電脳筆写『 心超臨界 』

ひらめきを与えるのは解答ではなく質問である
( ウジェーヌ・イヨネスコ )

従軍慰安婦という嘘 《 教科書の「従軍慰安婦」削除を――藤岡信勝 》

2024-06-15 | 05-真相・背景・経緯
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散記事『榎本武揚建立「小樽龍宮神社」にて執り行う「土方歳三慰霊祭」と「特別御朱印」の告知』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


「従軍慰安婦」を教科書に記述することは、現行の「義務教育諸学校教科用図書検定基準」の次の規定に違反しています。「閣議決定その他の方法により示された政府の統一的な見解又は最高裁判所の判例が存在する場合には、それらに基づいた記述がされていること」。「従軍慰安婦」は強制連行・性奴隷のイメージと固く結びついて使われた言葉です。強制連行・性奴隷が否定された以上、「従軍慰安婦」を教科書に書くことは、「閣議決定」等に示された「政府の統一的見解」に反します。


◆教科書の「従軍慰安婦」削除を――藤岡信勝・教育研究社
(「正論」産経新聞 R03(2021).01.21 )

  拝啓 萩生田文科大臣殿

コロナ禍の中、わが国の文教行政に精励されていることに一国民として敬意と感謝の念を表明させていただきます。

さて、旧臘(きゅうろう)18日、新しい歴史教科書をつくる会は慰安婦の真実国民運動との連名で貴職に教科書の「従軍慰安婦」記述に関する申入書を提出いたしました(本紙12月19日付既報)。この書簡はこの件で貴職の英断をお願いすることを目的としています。

まず、事実の確認から始めます。令和元年度の教科書検定では、中学校の歴史教科書に新規参入した山川出版社の教科書に「従軍慰安婦」の用語が登場し、国民を驚かせました。

同社の『中学歴史 日本と世界』の「戦時下の国民生活」の単元には、「戦時体制下の植民地・占領地」の小見出しのもと、教科書本文に次の記述があります。

【多くの朝鮮人や中国人が日本に徴用され、鉱山や工場などで過酷な条件の下での労働を強いられた。①】

そして、①の注として次の補足説明が掲載されているのです。

【①戦地に設けられた「慰安施設」には、朝鮮・中国・フィリピンなどから女性が集められた(いわゆる従軍慰安婦)】

この教科書の本文には、中国人は徴用の対象ではあり得ないなど重要な欠陥がありますが、注記の「従軍慰安婦」の説明は、何重もの問題を含んでいます。

  間違いだらけ「従軍慰安婦」

第一に、「従軍」とは軍属を指す呼称で、「従軍看護婦」「従軍僧侶」はいましたが、「従軍慰安婦」というものは存在しません。それは戦後の1970年代につくられた造語です。

第二に、「朝鮮・中国・フィリピンなどから」とかかれていますが、肝心の日本が抜けています。日本人が最も多く、半数を占めていました。「アジア贖罪(しょくざい)史観」にとって都合はよくても、致命的誤解を与える記述です。

第三に、そもそも「慰安施設」を中学生にどのように教えるつもりですか。歴史教科書では伝統的に「発達段階から見て不適切」との理由で、この方面の記述は江戸時代の吉原についてすら書いてこなかったのです。

「従軍慰安婦」を教科書に記述することは、現行の「義務教育諸学校教科用図書検定基準」の次の規定に違反しています。

「閣議決定その他の方法により示された政府の統一的な見解又は最高裁判所の判例が存在する場合には、それらに基づいた記述がされていること」

平成10年3月16日、安倍晋三内閣は、辻元清美・衆議院議員が提出した質問主意書に対し、閣議決定された答弁書において「政府が発見した資料の中には、軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示すような記述も見当たらなかったところである」と回答しました。

また、28年1月18日、参議院予算委員会で中山恭子議員の質問に答えて安倍首相は「性奴隷あるいは20万人といった事実はない」と答えています。

「従軍慰安婦」は強制連行・性奴隷のイメージと固く結びついて使われた言葉です。強制連行・性奴隷が否定された以上、「従軍慰安婦」を教科書に書くことは、「閣議決定」等に示された「政府の統一的見解」に反します。

なお河野洋平官房長官談話は撤廃されていませんが、閣議決定はより格の高い決定で、河野談話はすでに上書きされているのです。

  「訂正申請」の勧告を

これに加えて、昨年11月13日、最高裁判所は、元朝日新聞記者・植村隆氏の上告を退け、名誉毀損(きそん)で訴えられた櫻井よしこ氏の、1・2審における勝訴判決が確定しました。これによって、「従軍慰安婦」の記述は、検定後に新たに生じた「最高裁判所の判例」にも反していることになります。

教科用図書検定規則には、「検定済みの図書の訂正」に関する次の規定があります。

「…誤った事実の記載…若しくは学習する上に支障を生ずるおそれのある記載があることを発見したときは、発行者は、文部科学大臣の承認を受け、必要な訂正を行わなければならない」

山川出版社の「従軍慰安婦」の記述は、「誤った事実の記載」に当たり、「学習する上で支障を生ずるおそれのある記載」です。

また文科大臣は、発行者に対し上の訂正申請を勧告することができます。つくる会などの申入書は「従軍慰安婦」削除の「訂正申請勧告」を文科大臣に求めたものです。ところが1月8日、文科省教科書課は当方に回答し、検定審議会の「学術的・専門的な審議の結果、検定意見は付されなかったものですので、記述の訂正を当該発行者に勧告することは考えておりません」と回答を寄越しました。

私たちは、大臣に要望したのであり、教科書課の回答は求めていません。萩生田文科大臣におかれましては、大臣自ら初心に立ち返り、大局的観点に立って、上の訂正申請勧告を提出するご決断を切にご期待申し上げる次第です。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 悪魔の思想 《 大塚久雄――勿... | トップ | 不都合な真実 歴史編 《 アメ... »
最新の画像もっと見る

05-真相・背景・経緯」カテゴリの最新記事