電脳筆写『 心超臨界 』

ものごとの意味するところはそれ自体にあるのではなく
そのことに対する自分の心構えにあるのだ
( サンテグジュペリ )

不都合な真実 《 国連信仰の崩壊――渡辺惣樹 》

2024-07-09 | 04-歴史・文化・社会
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◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
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ソビエトのスパイだったアルジャー・ヒスが国連創設のキーパーソンだったという事実が、国連を象徴しています。彼らは、国連を世界政府という社会主義政策の完成形のような組織にしたかった。先進国から後進国への富の移動を促すメカニズムを構築したわけで、はっきりと言えば、アメリカの富を分散させることにより国力を弱める狙いがあった。


◆国連信仰の崩壊

『戦後支配の正体1945-2020』
( 宮崎正弘&渡辺惣樹、ビジネス社 (2020/4/3)、p81 )

【宮崎】 さて国連についての話に戻しますが、日本人はフーバーのような見方は全然してないでしょう。これも考えたら不思議で、ほとんど「国連信仰」といっていいようなものが、戦後の日本にはある。

「United Nations」のNationsというのは戦勝国という意味で、敵国条項が入っているにもかかわらず、敗戦国の日本もドイツも加盟しているという非常に不思議な組織です。NYに行くごとに国連ビルを遠望してますけれど……。

【渡辺】 ソビエトのスパイだったアルジャー・ヒスが国連創設のキーパーソンだったという事実が、国連を象徴しています。

彼らは、国連を世界政府という社会主義政策の完成形のような組織にしたかった。先進国から後進国への富の移動を促すメカニズムを構築したわけで、はっきりと言えば、アメリカの富を分散させることにより国力を弱める狙いがあった。

日本では、そうしたソビエトの思惑を知らずに、あたかも国連が国家の上位にある理想的な世界政府を実現して平和を維持していると初心(うぶ)に受け取っているから信仰になってしまっているのでしょう。一種の思考停止です。

実際、国連やその関連組織に働く職員は、「意識高い系リベラル」です。雅子(まさこ)皇后が東京にある国連大学でよく勉強されていたと仄聞(そくぶん)していますが、心配です。国連大学は日本の外務省の肝いりで東京に創設された組織ですが、私にはその正体がよくわかりません。

【宮崎】 渋谷にある国連大学の前を週に一度くらいは通りますが、授業が行われている風景はありません。あそこは旧都電の車庫跡でした。

それはともかく、日本人にとって平和憲法もまたしかりで、信仰です。しかし、現実的には国連が果たしている役割は、フーバーのいうとおり、せいぜい小国間の紛争の調停くらいなものでしょう。また弊害も多い。現にドナルド・トランプ大統領のように解散してしまえという声も大きくなっています。彼は、国連が米民主党メンタリティの過激リベラル官僚に占拠されているのを知っている。彼の主張する「アメリカファースト」は言い換えれば「国連セカンド」ということですよ。

ようするに国連的世界秩序が節目を迎えているということなのです。
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