アリスというのはご存じ三人組フォークグループで、「エンドレス・ロード」というのはその三枚目のライブアルバムで、1977年6月の発売。当時レコードで持ってたのですが、何しろ2枚組だったので隅々までちゃんと聞いたかというとそういうわけでもなかったので、大人になった今聴き直してみたいと思ってたところでした。それで昨年から導入したSpotifyで探してみたところ、しっかりありました。
これは1977年3月の録音なので、当時の最新アルバムは「アリスV」、最新シングルは「さらば青春の時」。ライブ会場は新宿厚生年金会館大ホールですが、なんと4日連続の公演だったそうです。ここで4日連続満員になるなら、武道館でも1回できそうな気がしますが…。
アリスというと「冬の稲妻」の前はまったく売れてなかったような話がネタにされることも多いですが、考えてみればこの時点でも結構な人気です。当時は全国で物凄い回数のコンサートをやってて、そのノリでこの大きなステージをやってるので、「乗ってるなぁ。楽しそう。」というのがビンビン伝わってきます。
ここではさすがに三人だけじゃなくて豪華なバンドも入ってて、リズム隊はギター矢島賢、ベース高水健司、ドラム田中清司、ピアノ羽田健太郎というすごいメンバー。矢島賢さんは「遠くで汽笛を聞きながら」をレコーディングでも弾いてるのですが、何しろ売れっ子のスタジオミュージシャンでしたから、連日スタジオに籠りっぱなしだったと思われ、ライブでこんだけ弾き倒してるのを聞けるのは珍しいかも。
中学の頃の私はこの時の矢島さんのギターを聞いて、「レコードと違う…」なんて思ってた不届き者なのですが、今聞いてみるとあのコテコテのフォーク(?)でどうやってソロを弾いてフィルを入れるかとかいうのはすごく勉強になります。チンペイさんのソロのコーナーでは、凄くジャジーなギターも弾いてるし、そこでは羽田さんのピアノも凄いのですけど。
矢島さんというとレスポールのイメージが強いのですが、この時のステージ写真は無いのでどういうギターを弾いてたかわかりません。ただ、音を聞くとストラトかテレキャスのような気がします。あまり歪んでないのに伸びやかで存在感あって、凄くいい音してます。
レコードで2枚組というと、いちいちひっくり返したり入れ替えたりしなければならないので全編通しで聞くのは結構ハードルが高かったりしたのですが、こうやってSpotifyで聞くのは楽ちん。ベーヤンが中村行延さんとやってたアコースティックデュオのコーナーは、レコードで聞いた時はよくわからなかったのですが、いまあらためて聞くと凄くいい感じだし、やっぱり歌は上手いですね。
これを聞いてたら楽しくなって、やっぱりCD買おうかなぁと思ってしまいました。ただ、Spotifyはアリスのオリジナルアルバムがほとんどあるし(もしかして全部?)、ファーストライブとかセカンドライブとかもあって、セカンドライブはレコードも持ってたけど凄く好きだったし、じっくりチェックしてどれを買うか考えようかと。
ところで、今日の画像はヤングセンスの1976年夏号のグラビアですが、アリスって「ARISU」って書くんでしたっけ???
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