電脳筆写『 心超臨界 』

現存する良品はすべて創造力の産物である
( ジョン・スチュアート・ミル )

こころのチキンスープ 《 人生でいちばんいい時——ニコラス 》

2024-06-29 | 03-自己・信念・努力
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「ニコラス、人生でいちばんいい時っていつだった?」。彼は即座に答えた。「ジョー、きみの哲学的な質問に対して哲学的に答えよう」


◆人生でいちばんいい時

『こころのチキンスープ 12』
( ジャック・キャンフィールド他、ダイヤモンド社、p122 )

あと2日で6月15日。私はいよいよ30歳になる。もう30代になるのかと思うと、私は憂鬱だった。幸せだった時代は、もう終わってしまったのかもしれない。

私は毎日、スポーツジムでひと汗流してから会社に行く。そのジムで、毎朝ニコラスに会う。

ニコラスは79歳だが、鍛えた見事な体をしている。その朝、いつもどおり「おはよう」と声をかけたのだが、彼は私がふだんのように元気でないのに気づいた。

「具合でも悪いのかい?」

私は30歳代にさしかかって不安だとうちあけた。私が彼くらいの年になったら、人生をどうふりかえるのだろうか。

「ニコラス、人生でいちばんいい時っていつだった?」

彼は即座に答えた。「ジョー、きみの哲学的な質問に対して哲学的に答えよう」

「オーストラリアで何ひとつ不自由のない子ども時代を送り、両親に守られていた。あのころが人生でいちばんいい時だった。

学校にあがり、いまの自分を作った知識を学び始めた。あのころが人生でいちばんいい時だった。

社会に出て就職し、一生懸命働いてお金をもらった。あのころが人生でいちばんいい時だった。

いまの妻と出会い、恋に落ちた。あのころが人生でいちばんいい時だった。

第二次世界大戦になり、私は生き延びるため妻とオーストラリアから逃げた。北アメリカ行きの船の甲板で妻と無事を喜んだ。あの時が人生でいちばんいい時だった。

カナダに行き、二人で新しい生活を始めた。あのころが人生でいちばんいい時だった。

父親になり、子どもたちが成長するのを見守った。あのころが人生でいちばんいい時だった。

そしていま、ジョー、私は79歳だが、病気もせず、元気で、結婚したころと同じように妻を愛している。いま、この時が人生でいちばんいい時さ」
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