、と言うか期待してしまうのが本音です。
もし期待通りですと、ロッテの選手が口を揃えるように「ライバルはソフトバンク」になります。
1点差ゲームを凌いだ後に大勝したロッテ、見事な逆転勝ちを続けた後に投手が奮起したソフトバンク、甲乙つけがたい両チームだけに、いかにBクラスのチームに取りこぼしをしないかが重要になります。

そのためには絶対に明日の試合は落とすことができません。
一場と同様に朝井もそろそろロッテ戦での炎上が見られるのではないか、渡辺俊の浮上がそろそろあってもよいのではないか、と期待ばかりしてしまいますが、その期待を実現するためには今日のオーダーを崩さないことが大事だと考えます。
勢いをそがないためにも、バレンタイン監督には是非ともお願いしたいところです。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 1 0 2 1 2 0 2 1 0 10 19 0
楽天 0 0 0 2 0 0 0 0 0 2 8 1

◆9月8日(土) 楽天-千葉ロッテ19回戦(ロッテ11勝8敗、14時、フルスタ宮城、17,727人)
▽勝 久保 16試合8勝6敗
▽敗 一場 9試合3勝2敗
▽本塁打 大松5号(永井)

▽バッテリー
千葉ロッテ 久保―里崎
楽天 一場、永井、川岸、小倉、山村―嶋

 

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