柄にもなくポジティブ思想を続けてきましたが、そろそろ限界です。
なんだかチームがバラバラになっているように思えます。
久保が怒り爆発していたようです。
5回に4点を失ったところで交代、ベンチに戻る時にバレンタイン監督の方を向いてなにやら言いながら睨み付けて、奥に入る時に帽子とグラブを投げつけていました。
久保が見ていた方向にいたのはバレンタイン監督ぐらいで、監督自身は久保を見ることなく苦虫をかみつぶしたような表情でした。
打ち込まれた投手なんてあんなものでしょうし、そんな時の措置としては無視が一番なのは確かでしょうが、それであれば袴田コーチなり井上コーチなりがフォローをしていればいいのですが、そこまでは映像にはありませんでしたのでわかりません。
ただベンチに戻ってくる久保を迎えようと笑みを浮かべながら立ちあがったベニーがそのまま近寄ることができなかったぐらい、久保の怒りは大きかったようです。
確かに今日の久保は低めを丹念につく丁寧な投球で4回までは危なげないもので、5回も今江のエラーが絡んだり飛んだところが悪かっただけで、本人としては打ち込まれたという感じがしなかったと思います。
そして前の2打席を完璧に近い形で抑えていたローズのところで交代ですから、怒るのも無理はないかもしれません。
もう少し早くマウンドに行って一呼吸入れて、それでも打たれたら交代ならよかったのではないかと残念でなりません。
警戒しなければいけなかった両外国人にだめ押し打を打たれた時点で、今日の試合はほとんど終わってしまいました。
それにしても最近は先発投手が早々に代えられるケースが目立ちます。
シーズン序盤は先発投手が打ち込まれても6回か7回ぐらいまでは辛抱強く我慢して、それが功を奏して逆転勝ちというケースもあったのですが、連続して点を取られたら終わりというのが最近の傾向です。
結果が出ていない清水や小野ならまだしも、今や第3の投手である久保までそうではローテーション崩壊と言ってもいいかもしれません。
バレンタイン監督と先発投手陣の亀裂は、想像以上に深いのかもしれません。
その久保の足を引っ張った今江のプレー、軽率すぎました。
胸に当てて落としたのはともかくとして、巧くバウンドした球を拾えたのですから焦る必要は全くなかったのに送球がそれました。
今江に限らずこういった集中力の欠けたようなプレーが目立つのは、チームが浮き足立っているのが理由ではなく、やはり何かプレーに集中できないものがチーム内にあるのではないかと思えてしまいます。
ポジティブ改めネガティブ思想全開で考えると、やはり内紛でしょうか。
球場で見てもテレビで見てもベンチ内のコミュニケーションの少なさは異常とも思えるレベルにありますので、これでは期待するのがバカみたいなことになっていきそうな気もします。
そんな雰囲気を打破するための特効薬は勝利以外にありませんので、鶏が先か卵が先かになりますが、とにかく勝つしかありません。
その勝ちのためには打線の奮起も必要ですが、やはり予想したとおり鍵はその打線でした。
ヒットは出ても得点に繋がらない、これも各選手の気持ちが離れてしまっているからだというのは思いすぎなのでしょうが、そう思いたくなるほどのちぐはぐぶりです。
小宮山が今日もロングリリーフでしたから谷間の先発はなくなりました。
となると吉井にお鉢が回ってくる可能性が高くなりましたが、ここで吉井が炎上するようですと完全にチームはバラバラになると思われます。
100球に未たず降板した久保が中5日で起用されて好投、バレンタイン監督とがっちり握手なんて展開になってくれることを祈るしかありません。
そんな流れになるためにも、渡辺俊の死ぬ気の投球を期待します。
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|