電脳筆写『 心超臨界 』

人生は歎き悲しむよりも
笑いとばすほうが人には合っている
( セネカ )

年間500兆円のGDPを稼ぐのに20億㌧の資源を使う

2024-07-29 | 09-生物・生命・自然
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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(2005年6月18日投稿)
持続可能な社会への道筋を探るフォーラム「サステナブル・ジャパン2005――ライフスタイルをエコデザインしよう」(朝日新聞社主催)で、鳥越俊太郎さんがコーディネートしたパネルディスカッションが行われました。パネラーの発言のなかから、環境問題最先端の情報をひろってみることにします。音を立てて崩れゆく地球環境を前にしたら、もはや意識の中で考えているだけではダメで、ひとりひとりが具体的な行動を起こさなければなりません。

なお、養老孟司教授による基調講演はこちら


◆年間500兆円のGDPを稼ぐのに20億㌧の資源を使う

「環境問題」は生き方
( 2005.06.18 日経新聞(朝刊))

[ 東大 生産技術研究所教授 山本良一氏 ]
●日本経済は年間500兆円のGDP(国内総生産)を稼ぎ出すのに20億㌧の資源を毎年使っている。空気中に炭酸ガスを13億㌧だして、4億5千万㌧の廃棄物を出している。持続可能性の観点からは、これを維持するのは到底不可能で、投入と放出を半分にしなければならない。

●世界は膨大な環境負荷を伴いながら猛烈な経済成長をして、しかも人類という生物種だけが爆発的に発展し、ほかの主要な1千種類くらいの生物種の個体数はこの30年間に40%減ってしまった。

●さらに、この15年くらいの研究の結果、地球の気候はゆっくり変化するのではなく、激烈に変化するのが普通だということがわかった。地球全体の平均気温が3年間で5度くらい上昇してしまうとか、寒冷化や干ばつが来るということだ。

●過去1万年の地球の気候は、極めて例外的に安定していた。今年2月にロンドンで会議があり、「このまま何もしなければ、2026年には気温上昇が2度を超え、大規模気候変動が起きかねない」と言われている。

●日本では97年にグリーン購入ネットワークという団体がつくられ、現在、2800団体が加入して、日本最大のNGOになっている。世界で最大の取り組みで、どういう製品をどういう基準で購入するかをインターネットで公開している。

●問題は株式投資。米国は日本円で240兆円という巨大なお金が社会的責任投資に向かっている。ところが、日本は全部で2千億円しかない。

[ 環境コンサルタント ピーター・D・ピーターセン氏 ]
●LOHAS(Lifestyles of Health and Sustainability)を私は「健康と環境を志向するライフスタイル」と訳している。米国で始まったマーケティングコンセプトであり、同時に市民運動でもある。まず自分の健康から考えていこう。でも、地球環境問題も考えなければ、健康な暮らしはあり得ない。そういう発想のもとに、それを企業にしょうかいして、マーケティングのアドバイスをしている。

[ タレント・エッセイスト 高木美保氏 ]
●水筒と布袋は常に持っている。コンビニで袋をもらわなくて済むように、水筒はペットボトルの飲み物を買わなくて済むように。

●ただ、生活していて分かったのは、自分が気がついていないことに気がついていないということ。たとえば有機農法といっても、雨が降って川に流れていけば富栄養化を及ぼすので、大量に使ってはいけないのに、有機のものをたくさん入れて川を汚している例もある。

●それから、日本人は自分の家は大切にするが、景観などの問題になったとき、地域や社会というレベルで大事にしようと思わない。自治体や企業の問題、あるいはそこに住んでいる他人の問題になってしまう。
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