司法書士のオシゴト

会社にかかわる登記を中心に素朴なギモンにお答えします♪ 

決算公告

2009年04月30日 | 株主総会
今日はGWのハザマで電車が空いていましたねぇ~。
いつもこのくらいだと楽なんだけど・・・と思いながら出勤いたしました。鈍行通勤の私が言うと殴られそうですが(笑)。

こういう日は事務所も何となくのどかで、気持ちもゆったりするような気がします。家では愛猫チャラが、日当ぼっこを楽しんでいることでしょう。

で、話は変わり、またまた定時株主総会関連の話題を一つ。
総会終了後の事務手続きの一つに“決算公告”というのがありますが、皆様の会社はやってますか?
当事務所のクライアントさんは、残念ながら、大きな会社のグループ会社でもやっていないところが多いようです。

決算公告は法律上義務付けられているのですが、そもそも、「それ何?」ってこともありますね。
公告しない理由は、“お金がもったいないから”と“皆やっていないから”ということかと思います。じゃあ、「決算公告だけ電子公告にすればいいじゃん。タダだし。」と思いますが、その場合は“要旨では足りない”し、“5年間継続的に開示しなければならない”ので、イヤなのだそうです。

【決算公告】
公告の時期:定時株主総会の終結後遅滞なく
公告の方法:定款に定めた方法(定款規定のない場合は官報。)
公告する計算書類:大会社以外は貸借対照表(要旨)、大会社は貸借対照表と損益計算書
罰則:100万円以下の過料(会社法第976条)

(注)電磁的方法(HPへの掲載)によって開示しても良いです。その場合は、要旨のみでは足りず全文を掲載し、かつ5年間継続的に開示しなければなりません。また登記(貸借対照表に係る情報の提供を受けるために必要な事項の登記)も必要です。

ちなみに、公告料金ですが、官報で貸借対照表のみでしたら6万円弱、申込から掲載まで3週間くらいです。
罰則もありますので、法令を順守したい会社様はご検討ください

お薦めHP: http://www.netwave.or.jp/~kanpou-k/
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