電脳筆写『 心超臨界 』

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( アナトール・フランセ )

不都合な真実 歴史編 《 やむを得なかった韓国併合――高山正之 》

2024-06-30 | 05-真相・背景・経緯
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1905年から1910年までは保護国化の構想だったのに、伊藤とスティーブンスという、2人の船頭が暗殺されてしまったために、脱亜入欧を唱えていた人たちまで、「おれたちが教育しなければならない。併合やむを得ず」の気運に変わった。つまり、韓国の独立を守ろうとした暗殺者の愚かな行動が、その後の「併合路線」を決定づけてしまった。


◆やむを得なかった韓国併合――高山正之

『韓国はどこに消えた! ?』
( 高山正之&渡邉哲也、ビジネス社 (2021/10/22)、p94 )

【高山】 ダーラム・ホワイト・スティーブンスはアメリカの駐日外交官として務め上げたあと、伊藤博文に大韓帝国問題の顧問を頼まれました。彼は伊藤博文と同じく朝鮮の植民地化に反対していた人だった。

しかし、そのスティーブンスは、朝鮮人の手によって暗殺されてしまう(1908年)。

彼がサンフランシスコに休暇で帰ったとき、日米の朝鮮半島の取り組みについて記者会見して「日本の影響力と保護が強化されることで韓国民衆は利益を得ている。日本にある程度道筋を立ててもらうのが彼らにとっても幸せだ」という発言をした。要するに、セオドア・ルーズベルトの考えと同様に、「自立能力がないと評価され、日本の指導を仰ぐべきだ」といわれた。

それで頭に血がのぼった在米朝鮮人の4人が、ホテルに押しかけスティーブンスを袋叩きにした。彼はなんとか逃げ出しけれど、翌日、サンフランシスコ港からオークランドへ行くフェリーに乗るため、乗船準備をしていたところを、別の朝鮮人2人組に襲撃されて、拳銃を撃ち込まれて殺されてしまったんです。暗殺した犯人は、新聞を読んで祖国がバカにされたと激昂(けっこう)した両班(ヤンバン)の子だった。

翌年の1909年には、伊藤博文も安重根(アン・ジュングン)にハルピン駅頭で暗殺されてしまった。

伊藤もスティーブンスも、もともと朝鮮を植民地化する気はさらさらなかった。インフラを整備して「保護国」として指導すれば、ある程度の段階で自立できるだろうと踏んでいた。ところがこの暗殺を境に、こんな度し難い連中では仕方がない、と完全に日本の指導下に置いた「併合」路線に切り替わった。

1905年から1910年までは保護国化の構想だったのに、伊藤とスティーブンスという、2人の船頭が暗殺されてしまったために、脱亜入欧を唱えていた人たちまで、「おれたちが教育しなければならない。併合やむを得ず」の気運に変わった。つまり、韓国の独立を守ろうとした暗殺者の愚かな行動が、その後の「併合路線」を決定づけてしまった。

日本のように相手のルールに乗ったうえで、地道に法改正を達成するのではなく、暗殺のような手段に訴えて一気に変えようとする。非常識で短絡的な性格は直っていない。
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